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久米島 仕事&夜遊び [沖縄編]

2010年3月28日 日曜日 141日目 久しぶりの仕事で気がはやるのか、6時半に目が覚めてしまう。作業用の服など無いので、自転車走行するときのを着るしかない。歯を磨いていると早くも7時半に社長がやってきた。会社はすぐそばだから、軽トラの後ろに自転車でついてきてくれと言われ、そのようにする。 会社で小柳さんとも合流。小柳さんも自転車なので、一緒に野球場まで移動する。 すぐに社長、長男、奥さんも軽トラやユニック付きトラックで合流する。作業は野球場の隣にある、ブルペン周りのシートを取り外す仕事である。つまりは東北楽天がキャンプの時使用していた場所であるが、目隠しと風よけで取り付けられていたものを、どういう巡り会わせか阪神タイガースファンのヨッシーが取り外すことになったということである。 いたしかたない。敵に塩を贈るつもりで仕事にかかる。リーグが違えど、日本シリーズになれば敵ともなろう。武将たるもの少しの水の漏れも無いよう気を配らねばならんからな。(意味の解らん人は、ここはさらっと読んでね) 5人が手分けしてかかり、鉄パイプの骨組みに紐でがんじがらめに取り付けてあるのを、根気よくほどいてはずしてゆく。天気が良く、暑い。10時頃一服してコーラを飲んだが、かなりうまかった。 12時にお昼にする。奥さんが買ってきてくれた弁当を食い、冷たい麦茶を飲む。労働すると飯も茶もうまい。 小柳さんはこのシートの取り付けを2回も手伝っているそうで、手際がいい。久米島に住み着いて1年ちょっとたつそうだが、サトウキビの仕事や大工仕事の手伝い、そしてこの鉄工所の仕事をやりながら生活しているそうである。 4時までに終わるかな?と思っていたが、昼飯のあと1時に仕事再開したら思いの外はかどって2時半に作業終了してしまった。早く終わっても日当は同じ。なかなかよい仕事でござった。奥さんから5500円入りの封筒を受け取る。 DSCF2271.jpg 早く終わったので、小柳さんのお家を訪ねることにする。廃屋同然の家を無料で借り、自分でリフォームして住んでいるというので見てみたかったのである。 一緒に自転車で五枝の松の近くにあるお家に走る。なんだか部活が早く終わって、友人のお家に寄って帰るような感じで面白い。 DSCF2272.jpgDSCF2273.jpgDSCF2274.jpg 野球場から10分で到着。裏庭のテーブルで一緒にビールを飲んで、リフォームのことなど話しする。家が住めるようになるまで、小柳さんは庭にテントを張って暮らしていたそうで、そのときハブも一匹出て捕まえたと言っていた。おっそろしー! 屋根もくずれていたそうで、屋内も床がぼろぼろだったそうだから、使えたのは柱と壁だけかもしれない。トイレは横に小屋を作って水洗にしたから50万円かかった。全体で材料費150万円というから、家賃は無料でも何年か以上住まないと元は取れない。 なんでそんなにリフォームとか自分でできるかというと、小柳さんは以前北海道で工務店の社長をしていたことがあるらしい。いいときはかなり儲けたと言っていた。 そしてその後流れ流れて久米島に着き、いまヨッシーがキャンプしているシンリ浜に2ヶ月もキャンプしていたそうだ。そして思うところあって、それから京都のお寺に修業に行ってお坊さんになったそうである。いまは久米島で、たまにお葬式を頼まれることもあるそうで、かなりなんでも屋さんである。 小柳さんはヨッシーよりもかなり変わっているが、思うところは同じものを感じる。 DSCF2276.jpg そこにハーレーダビッドソンに乗ったお友達の藤井さんが来られた。藤井さんも北海道からの移住組で、こちらに来てから小柳さんに出会ったそうである。 藤井さんは、娘さんが久米島の虜(とりこ)になり、島の人と結婚してこちらに住むようになったので、自分達夫婦もリタイアとともに移住したそうである。 ハーレーと赤い流星を並べて撮ってみた。 DSCF2277.jpg それぞれ別々にこの地にやってきて、この日この時間この家で3人が集まっている不思議に思いが及ぶ。 4時頃にお家を辞し、一旦シンリ浜に一人もどる。今夜の飲み会のため、社長が8時過ぎに迎えに来てくれる。シャワーで汗を流し、パーラーで三国志読んで待つ。 8時に社長合流。一緒に軽トラにのって小柳さんの家まで迎えに行く。そこからタクシーに乗って儀間にある、社長オススメのスナックまで移動。 いよいよ久米島で夜遊びである。暗いなか、タクシーに乗って走るだけでもイケナイことをしてるみたいで少しドキウキする。 スナック幸。 DSCF2278.jpgDSCF2279.jpg それから数時間、泡盛の水割りを飲み、刺身をつまみ、カラオケを歌う。 12時に宴はお開きになり、またタクシーでシンリ浜のテントまで送ってもらった。 なかなかに面白い一日であった。 走行 14キロ 出費 3750円 (弁当、発泡酒、スナック)

久米島 観光プランAの日 [沖縄編]

2010年3月27日 土曜日 140日目 起床したときには少し雲が出ていたが、1時間ほどしたら青い空が見えはじめた。よしよし。観光Aプラン実行である。 モタモタしていて出発は11時になる。まだ通ってない道を走りたいから、シンリ浜からまず空港まで県道245を通り、89号を少し走ってからまた245に入る。 具志川に向けて進むと灯台が目に入った。 DSCF2228.jpgDSCF2229.jpg 久米島灯台。ということは久米島にはこの灯台一つしかないということか?案外少ない気もする。 245から242に合流し、宇江城(うえぐすく)方面に進む。島一周道路を時計周りに走っている形で、ここは時計の12時あたりの位置になる。 タチジャミ公園に自転車を置いて、徒歩でタチジャミを目指す。看板に400m先とある。そこそこ遠いので気合い必要。 DSCF2230.jpg 階段を下りるとなんとか宮という岩山があった。立て看板には、畳石を横から見た形と書いてあるが、意味がわからん。 DSCF2231.jpgDSCF2232.jpg 遠くにタチジャミが見える。 DSCF2233.jpg 海岸沿いの遊歩道を歩くと、途中に滝があった。しかし水が濁っていたので、農業用水かなにかが混じっている模様。 DSCF2234.jpg 徐々に近づくタチジャミ。タチジャミは立神と書く。岩が屏風のように立ち上がっている景勝地。 DSCF2235.jpg 大きさがわからんだろうから手に乗せてみる。 DSCF2236.jpg ちょっと歩いては手に乗せる。 DSCF2237.jpg だんだん手に乗り切らなくなってきた。 DSCF2238.jpg タチジャミの真下で、屏風を横から見たアングルで写真撮った。見事にひらべったい。 DSCF2239.jpg タチジャミ下で記念撮影。こういう大きさなのである。 DSCF2242.jpg さて、遊歩道で自転車まで戻り、つぎは比屋定バンタに進む。タチジャミ公園から県道242に戻る途中、見上げると今日の観光目的地の一つ、宇江城が見える。 DSCF2243.jpg 県道242を東に進むと、すぐに泡盛の久米仙工場発見。いつもお世話になっておりやす。 DSCF2244.jpg シンリ浜を出たのが11時だったので、もう腹が減ってきた。時間はもう1時である。久米仙あたりに食堂かなにかあるかな?と思っていたが、期待は思い切り裏切られる。 比屋定(ひやじょう)バンタまですきっ腹で上りを漕ぐ。幸いバンタの展望台には売店が併設されていた。助かった。 ハンバーガーと赤いきつねで昼飯。370円也。 DSCF2245.jpgDSCF2245.jpg 手づくりハンバーガー。中のハンバーグは、缶詰ポークハムを焼いたモノだった。でも味はなかなか良かった。 展望台に上がり、眺めを楽しむ。200mの断崖絶壁である。 DSCF2246.jpgDSCF2247.jpg 屋上展望台には本島や久米島、渡名喜島、ケラマ諸島の位置が書かれた石版が埋め込まれている。なるほどこれで位置関係がわかった。 DSCF2248.jpg 景色の右のほうにははての浜が見える。 DSCF2249.jpg さあ、本日のメインディッシュ、宇江城城跡に行こう。バンタが標高200mとすると、城跡の標高は309mなので、あと109m上ればいいだけだ。 DSCF2251.jpg 県道にあった案内看板を右折して、ゆるゆる上り続ける。ところどころ急傾斜の道が現れる。油断ならんなあ。国道県道市道などは一定の規格があり、道の勾配の上限が決まっているが、村道や農道など昔から使われてきたようなローカルなところは規格外れの急勾配が平気で出てくる。 しかし今日の赤い流星には、キャンプ用具などの荷物が載っていないので身軽である。 宇江城についた。 DSCF2252.jpgDSCF2254.jpgDSCF2255.jpg 山のてっぺんなので見晴らしが380度効く。 パノラマ写真みたいに撮ってみる。黄砂が去るまで待って良かった。 DSCF2256.jpgDSCF2257.jpgDSCF2258.jpgDSCF2259.jpgDSCF2260.jpgDSCF2261.jpgDSCF2262.jpgDSCF2263.jpgDSCF2264.jpgDSCF2265.jpg DSCF2267.jpg 双眼鏡ではての浜を見たら、船が着いていてビーチパラソルやらなんやらが砂浜に並んでいるのがかろうじて見えた。 30分ほど頂上で過ごし、バンタまで一度戻って缶コーラでのどを湿らせる。うまい! 県道242は比屋定バンタから先は下りで、ちゅらフクギのある真樹まであっという間に走り降りた。宇根から県道89に合流、兼城フェリー港まで一気に走ってしまう。 スーパー玉寄で発泡酒買って自分の労をねぎらう。 みなさんに報告があります。菊地麻衣子か松野明美かで物議を醸しておりましたが、このたび、 菊地麻衣子風松野明美 であることが確定致しました。関係各位にはご心配をおかけ致しました。 スーパーは弁当類など売切れであった。主婦の店にも何もない。晩御飯どうしよう、などと考えながら店を出たら、自転車につけている人生相談の幟をみて、若い男の子が相談したいと声をかけてきた。シンリ浜でキャンプしてるからまたおいで、と言っておいて、午後4時にシンリ浜帰着。水シャワーしてさっぱりする。 いやあ~、やっぱり体動かすと一日の充実感がちがうわあ。あたりまえやけど。発泡酒がうまい。 三国志を読んでいると、さっきの男の子がやってきた。6キロほどある道程を歩いてきたというのでびっくり。さっそく1時間ほど相談し、彼は帰って行った。 さあ三国志だ。隣の席で三線をひいて歌ってたおじさんが話しかけてくれた。鉄工所の社長で、あした仕事があるけど手伝うかね?ということになり、断る理由もないのでお世話になることになる。朝8時から4時までで6000円。お昼の弁当代500円引いても5500円残るではないか。なんと5.5日分の生活費じゃないか! それから発泡酒を2本ご馳走になりながら、いろんな話しをする。明日仕事は5人でやること。野球場に張ってあるテントを外して畳む簡単な仕事であること。そして一緒に仕事する小柳さんは、先日シンリ浜でヨッシーとお話した新潟から自転車でやってきて島に住み着いたあの人であることもわかった。 それから、久米島で夜遊ぶとしたらどのあたりに繁華街があるんですかね?と、聞くと、 お!じゃあ明日仕事のあと行こうね~。と相成った。断る理由無し。3000円出してくれたらあとは社長が面倒見てくれると言うので、さらに断る理由無し。小柳さんも誘おうね~。 結局9時半までお話して、パーラーを出る。明日の朝は社長が迎えに来てくれる。 なんにも食ってなかったのを思い出し、テントで残っていた米を炊く。なんにもないので、にんじんを刻んで米に放り込み、余っているインスタント味噌ラーメンのスープを入れて炊き込みご飯風にする。また風(ふう)である。ああ我が風人生かな。 11時に寝る。 走行 40キロ 出費 1834円 (ハンバーガー、カップ麺、コーラ、にんじん、じゃがいも、発泡酒)

久米島 パーラー留守番 [沖縄編]

2010年3月26日 金曜日 139日目 雨は上がったが風はまだ強い。空には雲がいっぱいなので観光は見送り、パーラーで日記更新準備とマンガ読み。 1時にパーラーでカレー450円也。 DSCF2222.jpg 2時頃、パーラーのおばちゃんが夕方まで出かけるというので、留守番することになった。留守番って言っても何にもできんけど。 マンガ、三国志に突入。横山光輝の三国志である。ここには全60巻がそろっている!久米島を出るまでに読み切れるだろうか? 6時におばちゃん帰ってくる。公園までさくらんぼを取りにいってたそうで、大きめのレジ袋に2つ小粒のやつがぎっしり詰まっている。これでさくらんぼ酒を作るんだそうだ。おばちゃんなかなか小まめである。 DSCF2227.jpg かえりに精算したら、留守番のお礼といってワンカップ泡盛一本分サービスしてくれた。 今夜はもう食料が底をついて来たので、キャベツ入りラーメンで夕飯とする。 明日晴れたら、いよいよ観光Aコースに出発するぞ~、オー! 走行 0キロ 出費 650円 (カレー、泡盛)

久米島 雨の一日 [沖縄編]

2010年3月25日 木曜日 138日目 朝方から雨降り出す。風も強く、テント内がじわじわ湿りはじめる。濡らしたくないものはビニールに入れ、寝袋もカバーに入れておく。 ポトフ風ポトフとパンで朝ごはん。パーラー開店とともに店に入り、マンガ読み。外は相変わらず雨と風である。 お昼はパーラーでヤキソバ500円也。 マンガ読み。 3時を過ぎたので、発泡酒150円也。 夕方雨はやんだが風は強い。 6時半、テントに戻り浸水具合を見る。一番低いほうの角に水溜まりができている。コップ3杯分ぐらい。すくい出して捨てる。 昨日のポトフと炊き立てご飯で夕飯。 気温が下がって寒い。 走行 0キロ 出費 650円 (やきそば、発泡酒)

久米島 観光~島の東側あたり [沖縄編]

2010年3月24日 水曜日 137日目 7時起床。晴れ。霞は取れたが山のほうには雲がかかっている。なので今日の観光コースはプランBに変更。 プランAは、標高309・8m山頂にある宇江城城跡を巡るコース。せっかく登っても景色が見えなかったら楽しみも半減である。それは後日にして、プランBは島の東外れの奥武島にある畳石から、島尻の鳥の口(とくじむ)を巡り、アーラ林道で島の東南部をまわるコースでございますお客様。 自炊ラーメンで朝飯を済ませ、9時にシンリ浜を出発する。南風が温かく、今日は気温がかなり上がりそうな予感。 県道89を東進し、フェリー乗り場の兼城港を経由して東に進む。 儀間の町を通り過ぎるとき、アーラ林道への案内板発見。反対側から林道を越えて来たら、ここに出ることになるようだ。 軽い峠越えをしてきた県道89は、宇根の村で島の東端に行き着き、左に曲がって久米島の北側を回る県道242号となる。今回は北側までは行かず、真樹の村にある大ソテツを見に行く。 案内看板発見。 DSCF2187.jpgDSCF2185.jpgDSCF2184.jpg ソテツ参観料150円の看板発見! DSCF2188.jpg いくらなんでもソテツに150円は?払う価値があるのかわからん。よってパス。 それからすぐそばの、久米島紬ユイマール館へ。 観覧料300円。 パス。 入口からそっと中を伺うと、資料館なるスペースには紬で作られた品々が展示されているのが見えた。有料でハンドバッグや着物やなんかを見せられるのはかなわん。 すぐそばのちゅらフクギは無料で見れた。こうでなくちゃ。 DSCF2189.jpgDSCF2190.jpg さらに近くの、旧仲里間切蔵元跡なるところを見つけて立ち寄る。 DSCF2192.jpgDSCF2193.jpgDSCF2194.jpg 蔵元とは昔の役場のことであるそうだ。きれいな石垣に囲まれた広場は、ゲートボール場になっていた。ここは無料なのでパスしないですんだ。 まだ時間は10時過ぎたぐらいで余裕である。宇根漁港からイーフビーチ方面に走り、奥武島(おうじま)への短い橋をわたる。 DSCF2196.jpgDSCF2195.jpg 畳石はすぐに場所がわかった。 DSCF2197.jpgDSCF2199.jpgDSCF2200.jpg 柱状節理。 溶岩が海水で冷やされた時にできる。小学校か中学校で習ったなあ。六角形の岩が地面に並んでいる様を見て、畳石と呼ばれるようになった。 では畳の上で寝て見よう。 DSCF2203.jpg その横にこんなものが、 DSCF2201.jpg だれや?砂でこんなもん作ったんは! しかたないから記念撮影。 DSCF2202.jpg そろそろ昼が近いが、まだ腹は減ってない。このまま島尻に進むと昼を食い損ねるので、近くのAコープまで弁当を買いに走る。そしてコープの駐車場で、なんと、 DSCF2204.jpg トマト発見! 車の駐車場の真ん中にポツンと置かれていた。神様からの差し入れか?しかもまだ冷えている!天国の冷蔵庫から、ポロンと落ちたのかもしれん。ありがたく頂く。 イーフビーチから久米島一周線の県道245号になる。島尻まででて、さらに島尻崎・鳥の口(とくじむ)まで走る。 1時を回り、気温はぐんぐん上がっている。暑いからか?なんだか力が出ない。普通だったら平気なくらいの上りの途中で、パワー切れで立ち止まること数回。しかしなんとか鳥の口遊歩道までたどり着いた。 カメラと弁当を持って遊歩道を鳥の口に向かって登りだす。風もぬるく、日陰もない。途中で水筒の水を自転車に置いてきたことを軽く後悔した。 DSCF2205.jpgDSCF2206.jpg DSCF2207.jpg 登って降りてまた登る。さらに降りてまた登ると、鳥の口の真上の展望台にでた。景色は抜群だが、日陰も無く暑い。さっそくに弁当食ってしまう。クジラが見えることもあるそうだが、長々見物してたら干からびてしまいそうである。 DSCF2209.jpg 「くじらぁ~」、と呼んだが返事が無いので、引き返す。 遠くに見えるハテノ浜は観光名所。東洋一の長さ、11キロもあるらしい。 DSCF2211.jpg 鳥の口。 DSCF2212.jpg 嘴のように見える。 ヨッシーの口とデュエット。 DSCF2214.jpg 島尻まで戻ると、さらに力が出なくなっている。売店でコーラを飲んで休憩して、力が戻るのを待つ。 力出ない。 アーラ林道を走るかどうか思案する。 ところでアーラ林道ってホントの名前よ。ヨッシーが勝手にそう呼んでるんじゃないからね。安良と書いてアーラと読むらしい。 でも次回また、林道を走るためだけにここまで戻ってくるのも面倒なことである。それに島尻から再び89号にもどって、儀間の村まで走るのは、距離では大回りになる。 心のなかで2人の自分が戦い、51対49でアーラ林道側がかろうじて勝利した。 なーに、林道といっても舗装はされているし、半分は登りやけどもう半分は下りだしね。 DSCF2215.jpg 暑い中、坂道登りはじめる。勾配はそうきつくないのでホントならへいちゃらのはずだが、力が出ないので日陰で何回も休む。道路に座り込んで、たまに吹いてくる風の心地よさを楽しんでいたら、高校時代の部活を思い出したりした。 DSCF2216.jpgDSCF2217.jpg 登りが終わり、くだりに入るとどうやら峠は越えてしまったようで、アーラ林道は呆気なく終了に近づいた。 儀間からシンリ浜あたりまでずっと見通せる。 DSCF2219.jpg 下り切ると、午前中見かけた案内看板のところに合流する。ここまで所用約1時間であった。 スーパー玉寄で発泡酒買って自分をねぎらう。 みなさんにご報告が有ります。 松野明美は、今日も松野明美でした。菊地麻衣子にはまだ戻っていませんでした。 暑くて頭をやられていたからか?明美のままででした。 シンリ浜帰着午後3時。自転車を置いたらそのままの恰好で、目の前の砂浜から海に入った。体が冷えて気持ちいい。これが今回沖縄に来て初めて入る海である。 水のシャワーしてパーラーで発泡酒で一人乾杯。うまし! 夜は沖縄そばのだしでにんじん、じゃがいも、ポーク缶詰などを煮込み、ポトフ風ポトフを作る。 DSCF2220.jpg この「風」、というのは食わせ者である。昔からそう思っていた。風で済ませられるならなんでも通るではないか!と。キエフ風カレー、とか。地中海風ドリア、とか。どうも潔くない。それならいっそ、ピザ風ピザとか、うどん風うどんとか、ちょっと出来損ないでございます、とハッキリ言ったほうが気持ち良くないか? そこでヨッシーのは紛れも無い、ポトフ風ポトフである。出来損ないポトフでござい。でも味は良し。 昼に買ったジューシーおにぎりとともに腹に消えた。 走行 49キロ 出費 1116円 (弁当、コーラ、発泡酒)

久米島 引き続き黄砂 [沖縄編]

2010年3月23日 火曜日 136日目 晴れ。しかしまだ黄砂が残っているのか、すこし霞んでいる。 パーラーのテーブルを借りて、日記更新の準備する。携帯のワープロソフトでまず下書きをするのだ。11時頃、初日に泡盛を飲ませてくれたおじさんが来て、いっしょにコーヒーを飲む。 日記を書いていて、気がつくと1時になっている。テントのところにもどって米を炊き、残りのカレーをかけていただく。 日記を更新するため、こんどはネットに接続し、まずデジカメ写真を送る作業。電波の状況なのか、ブログサイトの問題かわからないが、これにかなり時間がかかった。 下書きをコピーして、ブログ管理画面の記事作成ページに貼付ける。それから、日記の本文に写真へのリンクを入れて行く。文章の途中に写真を入れるので、それなりに時間がかかる。 あとちょっとで終わるのに、携帯の電池切れで作業の後半が尻切れトンボになってしまった。あー、残念。 気分転換に、違うことをする。いまはまだシーズンではないので、シャワー室の利用者がほぼいないため、少し汚れている。このままでも使えるけど、せっかくなのでパーラーのおばちゃんに道具を借りて水洗いした。 晩御飯どうするか考える。今日はシンリ浜から動いてないので、スーパーにでも買い出しにいくことにする。いつものスーパーまで片道4キロ。 5時をまわっていたからか、弁当類が割引になっとる。300円の鳥そぼろの3色弁当と、100円のおかずセット購入。レジに松野明美はいなかった。 真っすぐテントに戻って、夕日を見ながら弁当で晩御飯。ヨッシーは鳥のそぼろが大好きなのでご機嫌である。 平和に1日が終了した。明日、景色の霞が取れたら島内観光に行こう。 走行 9キロ 出費 826円 (弁当、缶詰、発泡酒)

久米島 五枝の松&おばけ坂 [沖縄編]

2010年3月22日 月曜日・休日 135日目 まだ黄砂。景色が薄煙っている。昨日よりはマシだが、これでは山の上の宇江城城跡からの展望も期待できない。9時に自転車でいったん走り出てみたが、やっぱり思い直して浜に戻る。 でもやっぱりすることもないので、11時にいくつかの観光名所を巡りに出た。 昼も近いので、まずはフェリー乗り場近くの大田に出て、「主婦の店」にて弁当購入。400円也。ヨッシーは主婦ではなかったが、誰からも見咎められることはなかった。主婦でなくても買い物できるようである。 DSCF2150.jpg まずは近場にある旧家・上江洲家(うえずけ)に向かう。町役場の十字路から県道242を北上。案内看板から右折して簡単にたどり着いた。 DSCF2151.jpgDSCF2152.jpg しかし入場料300円となっているので、塀の外からそっと見て終わりにする。同種の建物は海洋博公園でたくさん見たからだいたいのことはわかっている。 次に五枝の松に向かう。実はこの朝、心相鑑定の師匠、宮城先生と電話で話した際、久米島には見るものは2つしかないよと聞いていた。その一つが五枝の松である。 DSCF2153.jpgDSCF2155.jpgDSCF2156.jpgDSCF2156.jpg 想像より枝振りが広がっていて、これは見応えがあった。松の根本に近いところには拝所があった。 DSCF2157.jpgDSCF2157.jpgDSCF2158.jpg しかしこの拝所のお供えものの中に、スライスチーズがあったのはなんでじゃろうか?久米島の神様はチーズがお好きなんじゃろうか? DSCF2159.jpg DSCF2159.jpg ちょうど昼を回ったので、弁当にする。おかずたっぷりであるが、揚げ物中心なのは、傷みが早い南国ではいたしかたないところか。 さて、つぎはおばけ坂である。これはテレビなんかでも取り上げられたことがあるんではないかな?それは果たしてここのことであろうか? DSCF2161.jpgDSCF2162.jpgDSCF2163.jpg やはり県道242を進んで、案内看板を見つけて右折。1キロも行かないところに説明看板のあるところに着いた。どうやらここらしい。 下り坂に見えるが、坂の途中で車を停めてギアをニュートラルにするとバックする、と書いてある。 しかしヨッシーの目はおかしいのであろうか?じーっとみていても、下り坂に見えないのである。ちゃんと上り坂に見えてしまう。上り坂に見えているのに、車がバックし始めたのを見て驚くわけにも行かない。当たり前のよくある風景だからね。 実際ここで立ち止まっていると、やってきたレンタカーが案内通りにニュートラルにしてバックしている。ヨッシーからするとそれが余計滑稽に見えてしまう。 でもそれでもヨッシーもバックしてみたい。でも自転車でバックは難しいだろう。そこでウォーターボトルを転がしてみた。 [広告] VPS
ただ置いただけでは動かなかったので、ちょっと始めだけ手で転がしてやる。やらせである。 でも途中で止まってしまうので、もっといいものはないか?と見回すと、ちゃんとそこに置いててくれているではにか!車のホイール。 DSCF2164.jpg そうか、このためにあったのか。さっそく転がしてみる。 [広告] VPS
うまくいった。しかしやはり下り坂に見えないので満足度23%くらいである。 さあ次、行って見よー。 県道242に戻って北にはしる。具志川城跡見学。 DSCF2165.jpg すぐそばのミーフガー見学。 DSCF2166.jpgDSCF2169.jpgDSCF2170.jpgDSCF2171.jpg ミーフガーは、一昨日見たガラサー山と対に見立てられている。つまりガラサーは男、ミーフガーは女。 黄砂の影響か、すこし目がしょぼしょぼする。今日はこれぐらいにしてもどる。海岸道路を空港まで走り、それからまた大田まで出て、スーパー玉寄で買い物。菊地麻衣子がレジにいた!しかし今日はよくよく見ると、麻衣子ではなく、松野明美であることが判明!これも黄砂の影響だろうか? 主婦の店にも寄って、カレー粉とにんじん購入。今夜はカレーだ。というか今回の旅で初めてのカレー作りである。 3時にシンリ浜帰着。すぐに水シャワーしてさっぱりしてから、パーラーでマンガ読み&発泡酒。パーラーのおばちゃんがあごのところをティッシュで押さえてる。なんだか虫にやられたそうである。 ヨッシー>美人が台なしやな~。 おばちゃん>そやろ~、あんただけやでそんなん言うてくれんのは。 ヨッシー>今日は黄砂で霞んでるからなぁ~。 ヨ&お>あはははは! 平和である。 5時すぎにテントにもどってカレー作り開始。昨夜の野菜汁の汁が残っているので、これを水で薄めてベースに使う。じゃがいも、にんじんを入れて煮立ててから、缶詰のポークを刻んで入れる。 DSCF2174.jpg 最後にカレー粉を入れて弱火で少々にてできあがり。次に米を炊く。 DSCF2173.jpg 今日は米の炊け具合が100点である。 DSCF2176.jpg カレーをかけて完成!うまし! DSCF2177.jpg 完食! まだカレーは明日の分も残っているので楽しみである。 本読んでラジオ聞いて9時頃寝る。 走行 30キロ 出費 1541円 (弁当、じゃがいも、にんじん、缶詰、カレー粉、カセットボンベ、発泡酒)

久米島 黄砂来たる [沖縄編]

2010年3月21日 日曜日・春分の日 134日目 黄砂が来た。強風に乗って中国は広島あたりからやってきた。(それは日本の中国地方やがなっ!というお叱りの言葉も無くさらに続く)景色が霞んでいるので今日は観光中止である。 朝、トイレに行ってテントに戻るとなにかが違う。よく見ると、以前奥武島で猫にやられた同じ場所に、またしても小便かけられている。 DSCF2135.jpg 今回は犯人の姿が無いので、犬か猫かはたまた違う生き物かはわからない。すぐに水をかけて洗うが、ニオイはなかなかとれない。ダイソーで買った100円ファブリーズもどきを大量にかけてごまかす。 昼飯はターナー母差し入れの味噌ラーメンをダブルで作ってキャベツを入れる。 パーラーで発泡酒飲みながらマンガ読み。 DSCF2136.jpgDSCF2137.jpgDSCF2138.jpg 夕方シンリ浜を散歩。浜の沖合数百メートルのところに帯状の珊瑚礁が横たわり、外洋からの波を遮断している。自然の堤防になっているのだが、これにはちゃんと名前が付いていた。地図には着島となっている。 DSCF2139.jpgDSCF2140.jpgDSCF2142.jpg 夕方になったが、夕日はまだ黄色いままである。明日はまだましになるかな? DSCF2146.jpg 今夜は野菜汁にする。キャベツにセロリ、缶詰のポークを入れて醤油とカツオだし、塩で味を整えてできあがり。お米も炊いて、かつおぶしと胡麻をかけていただく。炊き立てにかつおぶし!うまし! DSCF2147.jpgDSCF2148.jpgDSCF2149.jpg 走行 0キロ 出費 300円 (コーラ、発泡酒)

キヨシロー追悼ラン [沖縄編]

安井さんからキヨシロー追悼ランのお知らせが来ました。 http://planetciao.web.fc2.com/kiyoshiro.htm 参加希望者は直接メールで申し込みしてください。

久米島 パーラーシンリ浜、おそるべし! [沖縄編]

2010年3月20日 土曜日 133日目 昨夜は雲も無く晴れていたので朝冷え込んだ。7時に起き出し、昨日のスープ残りで朝ごはん。TJが送ってくれたインスタントコーヒーも飲んで、ゴージャスな気分。 水のシャワーでスッキリ!しかし久米島の水道水は本島のより冷たい気がする。 11時におばちゃんが来てパーラーオープン。さっそくマンガ読みに出撃。またおばちゃんの話し相手になって愚痴を聞いたりする。お礼なのか?アイスコーヒーを飲ませてくれた。1時になって腹が減ったので、カレー450円を発注。もちろん大盛で依頼。 20分くらいして出てきたカレーは、ちゃんと大盛な上に、目玉焼きがのっていた。味は売店並み。きのう炊いた残りやからと言って、野菜の煮込みもつけてくれた。 食ってまたマンガ。剣客商売がおもしろい。 15時になったのでちょっと自転車でうろうろしに行く。港のほうにもどるとこんな道路標識が。 DSCF2123.jpg これでナカンダカリと読むのか。 それを通り越してさらに東に進んで、久米島自然文化センターに行ってみる。閉館5時なのできょうはパスして来週来よう。 来た道をそのまま西にもどり、フェリー乗り場近くにあるガラサー山を観光。 DSCF2125.jpg 右のこぶし見たいに突き出しているのは、自然にできた岩。不思議な形である。 昨日も行ったスーパー玉寄で買い物。 DSCF2128.jpg 目抜き通りはこんな感じ。 DSCF2126.jpgDSCF2127.jpg シンリ浜に向かって戻る途中、球場を通った。楽天イーグルスがキャンプしたところ。人口8000人の島にしてはびっくりするくらい立派。 それから空港に回ってみる。 DSCF2130.jpgDSCF2131.jpgDSCF2132.jpgDSCF2133.jpg 空港内に飾られていた、楽天の写真パネル。2008年、2009年と真ん中に座っておられた野村監督は、2010年のパネルにはおられなかった。楽天ファンではないけれど、一抹の淋しさを感じる シンリ浜にもどりったら4時過ぎ。やっぱりすることがないので、パーラーでマンガ。おばちゃんが紅芋を使ったおやつを出してくれた。ほかのおっちゃんにもあげてる。 7時に暗くなり始めたのでテントにもどり、晩御飯どうするか考えるが、昼の大盛カレーが効いてて空腹ではない。ま、いいか。そのまま泡盛飲んでラジオ聞いて寝る。 ラジオでは今夜雨が降ることと、黄砂がやってくると伝えている。そして確かに夜中に雨の音で目が覚めた。そしてまた寝た。 走行 17キロ 出費 738円 (カレー、発泡酒、コロッケ)

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