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慶佐次~名護~勝山 [沖縄編]

2010年1月26日 火曜日 80日目 切りのいい80日目の朝は晴れていた。公民館テントを撤収し、慶佐次共同売店にいって朝ごはんのジューシーおにぎりとコロッケ買う。北部の売店では惣菜や弁当を置いている店は少なかったから、こういうのに飢えていた。うまし! DSCF1369.jpg ついでに贅沢にも温かい缶コーヒーも買う。うましうまし! DSCF1370.jpg 9時半に慶佐次(げさし)出発。国道331を改めて辺野古方面に向かう。先日あった名護市長選挙で、基地反対派の候補者が当選した。昨日の夕方慶佐次の売店のおばちゃんが貸してくれた新聞に記事が載っていた。それによると、その候補者は今年の元日の朝、辺野古の海に向かって上がる初日を見ながら、この美しい自然をまもらんといかん!、と必勝の想いを強くしたと書いてあった。 そんな海なら見てみんといかん。 小一時間で辺野古にさしかかる。 DSCF1371.jpgDSCF1372.jpgDSCF1374.jpg 美し過ぎる。ここの海上に基地作るの~?率直な感想は、「あほちゃうか」、やった。 ありえへんわ。この景色の中にいきなり海上基地があって、そこから昼夜を問わず大型軍用ヘリが、大爆音とともに何十機も飛び立ってこっちに飛んでくるなんて、ありえへんわ。 そういうことが平気でできる感覚は、ダースベーダーの帝国軍とかロード・オブ・ザ・リングのザイオン(やったけ?悪いほうのやつら)とかに近いな。 瞬間的にヨッシーが思ったのは、ここに基地作るくらいやったら神戸沖とか実家のある西宮の浜でも差し出すから、辺野古は残して欲しい。 それか関西空港あげるから~。赤字やし遠いし。いままでの赤字は思いやり予算でちゃらにしたらいいから。 二見の交差点から国道329に乗り換えて名護に向かう。まだ時間は11時前だし、余裕である。緩やかに続く上り坂を上がり切ると、そこからは名護まで一気に下りであった。なんてわかりやすい峠越えか。 調子よく走ってきたので、きょうは名護のオリオンビール工場見学の予約を入れた。2時半の回の予約にしたのでまだ時間がある。まずは名護市役所に行って、新市長に頑張れよ、と言おうかと思ったらまだ着任してないやんね! DSCF1376.jpg そうじゃなくて、明日登ろうと思っている本部半島の安和岳(あわだけ)の登山情報を聞くために観光課へ。昼休み時間にかぶってしまったので、エコのため電気は消えているし職員もデスクにうつぶせて寝てござる。昼寝もエコと関係あるのか?しかしあと3分で1時になるのに、みなさん微動だにしない。 職員の女性が、具志堅さんという人を紹介してくれた。あした、勝山というところの公民館にいってそこから電話したら、登山道などを案内してくれるという。公民館までの簡単な地図と、具志堅さんの携帯番号をくれた。具志堅さんは誰?なんで観光課に登山マップ一枚ないの?とか思いながら、つぎのオリオンビールの見学に急ぐ。 見学の目的はタダ飲みであることははっきり申し上げておく。貧乏旅行者であるからしかたない。集合30分前に工場で受付を終わらせていたのは、もうビールがタダで飲みたくて飲みたくてしかたなかったからである。あーそうである。 20分間の工場見学が始まる。 DSCF1379.jpgDSCF1380.jpgDSCF1381.jpg おねいさんが案内してくれるが、せっかくの美貌がマスクで台なしである。マスクはやめてほしい。細菌とかうつしてくれていいから。 できあがったビールは、いったん建物外のおっきなタンクに入れて熟成させるという。そのタンクは直径5m、高さ17mあるらしいが、ここでおねいさんから問題が出た。 もし、1日に350ミリリットル缶ビール分を飲みつづけるとしたら、あのタンク一本飲むのに何年かかるでしょう?だった。 500年!と元気よくいったがはずれだった。正解は1500年かかるんだって。または、一日24本飲みつづけるとしたら、60年かかることになるという。20才になって、毎日缶ビールを24本80才まで飲めばタンクが空になります。 その問題の出し方おもろない~。誰が毎日24本ひとりで黙々と飲みつづけんといかんのじゃ。たのしないやんけ。だから例えば、 「仲のいい友達と4人で、麻雀とかトランプとかファミコンとかしながら毎晩ひとり6本づつ飲んで笑って楽しんだら、60年間もゆかいに過ごせます」 とかのほうがいいやんか。 と、心の中でつぶやきつつ、ながーく感じた20分の見学を終えて試飲ルームへ到着。事前に渡されていた試飲カードには、ひとり1杯ビールを試飲できます、と書かれているがおねいさんの説明では2杯までOKだとか。よーし、目指せ4杯目、である。 DSCF1384.jpg うまし!生ビールうまし。ここんとこ貧乏旅行者は、発泡酒どころか第3のビールばっかし飲んでいたからコタエられんで。しかも午前中目一杯峠越えして、喉もいい感じに渇いておる。3秒後におかわり。となりの席にいる団体は韓国の観光客のようで、際限なくおかわりしてる模様。ほれみれ。何杯でもOKじゃん。 3杯目突入!モーマンタイ! しっかしさすがに10分以内に3杯飲むといっぱいいっぱいになってきた。韓国チームも退出し、試飲ルームにはヨッシーだけ残される。うーん4杯目は次回のチャレンジまで取っておこう。結果3杯試飲で終了。 ええかんじで工場をあとにして、マクドナルドでブログ更新作業。貯まりに貯まった写真などを送ったりして、気がつくと午後10時半になっとる。あー疲れた。なんだか体もだるい。風邪かな?とも思う。 寝場所を名護市内の公園にしていたが、あした勝山まで行くのに早起きしないかんと思うと、いっそいまから勝山までいってしまうことにする。 ライトを付けて暗い道を走る。距離は10キロもないが、山の中腹あたりになると思われるのでどれくらいかかるかわからん。いいさ、旅はわからないことだらけなのさ。とか独り言いいながら走る。 市役所のおねいさんが言っていた「嘉津宇岳→」の看板からのぼりにかかる。真っ暗である。家もとぎれとぎれでタヌキかキツネに化かされそうな感じ。 気温も低いのに汗がダラダラでる。登り30分で、勝山公民館に到着。走ってるときは真っ暗だったが、公民館について見ればなかなかのキャンプ好立地。 玄関ひさし前にテントを張って寝場所を作り、すぐ横にあるベンチでお疲れさん会。泡盛ccレモン割りで乾杯。もしやと思い壁のスイッチを入れると、ベンチの上の明かりが煌々と点り、文化的生活になった。 10時半にマックを出てここに着いたのが11時半なので1時間かかった計算だが、やっぱ街中の公園で寝るよりこっちのほうがいい。虫や山の動物たちの声が子守唄。 走行 49キロ 出費 4122円 (美ら海水族館前売、米、缶詰、パン、電池、マジック、マック、缶ジュース)
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