SSブログ

宇加地公園滞在 [沖縄編]

2010年1月11日 月曜日・祝日 65日目 雨は朝方あがり、予報に反して朝から晴れている。 9時にビーチのあずまやでゆっくり朝ごはんをいただく。お茶を沸かして飲む。 11時に安井さんから電話。12時に迎えに来てもらい、座喜味城跡をご案内いただくことと相成った。安井さんは修学旅行の生徒たちも案内することがあるうえに、いろいろ沖縄の歴史や文化にもくわいい。ぜひにとご案内をお願いする。 朝から晴天で風もなく、暑いくらいである。まずは丘の上の座喜味城跡へ。ここは首里城を除いて、いままで見た城跡では一番立派な感じがする。石垣の積み方やデザインが、本土の物とは違う感じを受ける。宮崎アニメに出てきそうなイメージでもある。 DSCF1189.jpgDSCF1190.jpgDSCF1191.jpg 第二次世界大戦では、アメリカ軍が上陸作戦を敢行した地でもある。安井さんいわく、1300隻だったかの軍艦で水平線が黒く見えたという。約1週間続いた艦砲射撃で、この城跡も粉々になってしまったという。とくにここには日本軍の高射砲が置かれていたという。沖縄の人達にとって重要な意味を持つ歴史遺産のなかに軍の施設をおくということは、本土なら東大寺や金閣寺に置くことに等しい。 つぎに読谷村役場にまわる。役場前には憲法9条の碑が立っている。重く意味を受け止める。 DSCF1192.jpg DSCF1193.jpg つぎにチビチリガマへ。集団自決でたくさんの人が亡くなった場所である。しかしここは沖縄の人でさえ忘れられていたところで、本土の絵本作家がたまたま取材した石垣島のおばあからチビチリガマのことを聞いて探しあてたところである。 DSCF1194.jpgDSCF1195.jpg 沖縄に人にとって、敵は米軍だけでなく、日本軍も敵であったという歴史がある。どちらにしても死ぬしかなかった事実は、今もその構図は変わっていないのではないか、と思う。 2時ごろまたもとのテントのところまで送っていただいた。ちょうど昨日のおじいが公園にやってきた。観光に行った話しをして、それから買い出しに自転車で売店まで出かけた。ビールとおかしを買って漁港のあずまやで文庫本を読む。 4時半になったので再び売店で350円弁当と、発泡酒を買って宇加地の公園にもどる。おじいと少し話しをする。おじいもひとりで寂しいから公園までやってきているんだと。 夕焼けを見ながら飯食って、テントで泡盛を飲みながら文庫本の続きを読む。 10時に眠くなって横になる。それから午前1時に目が覚めてトイレに行ったときにはまだ晴れていておたやかな夜だったのだが・・・・。 走行 6キロ 出費 1205円(弁当、おかし、発泡酒、泡盛)

嘉手納~恩納村(宇加地) [沖縄編]

2010年1月10日 日曜日 64日目 寝ていると誰かの足跡が聞こえた。ライトで照らされ、「ここは夜は入っちゃいけないので、出てください。もうすぐ管理の人が来るのでお願いします」、という。時計を見ると5時半。はいはいわかりましたと返事して、起きるかまた寝るか考えてる内に目が覚めてしまった。撤収して道の駅にいってみる。 もう寝るのはめんどくさいし寒いので、近場のローソンで立ち読みしながら明るくなるのを待つ。 やっぱり鬼平犯科帳は面白い。長谷川平蔵みたいな上司や社長ならなら働きがいもあるだろうに。 7時半に明るくなった町に漕ぎ出す。国道58まで出て、それから北を目指す。道の駅、喜名番所は昨日休憩室であったおじいの言うとおり、閉まっていて寝る場所はなかった。 残波岬を目指して走ると、コインランドリーを発見。さっそく洗濯にかかる。100円玉がないので1キロほどもどってローソンで買い物して札をくずす。 洗濯機300円。乾燥機10分100円。 硬貨は4枚しかない。乾燥を10分でできるかあやしいが、やってみる。そしたらやっぱり生乾きだった。 あと100円必要だが、自販機でジュースを買う気はない。飲みたくもないし。さあどうするヨッシー! ピンと来たので試してみた。自販機に10円玉と50円玉で100円入れる。そのまま返却レバーを下げる。入れた10円と50円がそのまま還ってきた。 隣の自販機で同じことをする。返却レバーを下げると、100円硬貨1枚がコトン、と落ちてきた。両替完了!わしは天才や。 ランドリーをあとにして、残波岬に向かう。昨夜寝られなかった分、いい天気でもあるので岬で昼寝でもしようと思っている。 岬は思いのほか観光地であった。 残波岬灯台に200円払って登ってみる。東北で登った灯台に、全国でも登れる灯台は限られている、と書いてあったのでこれは登ってみなければならん。 DSCF1171.jpgDSCF1172.jpgDSCF1174.jpgDSCF1178.jpgDSCF1179.jpg 残波岬を出て、こんどは真栄田(まえだ)岬に回ってみる。岬の手前に手頃な公園発見。宇加地というところ。公園は海に面していて、小さくてきれいな入江が2つある。 芝生に座っているおじいに話しを聞く。自転車やバイクのツーリングがみんなキャンプしていく公園だとか。まだ2時過ぎなので、先に進んでいいキャンプ地がなかったらまた戻ってくることにする。 真栄田岬ではちょうどダイビングやシュノーケルのツアーが行われていた。見える範囲に20人くらい海に入っている。天気がいいので海も綺麗に見えたろうことよ。 DSCF1181.jpg 売店でおにぎりと芋の天ぷらを買って昼飯とする。となりのフォレストアドベンチャーは盛況で、お客が14~5人ほどが固まってツアーに出発して行った。ジャングルで木登りしたり吊橋を渡ったりターザンごっこするようなやつ。 さっきの公園にもどると、おじいはそのままの恰好でさっきの芝生にまだ座っている。よこに座って話し込む。 おじいは近所の人で、奥さんは亡くなって一人暮らし。糸満に娘が住んでいるので来週バスに乗って訪ねて行くそうである。3輪のミニサイクルに乗っている。4万円したけどこれは錆びなくていい。1万円くらいのやつはすぐに錆びる。昔はサトウキビの仕事をしておった。いまは毎日ぶらぶらしておる。 そんなことなどを話して夕方帰って行った。おじいの言うとおりの場所にテントを張る。風が来なくていいと教えてくれた。 DSCF1185.jpgDSCF1186.jpgDSCF1187.jpg 午後6時ごろ、安井さんから電話あり。なんとあとで差し入れをいただけると!またしてもネ申! あいにくそのころから雨が降り始めた。7時過ぎに安井さんが車で差し入れを持ってきてくださった。チキン南蛮、酢豚、白飯、豚汁、ビール、カップ麺。それからポットに入ったお湯。熱々のことを沖縄ではアチコーコーというらしい。おかずもご飯もアチコーコーである。ありがたいなあ。もちろん安井さんのハートもアチコーコーだ。 DSCF1184.jpg おいしくいただき、雨の音を聞きながら就寝。 走行 34キロ 出費 1692円 (肉まん、缶コーヒー、コインランドリー、おかし、おにぎり、天ぷら、発泡酒、灯台)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。