宜野座 阪神タイガースキャンプ密着5 [沖縄編]
2010年2月14日 日曜日 99日目
沖縄では今日は旧正月を祝う日である。しかし朝からしょぼしょぼと雨。あずまやで朝ごはんを食べていると、バイクの2人連れがやってこられた。
親子かな?と思って聞いてみたら、若い方のにいにいは娘さんのお婿さんだった。まあ義理の息子っちゅうことやね。うるま市から来られていて、だいたいいつものツーリングコースを走るとここで休憩になる、定番ポイントだそうな。
ガスのコンロを組み立ててお湯を沸かしてコーヒーを入れておられる。ヨッシーもお相伴にあずかる。久々のコーヒー、うまし!お父さんの言うことにゃあ、いつかはバイクにテントなど積んでツーリングに行ってみたいと思ってらっさる。夢があってよろしい!ヨッシーがどうやって旅しているかいろいろお尋ねになられる。ヨッシーも旅の先輩面してテントを見せたり、ソーラー充電やブログ更新のための携帯セットを見せたりする。
休憩の後、お二人は颯爽とバイクにまたがり、南の方角に走り去った。お父さんのバイクの右ウインカーがずーっとつきっぱなしだったのは、ご愛敬である。
昼飯はラーメン作って食う。それから球場へ出発。昨日は宜野座で日ハムと練習試合だったが、今日は日ハムのキャンプ地である名護で試合する。なので試合に出ない残留組の練習を見る。
ブルペンに行ってみたら、45番キャッチャーの清水がキャッチングの練習をしていた。ピッチャー役がわざとワンバウンドの球を投げて、体でそれを止めるなかなか酷なトレーニングだ。
横に立った吉田コーチが、一球ごとに、「よし」、とか「だめ」、とか「あほ~」とか言っているが、ヨッシーにはどういうポイントが良いのか良くないのかワカラン。同じ関西学院出身の選手なので、行く行くはタイガースになくてはならない選手になってほしい。
3時になると、もう見る練習もなくなり、前から気になっていた博物館に行ってみる。入館料100円。ぐるっと一回り見たが、ヨッシーの「面白がる目線」、にひっかかる物はなかった。残念。
仲間商店に回って買い物して帰る。魚のから揚げとシークヮーサーを買う。いままで無料で手に入れてきたシークヮーサーを、まさかお金を出して買うとは思わんかった。でも151円だったし、久々に泡盛を割ってみたくなったし。
テントにもどる途中、自転車の前輪から異音が出はじめる。止まってみても原因がよくわからん。スピードを押さえて、あずまやまでもどる。
トイレで、前に少しだけ話した、耳の遠いほうのおばあに会う。山羊小屋のそばの家のおばあだ。千円くれたほうのおばあではない。
ここで一昨日差し入れの弁当とサンドイッチを置いてくれたのが、この山羊のおばあということが判明!神様ではなかった!おばあの耳元で、神様が置いてくれたと思っとった!と伝えると、大笑いしておられた。
8時頃から雨が強く降り出す。ラジオの予報でも、今夜は強い雨がカミナリを伴って長い時間降るといっておる。しかし今の所雨だけで、風はないからまだ助かる。テントの屋根に雨の当たるパツポツという音を聞きながら就寝。
夜中の2時半に目覚めても、あいかわらず雨はザーザー降っている。テントの床と、床のうえに敷いているブルーシートとの間に水が貯まっている。コップで外にすくい出しているときテントのまわりの状況を確認すると、もうすでにゲートボールのグランド全体が池のようになっておる。あらためてブルーシートを触ってみるとタプタプと波打ち、まるでウォーターベットのごとくである。
避難決定!テント中の物をすぐ横のあずまやに運び、最後にテントもあずまやの下に引っ越す。再び中に荷物を入れて、びしょびしょに濡れた服を着替えて落ち着いた。
3時に引越し終了。もう一回寝る。
走行 12キロ 出費 1257円 (魚から揚げ、発泡酒、泡盛、シークヮーサー)