SSブログ

西原町~那覇 ブラボーウィルコムの巻 [沖縄編]

2010年2月27日 土曜日 112日目 夜中に雨は止む。風も止まったみたいで、少し蒸し蒸しする。再び寝て、5時に目が覚めた。まだ明るくなるまで時間があるので、再び眠ろうとするけど、こんどはなかなか寝付けない。 30分ほどそうやっていたろうか。突然地面が揺れ始める。すぐに止まるかと思ったら、徐々に揺れは大きくなり、こんどは少し縦揺れしたような感じになった。地震はおよそ1分くらいだったと思う。テントの周りには建物などないから、まずはなにも被害はなかったが、すぐにラジオを聴く。こういうときはNHKだ。津波警報が出ているので、大事をとって避難することにする。 寝ぼけたような頭で、えーっとまずテントを畳んで~、とか考えていてハッとした。そんなんじゃ万一の時は間に合わんがな。テントも寝袋も備品類はすべて置きっぱなしにして、大事なものだけもって暗い中自転車で山を目指す。 ラジオからは、徐々に被害の実態が伝えられているが、棚のものも落ちなかった、と言っている。ヨッシーの感覚では、今回のは阪神大震災のときの半分くらいの強さの感じだったから、まあそんなところかな?と想像しながらペダルをこぐ。 山の方に運動公園があるので、まずはそこまで行ってみよう。腹が減ったので、途中コンビニに寄って弁当を買う。誰もあわててないし、ふつうに営業しとる。車もふつうに行き交い、汗をかきかき自転車で避難してるヨッシーがなんか間違っとるのか?てな感じになる。母から電話あり。今逃げとる、とだけ伝える。 運動公園に着いたのは、地震があってから1時間後だった。その時点で、津波警報は注意報に変わった。体育館のひさしの下で座ってラジオを聴いていたら、守衛さんがやってきた。ヨッシーを見て、今日は何か?と聞くので、津波警報が出てるから逃げてきた、というと、あ~そうやねえ~、と緊張感のカケラもない。他に避難してきてる人も車もないし、いつも通りジョギングしている人もいる。やっぱヨッシーが大げさなんかなあ。そこに同級生のベジマスターさんから電話。心配して電話してくれたのである。朝早くから働いている八百屋さんであるから、情報のキャッチも早いし行動も早い。 DSCF1796.jpg さて8時を回り、あたりが完全に明るくなってから注意報も解除された。やれやれと公園まで下り坂を走る。テントもなにもかもそのままである。気疲れしたので再度テントに入って寝る。 10時に起き出し、那覇まで出かけるため準備を始める。昨夜の大粒雨のせいで、テントもシートもぐっしょり濡れている。あずまやの下にロープを張って、風にさらして乾かす。時間をかけながらすこしづつ荷造りし、最後まで乾かなかったテントも途中から出始めた太陽にあてて一気にドライ! 散歩にこられたご夫婦と少しお話する。地震のことではなくヨッシーの旅のことを聞かれた。 出発はもう昼前になった。先日ここから那覇~北谷と通ったのと同じルートで那覇を目指す。そして今回のハイライトは、南風原の国道329沿いにある、「デカメン」という店での昼飯である。メニューや値段が外に書かれていないので、ちょっと敬遠していたが今日はいよいよ乗り込んでやろうってことだ。 DSCF1797.jpg 券売機で食券を買うスタイル。じーっとにらんでE定食600円を選択。ご飯に唐揚げと沖縄そばがついている。この店は他にもサラダとアイスティーがセルフでお代わりし放題である。ブラボー! DSCF1798.jpg 量はA級だが味はB級といったところか。今日は朝から山に登ったし、がっつり食って良しとしよう。 腹が重いが気にするな、どんどん漕いでウィルコムプラザ那覇を目指す。おきでんビルの7階にあがる。そういやこんな高いビルに上がるのは久しぶりだなあ。エレベーターも懐かしい感じがする。 DSCF1799.jpg DSCF1800.jpg プラザでお姉さんに修理依頼。やっぱりスマートフォンの貸し出しはない。自転車旅しながら日記を書いてるからしばらく困るなあ~、大至急でお願いねと言って階下におりた。そしたら誰かから電話に着信。さっきのプラザのお姉さんである。「あのーわたしアドバンスだったんです」、と言う。ん?アドバンス?なんじゃそりゃ。 そこで一瞬にしてヨッシーの頭の中に妄想が走りまくる。そうか、お姉さんは元CAかなんかでアドバンスという名前のチーフかなんかをやっていたけど、いまは転職してウィルコムで働いておる。そんでヨッシーに電話くれたのは、沖縄の思い出にCAと合コンでもいかがですか?なんていう用件ではないか!?そこまで0・3秒くらいで妄想した。 しかーし、そうではなくて、お姉さんは個人的に持っているスマートフォンを、ヨッシーを不憫に思って貸してくださる、というのが現実の世界であった。その機種の名前が、アドバンスesというやつやったのさ。あーそーさ。 スマートフォンは、SIMカードを差し替えるだけで、すぐに自分の電話として使えるようになる優れものなので、こういうことが簡単にできるのだ。 合コン × 貸し出し ○ になったわけだが、それはそれでありがたい。めちゃ助かる。また7階までエレベーターでぐいーんと上がり、代品をゲット! DSCF1801.jpg さて、あとは那覇市内の前島というところにあるヨッシーの定宿、カムカム沖縄にチェックイン。それと連泊することに変更して、3泊分2400円を払う。 夕方まで洗濯や乾燥やインターネットやして、あ忙し。カムカムのせんたっ機はなんと100円である。乾燥機も40分で100円と良心的。 6時をすぎて、米田さんと待ち合わせの市民病院そばの居酒屋あまいか、にモノレールで移動。思えば前回ここに来たとき、高くてながーいモノレールの柱を見て、地震のとき大丈夫かな?と思ったことを思い出す。今朝地震があったあと、同じ日にこの場所に来る巡り合わせの不思議を感じる。 DSCF1802.jpg DSCF1803.jpg 久々の米田さんとトミモトさんで盛り上がり、終電まで飲んでしまう。かなり酔ってからにカムカムに帰還。寝床に入ったら3秒後には気絶していた。 走行 28キロ 出費 3860円 (E定食、コーラ、モノレール、あまいか、カムカム)

あがりティーダ公園 画面半分トホホ [沖縄編]

2010年2月26日 金曜日 111日目 天気は悪くないが、風が強い。ここに連泊して、明日那覇まで移動するつもりではいるが、10時頃に一旦撤収する。風でテントがぶっこわれそうなので、大事をとった。 昨夜降った雨で濡れたテントの底をしっかり乾かし、ゆるゆると西原町のサンエーに向かう。特にサンエーに行きたかった訳ではない。他に思いつく場所がなかったから。 でもでも~!その途中の国道329号沿いのマンガ喫茶を発見。そういやこの店は前から気になっていた。ランチタイムはオールメニュー200円引きとある。しかもフリードリンクでマンガも読めれば、申し分ない。 DSCF1794.jpg DSCF1792.jpg 入店。豆腐チャンプルー定食を注文。メニューに780円とある。ヨッシーとしてはかなり奮発の気合いである。 ご飯大盛りもサービスしてくれるし、なかなかよいぞ!伝票をみると580円、と書かれていてそこで改めて、200円引きなのを思い出す。おーし、2時間フリードリンクでマンガ読めて、大盛りの定食食って580円は安くない?やすーい! DSCF1793.jpg 懐かしのマンガ、バリバリ伝説を読みながらアイスコーヒー飲むなんて、かなりゼータクじゃ。 延長かかる寸前までここで過ごし、退店。店前で男性に声かけられる。西宮からきたと言うと、知り合いが西宮で鍼灸院を開業しているらしい。小松、という名前だから探してみてほしい、と言われるがヨッシーは体に針を刺したり熱い灸をされたりするのは大嫌いなのである。だからたぶん探さないなあ。 サンエーの1階、スタバに入る。いつもの席に座り、ブログを書こうとウィルコムのスマートフォン、03というやつを取り出してビックラこいた。液晶が割れてる! DSCF1795.jpg 画面が半分しか見えない。それでも機能は正常に動いていそうなので、そのまま無理矢理日記を書いてみた。 めちゃやりにくーい。いつもの倍近くの時間がかかった。いちおう日記は送信できたが、さあこれからどうする?サンエーの中に携帯シショップがあるから、まずそこでウィルコムのカタログを手に入れた。それから116をダイヤルしてサービスにかける。担当の人に相談すると、修理の期間などは最寄りのウィルコムプラザに持ち込めばある程度は目安を言ってもらえるとか。ウィルコムプラザ那覇の電話番号を案内してもらい、すぐに電話かけてみる。修理中の代品に同じスマートフォンがあるか確かめるが、貸し出しは普通の携帯になるとのこと。とにかく明日そこに行ってみるしかない。 5時になったので、割引の弁当と発泡酒を買って、あがりティーダ公園に戻る。しかし未だ風は強く吹いている。海岸を行ったり来たりして、風のこない場所を発見した。 防風林の裏側で、そこはまるで無風状態のように穏やかである。まだ時間は早いが、なんだか疲れたので弁当食ってテントに入り、ラジオを聴いてじっとする。RBCのやなぎたくが、今那覇は大粒の夕立が降り出しました、と言っている。ちゅうことは、ここももうすぐ大雨になるか。ちょっと不安は、今夜は雨ではないと思いテントを張る場所を適当に決めたことだ。今になって見てみれば、周囲より少し窪んだ場所だったようである。 20分もしないうちに大粒雨がやってきた。テント内に敷いたブルーシートの端を折り上げて、堤防を築いておく。少しのことでも、これで浸水はだいぶ防げるのである。 雨音を聞きながら泡盛&寝てしまう。 走行 3キロ 出費 1035円 (トーフチャンプルー定食、弁当、発泡酒)

北谷~西原町 三線の夜 [沖縄編]

2010年2月25日 木曜日 110日目 快晴の朝、冷え込んで寒かった。昨夜は暖かかったこともあり、寝袋を出さずに寝た。さすがに朝方は寒く、テントの上にかける用のフライシートを昨夜は掛けなかったのでそいつにくるまってがまんする。 7時前、昨夜の警備のおじさんがやってきて、そろそろ撤収してねと声をかけられる。酔っぱらった勢いでゴネた自分が少し恥ずかしく、「うん」、と小さく答えた。 サンセットビーチから国道58号に出たところで雨が降り出す。夕立っぽい感じなので、ローソンで雨宿り兼ブレックファースト!おう、英語がでてしまったぜい!チーズカレーのカップヌードルうまし!酒で焼けた胃にガツンと来るが、それでもウマシ! 1時間くらいで雨は止む。また58号をふらふら走り出す。なんか今日は力が出ないなあ。風邪かなあ。寝不足かなあ。コーヒーでも飲んでしゃきっとしよう。 300m走ったところのマクドナルドに入店。ブログ更新などをしながら、昼飯もハンバーガー100円也を摂取する。コーヒーのおかげかしゃきっとしてきた。よしよし。 宜野湾に入ったところで県道81号線に左折。ここから中城城跡を目指して登りをガシガシこなすのだ。 DSCF1772.jpg DSCF1773.jpg 普天間宮なる神社に詣でる。道の反対側に「さんしんの松田」の看板発見。ん?三振の松田?砕身の松田?とか頭の中をかけめぐる。 DSCF1774.jpg あ、三線ね。楽器の三線ね。 81号からちょっとだけ国道330を北に走り、石平の交差点でまた右折して81号にもどる。今日は絶対中城に行かんといかんからね。いままで2回も近くを通りながら、タイミング悪く素通りしていたけんんね。 81号から県道146に乗り換え、まだまだガシガシ登る。城跡ってのはどこも坂の上にある。煙も高いところが好きだがヨッシーも好きだ。 途中、中村家住宅、なんて観光名所があったが、入場500円というのをみて断念。 中城城跡も入場300円だったが、これはしかたない。払って中に入る。ここは今までみてきた中でも一番広々としている。城壁も立派である。 DSCF1776.jpg DSCF1777.jpg 場内の井戸跡まで階段で下りると、ひんやりとして気持ちよかった。天然クーラーだな。 DSCF1779.jpg DSCF1780.jpg 城壁に上り、太平洋を見下ろす。これから向かう西原町の方向にたって記念撮影。 DSCF1781.jpg DSCF1784.jpg 発掘と修復はいまも行われていて、印を付けて積み直された石がまだまだ残っている。 DSCF1785.jpg 城跡から東海岸までは一気に下り坂。びゅーんと国道329まで駆け下りて、900円の散髪屋の前を通り過ぎ、十字路のサンエーでお買い物。ニンニクの芽とオクラを買って炒め物を作ろう! DSCF1787.jpg ティーダ公園直行。芝生にテント張ってその横の岩がキッチンだ。ビールもうまし。炒め物もうまし。 日暮れていく浜辺で座っていると、おじさんに声をかけられた。旅の話をしていたら、三線の話になる。おじさんは朝から晩までスキがあれば三線をさわっているくらい好きなんだそうな。 車にあるから取ってきて弾いてあげようね~、と言い終わらないうちに、もう駈けていってしまった。 夜風に吹かれながら聞く三線は格別である。しかもヨッシー一人のための貸し切りコンサートじゃ。大城さんは、3月4日に読谷である三線の日のイベントにいくから、そのときこのあたりにヨッシーがいるなら連れて行ってあげよう!と提案してくれた。うれしい。電話番号を交換してお別れした。 DSCF1790.jpg 夜中に雨降る。強いが未明に止む。 走行 26キロ 出費 2728円 (カップめん、マクドナルド、野菜、インスタントラーメン、入場料、発泡酒、コーラ)

あービックリした [沖縄編]

さっき一時間ほど前に沖縄で地震があった。そのとき海岸の公園でテントを張っていたので、ラジオを聞いて高台に避難した。 揺れの大きさは阪神大震災の半分くらいかな?という感じ。それでも慣れてない沖縄の人には大きく感じたと思う。 津波警報が注意報にかわったけど、解除されるまで山手の運動公園でまつことにする。

大トラブル発生! [沖縄編]

パソコンがわりに使っているウィルコムのスマートフォンの液晶が破損した(>_<) さっき半分だけ見える部分を使って24日の日記を書いてアップしたが、かなりキツイ。 うーん、修理するしかないが、問い合わせたら2-3週間かかると言われた。とにかく明日那覇のウィルコムプラザに行って相談するつもり。がぴょーん。

那覇~北谷 スパッツ&ザック&デレック [沖縄編]

2010年2月24日 水曜日 109日目 昨夜お話した京大自転車サークルのみなさんは、ケラマに行くため早起きして出発した。 ヨッシーの本日の予定は、北谷(ちゃたん)町でアメリカ人の知人とめしを食うことなので、朝は急いで出て行く必要はない。11時のチェックアウトまでたっぷり時間を使って日記の更新や写真のデータ送信などをゲストハウスのリビングでやる。 ちなみに昨晩実家からの荷物を受け取った中身は写真のような物たち。 DSCF1755.jpg 文庫本と確定申告用紙、青いケースに入っているのはキャンプ用バーナーを使うときに便利な風よけ。風が強いと燃料を余計に食うので、やっぱり必要だと思って送ってもらった。その他食品は母からの差し入れである。 ついでに昨夜百合子さんから差し入れてくださった、スッパイマンお菓子シリーズもぱちり。 DSCF1756.jpg ゲストハウス、カムカム沖縄を11時に出発。お天気は今日も抜群の快晴である。国道58号を北谷に向かって北上。すぐにギターをもった自転車男を追い越す。若者は自転車を押して歩きながら、電話中だったので目で挨拶してそのまま追い越す。 国道を走っていると、後ろから追い越した旅姿のスーパーカブから、「がんばってくださーい」、と声がかかる。うれしい瞬間だ。 浦添市に入り、お昼ご飯タイムが近づいているところに謀ったように天下一品の看板が目に入ってしまった。しまった~。看板見てしもうた~。あー、体が勝手にラーメンの看板に引き寄せられて行く~。 DSCF1757.jpg 「いらっしゃいませー、カウンターの御席にどうぞー」、と店員に促され、覚悟を決める。一番安い、ラーメン定食650円を注文。しかし関西人にはこの気持ちわかると思うけど、こってり系の老舗的な天下一品をこの沖縄で目にして素通りできる人はそうはおらんと思う。引力がある。魔力がある。催眠術がある。 DSCF1758.jpg じっくり味わいながら、噛み締めながら完食。 DSCF1759.jpg 会計するときに、「ポイントカードおつくりしますか?」と聞かれ、反射的にハイ下さいと言っている。ポイント集めるにはまた来んといかんのに。 摂取した脂とニンニクのパワーで、再び北谷を目指す。しかし急がなくても北谷は近い。2時には到着してしまう。目の前にあったビーチ→の看板に誘われ、ハンドルを左に取る。 今夜の泊まりはこの辺りかな~?と思っていると、若者に声をかけられた。さっき追い抜きざまに声をかけてくれたカブのライダーであった。 名をスパッツという。茨城県から旅に出て、明日本部からフェリーに乗って鹿児島に渡り、あとは茨城まで走って帰る。そこでアウトドアショップに勤めることになっているらしい。 DSCF1760.jpg いやー、しかし旅仲間といろいろ話しするのは面白いな~。あっという間に時間が経ち、友達と待ち合わせしているスパッツは、またどこかで会いましょう!と、さわやかに去って行った。 DSCF1761.jpg ちなみにいつもスパッツをはいてるからスパッツと呼ばれるようになった。ひねりも何もなかったが、それはそれでよしとしよう。 さて、ヨッシーが夕方会う予定の米軍人、ザックは会うのは2回目だ。でも1回目は東京でチラッと見かけて挨拶したぐらいなんである。だから初対面に近い。ザックの元カノのサトミが、ヨッシーの山登り&飲み友達なのがきっかけである。 待ち合わせの5時まで適当に過ごし、ジャスコの玄関で無事合流する。職場の友達、デレックも一緒である。まずデレックの知ってる寿司屋に行く。 DSCF1764.jpg DSCF1765.jpg DSCF1763.jpg ビール飲んで寿司食う。彼等は何でも食う。箸の使い方もうまい。ヨッシーよりうまい。ヨッシーの芸術的な箸使いに、外人2人も悶絶している。この持ち方が出来るのは、世界中でもヨッシー一人ではないか、と長年思っていた。しかーし!驚くべきことに、飲み友のサトミも、、まったく同じ芸術的な持ち方をするのである。世界に2人目がいた! 次の店はどうする?てなことになり、ザックのリクエストで、外人がめったに行かないようなローカルな店にしようと来た。なぜなら今夜はヨッシーがいるので、そういう冒険がしやすいってことなのだ。 しかしヨッシーも北谷は初めてだし、彼等もここに赴任してまだ日が浅い。そこで寿司屋の大将に聞いてみたら、近くに沖縄民を聞かせる店があると教えてくれた。 ショーのチャージが一人1500円かかる。ここはマジ本気の民謡ショーステージの店だった。ザックがそれでもいいよと言い、チャージを3人分払ってくれた。 DSCF1769.jpg DSCF1770.jpg 約1時間のショーは、一緒に歌ったり踊ったりもあり、外人も楽しめたよぅだ。 それから3軒目はブリティッシュパブに行った。そこでザックがたのんでくれた、レッドブルのトリプルなんとかとかいうキョーレツなカクテル?のようなやつでまず乾杯した。 DSCF1771.jpg 一杯1200円もするだけあり、なんだかのハーブのようなコユーい味に目を白黒させる。デレックがIフォンの辞書で調べて見せてくれた。甘草、と翻訳されていた。 体もでかいが態度もでかいデレックに歳を聞いてみた。23歳だと!おそるべし米国人。ロシア語を勉強しているというので、じゃあ六本木にいかなきゃー、とザックと2人でからかった。六本木にはロシアの美女がうようよいるよ~、と教えてあげた。 デレックは日本に来るのは初めてで、六本木ってどんなとこ?とザックに聞いている。ザックは、ラスベガス見たいなところだよ~、と教えている。でもデレックはあんまり興味ない見たいである。日本で行ってみたいとこある?とヨッシーが聞くと、京都や大阪に行ってみたい、という。 でも京都や大阪にはロシア美女はいないよ~、とさらにからかったらザックには大ウケであった。 ヨッシーは今夜ビーチでテント張って寝るけどきみらはどうする?と聞くと、じゃあ自分らも一緒にテントで寝る~、というので歩いてビーチに移動。今夜は暖かいしなんとかなるやろ~。 12時を回っているけど、ビーチにはけっこう人がうろうろしておる。端っこのほうにテントを張っていると、警備員のおじさんが現れ、キャンプ禁止だと言われる。そこで酔っ払ってるのも手伝って、ヨッシーがいろいろ屁理屈をこねて撃退してしまった。でもやりとりを聞いていた2人はちょっと白けた雰囲気になり、やっぱり今夜は帰るわ~、と言い出す。 それはそれで良し。泡盛で別れの杯を交わし、去って行った。一人テントに潜り込む。さっきの警備のおじさんは、1時間おきに起こしにきますよー、と言っていた割に、結局朝まで寝かせてくれた。あんがとね。 走行 24キロ 出費 920円 (ラーメン、発泡酒、自転車カバー)

西原町~那覇 散髪そして月桃庵 [沖縄編]

2010年2月23日 火曜日 108日目 夜半から予報通り大雨になる。大きな雨粒がバラバラとテント屋根に当たって大きな音を立てはじめた。この場所は年末年始キャンプしていた時に、水捌けのよい地面であることは確認済みなので心配はしていないが、風が強くなると浸水の可能性はある。うとうと寝ていたら、午前3時ごろには雨あがり、こんどは風が出はじめた。気圧の谷が通過しているんだな~と夢うつつに思いながら、再び睡眠に入る。 夜明けごろに目覚めたら、ちょうど東の海から太陽が顔を出したところだった。 あずまやにロープを張って、テントのなかの物を全部干して乾かす。テントの底にはコップ2杯半の水が貯まっていた。これもロープにかけて干しながらあちこち点検していたら、長年の使用による摩耗があちこちに見受けられた。ここのところが切れたらどうやって補修しようか?などとあれこれ思いを巡らせる。 9時前に撤収完了。昨日行けなかった散髪屋に出かける。9時に開店していてね~、との祈りが通じて1番目の客になる。まずは切るまえに店前でパチリ。 DSCF1744.jpgDSCF1745.jpg DSCF1742.jpg 看板に「全仕上げ900円」とあるが、店の親父にもう一度念を押して聞いておく。 座ってナイロンのケープをかけられ、どう切るか聞いてくれるかな?と思ったら親父いきなり切り始めた! ほほ~、そう来たかと心のなかでつぶやき、「短めにしといてね」、と声にだして言う。散髪されながらあらためて店内を観察すると、年代物の道具類や自分であとから新しく付け替えた鏡や丁番が片方壊れたままになっている扉なんかが目に入る。汚くはないが、小汚い、くらいの感じ。まあ900円だからね、しかたないね。 全仕上げ、とあるようにちゃんと髭も当たってくれる。でも親父、もうちょっと切れ味のいい剃刀使おうよ。シャンプーしてドライヤーでざっと乾かして終了。約20分間のお仕事でした。 お礼を言って店のまえに出て、またパチリ。どうかな?おとこまえになっとるかな? DSCF1743.jpg ちょうどそこを自転車で通り掛かったお父さんが、これからここで散髪するのか~?と聞いてきた。終わったところだよ~、と答えると、ここの親父はその時の気分でお釣り返さないときがあるんだよ~と教えてくれた。そんなん有りか?900円と書いておいて、実際は1000円になるときもあるらしい。 すぐそばのスタバに入って日記更新に時間を費やす。コーヒー代は名古屋のフラダンスの先生からもらったスタバカードから支出。あ、日記読んでるみなさんも、たんすや引き出しに眠ってる商品券とか金券とかマクドナルドのカードなんかがあったら、ヨッシーに送ってくれても全然構わないからね~。ヨロシク。 昼前にスタバを出て西原町をあとにする。ピーカンの天気なので、Tシャツ短パンでオッケーだ。 国道329で与那原の十字路経由、那覇に向かう。途中マックスバリューで278円弁当で昼食。思えばこのマックスバリューの駐車場で弁当座り込み食いするのは3回目になる。 329から国道507へ、さらに330に入って那覇中心部に進む。モノレールが見えたら国道58号なので右折して北に進む。今日は実家から送ってもらったゆうぱっくを、直子姉さんから受け取る日である。夕方に月桃庵(げっとうあん)という沖縄料理の店でお会いすることになっているので、今夜はゲストハウスに宿泊することにした。 58号の前島というところから右折して、モノレールの美栄橋駅近くにある、ゲストハウス、カムカム沖縄にチェックイン!ここはなんと、雑魚寝で1泊800円の破格なんである。 昼に西原を出て、2時に到着。今日は楽勝である。シャワーを浴び、テレビでオリンピックを観る。なんてゼータクであろうや。ちょうどカーリングをやっている。あー、まりちゃん可愛いなあ。でも前回のときのふっくらとして初々しいときのほうがもっと良かったなあ、などと考えていたら、待ち合わせの時間が迫ってくる。 徒歩で15分、那覇高校近くの月桃庵に着くと、直子姉さんほか御兄弟はすでに揃っておられた。 DSCF1746.jpgDSCF1747.jpg 母からのゆうぱっくを受け取り、みなさんと一緒に会食させていただく。出てくる料理はどれも上品で、うまし! DSCF1748.jpgDSCF1749.jpgDSCF1751.jpg 大宜味村の山川カツおばあのところでお会いしたキミ子さんから、あの時お会いした娘さん二人からの伝言で、「ブログの日記オモロー!」とのこと。いやー、うれしいけどお父さんの元ちゃんがみごとに酔っ払っているところの描写を読まれたかと思うとちょっと頬が赤くなる。 食後、全員で記念撮影。 DSCF1753.jpg ほろ酔いでゲストハウスにもどり、リビングに居合わせた京都大学の自転車サークル美女2人を相手にお話しする。ヨッシーの飲んでる泡盛を見て目がキラリと光ったのを見逃さず、一杯勧めてみたら、じゃあちょっとだけいただきま~す、とか言いながらマグカップの8分目までなみなみと注いでストレートで飲み始めた。おそるべし京大生。 酔っ払って12時過ぎに雑魚寝開始。 走行 19キロ 出費 2633円 (散髪、宿泊、弁当、発泡酒、肉団子、お菓子)

宮城島・上原~西原町 [沖縄編]

2010年2月22日 月曜日 107日目 7時ごろ目を覚ますと、大屋さんはすでにお出かけになっていた。テレビを見ながらブログを書いて、10時にゆっくり出発する。 家の前でおばあに会った。昨晩泊めてもらい、大屋さんはもう仕事に行きました、というとおばあは、うちの長男と仕事しとるのよ~気をつけて行きなさいと、ヨッシーを見送ってくれた。 宮城島から平安座を経て海中道路を渡り、県道37号から川田の交差点に出て、一昨日行ったばかりのスポーツデポの前にあるマクドナルドでお昼ご飯兼日記の更新作業。 気がついたら外は雨になっておる。今日は西原町のあがり崎公園までの予定なので、カッパを着て走る。県道85号から国道329に入り、西原町のサンエーの手前にある900円の散髪屋に寄ろうと思ったら、本日は月曜日でござった。定休日のため前を素通り。 あがり浜のスーパーカネヒデに午後4時到着。弁当半額になるまで敷地内の本屋とかホームセンターとか冷やかしてから、予定通りヤキソバとキムチチャーハンを半額ゲット。 暗くなりかかっているなか、ティーダ公園に急ぎ、以前キャンプしたあずまやの横にテント設営。風が強いので、ご飯はテントのなかで食す。ラジオでは今夜、雷をともなった激しい雨が降ると報じている。また雨である。なんだかなあ~。 走行 45キロ 出費 1965円 (マクドナルド、自転車油、弁当、発泡酒、泡盛)

平敷屋~宮城島・上原 [沖縄編]

2010年2月21日 日曜日 106日目 朝方よく冷えた。しかし快晴なのですぐ気温が上がる。公園でブレーキパッド交換作業にかかる。 まず、作業しやすいようにサイドバッグをはずす。 DSCF1712.jpg 古いパッドをはずす。 DSCF1714.jpg 左が新品、右が擦り減ったパッド。何キロもっただろうか?たぶん3000キロくらい使ったと思う。 DSCF1715.jpgDSCF1716.jpg ネジを締めて取付完了。 DSCF1717.jpg トラブル発生!立ててあった自転車が倒れ、旗竿の先につけていた安全灯が破損!まったく動かなくなってしまった。でも捨てずに持っておいてどこかで直そう。 DSCF1718.jpg 次はタイヤ交換にかかる。 DSCF1719.jpg 古いタイヤを、タイヤレバーを使ってはずす。プラスチック製のタイヤレバーは100円ショップで買ったもの。外すとき、注意してレバーをこじ入れないと、中のチューブに穴が空いてしまうので簡単なコツが必要。 DSCF1720.jpg 少しタイヤが外れれば、あとは手を入れて簡単に取れる。 DSCF1721.jpg 中のチューブを外す。 DSCF1722.jpg 今度はタイヤをリムから完全に外す。もう手で引っ張れば易々取れる。 DSCF1723.jpg あとは逆の要領で新しいタイヤをリムに取り付け、チューブを元にもどす。 DSCF1724.jpg いよいよ最終段階。タイヤを完全にはめていく。ほとんどは手で作業する。そのほうが中のチューブを傷めなくてすむ。 DSCF1725.jpg でも最後のところはやっぱしタイヤレバーではめ込む。ここが最大限チューブに穴を空けないように気を使うところ。写真ではわかりにくいかもしれんが、空気を入れるバルブのところでレバーを差し込んでいると思う。飛び出ているバルブをぎゅっと押さえながら作業すると、リムとタイヤの間にチューブが挟み込まれにくくなる。 DSCF1726.jpg 空気入れる。 DSCF1727.jpg DSCF1728.jpg 完成!ここまで全工程1時間であった。すぐに車体に取り付け、あたりをぐるぐる試乗しているところに昨日ここでお会いした熟年ライダーがやってきた。お名前をモロミザトさんとおっしゃるのだが、なんとヨッシーがタイヤ交換で難儀していないかと心配して、わざわざ20キロも離れた自宅から駆け付けてくれたのである。工具と空気入れも積んで。 まったく頭が下がるおもいである。飲み物2本とパンまで差し入れてくださった。 DSCF1729.jpg 10時半、モロミザトさんと別れ、新しいタイヤとブレーキを移植された、赤い流星号を駆って出発。 岬ハンター(いつから?)としては、できるだけカンナ崎に近づいてみたい。勘をたよりにぐるぐる走るが、お墓の先の葬祭センターで行き止まりになった。あきらめて引き返す途中、ラピュタっぽいショベルカー発見。 DSCF1731.jpg 重機の墓場にもなっているのか? 次に先ほどの漁港の目の前にある藪地島を目指す。展望台から島まで渡る橋を撮ってみた。海がウツクシ! DSCF1732.jpg さて島に入るといきなり本格的な未舗装路になる。新品タイヤ、いきなりの試練! DSCF1733.jpg 島の行き止まりにあるジャネー洞を見学。思いの外でかい洞窟にびっくり。奥まで続いているらしいが、中は真っ暗なのでそこそこのところまで行って引き帰した。ちょっと怖かった。 DSCF1734.jpgDSCF1735.jpgDSCF1736.jpgDSCF1737.jpg さて、懐かしの海中道路を渡り、道の駅あやはしで昼ご飯にする。前回宮城先生のお姉さんの直子さんにごちそうになったバイキングが目当てである。 あれ?990円になっとる。そうか日曜日だからか。前は平日だったから800円やったのに。しかたない。でも元は取ってやる。 腹一杯になっていい気分で外のベンチで日記を書いていると、あんたが自転車の人かね~、と話しかけるおじさんあり。宮城島で民泊をやっているという大屋さん。今夜は家で泊まりなさい。無料でいいからとお誘いいただいて快諾。では夕方頃訪ねていきますと言って一旦別れる。 なんだか気分がいいし暑いので、おいしそうなソフトクリームを奮発。280円也。 DSCF1738.jpg ソフトを舐めていると、見たことある人達がカメラの前に並んで写真撮られてる。自転車小僧の安井さんと玉栄さんではないか!なんという偶然。ここの道の駅は出会いのご縁が鮫の歯のようにあとからあとから現れる。 DSCF1739.jpg 玉栄さんは生年祭りの司会の仕事のためすぐに出かけてしまったが、安井さんはそのあとロードパークで雑誌の取材を受けている。ちゃっかり近くに座って、先日新聞に載っていた環境賞の受賞のことなどお聞きした。いや~、すごいわ安井さん。いま仕事も人生もノリに乗ってるって感じ。 忌野清四郎(こんな字か?)追悼バイシクル・ライドを来年5月に仕掛けるため、第二代自転車大使の俳優、鶴見慎吾を引っ張り出し、雑誌ビーパルとタイアップできた話しなど、完全に安井さんの勢いにみんな引っ張られてる感じがする。おなじ心相数843のヨッシーとしてもうれしいかぎりだ。 なんだかんだで夕方になってしまったので、あわてて道の駅を出て宮城島に向かう。忘れていたが、宮城島はなかなか坂道の多い島である。もたもたしていると日が暮れる。平安座から宮城島を目指して走っていると、後ろから来たバイクから、「ヨッシーさーん」と声がかかる。なんとなんと!先日宜野座ビーチでお会いした、バイク親子と再会した。おそるべし偶然。伊計島までのツーリングの帰りにヨッシーを見かけたのでわざわざユーターンして追いかけてくれた。やっぱしここらは出会いが鮫の歯のようになっとーる。 再び走りはじめ、宮城島の入り口で大屋さんに電話して教えられたとおりに道をたどる。ぬちまーすの看板のところを左に。えっ?こんな寂しい道!お墓が三つほど並んでいるところを通る?お~確かにお墓はある。でも家はない。 学校の横を通る?なんだか古びた校舎だなあ。歩いてるじいさんに目印の新里商店を聞くと、真っすぐいけばよいと教えてくれた。間違ってはいないようだ。 ほどなく新里商店ハッケーン。すぐそばの「民泊008(おおや)」の看板の付いた家もハッケーン!まずはビールを買って喉をうるおす。大屋さんに電話したら、いま出掛けてるから先に家に上がってくつろいどいてと来た。はいはーい。 よく吠える犬をかわして玄関から入り、テレビをつけてちびまるこちゃんを鑑賞。30分ほどして大屋さんもご帰還になる。 シャワーを借り、洗濯もさせてもらってから、リビングで心相鑑定をしながら身の上話を聞く。もちろんビールと泡盛つきである。ヨッシーも昼間のバイキングと同じメニューが入ったキャンプ鍋を出す。 しかし大屋さんの家は、民泊をするだけあって、大きくて広い。リビングにはソファーが3つ置いてあり、その横の座敷は15~6畳ありそうだ。ここは大屋さんの実家で、お父さんが亡くなりお母さんが入院しているので住む人がなく、空き家だったところへ茨城県での仕事をたたんで帰った、三男の大屋さんが母の看病をしながら住むことになったのである。 しかし民泊も中途半端で、男一人ではなかなか掃除や寝具のお世話もうまくできない。収入が無いと困るので、平日は近所の大工手伝いをしている。宮城島を活性化するためにも何かしたいが、地域の人はなかなか自分では動こうとしなくて困っているそうだ。 10時近くまでお話しして、じゃあわしは明日早いからということでお開きにする。ヨッシーもなにかでお手伝いできればいいのだが、とおもいながら二階のベッドに入って休む。 走行 24キロ 出費 1590円 (バイキング、ソフトクリーム、発泡酒)

駅伝動画投稿完了 [沖縄編]

本部で出会った沖縄対抗本島一周駅伝の動画をやっとデータ送信できました。なんせデジカメで撮った画像ファイルが大きくて苦労した。今度から動画は携帯で撮ることにしよう。 記事へのリンクはこちら、 駅伝記事へのリンク [広告] VPS

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。