神川~大泊 プッツン&佐多岬まであと少し [九州編その2]
2010年5月15日 土曜日 189日目
6時半起床。晴れ。8時出発。
出発とは言え、まずは近隣にある神川大滝を観に行く。観光案内に、幅35mの滝、と書かれていたので滝ハンターのヨッシーとしては(いつから?)見逃せんわな。
ゆるゆる坂道を20分ほど上がると、滝のある公園に到着。
さっそく滝の前で記念撮影。
こんどは遥か上空にかかっている吊橋から眺めるとしよう。
吊橋まで上がる階段のそばにも滝がある。名前は・・・・忘れた。この滝は裏側にも回れるようになっていて、夏なんかは涼しくていいだろうなあ。
階段を上がり山道を歩くと、5分で吊橋に到着。
吊橋の真ん中辺りで記念撮影。神川大滝は名前通り大きな滝だが、それでも上から見下ろすくらいに吊橋が高い。
ニュージーランドのフカ滝を思い出すなあ。水量と勢いはこの滝の8000倍くらい多いが、景観が似ておる。
橋の反対側を見ると滝茶屋があり、食事ができる。流し素麺が名物なのか、野外施設にくるくる廻るタイプの素麺流し機がずらっと並んでおる。
思ったより壮観な滝で、なかなか値打ちのある寄り道であった。
すぐに国道269を南に走る。ずっと海岸沿いの道が続くので、好調に走れる。すぐに見つけたスーパーで買い物。冷やす用の氷がレジ横に置いてあるので、ここは思い切って缶ビールも買っておく。この先佐多岬に向かうにしたがって、お店やスーパーの数はぐんぐん減って行く。さっそく冷蔵庫くんの出番じゃないか!
そしてここで米も買う。もちろん前田くんのお米券でゲット。
走りはじめると後ろの荷台にくくりつけた冷蔵庫くんの中で、ビールがキンキンに冷えて、「早く飲んで~」、と言っているような気配を感じる。
今日一日走り終えた瞬間に冷たいビールをプシューできると思うとワクワクしてペダルが軽い!
完全にニンジン効果である。
根占から大内山峠を越える。峠っちゅうても60mくらいなんで屁のカッパである。
道の駅根占で休憩後、またしても海岸沿いをすっ飛ばし、国道269の終点佐多の町に入る。時間は12時でお昼時になっておる。
Aコープ発見!弁当とコーラで昼食。最近コーラが美味い。こんな飲み物二度と飲まんやろうなあ、なんて思ってたころもあったが、走ったあとのコーラは格別な感じがする。
お昼のあと、トラブル発生。
チェーンが切れた。
このチェーンは赤い流星を新車で買ったときから付いていたオリジナルなので、おそらく4~5000キロは走っていると思う。そろそろ交換かな~?鹿児島に戻るまで持つかな~?と、思ってたら切れた。
しかし、慌てない慌てない。道具袋からチェーンカッターを取り出し、壊れた箇所を外してつなぎ直す。少し寸足らずになってしまうので、一番大きなギアは使えなくなるが、それ以外のギアを使ってまだ走れる。鹿児島に戻ったときに交換することにするべし。ソウスルベシ。
佐多からはまた峠越えになる。半島を横切って東海岸の大泊まで出て、佐多岬へはそこから南に進んだところにある。
チェーンをいたわるため、上り坂は極力押して進む。かなりの山越えを覚悟していたが、案外あっさりと峠を越える。向かいから自転車旅の若者が上がって来てすれちがう。少し立ち話したら、すでに佐多岬に行ってきたそうで、かなり登りがあるので大変ですよ、とヨッシーを心配そうに見た。
内心、「ほんとかよー。でも行くしか無いしよー」、と思いながら、口では、「このカモシカのような黄金の足で攻略するから大丈夫!」、と答えておく。
彼のアドバイスで気負っていたこともあるが、大泊にはビックリするくらいあっさり到着した。あっさりすぎて、通り過ぎようとしたくらいである。
午後3時。一日の行程としては、ええくらいの時間や。無料の大泊キャンプ場に乗り込むと、いままさに海から上がってきたばかりの男性2人と出会う。
大学の研究で、海藻を採取しにきた教授とインドネシアからの留学生であった。教授とお話しながらも、手は勝手に自動的に無意識に動いて、ヨッシー専用冷蔵庫からビールを出してプシューする。
ウマーーー!
テントを立て終わり、シャワー室に向かいながら教授にヨッシーのプロフィールをお渡しする。
シャワーはもちろん水。しかし今日の汗を流すと清々しい。人間に戻った!
テントにもどると、教授達はすでに帰られたあとだったが、ちゃんと名刺を残して置いて下さった。
オーシャンビューのテントサイトはなかなか心地よい。自転車も炊事棟に入れちゃえ。他に誰も泊まってないし。
今日は玉子を買ったのね~!冷蔵庫があるとホントに便利だわ~。ご飯にみそ汁に缶詰開けて晩ごはん。
そしてまだ明るいがテントに入ってまったりする。
あー、やっぱり足は筋肉痛。たるみずでゆっくりしたつもりだったが、まだ完全に回復してなかった模様。明日は佐多岬までの往復だけにして、もう一日ここで休養しよう。
走行 50キロ 出費 384円 (玉子、漬物、米、発泡酒)米はお米券で購入
写真いれたど~ [番外]
いやー、雨が続いてる九州南部地方でございます。
ここでヨッシーから報告があります。
過去の日記に写真を入れ込みました。
5月4日分の日記から、もう一度読み直してね。
二度楽しめるヨッシーブログでござい。
それから昨日の夢のことなんだけど、トレッキングシューズを片方落っことしたので取りに戻ったらどうしてもそれを見つけられず、同じところを右往左往する夢。
靴をあきらめて、今度は乗ってきたオートバイを探すんだけど、これも自分がどこに停めたのか分からなくなって途方に暮れる夢。
垂水~神川 目指せ佐多岬! [九州編その2]
2010年5月14日 金曜日 188日目
7時起床。晴天。シゲはまだ眠。
道の駅玄関前に自転車旅男発見。彼は昨日垂水からシゲと車で帰ってくる途中に見かけた茶髪くんだ。
話しかけていろいろ情報交換する。彼の持っていた太陽電池に注目。ヨッシーのより高性能で軽くて薄そう。新宿に会社のある輸入メーカーだそうで、エネループ(サンヨーの充電式乾電池)が一度に4本充電できる。値段は7500円程度だそうで、今のヨッシーの半自作ソーラーが壊れたら考えよう。まさに技術は日進月歩で、すぐにより性能のいいのが現れる。
彼もツイッターをやっているそうなので、名前を交換する。
自転車男と話してる間、横にいて会話に加わっていたのは誰?と思っていたら、その秋葉系男子も旅人だった。もうすぐやってくるバスに乗るらしい。
軽く1時間くらいしゃべっていたのに、テントにもどるとシゲはまだ寝ていた。9時に出発すると言っていたので無理矢理起こし、ヨッシーがきのう買っておいた半額焼豚弁当を食わせる。
9時になり、人吉に帰って行くシゲと記念の一枚。
さて、ヨッシーも旅立つ。長いこと道の駅たるみずで休ませてもらったおかげで、筋肉痛も和らぎ元気を取り戻した。これから佐多岬を目指して走るのだ。
いつもの道で垂水市内まで行き、そのまま通り越して国道220を南下する。
海岸沿いの国道は走りやすい。ぐわんぐわん進んで、鹿屋に向かう。ここには特攻隊の発信基地があったことで有名。史料館にはぜひ訪れたいと思っていた。
鹿屋は海岸沿いではなく、丘の上の台地にあるので、220は急に進路を変え、山のほうに登って行く。
1時に慰霊碑に到着。
お参りをしてから、史料館を探す。
場所がわからず、現在の自衛隊基地の横を通ったら、ヘリの離発着訓練をやっていた。カッコイイ!
史料館はヨッシーの思ったとは逆のほうにあった。
順路の2階から順番に見て行く。昔懐かしい、ヨッシーも競ってプラモデルで作った、赤城とか大和とかの戦艦模型が並んでいる。カッコイイ!
自衛隊内の史料館だからか、東郷平八郎やその他軍属の勇士たちの経歴や身の回りのものなどが展示されている。
特攻の展示はそのあとで、遺影がずらっと飾られていた。いくつか家族にあてた遺言や手紙、歌などが飾られていたが、昔の人の字と書き方なので読むのが難しい。
ゼロ戦も展示してある。
その当時撃墜王と言われた人の手記を読んだことがある。空中戦で丁々発止とやりあって撃墜したのかなあ?と思っていたが、実際はそうではなかった。いかに早く相手の機影を見つけるかが勝負の分かれ目であるそうだ。
早く見つければこっそり近寄っていきなり銃弾を浴びせ、空中戦になるまえに勝負を決めることができるというのだ。今と違ってレーダーなど無い時代だから、自分の目が命の綱である。
それで撃墜した敵機の数は、たしか10数機か20機程度だったように思う。
1階の展示ルームに下りると、現在の自衛隊コーナーになり、救難ヘリコプターの実物が置いてあった。ヘリコプターの免許を取りたかったヨッシーは、早速乗り込んでパチリ。
機体を洗うときの注意書きが機体に直接書いてあって面白かった。
史料館の感想は、ふーんって感じだった。
すぐそばのマクドに入ってブログ更新の作業に入る。沖縄以来久々のマックであるが、ネットの速度がイマイチではかどらない。タイムリミットぎりぎりの4時半まで粘る。今日はこれからまだ先まで走らんといかんからね。
ここから国道は269号線になる。思ったとおり海に向かうルートは下り一方で、予定していた神川キャンプ場まで40分くらいで走れた。
ここはシーズン以外は無料。目の前にローソンはあるし、物産館もあって買い物には困らない。海岸に面していて、夏なんかは賑わいそうだ。あずまやにテントが一つ張ってある。誰かな?と思ったら、朝会った秋葉系バス男だった。シオさんからもらったタンカンをおすそ分けしてペイフォワード。
錦江湾に沈む夕日がキレイ。
正確には錦江湾ではなくて、向かいの薩摩半島に沈んでるんだけど、昭文社のツーリングマップルには、「錦江湾に沈む・・・」と書いてある。ま、いっか。
じつは今日から新しい備品が増えました。荷物が多いのにまた増えました。それは、ソーダくんにエビをプレゼント戴いたときの発砲スチロールの箱。これをしばらく冷蔵庫として携帯するつもり。
今日はスーパーで午前中に買ったビールが、夕方でも冷え冷えで飲めたのに感動!
ビバ!
いや、ビバは最近使いすぎなので、
ワンダホー!冷蔵庫!
カレー作って満足のうちに就寝。
補足
たるみずで休んだけどやっぱ足は筋肉痛。しおしおのパー。
走行 61キロ 出費 461円 (マック、アイス、発泡酒)
道の駅たるみず 視察2 with シゲ@ランドアース [九州編その2]
2010年5月13日 木曜日 187日目
いつも通り、道の駅休憩室玄関前にて6時には目覚めているが、シゲが種子島から帰ってこないと動けない。午前中はブログの更新などに精をだす。
観光案内の髪の長い女の子は、水木と連休を取ったようで出勤して来ない。
じつは昨日、村の?青年二人が、あの娘にどうやって声かける?とか、あの娘明日は水曜で休みだから・・・とか言っているのを駐車場で耳ダンボにしておっちゃん聞いていた。
どうやらマドンナであるようだ。
テレビをボーッと見ていたら、12時過ぎとなり、シゲ到着。案外来るのが早かった。
ヨッシーの愛車・赤い流星は道の駅にデポし、シゲの愛車・ディフェンダーに同乗して市内に向かう。
2人とも昼飯がまだだったので、九州地区ではメジャーなファミレス、ジョイフルに入店。
平日ランチはナント!398円である。しかもご飯大盛り無料!ワンダホー!
二人とも早飯なので、10分で食い終わり退店。すぐに協議会に向かう。
ソーダくんとシゲの顔合わせが終わる。はっきりいってヨッシーの役目はここまで。あとは何がどうなるのか見守るだけである。
まずは猿ヶ城渓谷を下見。
思ったとおり、沢登りよりキャニオニング(沢下り)向きの川である。ソーダくんは地元の山岳会のアドバイスを受けていたのだが、端から川を下りながら遊ぶという発想がなかったらしく、意外なところから商品化の突破口が見えてきたようだ。
諸般これからつめないといけないが、それはソーダくんの仕事であり、シゲがどれだけサポートするかについてはこれからの話し合いによるだろう。
帰り道、やっぱり八木酒蔵寄るでしょー、ということになり、見学。
昨日も来た試飲コーナーで、一通り楽しむヨッシー。その横で、ツアー化の具体的な詰めの話しをするソーダ&シゲ。
そんなこと関係なく、試飲しつづけるヨッシー。ふふんふん!あー美味い。
シゲは運転なので飲めないが、香りをかいだらやっぱり千代吉が気に入ったみたいで、2本お買い求めになられた。やっぱ社長は豪気だね~。
昨日のエビの話しをしたら、シゲも食いたい!ということになり、ソーダくんの案内で港のとんとん館に寄る。
昨日ヨッシーが6~700gをペロリだったことを考え、1kg購入。その間にソーダくんは、昨日休みで買えなかったエビのつきあげ(さつまあげ)を買ってきて、シゲとヨッシーに差し入れてくれた。アリガトー!
ディフェンダーで道の駅に帰り、駐車場の奥の方で宴会準備。そこに飛び入り参加のおじさんあらわる。
霧島市から来た塩満さん。ここでは便宜上シオさんと呼ぶ。
シオさんは早期退職して悠々と暮らしている人で、もとはテレビ局のカメラマンだったという。
シゲとヨッシーとの出会いがよっぽど嬉しかったのか、「最高のメンバーだなあ」、を繰り返していた。いやいや、われら二人にしても、シオさんの飛び入りは大変楽しかったのでござる。
エビの塩茹でサイコー!エビのつきあげサイコー!千代吉サイコー、垂水最高!の一夜だった。
シオさんの質問で、座右の銘はなんですか?と聞かれた。そこでシゲが答えたのは、
ペイフォワード。ギブ&テイクはではなく、与えるだけ、という意味。みんな自分になにか利益があることを期待して、人になにかしてあげる。それも悪くはないが、シゲの言ってるのは、昔だれかに親切にされたお返しを、今だれかにしてあげよう、ということである。そのだれかも、これから未来に次のだれかにしてあげればいいんでないかい?という意味である。
ヨッシーも、大昔にニュージーランドをヒッチハイクで回ったとき、乗せてくれたドライバーに同じようなことを言われた。
お礼はいらないから、こんどは君がだれかを乗せてあげなさい。
さてシゲはヤフオクで落札した、ルーフトップテントがお気に入りで、宴会前にちゃんと寝る準備万端整えておった。
そしてヨッシーも、今夜はこの寝心地最高のテントで、シゲと眠ることができた。とは言っても二人の間に肉体関係は無い。
走行 0キロ 出費 705円 (半額弁当)
道の駅たるみず 猿ヶ城渓谷視察1 [九州編その2]
2010年5月12日 水曜日 186日目
昨日の約束では、道の駅まで迎えに来てもらう予定であったが、ヨッシーは朝から暇なので垂水市内まで自力で移動することにする。
それを朝思い付いたので、ソーダくんには連絡が出来ていないのだが、思い立ったらすぐ行動しないと気が済まない843のヨッシーだから見切り発車。
国道220で桜島口まですすみ、左折して市内方面に走る。朝少し噴火があったので、空気中にちらほらある火山灰が、たまに目や口に入ってくる。
8時10分に市役所前に到着。協議会事務所に電話して、ソーダくんが出勤したらコールバックしてもらうようにお願いした。
うまく連絡取れて市役所別館の協議会事務所に自転車を置かせてもらい、車に乗り換えて視察開始!
ソーダくんの仕事は、垂水市の観光を活性化し、新たな雇用を作り出すこと。具体的にはこの春にオープンした、新しい猿ヶ城キャンプ場の利用者を増やすため、猿ヶ城渓谷を使った沢登りイベントを実施する。
いままでやったことの無いジャンルの仕事だったため行き詰まっていたそうである。たまたまツイッターでつながったヨッシーにでもすがりつきたい!くらいの困りようだったことでもそれが判る。とにかく猿ヶ城渓谷が、沢登りとして魅力のある場所なのかどうかだけでも見てほしい、というのが今回のヨッシーの役割なのである。
周辺の観光や歴史案内などを車中で聞きながら移動。
まずは通り道にある八木酒蔵に立ち寄る。有名な伊佐美から独立した杜氏が、芋焼酎にこだわって新しく始めたのだが、すでに伊佐美を越えた、とまで言われているそうだ。
通常酒蔵は見学はさせない所が多い。それは仕込みのときなどに雑菌が入ったりするのを嫌うからだが、ここはいつでも誰でも見学自由なのだ。開かれているなあ。
瓶の日にちと量は、税務署が課税するために量って書いて行ったものだそうだ。焼酎の課税率は結構高く、一滴分でも多く税金とってやるぞ~、みたいなのが丸見えで興ざめである。
いま売り出しているのはこれらの銘柄。全部一通り試飲したが、それぞれにうまかった。ヨッシーが気に入ったのは、千代吉(ちよきち)。フルーティで飲み易く、芋という感じがほとんどしない。
ややほろ酔いで、猿ヶ城キャンプ場到着。まずは5月にオープンしたばかりのコテージを見せていただく。
素晴らし過ぎる。古民家タイプは囲炉裏がある。お風呂はゴエモン風呂。洗濯機も備えていて、長期滞在にも対応しているそうである。
さて本命の渓谷を見に参る。遊歩道が整備されているので、気軽に川沿いを散策できる。
まずは吊橋を渡って7~8分歩くと、こんな大きな渕がある。水は透明で青く、泳いだり飛び込んだり1日中楽しめそうなスポットだ。
上流はこんな感じ。
途中支流を渡河する。
ちょっと怖い橋を渡って、
三姉妹の滝。
そして、観光ポスターにもなっている、はじらいの滝。なんではじらいか?というと、この滝を見せに人を連れて来たのに、そのときの滝の水量がちょっとしか無くて、「はずかしい」、からきているという。まあ名前なんてそんなもんだわ。
ヨッシーもカヌーの川下りで遊んでいた頃、長良川のある瀬の名前を、「白木みのるの瀬」、と呼んでいた。なんでか、というと当時我々が瀬にチャレンジしようとしていたとき、車で伴走していた仲間に向かって、「ここはな!あぶないんじゃ!たいへんなことになるぞ!」、とか言ってきた近所のおっちゃんが白木みのるに似ていたから、という理由だ。もう今となっては、まず白木みのるが判らない世代が多くなってきたてなもんや三度笠。
はじらいの上流側にある、白磁の床。みごとに真っ白な一枚岩である。遊歩道はここまで。徒歩で約20分くらいである。
駐車場に戻る。まだ時間があるので、こんどは桜島の湯の平展望台に連れていってくれた。その途中にある桜岳(おうがく)陶芸さんに寄ってみた。
火山灰と鉄分の多い温泉を粘土と釉薬につかっているそうで、焼き物の表面がうっすらと銀色に光っているのが特長。
社長さんは美人で元気だ。少し話している間だけでも、人をどんどん元気にしてくれる。
ななななんと!お土産に、と湯のみをプレゼントしてくださった。
う~ん、これで焼酎が旨く呑めるぞ。
湯の平展望台。
車ならあっという間に上がれるが、自転車ではこうはいかない。桜島のごつごつした表面が間近に見ることが出来る。
それから長渕剛のモニュメント像。
オールナイトコンサートを行ったときの記念モニュメント。
碑には、今後の音楽活動でも多くのアーティストが続いてほしい・・・・、と書いてあるが、剛の跡をとってライブするツワモノはなかなか現れんようで現在まで、誰も何も開催されていない。剛も、「あとに続け」、なんて言わんでもいいのに・・・。
さて、おまっとさん。今日のお昼はソーダくんのおごりである。ささやかながらのお礼、ということで、漁協の2階にある桜勘食堂(おうかんしょくどう)へやってきた。
工場?倉庫?みたいな建物の2階に外階段で上がると、社員食堂風のスペースがあってここが食堂。
ソーダくんのお勧めで、カンパチの漬け丼700円をいただく。垂水漁港はカンパチの養殖が盛んで、それを食材として提供してる。
これがメニューの写真。
そしてこれが、本物。
美味そうではないか。
実食!
おー、脂に甘みがあってうまし!ここでしか食べられん味なので、みなさんも垂水へどうぞお越しを。
それからエビを買いに行く。錦江湾はいきなり水深が深くなる、いわゆるドン深なので、なんと深海にすむエビが目の前で捕れる。それを漁港で売っているのだが、ソーダくんの顔で、おねいちゃん500g500円のところ、少し多めに入れてくれた。しかも発砲スチロール付きである。
エビの名前は、えーっと、カタカナがいっぱい並んだナントカエビ。忘れた。しかし水揚げは垂水近郊で消費する分しか揚がっていないそうだから、結局皆さんが欲しくても垂水に来るしかない。
それから玉子もいただいた。それは、黄身がエビの風味がする玉子。
出荷するとき捨てられるエビの頭を、ある養鶏業者さんが引き取ってニワトリの餌にしたんだそうだ。そしたらナント、黄身にエビの風味が付いた玉子が産まれるようになったとか。
さんざんご馳走になって、お土産もたくさんいただいてしまった。市役所でソーダくんと別れ、コインランドリーにまっしぐら。たまった洗濯物を一気に片付けて、道の駅に戻る。
おー、楽しみなエビを塩茹でする。
これがバカうま!始めは一人にしては量が多いかな?と思っていたが、700g?くらいあったエビは黙々と食べるヨッシーの前から、30分で無くなった!
それから例の玉子を生飲み!
やっぱり黄身はエビ風味だー!すごいぞ垂水!すごいぞー!ちなみに玉子も垂水に来ないと味わえません。
シルエットになった桜島がウツクシー!
そこにランドアースのシゲから電話。よーしよーし。昨日実はシゲから電話があって、種子島シーカヤックの仕事のあと、時間があったら垂水に寄るわ、と言っていたのである。さっそく沢登りの件を伝え、ソーダくんとのアポをこしらえた。
ヨッシーはアウトドアの仕事をしていたが、いまは引退して長い。地球倶楽部という会社名も、業界の中で忘れられて行っているし、ここは現役のアウトフィッター、人吉に、いや、九州にこのひとありのシゲが出てこないと話しにならん。
忙しく走り回ってる社長、シゲが、なんの縁か垂水にやってくる。これは人と人を繋ぐのが生まれもってのヨッシーにしたら、あとのことがどうなろうと、とりあえず繋がんと話しにならんではないか。
エビと焼酎と桜島と、明日の御対面の期待に胸膨らまかすヨッシーは、このあと9時にはテントに入ってお休みになられました。
走行 0キロ 出費 1381円 (弁当、コーラ、アイス、発泡酒、コインランドリー、缶コーヒー)
たるみず 自転車整備&ツイッターでの出会い [九州編その2]
2010年5月11日 火曜日 185日目
快晴。午前中は日記更新。携帯の電池消費の問題もあるので、2日分くらいの日記を打ったらバッテリー切れになる。
東京の友達がメールで、いま流行りのツイッターを始めた、と知らせてきたのでヨッシーも始めてみた。
なんだかよくわからんが、たるみずに滞在中のことを書いてみた。
ちなみにツイッターの名前?は、
tabibito843
で入ってます。
午後からは計画通り、愛車・赤い流星号の整備。鹿児島からここまで走ったとき、前輪あたりからこすれるような異音が聞こえたのでチェックする。
全部荷物を外す。
こんなに積んでるんだ、と少しビビる。
まずは全体の汚れを拭き取りながら、異常箇所が無いか見てまわる。自転車をキレイに保つのは、保守の基本なのじゃ。
それから各部に注油。特にチェーンはそろそろ交換時期にきている感があるので念入りにチェック。
善し!
前輪も後輪も外して拭き、タイヤやリムに異常が無いか点検。ブレが無いかも目視で確認。
善し!
ブレーキワイヤー部にも注油。パッドに異常が無いか点検。
善し!
車輪を元通り組み付けて、駐車場をくるくる回ってみる。
異常なし!
結局前輪あたりの異音は原因不明のまま直っていた。結果オーライ!
荷物を全部取り付け、さらに試乗を兼ねて道の駅最寄りのコンビニまでビールを買い出し。
冷たいビール、善し!
駅にもどって半額弁当善し!
足湯に入りながらビール善し!
ツイッターにメッセージが着信。ん?誰かな?垂水市観光活性化協議会?ヨッシーが道の駅にいるなら一度お会いしたい、とある。
おー、ツイッター開始直後にこの反応とは。ツイッターがすごいのか、ヨッシーがツイてるのか。
喜んでお会いすることになる。
30分後、早田(そうだ)さんがお一人で来られた。ヨッシーより少しお若い好青年である。明日たるみずのいいところをご案内いただけることになった。更にソーダさんはお近づきのしるしにと、つけあげ(さつま揚げ)を差し入れて下さった。チーズ味とニラ味の2種類。
では明日、とお別れする。
さあ今夜は久々に温泉に入ろう。ここ、道の駅たるみずには入浴施設があり、330円で利用できる。なんと素晴らしか道の駅たい!たっぷり1時間半かけて、温泉を満喫。
夕暮れに染まる桜島を見ながら、奄美の黒糖焼酎と垂水のつけあげで晩酌する。
走行 5キロ 出費 1440円 (缶コーヒー、コーラ、弁当、温泉)
たるみず 休養の日々 [九州編その2]
2010年5月10日 月曜日 184日目
5時半。明るくなると同時に鳥のさえずりが始まり、目が覚めてしまう。つばめが巣作りを始めた。
ヨッシーがここを出発するまでに完成するやろうか。ちょっと楽しみ。
午前中は抜け殻のようになって休憩室でテレビを見る。カケロマ島で読んだ人生を幸せにする本の中に、テレビを見るのをやめる、というのがあった。
ニュースや情報番組では凄惨な事故や事件が取り扱われ、われわれの心をすこしずつ蝕んでいる、というような理由だったと思う。
自転車旅ではほとんどの情報をラジオから得ている。なんとなくだけど、ラジオの番組のほうがテレビより健全で安全にできているように感じる。みんなもっとラジオ聞こうぜ!
お昼ご飯は、売店コーナーの弁当を480円で買った。半額で買うのが当たり前になっているので、正価に抵抗がある。今日の5時には、夜・朝・昼の3食分を半額で買ってしまおう。
午後から重い腰をあげて、日記の記入とブログの更新作業を始める。このところブログが遅れ遅れになって、何日分か溜まっているのでがんばって追いつかないといけない。
3時に力尽きて畳のとこで昼寝。
はっと気がつくと5時5分になっとる!あわてて寝ぼけたまま売店に半額弁当を買いに走る。この道の駅はキャンピングカーなどで寝泊まりするシニア旅人もたくさん泊まっておられるので、半額の争奪戦はけっこう熾烈なんである。
よかった。まだそこそこ残っとる。3食分ゲット。
日が暮れて、足湯コーナーから海を隔てた町の明かりが点々と見える。
9時にまた玄関前にテント立てて就寝。
走行 0キロ 出費 1200円(缶コーヒー、弁当)
鹿児島~垂水(たるみず) [沖縄編]
2010年5月9日 日曜日 183日目
海は穏やかだったようで、ほとんど揺れも無くぐっすり眠った。まあもともと船には強いほうだからどっちにしても爆睡やったとは思うが。
フェリー内食堂にて、ご飯(小)100円也を注文。厨房のおっちゃんはヨッシーを見て、なぜかご飯(小)を大盛にしてくれた。サンキュー。
昨夜のおでんの残りやから揚げなどをおかずに朝ごはんとする。無料サービスの日本茶がうまい。何回もお替わりする。
定時では8時半の予定が、30分早まって8時に鹿児島港に入港。たいがい遅れることのほうが多いのに。
快晴の鹿児島市内。しかも日曜の朝なので、車も人の姿も少なく、すがすがしい感じである。すぐに桜島に渡る、桜島フェリー乗り場まで、自転車でシャーと行く。およそ10分で到着。
そのまま車両乗り込み通路を通ってフェリーに乗り込む。「料金は桜島側でお支払いください」、と書いてある。
船のトップデッキに上がって、20分間の船旅を楽しむ。中学生くらいの女の子4人組が、港のほうに向かって声をそろえ、何か大声で叫んでいる。だれか見送りの人に?と思っていたら違った。
防波堤で釣りをしている知らないおじさんに、セーノ
「釣れますか~~~~!」
と、言っておるのだ。
なんだか子供っぽくて可愛い。
手当たり次第に呼びかけ、おじさんが手を振ってくれたりするとキャッキャ言って喜んでいる。
桜島に上陸。料金所で250円払う。自転車込みの料金である。安い。
昨年12月には、垂水(たるみず)の方から国道224を通ってフェリー乗り場まで、桜島を半周して走った。今日は残りの半周、島の北を廻る県道26号ルートで垂水まで行く。これで桜島のまわりを一周したことになる。
25年ほど前、ヨッシーはこのルートをバイク旅で一度走っている。おぼろげな印象では、南側半周の国道ルートに比べ、北側半周は道もせまくカーブも多かったように記憶していた。今回走ってみたら、ほとんどの区間がキレイで広い2車線道路になっている。25年もたてば当然変化はあるはずで、あたりまえっちゃあ当たり前なんだけどちょっとびっくりだった。
昭和溶岩地帯で一回休憩。展望所で桜島の噴火口を望む。来たことある人なら知ってると思うが、鹿児島市側からはいま現在の噴火口は見えない。その真反対のこちら側が、観光ベストポイントなのである。みなさんせっかく鹿児島まで来たなら、こちら側からの景色も楽しんでね。
埋没鳥居。大正の大噴火で埋もれてしまった。25年前来たときも見ているはずだけど、ほとんど記憶にない。忘れるということは幸せなことで、2回目なのに初めて見る気がする。
ヨッシーが日本を全部回ったあとでも、全部忘れていたらもう一回初回のつもりで自転車旅第2ラウンドを再開できるかもしれない。
順調に走り、道の駅たるみずに12時到着。日曜日だからすんごい人が多い。
2時に大きい噴火があった。道の駅休憩室のテレビニュースでは、噴火がもうすぐ500回に達すると伝えている。昨年も噴火回数が多かったが、それでも500回に達したのは12月だったという。今年はまだ5月なので、かなりハイペースになっておる。
今回この道の駅にまっすぐ来たのは、しばらく体を休めるため。なんせ加計呂麻島や奄美大島のアップダウンの多い道でかなり痛め付けられてしまったからね。疲れがたまっているのだ。
3時から5時まで、休憩室の畳の小上がりで昼寝させてもらう。
目が覚めてあわてて売店コーナーに急ぐ。ここは5時になると弁当類がいきなり半額になるのである。明日の朝の分も含めて、2個ゲット。
弁当を食ったりビールのんだりテレビ見たりしながら、閉館の8時までゆっくり過ごす。
閉まったあとはその玄関前にテントを立てさせてもらって眠る。これから何日かはこういうことの繰り返しになるだろう。
走行 33キロ 出費 1330円 (ご飯小、桜島フェリー、弁当、発泡酒)
あやまる岬~名瀬 奄美最 後の夜 [九州編その2]
2010年5月8日 土曜日 182日目
奄美最終日。今日の夜発のフェリーで鹿児島に向かう。
天気は快晴。調子いい。
8時半、奄美パーク到着。9時の開園まで、メール受信とブログ更新。
パーク玄関の受付スタッフの女性が、一番乗りのヨッシーに親切に館内の案内をしてくれる。この娘誰かに似ている。しかし誰かわからん?
まずは映像コーナー。奄美の自然を紹介してくれる。綺麗なんだなあ、映像で見ると。花畑や海の色なんかは、肉目ではこんなふうに見えないと思う。
それから展示館をまわる。昔の奄美の生活の様子や祭りの紹介などが、人形などを使って紹介されている。でもところどころCGを使っていたりで、そこまでして表現せんでも~って所もあった。
縁側にいるおじい人形が、地方の昔話をしてくれる。昔は近所の子供達がこんな感じで集まって来て、おじいの話しを聞いたそうである。お茶のお盆にスイッチがあって、お話をセレクトできる。
家の中にも自由に入れる。火鉢の中に昔話をしてくれるテレビが仕込んである。
さて、今日の見学メインの田中一村(たなかいっそん)美術館。奄美に来るまで一村という人のことは知らなかったが、作品が黒糖焼酎・里の曙のパッケージに使われていたりして初めて出会った。
子供時代から注目されるほどの才能であったそうで、最初の展示はそのころの作品から始まる。
襖や屏風などにも描いていた。近くに寄ってみると力強さと細部の精密さがわかる。
最初の頃の南画と、奄美にきてからの作品ではかなり描きかたが変わってきている。面白い!
一村のお姉さんの喜美子さん。
なかなかの美人であるが一生を独身で過ごし、一村を影ながら支えつづけたそうである。
さいごにパーク内の展望台に上がってみる。エレベーター付き。
朝ごはんなしで出てきたので、かなり空腹になってきた。しかしパークのレストランはやや高めなので先に進む。
あ、思い出した。高橋由美子に似ている。受付のおねいさん。縦にギューッと縮めた感じ。
県道82を名瀬方面に走り、赤尾木で国道58号と合流する。ここでミニスーパーをみつけ、弁当500円也をゲット。空腹だったのでかなりうまかった。しかし心配は今夜の記念ディナーのこと。
毎月8日は出発記念日である。昨年11月8日に実家の西宮から走りはじめたことを記念して、一ヶ月ごとの区切りをはっきりさせる意味もあって制定した。今日は6回目の記念日なので、半年が経過したことになる。そこで奄美を離れる最終日でもあるので、フェリー乗り場近くのビヤガーデンを予約した。だからあんまりたくさん食べると夜が入らなくなる。いや、言い直そう。入らなくなることは無い。それなりに入るだろうが、せっかくバイキング付きのビヤガーデンであるので、空腹で行ってガツガツ食いまくりたい!飲みまくりたい!のが本音である。
さあここから先はすでに一回走ったところ。あんまり寄り道せずにガンガン走る。
キーボーの家の前を過ぎ、とうふ屋も過ぎる。スーパーに寄って、黒糖焼酎・里の曙を1パック買っておく。ヨッシーのお気に入りになったので、もうしばらく鹿児島に行ってからも楽しみたいのでね。
さあ、有屋から先は、まだ走っていない国道58号になる。和光トンネルを越えると名瀬市街にいきなり入る。そこまでいけば、国道58号全制覇になる。別に国道走破にチャレンジしているわけではないが、せっかく沖縄で58号を制覇しているのでつなげておきたかっただけである。国道制覇は友人の藤原かんいちくんに任せておくこととする。
一村終焉の家を訪ねる。ここ、有屋地区に長らく住んでいたが、区画整理で転居を強いられ、その当時長らく暮らした家はもうない。一村は別の場所に家を借り、そこで暮らし始めて10日後に心不全で突然倒れて世を去った。その家を有屋に移築して保存しているのである。
10日しか住んでないのか~、と思うとあんまり熱心にも見れない。
さあトンネルを抜けたら名瀬だ。時間はもう3時になってる。はやく着いたら散髪したりコインランドリーいったり、あいあい広場でインターネットしたい!と盛り沢山に計画していたがそうもいかない時間になった。
あいあい広場に絞る。写真の送信と日記への写真リンクの挿入が終わったら4時になっていた。すぐにフェリー乗り場に行って様子をさぐる。徳之島のときは直前に発着港の変更があって大慌てしたので、念のために緊急の貼紙など無いかチェック。
幸いお知らせには通常どうりの入港予定が書かれていて安心。自転車はここに置いてビアガーデンに行くので、船に持ち込む洗面道具や着替えなどを先に詰め替えておく。
ビアガーデンは6時なので、5時半になったらゆっくり歩いていけば間に合う。そもそもなんでビアガーデン?といと、それは新聞の広告から始まった。ヨッシーは気になった記事や広告があったりすると、それをデジカメで写しておく。このホテルビッグマリン奄美のも、そうやって写しておいた。
そして昨日の夜、奄美を出発する夜の最後のご飯をここで済ませて、ええ感じに酔っ払ってからフェリーに乗り込んでやろうと思い付いて電話予約した。広告にあるように、予約するとお寿司がサービスで付くのだ。一人でも予約予約、と。
歩いてビッグマリンに着くとまだ20分前だ。なんとなくホテルの隣の建物を見ると、足湯があった。
おー、なかなかサービスええやないか。時間潰しに足浸ける。
6時に最上階に上がると、ちゃんと席が用意されていた。他のテーブルにもそれぞれ予約の名前が張ってあるので、今日はほぼ満席になる勢いのようだ。予約しといてよかった。
もー、今日一日暑くて喉渇いてたまらんかったから、一杯目のうまいこと!それで写真撮るの忘れて半分飲んだところで気がついて撮った。
2時間飲み放題食べ放題で2500円。なんとタイガースのシモが勝った翌日は2000円になるという。
カンパチのオーブン焼きとかあって、なかなかイケル。ここで鶏飯を食べることができた。奄美名物なんだが、1000円以上するところが多くて敬遠していた。よしよし、ウマシ!
ええ感じで酔っ払ってきた。8時になって、そろそろお時間です、と言われて海のほうを見ると、ヨッシーが乗る予定のフェリーが目の前を通って行く~。
あわてる必要はないが、なんだかあせる。会計してフェリー乗り場にぶらぶら歩く。
切符売場で鹿児島まで8800円。自転車は1階の受付で1650円。
乗り込んで即、風呂に行く。独り占めでがんがんお湯を出してたっぷり浸かる。終了の9時半ぎりぎりまで粘って入浴。あー、気持ちいい。極楽。最高。ババンババンバンバン。
2等和室は7割程度の客入り。横になったらすぐ寝ていた。
走行 45キロ 出費 17691円 (フェリー、ビアガーデン、弁当、ジュース、焼酎、奄美パーク)
あやまり浜 雨でヤドカリ の日 [沖縄編]
2010年5月7日 金曜日 181日目
予報通り雨になった。テントで引きこもり。昨夜炊いておいた米と野菜入りみそ汁で朝ごはん。だいたいこのメニューというか自炊サイクルが定着して来た。
二度寝。
昼は野菜入りインスタントラーメン。
2時。雨があがったようなので、すぐそばの奄美空港までおでかけ。サイクリングロードなるものが海岸線を通って空港まで続いている。
あいにくの曇り空なので景色がイマイチだけれど、晴れていれば海を見ながら走れて快適な道であるだろう。
空港でやっとウィルコムの携帯電波が入り、メール受信とブログ更新。
あやまる岬までの帰り道、売店を見つけてお買い物。昨夜で焼酎がなくなったので、珊瑚という名の黒糖焼酎を買ってみる。
いままで飲んでたのは、里の曙という、これも奄美大島ブランドである。
珍しく弁当を売っていた。しかも夕方だからか値引きしてある。500円→300円、400円→200円となっている。
200円のほうを選択。レジをしてもらったあと、おばちゃんが、500円のほうを指して、「こっちも300円だよ」、とヨッシーに勧める。
すかさず、「こっちも200円だったら買うけどな~」、と値切ったが、おばちゃんはうふふふ~と笑っただけで、交渉は終了。NOセールス!
テントに戻ったら4時だったが、もうなんか腹減ったので200円弁当を食べちゃった。
夕方頃からなぜかラジオが受信できるようになる。
7時、小腹が減ったのでみそ汁作って塚田さんにいただいた餅を入れて食う。
夜中にトイレに行くとき、テント前でやどかりと出会った。家を背負って移動する様は、まさにヨッシーの大先輩である。先輩をつっついたら足を引っ込ませてしまった。ゴメン!
走行 13キロ 出費 1140円 (弁当、缶詰、発泡酒、黒糖焼酎)