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油井~船越海岸 [沖縄編]

2010年4月30日 金曜日 174日目 夜はかなり冷え込んだ。ここんとこ毎日のように夜は寒い。本土も寒いみたいだから、全国的に天候不順か。 6時、朝日とともに目覚める。昨夜の残りご飯とみそ汁で朝飯とする。貧乏人は米を食え、という基本にするため、ご飯は一度に2回分炊くことにした。半分はすぐ食って、残りは次の食事にまわす。 朝露で濡れたテントを乾かしていたら、昨夜の民生のおばちゃん再来。登校して来る生徒を出迎えるのがお仕事のようである。ヨッシーには朝のおはようも無しに、いきなり「アナタ昨日の人?」。 無視していると、「何してるの?アナタここに泊まったの?昨日ご飯を食べたら出て行くって約束したじゃない?」。 ??約束してないけどニャ~。それらの問いには答えず、「あなたは昨夜私に失礼なことを言ったので、謝りにきたのかと思ったけど違いますか?」、と聞いてみた。人違いのお詫びのことである。すべてはここから始まったからね。 なんのお詫びかわからないらしく、ヨッシーの言葉は無視して、「ここは泊まっちゃいけないところですよ。片付けてください。」とさらに続けるので、話しが通じん人はほっとくことにする。 おばちゃんは生徒を迎えに行ってしまった。テントも乾き、撤収が終わったので出発する。 晴れ。8時出発。海岸沿いの道を快適に飛ばす。久慈の集落から峠越えにかかる。だいたい250mくらい上がって下がった。 それから湯湾(ゆわん)の町まではまた平坦な道路が続く。楽勝~!楽しい~!まるでサイクリングみたい~!ぐんぐん距離が進むとそれだけでうれしい。 昨日の油井岳登坂で足に筋肉痛が少し来ているので、今日のコースは登りが少なくヨッシーに優しい。 湯湾の町で買ったお弁当500円也を、海のそばの休憩所で食べる。お腹が空いてるからウマイ! DSCF2987.jpg お!カラスが弁当狙って来てる! DSCF2989.jpg しかしこのカラス、なんとなく愛嬌があって人なれしている。ものすごくそばまで寄って来る。追っ払わずにいたら、ついに距離が1m切った!座ってるベンチの反対側に乗っかってこっち見てる。 手羽先の骨を投げてやったら、よろこんでくわえて行った。 県道79号を宇検(うけん)まで走り、ここから海岸沿いの枝道に折れて船越海岸を目指す。じつは昨日油井岳の頂上で草刈りしていたおじさんに、この道がすごく景色が綺麗だし、船越海岸でキャンプもできると聞いていたからである。 焼内湾は入り組んだ形状なので、波がほとんどなく海面は水を打ったように滑らかに静かである。湖のように錯覚する。なるほどね~、こういう景色が綺麗なんだねえと独り言を言っている間に海岸到着。時間はまだ1時である。 DSCF2990.jpg DSCF2991.jpg しかし体を休めるために今日はここまでとする。 泳げそうな気温なので、海に入ってみたがやっぱ冷たいので膝までで終了。 DSCF2992.jpg トイレの横には水のシャワーもあり、まずはそこでテントの下に普段敷いているシートを洗う。最近ちょっとケモノクサイ感じがし始めたからね。そんでから身体も洗いサッパリ! 海を見てぼーっとしたり、散歩にきたおじさんと話したり。 DSCF2993.jpg DSCF2996.jpg 晩御飯はご飯とサバの味噌煮缶詰。 夜はまわりに明かり無く、真っ暗。ラジオも携帯も入らない。 走行 50キロ 出費 720円 (弁当、コーラ、ジュース)
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経過報告 [沖縄編]

4月18日、徳之島での基地反対一万人集会に参加したヨッシーは、次の目的地、奄美大島に向かってフェリーに乗ったのだ。 本当は亀徳港からの船が、強風のため急きょ平土野という22キロ離れた島の反対側の港に変更になり、それを知ったのが定刻の2時間前だったから、いわゆる必死のパッチで山越えして間に合った。 もー、勘弁してよ~。 ともかく4時間後には奄美大島に着くのだ。 徳之島でお世話になった皆さん、ありがとー。 また日記はこのあと順次更新しまんにゃわ。
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沖縄・本部~徳之島・亀徳 [沖縄編]

2010年4月13日 火曜日 157日目 昨夜夕暮れどきに、スコールのような夕立に見舞われた。しかしここは橋の下なので、影響は無く助かった。 フェリーは本部港発9時10分である。そんなに急ぐ必要は無い。ラーメン食って撤収して、8時過ぎに町に出てトイレで大。 そののち港に行くと、安井さんご夫婦がなんとヨッシーの見送りにわざわざ来てくださっているではないか!安井さんはヨッシーの日記にも何回も登場いただいている、沖縄自転車エコ発信の大御所である。5月2日の忌野清志郎追悼ランの仕掛人でもある。 DSCF2480.jpg 長野くんとの2ショットも撮ってもらう。 DSCF2481.jpg DSCF2482.jpg 9時10分発のフェリーのくせに、9時なのにまだ港に着いていない。あんなとこにいる。 DSCF2483.jpg DSCF2485.jpg やっぱり出港は遅れ、9時半に港を離れた。最後まで波止場で手を振ってくれた安井さん。ありがとう。 DSCF2486.jpg DSCF2487.jpg DSCF2488.jpg DSCF2489.jpg 船の別れはなんとなくセンチメンタルである。2人のために、差し入れまでいただいた。ありがたい。ちゃんと喧嘩しないように2人分入っている。 ヨッシーは徳之島の亀徳港まで。長野くんは奄美大島の名瀬港まで乗る。ヨッシーのほうが先に降りることになるが、午後4時入港予定である。 DSCF2490.jpg 基本船ではあんまりすることがない。 寝るか、 DSCF2491.jpg 探検するか、 DSCF2492.jpg DSCF2494.jpg DSCF2495.jpg DSCF2496.jpg 風呂に入るか。昼間だからか、シャワーしかなかったがそれでもありがたい。お湯のシャワーである。贅沢だ。 徳之島入港は遅れて、5時になった。長野くんとお別れして車両甲板にいくと、牛がのっておった。 DSCF2497.jpg 牛の運賃は一匹いくらなんだろうか?それともグラムいくらなんだろうか? 上陸の感想。 徳之島サム~。半パン姿だったので風の冷たさが直来る。 繁華街をうろうろ。役場近くの海岸沿いに、ゲートボール場発見。休憩所の屋根の下にテントを張って寝る。 これは寒い。久々の寒さである。しかしラジオでは、本土も全般に寒気がやって来ているようである。 車がいきなり鹿児島ナンバーになった。見慣れた沖縄ナンバーでなくなったので、異国にきたような気分。酒屋の棚にも、泡盛はもう無い。あるのは焼酎である。 走行 7キロ 出費 7680円 (フェリー、弁当、焼酎)

許田~本部 オリオンビール工場見学に散る! [沖縄編]

2010年4月12日 月曜日 156日目 6時半起床。昨夜長野くんとメールやり取りして、今日いっしょにオリオンビールの見学に行くことになった。なのであわてて出発する必要は無いが、100円ショップに寄ったりサンエーで買い物したりしたかったので名護市内を目指して走る。 まずはマックでモーニングコーヒー&blog更新である。 DSCF2448.jpg 12時になったので、マックのすぐ隣にある、我部祖河食堂へ参る。がぶそか、とか読むらしい。本家?のソーキそばが味わえるそうだ。 DSCF2449.jpg 三枚肉そば(小)といなりずし560円也を発注。 そばのだしが少し薄目だったような気がする。なんだかもの足らない気分になり、結局前にも行った宮里そばに参る。 DSCF2450.jpg そば小300円也。 やっぱ味はこっちのほうが上手である。宮里そばの勝ち! さて1時45分にオリオンビール名護工場前で長野くんと待ち合わせ。 さっそく見学に参加する。もちろん2人とも試飲が目的なのである。ヨッシーは2回目なので、見学は主に案内のおねいさんを見学する。 DSCF2451.jpg DSCF2452.jpg DSCF2455.jpg DSCF2456.jpg 前回は冬だったので、案内係は全員マスクをつけていたが、今回はスッピンである。スッピンというのか?まあよし。 さて見学最後の試飲では、なぜか2人はアセロラドリンクを飲んでいる。歯をぎりぎり言わせるくらい悔しい思いをしながら、アセロラドリンクである。 DSCF2457.jpg DSCF2458.jpg それはなぜか?それは交通安全運動が始まっているからである。自転車も飲酒になるので、試飲のビールは遠慮したのである。くくくぅ! ビールを飲めなければ長居は無用じゃ。長野くんと本部目指してそれぞれに走る。 向かい風強し!前に進まん! 塩川見学。日本一短い川である。海のすぐそばから湧き出した水が川となり、すぐそばの海に注いでいる。 DSCF2459.jpg DSCF2460.jpg DSCF2461.jpg DSCF2463.jpg DSCF2464.jpg この奥から水が来ている。看板にもあるように、この水は海水で、どのようなしくみでここに海水が湧き出しているのかいまだにわかっていない。 瀬底大橋そばで長野くんと待ち合わせ。それぞれ走るペースが違うので、次の待ち合わせ場所を決めて各自走る方式である。 スーパーに入ると冷房がきいていて気持ちいい。それくらい今日は暑いのだ。 2人とも明日のフェリーに乗るので、今夜は一緒にキャンプする。ヨッシーオススメの、海のそば公園に行く。いいロケーションに長野くんも気に入ったようだ。さっそく目の前のビーチに泳ぎに行った。 DSCF2467.jpg ヨッシーは長野くんの持ち物を研究する。 DSCF2468.jpg 防水のサイドバック。しかし長く使うと破れて来て、始めから防水で無いもののほうがよかったかも、と長野くんは思っている。しかしヨッシーはそれでも防水バッグは羨ましいのである。 DSCF2469.jpg DSCF2470.jpg DSCF2471.jpg テントを研究。モンベルのクロノスドームというタイプ。畳むと小さくなるのがうらやましい。 DSCF2473.jpg DSCF2474.jpg DSCF2475.jpg ストーブの風よけ。泡盛の段ボールである。これは羨ましくない。 長野くんの晩御飯はカレーライス。ヨッシーは水餃子である。 DSCF2476.jpg DSCF2477.jpg それぞれシェアして食べると、「人数が増えるとメニューも増えていいですね」、と素直な感想をいただいた。ヨッシーもそう思う。 泡盛をやりながら、長野くんのこれからのことを聞く。彼はやっぱり海外を自転車で走りたいそうである。素晴らしい!26歳である。まだまだ時間も元気もチャンスも髪の毛もある!ヨッシーには全部残り少なくなって来てオル!残念~、って芸人はまだおるのか? 9時ごろそれぞれのテントに入って休む。 走行 37キロ 出費 2054円 (マック、我部祖河、宮里そば、電池、餃子、グレープフルーツ、米、発泡酒)

那覇~許田 [沖縄編]

2010年4月11日 日曜日 155日目 晴れ。8時半起床。公園のまわりは住宅街で、日曜の朝だからか静かで良い。昨夜の夜更かしでややグロッキー気味。 ともかく準備して9時半に出発。今日は名護の近くまで行っておきたい。 国道58号を北に走る。 吉野家発見。腹減ったので牛をしばく。 DSCF2446.jpg 並盛りが270円で食べられるとは、吉野家さん助かりまっす! あとはひたすら名護を目指してペダルを回す。 一度走った区間なので、ぐんぐん飛ばす。 マックで昼飯兼インターネット。 走る。 そして前にも泊まった、道の駅許田(きょだ)に6時到着。ローソン弁当で晩御飯。 道の駅玄関前にテントを張って眠る。 走行 54キロ 出費 1311円 (吉牛、マック、弁当、コーラ、発泡酒)

宮城島~那覇 あまいかの夜 [沖縄編]

2010年4月10日 土曜日 154日目 今夜は那覇市内で飲み会がある。もともとは米田さんと、沖縄を離れる前にもう一回呑もうねと約束していたのを果たすためであったが、ついでにヨッシーがあちこちでお世話になった方々を集めて引き合わせることにしたのである。もちろん大屋さんも参加する。そして大屋さんはそのまま那覇に残り、次の日は国際通りでもずくの試食販売をする。 朝起きて、荷造りして自転車ごと大屋さんの軽ワンボックスに積む。 DSCF2422.jpgDSCF2423.jpg 思ったより室内が広くて、余裕で収まった。 長野くんはこのあと沖縄南部をまわるので、ここから自転車で出発するのだ。 DSCF2424.jpg 車で桃原のアイランドに行ってもずくセットを受け取る。やっぱり受け取るだけに1時間かかってしまった。漁港の競り市に寄って、大屋さんは那覇へのおみやげにするため、知り合いの仲買人に魚を落としてもらった。いくらで買ったかは知らない。 なんとこの市場で、玉栄さんと再会した。玉栄さんとは海の駅あやはしで、安井さんと出会ったときに一緒に知り合った。平安座島出身なので、大屋さんと共通の知り合いがいて、その話しで盛り上がっていた。大屋さんも宮城島の島おこしをしたい人。玉栄さんも宮城島始め、平安座や与勝~金武などが、もっと元気になって欲しいとNPOなどで活躍している人。2人が出会ってよかった。 DSCF2425.jpgDSCF2426.jpg 大屋さんのお母さんのホームに寄る。90歳になるというのに耳も良く聞こえるし頭もしゃきっとしている。足が少し不自由なだけである。 すぐ近くのパーラーミツコで昼食。こんなんありか?ってくらいレトロというかバラックムード満点の店。千切りの定食をいただく。 DSCF2429.jpgDSCF2427.jpgDSCF2428.jpg ミツコ前に店出ししている焼き芋屋さん。大屋さんのお知り合いで、宮城島の人で頑張っている。冬は焼き芋、夏はアイスクリームをやるそうだ。 DSCF2430.jpg 那覇に早く着きそうだったので、空港に寄る。先週大屋さんは那覇空港のこのスペースでももずく試食をやったらしい。1000用意して800食出たというからさすがである。 DSCF2436.jpgDSCF2437.jpg 飛行機を見る。ANAもJALもこんなに翼が短い飛行機でよく宙に浮くなあ。 待合ロビーにあった水槽に、ジャンボウツボがいた! DSCF2438.jpgDSCF2439.jpg でかい!かなりでかい! 待ち合わせの居酒屋、あまいかで米田さんと会い、魚や野菜のおみやげを渡す。自転車を車からおろして、すぐそばの米田さんの家に置かせてもらった。 大屋さんは明日のもずくの場所を見に、車で一旦去って行った。 まだ5時である。開宴は6時だが、飲みながら待とうと言うことで意見が一致し、米田さんとあまいかになだれこむ。この時間は生ビールが一杯100円なのよね~。 まずは大屋さんが帰って来て参加。 そのあと西原町でお世話になった三線の大城さん。 米田さんの友達のトミーも遅れて参加。 みなさん初対面だが、年代がほぼ同じということもあって、すぐに仲良くなってござった。 あまいかでの1次会はそこそこの時間に終了し、米田さんとヨッシーはタクシーで栄町に繰り出す。そして那覇に着いたばかりの頃に連れていってもらった同級生のスナックに行き、カラオケ歌いまくり!米田さん歌うまい! DSCF2442.jpgDSCF2445.jpg 12時過ぎて客もいなくなったので、3人で近くの焼肉屋に移動。ヨッシーは腹一杯なので沖縄そばだけ食べ、畳のうえにごろりと横になると眠りに落ちてしまった。 つぎに起こされたときには、皿のうえにあった肉はすべてママと米田さんの腹の中に消えていたのは言うまでもない。 タクシーで米田邸に帰宅。自転車を受取りそのまま近くの公園に行き、自治会の建物前にテントを張ったと同時になだれ込んで眠る。そのときすでに日付はかわり、午前2時半であった。 飲み会などのときのおもしろい話しをもっと書ければいいなとは思うんだが、いつも後になったらどんな話しをしたか覚えてないんでスマヌことである。ホントにスマヌ。 走行 0キロ 出費 2000円 (居酒屋あまいか)

宮城島 競り市場&島内観光 [沖縄編]

2010年4月9日 金曜日 153日目 夜半から雨が降り出し、朝になってもやまない。 今日は大屋さんと長野くんとヨッシーの3人で、マサカズさんの船でもずく取りに行く予定になっている。人生初もずく取り。水中に潜って、若芽を手で摘んでいくのである。大屋さんも実はもずくとりは初体験らしい。弟さんがもずく養殖しているのに、初体験であるらしい。 ラーメンの朝ごはんをヨッシーが適当に作って3人で食べ、炊飯器のごはんをおにぎりにする。なんでか知らんが料理長に任命されてから、ずっとこの調子で飯の準備をしている。 9時に近くの漁港に行くと、マサカズさんが待っていて本日は波が高いので中止だと言われる。残念~。でも寒いから中止で良かった?とか、複雑な感じ。 じゃあその代わりにと、平安座の漁港に競りを見に行く。 DSCF2395.jpgDSCF2397.jpgDSCF2398.jpg 沖縄らしく色とりどりの魚が並んでいる。今日の目玉はカジキマグロのようだ。 DSCF2401.jpgDSCF2399.jpgDSCF2404.jpg 切り分けられて競り用の台に乗せられる。 大屋さんはここで会った同級生の海人から、余った魚をもらっている。 競りのあと、浜比嘉島を観光してアマミチューという神様のお墓? DSCF2405.jpgDSCF2406.jpg それから海の駅あやはしの展示ルームを見学してからアイランドに借りていたウェットスーツを返却。そばにあった子供用の秘密基地!に入ってみる。沖縄には大人の基地は沢山あるが、子供の基地はここが初めてだ。 DSCF2407.jpg とうばる食堂でお昼ご飯。 食堂のご主人にたのんで、さっき港でもらった魚をさばいてもらう。長野くんとヨッシーも一緒にお手伝いでウロコを取ったりする。大屋さんは手伝わない。もう徹底して料理とかはしないようである。 それをお店の油でから揚げにしてもらう。これもまかせっきりである。 DSCF2408.jpg ソーキそば、イカスミ麺バージョンを食べて、家に戻った。 マサカズさんが待っていてくれて、それから一緒に裏の倉庫の片付けに入る。 マサカズさんは弟さんだが、すでに53歳である。大の大人なのに、兄貴の大屋さんに、「おい!マサ!」、と顎で使われている。なんだか可哀相。長野くんも裏の建物の隙間に入りこまされ、ホースの水で掃除している。 しかし沖縄では、相手が一つでも年上なら言うことを聞かなければならず、年下相手なら将軍のように振る舞ってもいいという不文律がある。これは特に大屋さんくらいの年代になると、余計にそうであるらしい。 でもヨッシーはそのへんを巧みにかわして、蝶のように自由にさせてもらった。(もちろん手伝ったよ!) 夕飯まで時間があるので、車に3人乗って島内観光へ。島の北側の海岸には、自給自足で暮らしているジョージというアメリカ人が住んでいるとか。 DSCF2412.jpgDSCF2413.jpgDSCF2414.jpgDSCF2415.jpgDSCF2417.jpg それから人の家のお墓に勝手に入る。かなり大きな敷地があり、崖際には展望台が個人的に作ってある。展望台の先端には三角形に張り出した部分があり、金網の下は千尋の谷底(古い表現やなあ)である。酔狂なもんをつくっとるわい。 家に帰って晩御飯の用意。昼に食堂で揚げてもらった魚のから揚げと、ごはんと、ソーセージと野菜炒め、もずく。今夜のおかずは経費0円である。島はいいなあ~。お金なくても生きて行けそう。 走行 0キロ 出費 0円

宮城島 ぬちまーすで若もずく販売 [沖縄編]

2010年4月8日 木曜日 152日目 7時半に目覚めると、マサカズさんが朝ごはんを作ってくれていた。ポーク卵にみそ汁。ごはんも炊き立てでめちゃうまかった。 DSCF2371.jpg 今日の予定は、長野くんは近辺を自転車で観光、大屋さんとヨッシーは宮城島のぬちまーすという塩工場で若もずくの試食販売をする。 まず、車で宮城島の桃原部落のアイランドフリーダムに行く。試食と販売用のもずくやPOP・試食用のカップなど7つ道具を受け取るためである。しかし従業員のきんちゃんとの連携がうまくいっていなかったようで、時間どおりに行ったのに準備できておらず、結局そこで1時間待たされた。 この若もずく販売は、今年から島興し産業としてアイランドフリーダムの川上社長が考案してスタートさせた。大屋さんは島興し株式会社の株主になっている関係で、積極的に宣伝し販売しているのである。 ここで若もずくについて一説ぶちかましておきたい。 普段スーパーで売られているもずくは、塩で長持ちするように加工されたものである。長持ちはするが本来持っているもずくの香りや歯ごたえはほぼ無いに等しい。 養殖したもずくは60cmの長さになると、でっかい掃除機みたいな機械でグィーンと吸い取って収穫する。 それに対して島興しの若もずくは、まだ20cmになっていない若いやつだけ、手で摘んで収穫するのである。そしてそれを工場に持って行き、マル秘の製法で真空パックにする。 海から台所に直行!みたいなものである。生なので比較的痛みが早い。だいたい採ってから12日間が、真空パック常温保存の賞味期限にしているそうだ。冷蔵庫に入れるともう少し持つらしい。 さて、ぬちまーすで試食販売開始である。平日なのでお客が来るかどうか。 DSCF2372.jpgDSCF2373.jpgDSCF2380.jpgDSCF2381.jpg ぬちまーす。 ぬち、は命のこと。 まーす、は塩。 だから、命の塩という名前の商品である。ヨッシーは知らなかったが、結構テレビでも取り上げられている。どっちの料理ショーとか、日曜朝の旅番組とか。 ヨッシーも見学させてもらう。(無料) DSCF2378.jpgDSCF2376.jpgDSCF2377.jpgDSCF2379.jpg 海水を汲み上げ、それを50度まで温めて、でっかい扇風機みたいな機械の前で霧状にすると、水分が飛んで塩の結晶だけが残る、世界中でここだけの製法である。 この方法だと、海水のなかに含まれるミネラルがほぼ失われる事なく塩にすることができるそうだ。 すぐにお昼になったので、大屋さんに車を借りて桃原部落のとうばる食堂に昼飯食いに行く。ここは沖縄そばの麺に、イカスミ麺のチョイスができる。 DSCF2382.jpg 三枚肉そば500円にごはんをつける。 DSCF2383.jpgDSCF2384.jpg たしかに黒い!味ももちろんウマシ!話し好きの店主と、旅や心相鑑定の数字の不思議について語らう。数字にまつわる神秘的な魅力にはまったことがあるらしい。 おみやげにサーターアンダギーまでいただて帰る。 午後からはパラパラと観光客がやってくる。玄関前で試食を進めると、ほぼ全員食べて行く。そしてかなりの確率で買っていってくれた。試食パワーおそるべし。しかし若もずくがホントに美味しいのもあるんだけどね。ヨッシーも合間を見て試食しまくる。 もずくは髪の毛を増やすらしい。 試食試食。 ぬちまーすの駐車場奥に人知れず遊歩道があり、そこを抜けると崖際の展望所に出るのだ。大屋さんに言われて見に行って、絶景に感動した。 DSCF2375.jpg そして、たまたま観光で立ち寄った、茨城県からの遠藤姉妹?母娘?を案内したら、とっても喜んでくれた。記念に写真を撮る。 DSCF2385.jpg 結局一日で25パックを売った。その日の観光客が全部で70人くらいだったそうだから、打率でいくと3割5分7厘である。良いではないか! DSCF2386.jpg アイランドにもどって報告&精算し、大屋邸にもどったのは6時半。それから昨日の残り物でごはんを作って食べて飲んでいると、2軒隣に住んでいるアメリカ人がやってきて、友達がきてバーベキューしてるから良かったら来てネ~と言いにきた。 行かねばなるまいて。 刺身とか試食の残りのもずくとか持って乗り込む。 ここに住んでるのはこの人、ジョンさんと娘のサラ。 DSCF2394.jpgDSCF2393.jpg 遊びに来てるのはジェイミーさん。 DSCF2392.jpg ジョンさんは軍隊を辞めたあと、ウェブデザインなどの仕事をしている。ジェイミーさんは、地図を作る仕事だそうだ。2人とも日本語はそこそこ行けるので会話には困らなかったが、大屋さんが変に英語混じりに話そうとしておかしな日本語になっているのがおかしかった。 「おぅー、あー、マイあそこのー、うぃーマイ彼がー」。始めにマイが着くのがご愛敬なのである。 ジョンさんのバーベキューセットが、ロボットみたいな形なのがおかしかった。ジェイミーさんいわく、でかくて頑丈なやつを持つのはアメリカ人のステータスだそうだ。 DSCF2391.jpg 2人とももずくを知っていて、喜んで食べていた。どんぶりに一杯あったのが、帰りには無くなっていた。とはいえヨッシーも長野くんも、たぶん茶碗に3杯か4杯は食ってる。 とっても楽しく過ごし、ステーキまでご馳走になってから帰宅。また今日も食いすぎてしまった。 走行 0キロ 出費 660円 (そば、水)

経過報告 [沖縄編]

皆様。 最近日記がなかなか書けてませんが、ヨッシーは元気です。(^o^)/ 本日4月12日月曜日、現在名護に来ています。このあと2時からオリオンビールの工場見学に行ってから本部に走り、明日4月13日の朝9時10分のフェリーで徳之島へ旅立ちます。 沖縄でお世話になった皆様がた、本当にありがとうございました。 またいつか帰って来たいと思っています。 さいごにさようならを言う代わりに、山口百恵の「さようならの向こう側」をお届けします。 何億光年輝く星にも寿命はあると 教えてくれたのはあなたでした 季節ごとに咲く一輪の花に無限の命 知らせてくれたのもあなたでした last song for you .last song for you 約束なしのお別れですlast song for you.last song for you 今度はいつとは言えません あなたの燃える手 あなたのくちづけ あなたのぬくもり あなたのすべて きっと私忘れません 後ろ姿見ないでください thank you for your kindness thank you for your tenderness thank you for your smile thank you for your love thank you for your everything さよならのかわりに (各自歌ってください) ではまた会いましょう。

北中城・島袋~宮城島 [沖縄編]

2010年4月7日 水曜日 151日目 夜は雨が降らなかったようで、良く眠れた。7時に起きると、曇り空ながら雨はもう降りそうもない。昨夜、桜島の道の駅・たるみずで出会った自転車旅の長野くんからメールが来た。彼は2ヶ月間与那国島でサトウキビのバイトをやっていたのだが、先週那覇に戻って来て、本島一周の途中である。昨夜はヨッシーも泊まった宜野座ビーチでキャンプしたそうで、偶然同じ場所で寝ていたとはびっくりである。 あしたヨッシーが宮城島に一緒に泊まらないかと誘ったら、是非にと返事が来た。長野くんは北から、ヨッシーは南から海中道路を目指し、海の駅あやはしで合流することにした。 DSCF2360.jpg 日光がささないのでなかなかテントが乾かず、出発が8時半になってしまった。島袋からこどもの国前を通って県道20号に行き当たって左折。その先でスリーサーティに行き当たって右折する。 時折細かい雨が降る。長野くんとの待ち合わせは2時か3時ごろと約束しているので急ぐ必要もない。マックでモーニングコーヒー&日記更新作業。しかしここはネットが繋がりにくく、作業がはかどらないので11時にあきらめて出発した。 再びスリーサーティを走る。コザ十字路から先は県道75になる。さらばスリーサーティ。また会う日まで。 平良川交差点で右折して県道10号に入る。このあたりは以前も走っているので余裕で走れる。 途中サンエーで買い物し、ローソンでカップ麺の昼飯を食い、海中道路、海の駅あやはしに2時到着。長野くんもあと30分ほどで着くと連絡が入る。 長野くん到着。 DSCF2361.jpgDSCF2362.jpg 2ヶ月もバイトしていたとは素晴らしい。ヨッシーはその間に働いたのは、久米島での1日だけである。2ヶ月対1日。ヨッシーのボロ負けである。 あやはしからは一緒になって宮城島の上原部落をに走る。平安座(へんざ)島は道が平らだが、宮城に入った途端上り下りが激しくなる。ヨッシーはもう4回目くらいなので慣れてきた。 3時過ぎに上原の大屋邸に到着する。すぐにあったかいシャワーを浴びて発泡酒を飲み、くつろがせてもらった。 ソファーでくつろぐ大屋氏と長野くん。そしてポチ。 DSCF2363.jpgDSCF2364.jpg それから、宮城島の桃原(とうばる)部落のペンションに、古いテレビをもらいにいくので長野くんと手伝う。大屋さんに、どんなテレビをもらうの?と聞くと、でっかいけど古いやつ、真空管のテレビだ、と答えるのでそんなのもらってどうするんだ?と思った。 上原部落を見下ろす高台から、大屋さんの家の屋根に008と書かれているのが見える。ヘリコプターからも見えるように自分で書いたそうである。ちなみに008はオ・オ・ヤと読む。 DSCF2366.jpg ペンションはアイランドフリーダム。東京から移り住んできた川上さんという人が経営している。建築の仕事をやったり絵を描いたり、本を書いたりする多才な人らしい。 DSCF2387.jpg テレビは真空管式ではなかった。当たり前である。いまどき真空管のがあるのは骨董品屋か博物館くらいではないか。ちゃんとBSも入るやんか! 車に積んで持って帰る。 途中に大屋さんの知り合いの畑に寄って、野菜を一杯もらう。定年夫婦が趣味でやっているので売る気は全くない。唯一パパイヤだけ3個を500円で大屋氏が買った。 セロリ、菜っぱ、にんじん、紅芋などをごっそりもらった。 家に戻ると大屋さんの弟のマサカズさんが来ていて、飲み会になる。炊事はいっさいやらない大屋氏は、ヨッシーを調理長に任命すると、あとは口を出すだけである。まあそれはそれで良し。 DSCF2370.jpg メニューはマグロと鮭の刺身。カルビ焼肉。セロリのサラダ。にんじんと芋は少しチンしたあとフライパンでバターソテーした。 マサカズさんの心相鑑定などをしながら飲み会は12時に至り、お開きになる。肉も肴もうまかった。 走行 33キロ 出費 1903円 (マック、缶詰、サンダル、発泡酒、カップ麺)

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