留萌~羽幌(はぼろ) [北陸~北海道の巻]
2011年7月20日 水曜日 619日目
朝方周りのみんなは早出していく気配がしていたが、久々の大の字布団寝で二度寝して起きたのは8時過ぎやった。
神様の置いていってくれたサンドイッチで朝ご飯。神様ってのはこのみつばちハウスのご近所さんっぽい兄さんで、お店で売れ残った弁当とかパンを持って遊びに来てくれる奇特な人のこと。
群馬ライダーを見送り、残っているのは伊藤くんとヨッシーのみ。それと管理人も。
札幌にある散髪屋さん。なんとチャリダーは無料で散髪してくれるそうで、伊藤くんは頭刈ってもらったそうである。これはヨッシーも行かねば。
留萌は数の子の町。日本で初めて数の子に金色の着色をしたのが留萌なのだ。そしてあんなコトやこんなコトがあってみつばちハウスが無料で宿泊できるわけである。オワカリ?
伊藤くんも旅立つ。彼のタイトなスケジュールで行くと、旅の途中でヨッシーと再会する可能性はほぼ無い。さらばじゃ。
最後にヨッシーも10時に出発。今日は羽幌(はぼろ)を目指す。この町の名前は覚えにくい。何回も、「羽幌、歯ボロボロ」、と繰り返して覚える。
早速現れた第一のトンネル。しかし今までとは大違いで、幅の広い歩道がついている。この調子でたのんまっせ~、国交省。あ、北海道では開発局か。
国道232号沿いは、左側に砂浜が続く平坦な道。それなりにスピードが乗って調子いい。
なんだかでっかい木造家屋が現れる。道の駅に隣接しているニシン番屋であった。当時のまま保存されているのが貴重。
当時のままってのと、木造としてはかなり大きいこともあって大枚350円を投資して入場。
ニシンがバンバン穫れていた頃の遺産である。明治38年頃建てられ、200人前後の人が寝泊まりしながら働いていたそうである。
だいどころ、という大板敷きの間を中心に、周りに雇われ漁夫たちが寝る空間があり、いわゆる大部屋生活である。
親方の部屋は全体を見回せるところにあり、目配りできるようになっている。
漁夫の生活空間の質素さに対し、親方家族のは豪華である。台所も別個にあり、全く違うものを食っていた。
並んでいるお皿も、高級そうだ。
客間も豪華。
労働契約の証文。こういうものを取り交わしていたことが、ヨッシーにとっては意外にちゃんとしてるやん、と思う一方、使う側と使われる身は紙一枚の隔たりとは思えない待遇の違いである。
番屋の道の駅でお会いした高橋さん。現在は北海道在住であるが、仕事の合間を縫って日本縦断旅を続けてこられたのである。確か19年?かけて少しづつ九州の最南端佐多岬から走って来られたそうである。本当はこういうチャレンジこそが、なかなかできないことで尊敬に値するのではないか?と思う。今回宗谷岬まで走れば、ゴールなんだそうである。連絡先を交換してお別れした。
走り去る高橋さん。
そして暑さに参り、コーラに手を出すヨッシー。しっかし最近はゴミ箱が置いてない。
「ゴミは各自お持ち帰りください」。
そら解るけど~。自販機で飲んだコーラの缶さえ捨てるとこが無いのはやりすぎやろ~。逆にポイ捨てする人が多発するんちゃうか?とか思うし。ポイ捨てしなくても、どこかのコンビニとかで捨てらることになるんやったらイカガなものかと思うよ~。
こういうときヨッシーは、店頭の自販機の場合は中の店員に、「はい!」、と言って渡す。孤立自販機の場合は、たいがい先客がそこらへんに固めて置いていることが多いからそれにならう。
道の駅にはもうひとつ、郷土資料館が併設されていた。無料なのでモチロン入る。
出会い頭に熊!現実にそうなったときのイメトレで、戦いのポーズを取ってみた。
しかし相手はこの爪なのだ。勝てそうにないな~。
外に誰かの銅像が。松浦武四郎?しらんなあ。
間宮林造は有名やけど、このひとも蝦夷を探検、研究したことで高名なんだそうだ。北海道、の名付け親なんだって。
羽幌まではこんな海岸線がずっと続く。
風力発電と見せかけて、じつは有事にロシアの何かを吹き飛ばすための軍事施設では?とか妄想する。
けっこう延々と立ってる。
この道の駅の名前、なんて読むのかわからんかったがこの看板で判明。
風W = ふわっと
ひねりすぎじゃろ。
午後3時過ぎ、道路に蜃気楼が見える。
暑いんでふわっとで休憩。宿泊&入浴ができる道の駅。
展示写真に、三毛別熊事件ってのがあった。こことは別の場所に展示施設があって、それを紹介しているのだ。しかしもともとの三毛別熊事件ってのがなんなのかワカラン。ヨッシーの地図にも、「三毛別熊事件現場」、と書いてある場所があるが、それがなんなのかワカラン。
そんなワカランコトハほっといて、足湯に入ろうね~。
お湯は温泉っぽく濁っているが、これが元々の色なのか?ヨッシー的には朝と夕方でお湯の色が濃くなってる物件をいくつか見てきているのでイブカシむ。
足湯から眺めることのできる二つの島は、焼尻島と天売島(てうりじま)。高橋さんは船で渡ると言っておられた。しかしヨッシーの優先順位は利尻島と礼文島なのだ。
道の駅の情報コーナー。図書館みたいな感じである。しかも無線LANのフリースポットなので早速繋げてみた。
しかし全然アカンである。スピード遅っ。ISDNどころかモデム回線くらいの感じ。使いもんにならんのでドコモの回線でネットする。
あんまり油も売ってられないのでそこそこで道の駅をでる。羽幌の入り口あたりに立っているデカい奴。誰?何者?答えてはくれない。
5時半。羽幌市内の無料キャンプ場に到着。朝日公園。
ちょうど管理人の人がいてはったので、名前を申告してチェックイン。ほかにはテントが一張り、キャンピングカーが一台のみ。
屋根下にはずらりとテーブルが並び、いい感じ。しかもなんとここにはコンセントが壁に並んでついている。コンセントは大事なのよね~。ありがたい。
今夜はソーセージ。しかも焼くのである!100円鍋が活躍。鉄板が薄いので超弱火にせんといかんが、いい調子で焼けてくれる。
出来上がりの図。うまっそ~。そして確かにうまい。煮るばっかしの調理に飽きていたので、これでバリエーションが広がるわい。まだここでも大阪毎日放送ラジオが受信できる。しかし我がタイガースは3-1で広島に敗れる。
走行 58キロ 出費 1902円 (オレジュー、インスタントラーメン、枝豆、ソーセージ、味噌汁、ごま、弁当、ばなな、電池、カセットボンベ、発泡酒)
朝方周りのみんなは早出していく気配がしていたが、久々の大の字布団寝で二度寝して起きたのは8時過ぎやった。
神様の置いていってくれたサンドイッチで朝ご飯。神様ってのはこのみつばちハウスのご近所さんっぽい兄さんで、お店で売れ残った弁当とかパンを持って遊びに来てくれる奇特な人のこと。
群馬ライダーを見送り、残っているのは伊藤くんとヨッシーのみ。それと管理人も。
札幌にある散髪屋さん。なんとチャリダーは無料で散髪してくれるそうで、伊藤くんは頭刈ってもらったそうである。これはヨッシーも行かねば。
留萌は数の子の町。日本で初めて数の子に金色の着色をしたのが留萌なのだ。そしてあんなコトやこんなコトがあってみつばちハウスが無料で宿泊できるわけである。オワカリ?
伊藤くんも旅立つ。彼のタイトなスケジュールで行くと、旅の途中でヨッシーと再会する可能性はほぼ無い。さらばじゃ。
最後にヨッシーも10時に出発。今日は羽幌(はぼろ)を目指す。この町の名前は覚えにくい。何回も、「羽幌、歯ボロボロ」、と繰り返して覚える。
早速現れた第一のトンネル。しかし今までとは大違いで、幅の広い歩道がついている。この調子でたのんまっせ~、国交省。あ、北海道では開発局か。
国道232号沿いは、左側に砂浜が続く平坦な道。それなりにスピードが乗って調子いい。
なんだかでっかい木造家屋が現れる。道の駅に隣接しているニシン番屋であった。当時のまま保存されているのが貴重。
当時のままってのと、木造としてはかなり大きいこともあって大枚350円を投資して入場。
ニシンがバンバン穫れていた頃の遺産である。明治38年頃建てられ、200人前後の人が寝泊まりしながら働いていたそうである。
だいどころ、という大板敷きの間を中心に、周りに雇われ漁夫たちが寝る空間があり、いわゆる大部屋生活である。
親方の部屋は全体を見回せるところにあり、目配りできるようになっている。
漁夫の生活空間の質素さに対し、親方家族のは豪華である。台所も別個にあり、全く違うものを食っていた。
並んでいるお皿も、高級そうだ。
客間も豪華。
労働契約の証文。こういうものを取り交わしていたことが、ヨッシーにとっては意外にちゃんとしてるやん、と思う一方、使う側と使われる身は紙一枚の隔たりとは思えない待遇の違いである。
番屋の道の駅でお会いした高橋さん。現在は北海道在住であるが、仕事の合間を縫って日本縦断旅を続けてこられたのである。確か19年?かけて少しづつ九州の最南端佐多岬から走って来られたそうである。本当はこういうチャレンジこそが、なかなかできないことで尊敬に値するのではないか?と思う。今回宗谷岬まで走れば、ゴールなんだそうである。連絡先を交換してお別れした。
走り去る高橋さん。
そして暑さに参り、コーラに手を出すヨッシー。しっかし最近はゴミ箱が置いてない。
「ゴミは各自お持ち帰りください」。
そら解るけど~。自販機で飲んだコーラの缶さえ捨てるとこが無いのはやりすぎやろ~。逆にポイ捨てする人が多発するんちゃうか?とか思うし。ポイ捨てしなくても、どこかのコンビニとかで捨てらることになるんやったらイカガなものかと思うよ~。
こういうときヨッシーは、店頭の自販機の場合は中の店員に、「はい!」、と言って渡す。孤立自販機の場合は、たいがい先客がそこらへんに固めて置いていることが多いからそれにならう。
道の駅にはもうひとつ、郷土資料館が併設されていた。無料なのでモチロン入る。
出会い頭に熊!現実にそうなったときのイメトレで、戦いのポーズを取ってみた。
しかし相手はこの爪なのだ。勝てそうにないな~。
外に誰かの銅像が。松浦武四郎?しらんなあ。
間宮林造は有名やけど、このひとも蝦夷を探検、研究したことで高名なんだそうだ。北海道、の名付け親なんだって。
羽幌まではこんな海岸線がずっと続く。
風力発電と見せかけて、じつは有事にロシアの何かを吹き飛ばすための軍事施設では?とか妄想する。
けっこう延々と立ってる。
この道の駅の名前、なんて読むのかわからんかったがこの看板で判明。
風W = ふわっと
ひねりすぎじゃろ。
午後3時過ぎ、道路に蜃気楼が見える。
暑いんでふわっとで休憩。宿泊&入浴ができる道の駅。
展示写真に、三毛別熊事件ってのがあった。こことは別の場所に展示施設があって、それを紹介しているのだ。しかしもともとの三毛別熊事件ってのがなんなのかワカラン。ヨッシーの地図にも、「三毛別熊事件現場」、と書いてある場所があるが、それがなんなのかワカラン。
そんなワカランコトハほっといて、足湯に入ろうね~。
お湯は温泉っぽく濁っているが、これが元々の色なのか?ヨッシー的には朝と夕方でお湯の色が濃くなってる物件をいくつか見てきているのでイブカシむ。
足湯から眺めることのできる二つの島は、焼尻島と天売島(てうりじま)。高橋さんは船で渡ると言っておられた。しかしヨッシーの優先順位は利尻島と礼文島なのだ。
道の駅の情報コーナー。図書館みたいな感じである。しかも無線LANのフリースポットなので早速繋げてみた。
しかし全然アカンである。スピード遅っ。ISDNどころかモデム回線くらいの感じ。使いもんにならんのでドコモの回線でネットする。
あんまり油も売ってられないのでそこそこで道の駅をでる。羽幌の入り口あたりに立っているデカい奴。誰?何者?答えてはくれない。
5時半。羽幌市内の無料キャンプ場に到着。朝日公園。
ちょうど管理人の人がいてはったので、名前を申告してチェックイン。ほかにはテントが一張り、キャンピングカーが一台のみ。
屋根下にはずらりとテーブルが並び、いい感じ。しかもなんとここにはコンセントが壁に並んでついている。コンセントは大事なのよね~。ありがたい。
今夜はソーセージ。しかも焼くのである!100円鍋が活躍。鉄板が薄いので超弱火にせんといかんが、いい調子で焼けてくれる。
出来上がりの図。うまっそ~。そして確かにうまい。煮るばっかしの調理に飽きていたので、これでバリエーションが広がるわい。まだここでも大阪毎日放送ラジオが受信できる。しかし我がタイガースは3-1で広島に敗れる。
走行 58キロ 出費 1902円 (オレジュー、インスタントラーメン、枝豆、ソーセージ、味噌汁、ごま、弁当、ばなな、電池、カセットボンベ、発泡酒)