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与那覇岳登山 [沖縄編]

2010年1月20日 水曜日 74日目 7時半起床。ホットドッグのパンに魚肉ソーセージを半分縦割りした物をはさみ、マヨネーズをかけて2本のなんちゃってドッグ完成。ひとつは今食って、のこりは登山に持って行く。ほかに墓参りでもらったお菓子やりんごも持って行く。 テントは漁港に立てたまま荷物も中に放置して、身軽になった愛車・赤い流星で登山口まで林道を上がる。林道といっても全面舗装だから問題ない。 9時53分、漁港出発。昨日教えてもらった辺戸名から森林公園への道を上がろうとしたら、いきなり工事通行止め。奥間林道に迂回せよ、と立て看板にあった。観光案内まただめじゃーん。ちゃんと通行止めは把握してないと~、と独りごと言いながらリルート。 くねくねの上り坂をひたすらペダル回してぐいぐい登る。おおー、荷物積んでないと以外とやるじゃん!赤い流星号。けっこう休みの間隔が普段荷物満載のときより長い。 大国林道の合流地点、与那覇岳登山口に10時1分着。自転車での登りは約70分ってことでした。小休止して今度は歩きで頂上を目指す。平日なので他に登山者いるのか?と思っていたが、車が2台停まっていた。 DSCF1288.jpgDSCF1289.jpg DSCF1290.jpg 木漏れ日のなか、快適にすすむ。歩きはじめは登山道も広く、傾斜もほとんどない。分岐点にも立て看板がちゃんとあって迷うようなことはない。30分で記念碑のあるところまで到着。ここからが険しい道になる、と書いてある。 DSCF1293.jpgDSCF1294.jpgDSCF1296.jpg しかし、あと何分とか何キロとかはどこにも書いていない。りっぱな案内板を設置するなら、おおよその目安や簡易な地図くらい入れれば迷う人も少なくなるだろうに。 ここからは人ひとり通れるくらいの登山道が始まる。階段状のところもあれば尾根筋を行くような平らなところもある。20分くらい歩くと、徐々に下りはじめた。え!もしかして頂上過ぎちゃった?やや不安になりながらすすむ。だから案内板にあと何分とか目安があると、心に迷いが生じなくていいのに。 下りになってすぐ、「与那覇岳頂上→」、の看板有り。そこからまた登り反すとほどなく開けた場所に着き、そこが頂上であった。10時59分登頂。自転車をおいてから、ほぼ休みなく歩いて約1時間であった。 DSCF1297.jpgDSCF1299.jpg 頂上は10坪ほどの広さで、まわりは樹木が繁っていて視界は無かった。その情報は正確だった。しかし標識には498mとあるが、手持ちの地図には503mとなっている。さすがはおおざっぱな沖縄であることよ。 11時40分下山開始。眺めも楽しめないでは長居は無用。途中年配のご夫婦とすれ違った。ぐんぐん歩いて登山口に12時20分帰着。あれ?下りも1時間かかった?険しい山ではなかったので、登りも下りも同タイムなのか。 さてここからは自転車の醍醐味ダウンヒルなのだが、大国林道に確か山の水を汲める場所があった。あそこに寄ってから帰りたい。 DSCF1264.jpg うろ覚えではあったが、登山口から大国林道を南に自転車走ると、約15分で水汲み場に着いた。さきに車で来て多数の水タンクに汲んでるお孫さんを連れた女性発見。挨拶してとなりのホースからペットボトルに汲んでいたら、「あ、こっちのほうがきれいな水よ」、と真ん中のホースを譲ってくれた。ホースの先に束ねたガーゼを被せて、細かいゴミが入らないように工夫してある。 どこから汲みに来てるの?と聞くと、嘉手納からと返事された。かなり遠いが、お店をやっている人などはわざわざ那覇からでも汲みに来ると百合子さんからも聞いていた。 女性もスナックをやっているという。水割りに使うそうだ。店の名前を聞き忘れたので飲みに行けない。 帰りは比地(ひじ)経由で帰る。ぐんぐんダウンヒルして、道の駅のそばに出る。13時半。観光案内の女の子に正確な情報を教えてあげようと思ったのに、案内所には誰もいなかった。ゆるいなあ~。 DSCF1301.jpg 近くの売店で300円弁当と、カーサームーチーという餅を買う。旧正月に健康を願って食べる縁起物だから買いなさい、と半ば売り付けられた。道の駅のソファーで弁当食う。新聞も置いてあり、くつろげる。となりのファミマで立ち読んだあと、漁港に帰着。港にいた兄さんと立ち話。宮古島に行きたいがいまはフェリーが無くなってしまってね、というと、豊見城の豊崎漁港にいって、イカ釣り舟に聞いて見れば乗せてくれるかも、と教えてくれた。おー、その手があったか。 兄さんが漁船に乗ってた頃は、宮古島まで行って必要な物を買い出してからそのあたりで操業してたらしい。これは試してみる価値あり。漁船ヒッチハイク。 先日に続き、よく晴れた暑い一日だった。夕暮れのあずまやでシークヮーサー割り。登山で疲れた体に泡盛が染み込む。染み込む、染み込む。 気がつくと大型ヨットが港に入ってきていた。カタマランという双胴タイプのヨットで、あ~あんなの欲しいなあ~、と常々思っていたやつだ。しかもかなりでかい。堤防の上から覗いてみる。 DSCF1302.jpg 船名は、「Sea Breeze」、となっている。髭剃りあとに付けるやつ?なのか、ほんとにその船名なのか不明。 夜、なんだかウォンウォン音がしてうるさいと思っていたら、シーブリーズのマストが風を切る音だった。 走行 27キロ 出費 1060円 (弁当、カーサームーチー、発泡酒、缶詰、パン)

大宜味村~辺戸名 [沖縄編]

2010年1月19日 火曜日 73日目 昨夜トイレが近かったのはシークヮーサーの摂りすぎかな?快晴の朝。9時起床、10時半出発。国道58を北に向かう。 11時半、ローソンで休憩&立ち読み。ローソンと同じ敷地内にある、沖縄そば屋・くんじゃんそばが気になる。壁に「100円そば持ち帰れます」、と書いてある。コンビニでカップ麺の昼食より、同じ100円でも値打ちが違うかもしれん。 ローソンでおにぎりひとつ買って、そば屋で100円そばを頼んだ。外のベンチでおにぎりといっしょにいただく。ちゃんと器に入れてくれて、これで100円は安い。200円とってもいいじゃない? DSCF1285.jpg 昼飯後、また58を北上。道の駅ゆいゆい国頭(くにがみ)到着。ここでは沖縄本島最高峰の与那覇岳登山の情報を仕入れたい。以前ネットで調べたら、頂上からの眺望がない上に、どこが頂上なのかわかりにくい、と書かれていたので正直登るかどうか迷ってもいる。 観光案内の女の子は、あんまり知らないらしく、登山道などのマップもないようだ。辺戸名(へんとな)から森林公園目指して林道を登ると、大国林道に合流したところに登山道入口がある。ここまでは先日百合子さんとドライブしたときに通っているので確認済みなのだが。知りたいのはその先なんだけど、何分かかるとか、何キロあるとか全くわからないうえに、「頂上探して迷う人もいるみたいですよ~」、とは、あんた観光案内所に座っててそんなでいいのか!とは言わなかったが・・・。 登るならきょうはもう時間が遅いから、明日にしなければいけない。2泊できそうな良い場所が見つかったら登ろう、と心に決めて道の駅を去る。 国道58をさらに北へ行くと辺戸名の商店街に行き会った。なんと!名護からこっち、買い物するといえば共同売店しかなかったのに、ここには商店街があった。郵便局、ホテル、旅館、食堂、駐在所、やってるかどうか怪しげなスナック・・・。まあまあの町並みである。商店街を一通り抜けてから海沿いの道に折り返して元来た方向にもどると、辺戸名漁港発見!トイレ、芝生、あずまや有り!2泊決定!登山も決定! DSCF1287.jpg まだ時間は3時だが、さっそくあずまやでくつろぐ。夕暮れになってそのまま晩御飯になり、売店で買ったジューシーおにぎり120円と、キャベツたっぷりラーメン&さんまの缶詰。もちろんシークヮーサー割りは今夜も炸裂!使っても使っても無くならない~。 走行 27キロ 出費 858円 (そば、おにぎり、ジューシーおにぎり、発泡酒、柿ピー)

画伯宅~大宜味村 [沖縄編]

2010年1月18日 月曜日 72日目 畳の上はよく寝られる!快眠して8時起床。 昨晩百合子さんが出しておいてくれたポークの缶詰と野菜で炒め物を作り、カツおばあが持たせてくれたタコ飯?と昨日作ったみそ汁で朝ごはんにする。 和邦にいにいと一緒に食べたが、なんだか今朝は無口である。炒め物は普段キャンプでは洗う手間とか油の持ち歩きとかの理由でできないので、こういうときには思い切って料理できてうれしい。 食後お兄さんは自室へ。ヨッシーはあてがわれた座敷でブログを携帯で書く。3日分たまっていたし、出来事が多かったので長文になってしまい、結局書き終えたのは1時半まわっていた。 するとお兄さんがやってきて、「そろそろ出発しないと~。暗くなるよ~」、と心配しはじめる。宿泊のお礼に庭の草刈りを1時間だけさせてもらい、自転車に荷物を積んで3時においとまをした。 一昨日の登りは40分かかったが、下りは10分で国道58号にもどった。さて中途半端な時間なのであまり遠くにも行けない。キャンプ出来そうな場所を当たりながら、北に走る。産業まつりが行われていた大宜味中学のグランドの海側に、好適地発見!グランドにトイレもあるし、ナイスロケーション。 まずは近くの売店に行って、さんま缶詰と泡盛を購入。レジのおばちゃんが、おまけしとくね~、といってシークヮーサーを袋に10個くらい入れてくれた。昨日山からドッサリ取ってきたのが2袋あるとは言えなかった。 しかしおばちゃんいいことを教えてくれた。半分に切って泡盛に絞って飲んだらおいしいよー。そうか、その手があった!ドッサリ採ったのはいいが、どうやって消費するか気をもんでいたからね。みかんみたいにむいて食べるのもいいが、種が多いのでなかなかいくつもいっぺんには食べられない。よーしよーし、である。 浜辺にテントを張り、さっそく泡盛のシークヮーサー割りを楽しむ。一回に4個絞って、そのジュースで泡盛を割る。なんちゅう贅沢な使い方であろうや。うまし!ビタミンも取れるし、泡盛もススム。一石二鳥ではないか。 DSCF1277.jpgDSCF1280.jpg しかし大宜味村では、よっぽどシークヮーサーが余ってるのか、村総出で配りまくってるように見える。 DSCF1281.jpgDSCF1284.jpg 走行 12キロ 出費 1323円 (カップ麺、おにぎり、泡盛、チューハイ、缶詰、発泡酒)

さて皆さん [番外]

これを書いているいまは、1月18日の月曜日、現在大宜味村役場近くの海岸でキャンプ準備中であります。

沖縄の天気はこれから数日晴れが続く模様なのでそのうちに沖縄最北端の辺戸岬(へどみさき)をまわって東海岸を南下する予定。

もしなにか旅の情報をお持ちでしたらコメントくださいね。よろしくお願いしまーす。

宮城家墓参り [沖縄編]

2010年1月17日 日曜日 71日目 7時に起きる。ごそごそしてたら和邦さんも起きて来られて、いっしょに白飯に海苔とツナ缶で朝ごはん。きょうは直子ねいさん始め宮城家の方々が集まり、御墓参りをする日と聞いている。 食後、デッサンのモデルになってほしいと言われて描いていただく。光栄である。和邦さんの作品は県の美術館にも多数納められている。残念ながらヨッシーには絵画や美術の心得が全くないので、それがよいものなのかどうかさっぱりわからないのが情けなく、いろいろ語ってくれるお兄さんに申し訳ない。 DSCF1253.jpg できた作品。はこれ。和邦画伯といっしょに写す。 DSCF1254.jpg 10時過ぎにおねいさんの百合子さんが那覇から到着。初対面のご挨拶をする。いっしょに御墓参りさせていただくこととなる。心相の宮城悟師匠の代理、ということか。 車にゴザとかご馳走とか積んで、大宜味村役場の少し手前のお墓まで3人で出かけ、みなが集まれるように準備しておく。毎年この日に行われる旧正月お祝いであるお墓参りなので、まわりのお墓にも同様にご家族が集まって賑やかになっている。 DSCF1256.jpgDSCF1257.jpgDSCF1258.jpg あとから宮城家のご長男、直子ねいさん(長女)もお見えになって、直子さんと再会を喜ぶ。 沖縄のお墓は、内地のものよりどれも大きい。お墓の前には、こういうとき集まれる場所が広くとってあり、昔はこの場所でお酒も飲んで踊りも踊ったらしい。いまは子供達が那覇に住むようになって、車でかえる人が多いから、さすがにお酒が入ることは少なくなった。 お墓の前で飲んだり踊ったり、と聞くと内地の我々にとってはびっくりするのだが、要するに旧正月のお祝いを兼ねているからいいのである。それから補足すると、ほんとは旧正月は2月なんだけど、2月は沖縄でも一番寒い時期なので、お墓の前で寒い思いをしないように、一月前倒ししてするようになったとか。 お参りしてお茶を飲み、自己紹介タイム。沖縄では分家も同じ墓に入れるので、かなり広い縁戚関係の人達が集まる。お互い初対面の人がいたりする、というのはなんだか不思議で面白い。それに見ていると、時たま他のお墓のほうから人がやって来て、お神酒をあげてお参りだけしていく。あれは誰ですか?と長兄に聞くと、分家して他にお墓を持つ人もいて、それを持つのは自由なんだけど、やっぱり自分の直系のところにもお参りに来られるそうである。面白い。 DSCF1259.jpg それからお供えしたご馳走をいただく。女性陣が、各家持ち寄ってきた食べ物を、用意してあるプラスチックの折詰容器に取り分けて一人前づつにしていく。これはヨッシーの予想と違った。ピクニックみたいにみんなでご馳走のまわりに集まり、自由につまんで食べるものと思い込んでいたので、あれれ!と思った。 DSCF1260.jpg 目の前に一人前を用意いただいたので、みなさんでいただく。しかしその場で食べずに持ち帰る人もいて、それは箸を付けずにそのまま輪ゴムで止めてビニ袋に入れている。なるほどね、と思った。 小一時間でお祝いは終わり、そのあと百合子さんと和邦さんの3人で山の畑にシークヮーサーを取りに行く。画家は、もうかえろーよー、と言っているが百合子姉さんはそんなことに耳を貸さない。 ほんとは宮城家の畑なんだが、いまはする人がないのでご近所のかたにお貸ししている山なのだ。そこのご主人が、取って行っていいよ、とお墓で言ってくれた。 シークヮーサーは大宜味村の名産である。きのう覗いた産業まつりの展示にも、シークヮーサーが前面に打ち出されていた。百合子さんいわく、数年前までは全国的にシークヮーサー味の流行があって、まだ青いうちに実を大量に取って出荷していたとか。けれどこの数年はそのブームも下火になり、取られないまま樹で熟したままの実が放置されているのだとか。 ヨッシー的イメージでは、ご多分に漏れずシークヮーサーってすっぱい味の物、という思い込みがあったが、本来は熟して赤くなったのをみかんみたいに皮をむいていただくのだとか。 樹から取ったのをむいて食べる。すこし酸っぱいが、みかんみたいにむしゃむしゃ食べられる。手提げビニール一杯摘んで持ち帰った。 百合子さんの提案で、どこかドライブしましょうということになり、では山の上の見晴らしのいいところに行ってみたいとお願いする。自転車ではなかなか簡単には山のうえに上がれないので、こういうときにあちこち見てまわれるのはありがたい。 畑から林道を通って、展望台のある山の頂に出る。公園になっていてトイレもちゃんとあるし、見晴らしがいいのでここで一泊したいくらいである。 それから大国林道を通って奥間ビーチに出る。宮城悟師匠の通った小学校や高校を見て回り、6時前に和邦さんのお家までもどる。百合子さんがその近くの見晴らし茶屋で沖縄そばをご馳走して下さった。ここの麺には、お店の名前にもなっている「ちいぱっぱ」が練り込まれている。ちいぱっぱはツワブキのことである。やや緑がかっている。おいしく完食。 DSCF1266.jpgDSCF1267.jpgDSCF1268.jpgDSCF1269.jpg 完食後、3人で記念撮影。 そこに百合子さん宛てに電話がかかる。山川カツおばあのところの嫁の喜美子さんから。なんとヨッシーが昨日おばあのところに行ったとき、また明日来ると隣の奥さんに言ったのが伝わって、おばあがいつ来るか~と待ってるそうだ! そばを食ったら再度役場のそばの山川のお家まで行く。和邦さんはお疲れになったようで、先に帰ると途中下車された。社交性の少ない和邦さんには、今日の一日は大変だったろう。 山川の家でカツさんに合い、手づくりのモイ豆腐とか自分で取ったタコの刺身とかいただく。モイとは海藻の名前で、取ってきた海藻を炒めて味付けし、平らな入れ物にいれておくと勝手に固まって寒天みたいになる。いまは作る人も少なくなったそうだが、これはかなり海の味がして美味しかった。もちろんカツさんが自分で採って来て自分で作った。またおばあは、芭蕉の糸を紡ぐ仕事もしていて、テレビ見ながら手仕事しているという。ヨッシーが興味を持って聞くと、実際に目の前でやって見せてくれた。 DSCF1270.jpg DSCF1271.jpgDSCF1272.jpgDSCF1273.jpgDSCF1274.jpg 手先が良く動いて、細い糸に一本一本さばいて行きながらつなげて長くしていく。糸の太さを均一にするのだろうが、指の感覚で正確に同じ太さに揃えられている。おそるべし93歳。 そうしていると、カツさんの息子さんの山川元さんが、へべれけに酔っ払ってご帰宅になる。産業まつりの打ち上げに呼ばれて行っていたらしくかなりご機嫌で、見てて気持ちいいくらいに酔っておられる。握手したら、「あんた変わりもんだな」、といきなり見破られる。悟の知り合いならきっと変わりもんだ、と続けられるともう否定はできない。ヨッシーと話すのに飽きると、家の電気を消したりカーテンを開け閉めしたり、電気ストーブのコンセントが抜けているか何回も確認したり、自由奔放にされて楽しそうだ。 元ちゃんは待っていた美人の娘さん2人と奥さんに、追い立てられるように車に乗せられ、那覇まで帰って行った。ヨッシーも長居はできないので、和邦さんの家まで百合子さんに送っていただく。カツさんは、帰り際に採ったタコとか泡盛とかごはんとか、いろいろ持たせてくれた。 いろいろあった一日にかなり疲れた。百合子さんも最後の片付けと洗い物などをして8時過ぎに那覇まで帰って行かれた。あとはひとりもらってきた泡盛とタコの刺身で晩酌する。和邦さんも誘ったが、なんだかへそを曲げて部屋でテレビみてらっさる。 布団敷いて11時に寝る。 走行 0キロ 出費 0円

古宇利島~大宜味村(おおぎみそん) [沖縄編]

2010年1月16日 土曜日 70日目 穏やかな朝。今日も一日晴れそうな予感である。今日は心相鑑定の師匠、宮城先生のお兄さんを訪ねて。大宜味村(おおぎみそん)まで走る。 8時半に走りはじめ、長い橋を渡って屋我地島にもどり、また時計まわりに残りの半周をしてもどる。 国道58号はここから大宜味村まで海岸沿いを走っている。アップダウンもなく、快適に走って行けるのでペースも上がる。10時過ぎには塩屋湾のところまで来てしまう。ツーリングマップルには、塩屋湾は沖縄八景のひとつ、と書いてある。あとの七つはまだ知らないが、見ておくこととして湾を一周してみる。 県道9号の途中に、白浜トンネルがある。沖縄にはあんまりトンネルがない。久々のトンネルだなーと、幅の広い歩道を走っていると、トンネル真ん中あたりに布団をひっかぶって寝ている人を発見!そばにはホンダの3輪50ccバイクが止めてあり、山のように荷物を積んでいる。 横を通り過ぎながら、じろじろ観察。しかし雨も降らないのにトンネル内の歩道で、かなり堂々と布団を広げて寝ている図太さには見習うものが多かったり少なかったり? DSCF1240.jpg 塩屋湾をくるりと周り、こんどは58号をさらに北に向かう。大宜味村役場あたりにいけば、なにか買い物できるお店があるかと思ったがたいした店はなく、かわりに産業まつりが行われていて賑やかしい。ラジオ沖縄の公開生放送もステージで行われている。出店で沖縄そば400円を買って、ステージを見ながらお昼ご飯にした。 DSCF1241.jpgDSCF1242.jpg 笑味の店の売店が出ていたので、シークヮーサー味と紅芋味のサータアンダギーを買う。ついでに山川カツさんの家を聞いた。カツさんは93歳になる、沖縄では有名なお年寄りで、長生きなだけでなく今も現役で海に出てタコ漁をされ自活していることで知られている。 宮城師匠のご姉妹が山川の家に嫁に入っているのと、海中道路でお会いした直子ねいさんからも、大宜味村にいったら訪ねてみればいよいと教えてくれた。 家を捜し当てたがお留守である。そこにおばあちゃんを乗せた車が現れ、家のなかに入ってきたのでもしやこれがカツさんか?と思ったら違っていた。車のおばあちゃんはカツさんの同級生で、久々に御墓参りで大宜味村に来たので寄ってみた、と運転されていたご子息から聞くことが出来た。カツさんもお元気でなんでもひとりでやると聞いているが、このおばあちゃんも全くヨボヨボではない。自分でさっと車から下りると、お隣りのお家まで行ってカツさんどこ行ったか聞きに行きなさる。 ほどなくお隣りの奥さんを連れて戻られた。カツさんは生年祝いで那覇まで出かけてるとのこと。 ここで生年祝いについて触れておこう。沖縄では自分の干支が巡ってきたら、お祝いのパーティをされる。なんだか成人式が12年ごとにやって来る感じに思えた。 後日出直すことにして、そろそろお兄さんのお家に向かう。このひとは画家である。山のなかの一軒家で住んでいる仙人みたいな人らしい。直子ねいさんの書いてくれた地図をたよりに、坂道をぐんぐん登りにかかる。なかなか手応えのある坂道に、途中から100mごとに休憩しながらあえぎあえぎ進んで行く。もしこの道が間違いだったらかなりがっかりするだろうなあ、とか考えながら30分登って、目印のある曲がり角発見!いやいや、まだ喜ぶのは早い、と込み上げる安堵感を打ち消すのは、オッサンの用心深さである。 用心したが結果は正解で、地図通りにお家を発見。時計を見たら4時半到着だった。ピンポンを鳴らすとお兄さんの和邦さんが現れた。やっぱり仙人の風貌である。 すぐにシャワーを借りて垢を洗い落とす。かなり溜まっていたとおもうので、全身を2回洗い流した。さっぱりして出てきたあとのお茶がおいしく、ぐびぐびと4杯飲み干す。 独身の和邦さんは一人暮らしなので、夜ご飯は白飯に海苔とツナ缶。食べながら美術や小説や旅の話しをうかがった。事前に聞いていた人となりどおり、宇宙的な感性で語られるので相槌を打つのがむずかしい。ヨッシーの年からでも有名な画家になった人もいるから、まず美術史を学んで描きはじめれば、天井絵をあと3回くらいは描ける時間は残ってる、と諭される。 島根に旅したお話のことで、出雲を「でぐも」、とおっしゃる。でも話しの流れを遮りたくないので、でぐものままにしておく。今後もでぐもでいいかな?とも思う。 けっこう疲れたので、座敷で9時には横になって寝てしまった。畳の上は気持ちいい。 DSCF1246.jpgDSCF1247.jpgDSCF1248.jpg 走行 43キロ 出費 960円 (そば、サータアンダギー、発泡酒)

許田(きょだ)~古宇利島(こうりじま) [沖縄編]

2010年1月15日 金曜日 69日目 春巻になった寝袋の中はぬくぬくだが、顔に当たる空気が冷たい。かなり気温が下がってるみたい。5時半に目が覚めたが、このままじっとして朝が来るのを待つ。 晴れ。7時半にあたりが明るくなり、名護方面に向けて走行開始。国道58を走る。通勤の車やバイクがブンブン走っていく。名護市内をうろうろして、次回来たとき泊まれる公園などがないかチェックしておく。海岸にある21世紀の森公園がよさげである。 9時に58号線沿いにマクドナルドを見つける。お誂え向きに隣に100円ショップがある。ショップの開店10時まで、マックでインターネットしよう。 100円ショップでは、カセットボンベ・ウエットティッシュ、単3電池の3点を買う。コンロ用のガスが底をついていた。これから北部のヤンバルに向かうので、名護あたりで絶対補充しておきたかった。 それからすぐそこに見えてたマックスバリューで買い物。これも北部用にインスタントラーメンとか缶詰とかを多めに買っておく。278円弁当も買い、外のベンチで早めの昼食する。目の前の駐車場奥に宝くじ売場がある。昨年鹿児島を走っているときに3枚だけバラで買った年末くじが、当たっているのを確認しよう。末尾の数字が8と4と3のを売場の女性に選んでもらって手に入れたものだ。もちろん843はヨッシーのラッキーナンバー。 18年前に一度、1万円当たったことがある。当たり番号を新聞とかで確認せず、いきなり売場に持って行って機械にかけて見てもらったら当たっていたので、今回も験をかついで同じことをした。 はずれ。 はずれ。 はずれ。(T-T) DSCF1385.jpg 当たったら旅の予算一日1000円が、一日10万円くらいになりそうだったが・・・・。 58号をさらに北上。道端に野菜のアウトレット発見。キャベツ一玉50円。ほうれん草100円。しかし野菜にアウトレット? 国道58号から県道110号に左折して、島を目指す。屋我地島と古宇利島へ向かって橋を渡る。この島々にも綺麗なビーチがあるが、どこも有料である。 DSCF1217.jpgDSCF1219.jpgDSCF1220.jpgDSCF1221.jpg 屋我地島に渡って時計周り方向に海岸線をすすむ。サトウキビ畑が左右に広がり、道には結構な上りくだりがある。 走っていると向かいからマラソンの選手がひとりで練習しているのに遭遇した。すごい早さで走っている。後ろのワゴン車にコーチかトレーナーが乗っていて、メガホンで前を走る選手にタイムを伝えている。一瞬のうちにすれ違ったが、あれは見たことがある女子選手ではないか?名前が出てこない。 島の反対側まで半周すると、こんどは古宇利島まで渡る長い橋を渡る。海の真っ只中を渡って行くので気持ちいい。晴れているのでなおさら素晴らしく感じた。 DSCF1222.jpg 橋を渡ったところの左側に、道の駅みたいな感じの公園があって休憩所、売店、食堂などが並んでいる。その海側にきれいな砂浜があって、バスでやってきた観光客が浜を歩いたり写真を撮ったりしている。 DSCF1223.jpgDSCF1225.jpg 心のなかで、ひそかに今夜のキャンプ地をここに決める。 さて、まだ時間も早いので、古宇利島の一周にかかる。やっぱり時計周りかな。小さな島なので、30分で一周してしまう。もとの海岸にもどると、ロードタイプの自転車に乗った若者と遭遇。東京からやってきた、川出君。あさっての日曜日にセンチュリーライドという自転車レースイベントがあるので、それに参加するためやってきたのかと思ったが違ってた。ヨッシー同様沖縄にきてからイベントのことを知ったので、たまたま偶然組だ。 DSCF1227.jpg 地図を見せあいながら、いままで走ったところの情報をいろいろ交換する。 そこにかぶさるように2組の定年リタイア夫婦があらわる。1組のご夫婦は、この近くに夢だった別荘を手に入れたそうで、近々引っ越して来られるそうである。やっぱ定年後は沖縄に住みたい人が多いねえ。 売店で買ったビールを飲みながら、コンロでほうれん草を茹でる。ここでずっと使うタイミングがなかった大きめの鍋が活躍した。 大きめ鍋は、大昔バイクで北海道に行ったときの経験から、今回の旅に持ってくることにした。つまり、旅先のキャンプで同じような旅行者といっしょになると、じゃあ晩ごはん共同でする?てなことが結構あった。しかしみんな一人用の小さな鍋しかないからそのとき困ったのだ。 大きめ鍋があるとそゆとき便利かな?とバッグに無理して詰め込んできたのだが、九州でも沖縄でも出番に恵まれなかった。今後はどんどん恵まれて欲しい。 たっぷりのほうれん草をゆでて熱々のうちにサクッと切って湯ぎりして、しょうゆとマヨネーズをまわしかけてビールのツマミにする。 DSCF1228.jpg 夕暮れになり、腹が減ったので同じ場所でごはんを炊き、さんまの缶詰で晩飯終了。日没にかけて変わって行く空と海の色をじっくり楽しみ、日が暮れてから浜辺にテントを張る。 DSCF1229.jpgDSCF1231.jpgDSCF1233.jpgDSCF1237.jpg 暗くなってから波打際に行って、ひとり泡盛パーティ。 10時頃テントでぐっすり休む。 走行 44キロ 出費 1835円 (弁当、缶詰、パン、ほうれん草、キャベツ、カセットボンベ、電池、ウェットティッシュ、発泡酒、マック、缶ジュース)

宇加地~許田 [沖縄編]

2010年1月14日 木曜日 68日目 DSCF1204.jpgDSCF1205.jpgDSCF1206.jpg 7時にめざめると、ナント!風が止んでおる。ありがたや。空はまだ曇っているが、午後から晴れ間が出るであろう。さっそく出発準備。安井さんから昨日預かったクーラーボックスを返却しなければならないが、電話してもつながらない。とにかく準備して、クーラーボックスは背中にくくりつけて安井さんのお家に向かう。といっても詳しい場所は知らないのだが。 真栄田岬の塩屋バス停と名刺にあるのですぐに見つかった。ピンポンしても返事無し。電話もまだ通じないので、玄関前にクーラーボックス放置!お礼のメモを置いておく。 県道6号を名護方面に走り、国道58号に合流。すぐにマックを見つけ、ブログ更新作業。写真をかなり溜めまくっていたので時間がかかる。しかしここのマックは電波が良くて、100枚からの写真を比較的早く送信できた。 それでも10時過ぎに始めて、終了は午後2時半だった。ふー。 さて、再び名護を目指すが、どこまで行けるやら。景勝地の万座毛に立ち寄り。 DSCF1207.jpg 観光バスとかわんさか来てらした。奇岩の前で記念撮影。 DSCF1208.jpgDSCF1209.jpg 岩に負けず吠えたつもり。 恩納ナビーの歌碑発見。先日安井さんに観光案内いただいたとき、この伝説の歌人の名前を聞いた。琉歌というのは5・7・5ではなくて、8・8・8・6なのである。なんだか気になるのである。 DSCF1211.jpgDSCF1212.jpg さて、宇加地のおじいが、万座毛の手前に広場があったと言っていたがそこはゲートボール場で、ちょうど試合真っ盛りであった。しかたなくパス。道の駅許田を目指す。 すると「恩納ナビー資料館」の看板発見。100円の入場料を払って見てみる。しかし残念ながら先を急ぐ身でもあるので、全部は見られなかった。次回再訪することにする。 DSCF1213.jpg 58号は歩道も広く走りやすい。ずんずん進める。しかし国道沿いにあるリゾートビーチは全部有料で、ガッチリ柵で囲まれている。海はみんなの物ではないのか?ちょっと腹立つ。 5時半。暗くなる前に道の駅・許田に着いた。情報ステーションの休憩所には大型テレビがある。そしてなんとここには畳の仮眠スペースがついている大盤振る舞いではないか。惜しいことには午後7時に閉まってしまう。 まあそれでも時間いっぱいくつろいで、ビール飲んで弁当食った。今日の弁当はローソンで買った、全額弁当である!半額ではない!420円だった。読者の皆様はヨッシーが半額弁当ばかり食べているように映っているかもしれないが、値引き前の弁当もたまには買うのだ!まいったか! 7時で追い出され、道の駅スタッフが帰ったのを見計らって、玄関前ひさしの下で野宿。ヨッシーの野宿スタイルは春巻型。 ブルーシートを敷いてその半分側にウレタンマットを敷く。色が黒いので海苔みたいに見える。その上に寝袋を敷く。これは赤いのでタラコのようにも見える。そして寝るときはブルーシートの半分側をくるりとうえに被って春巻型だ。 DSCF1215.jpg 残念なことにシートが青いのが春巻ではない。今度シートを買い替えるときは、白いやつにしよう。 9時ごろ横になったが、車の通りが意外に多くて眠りに入ったのは0時頃だった。 走行 40キロ 出費 1081円 (おにぎり、チキンバー、マック、全額弁当、発泡酒)、資料館)

宇加地滞在3日目 [沖縄編]

2010年1月13日 水曜日 67日目 8時。「おーい、自転車の皮が外れとるぞー」、の声で目が覚める。皮?あ~、カバーのことね。夜は愛車、赤い流星号に防犯と雨よけのためにカバーをかけることにしてる。風でめくれてしまったようだ。ワニグチクリップで4箇所も留めているのに。 雨は弱く降ったり止んだりだが、風はまったく衰えていない、強風だ。することがないので一回読んだ文庫本をもう一回読む。ラジオも聞く。残念ながらワンセグは電波がなくて受信できないのでテレビは見られない。 夜間も結局風の音で寝たり起きたりなので、寝不足気味。昼寝もする。 買い出しにも行けないので、手持ちの最後のインスタントラーメンに、スパムの缶詰を入れて食う。スパムはナイフを入れて、麻雀パイくらいの大きさにカットしてからラーメンといっしょに茹でてみた。初めての調理法だが、うまくいった。 買ったスパムが低塩のだったからよかったかもしれない。スパムの脂が程よく温まってジューシーに感じられた。でもやっぱり脂が多いので、真似するなら少しにしたほうがいいかも。 午後4時。ひきこもりの私を心配して、またもや安井さんがアチコーコーを差し入れてくれた! 大ネ申! DSCF1200.jpg 持ってきたクーラーボックスには、熱々の焼き芋2本。熱々のまぜご飯おにぎり。そしてなんとなんと、熱々のきつねうどんが入っていた。 DSCF1201.jpgDSCF1202.jpgDSCF1203.jpg ちなみに関西では、「けつねうろん」という。 めちゃうま。うまうま。ぺろりでござった。感謝。 夜はまた風が強くなったような気がする。予報では今夜半に風は止むと言っているが・・・・。 走行 6キロ 出費 878円 (おにぎり、パン、泡盛、発泡酒)

久々に画像更新! [沖縄編]

久々にマクドナルドで画像を送信。溜まっていたので時間がかかり、いま作業が終わった。まだ今日はこれから名護のあたりまですすむ予定なのに。 1月4日の日記から写真をアップしてます。お楽しみ下され。

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