高森峠展望台~南阿蘇村 ソーラーシステム破損!&石井くん [九州編その2]
2010年11月24日 水曜日 381日目
6時に目覚める。まだ暗い。展望台の隣は牧場になっていて、牛の歩く道が階段状にうねうね斜面をのたくっている。ニュージーランドで働いてたときの牧場を思い出すなあ。
便意があったのでフェンスにつかまりながらお尻だけ牧場に突きだしてしゃがむ。
イタタタ!有刺鉄線のトゲがお尻にピンピンあたってしまった。ちょっと引っかかっただけなので、怪我はなかったが、大事な部分に刺さらなくて良かったバイ。
やっぱ寒いなあ、と腕時計の気温計を見ると5度と表示されている。
やっと日が昇ったのは8時半であった。10時前までかかってテントを乾かしてから撤収&出発。
国道を少し登ると、柳という交差点で国道325号と交差する。325号は、高千穂から阿蘇に向かうもう一つのメインルートなのだが、地図で読むと結構な登りが予想されたため、ひ弱なヨッシーは国道218→265のルートを取った。
柳からすぐに高森峠の真下をくぐる高森トンネルに出会う。ここを過ぎれば阿蘇の外輪山を越えたことになる。トンネル内は案外照明が明るく、前照灯やパイロットランプに反射たすきで万全装備のヨッシーは拍子抜けであった。
トンネルを抜けるとあとは一気に下るのみ。前方に阿蘇山の山々が見えてきた。展望所に立ち寄ってパチリ。
再度下りだしてしばらくあと、高速で下る愛車、赤い流星の後方で、
「ガシャ」
という音がした。
あ~~~、やってもうた。ソーラー充電のセットが入ったコンビニ袋がずり落ちて車道に落としてまった!
急ブレーキの後、自転車をUターンさせそのまま落とした袋の方に向かってバタバタ足を動かして走りあがる。
真後ろに車がいなかったのが幸いして、まだ袋は引かれていない。えらい勢いで走りあがるヨッシーの姿に恐れをなしてか、後からきた乗用車は袋の手前で低速になり、回避してくれた。そのあとの観光バスもそれに習う。
拾い上げたらコンビニ袋はところどころすり切れて穴が空いているが、中身に大きなダメージは認められない。セーフである。
今日は天気がいいので、休憩するときとかにこまめに充電しようと思い、すぐに取り出せるようにしていたのが仇になった。
下りきって国道325に左折し、南阿蘇村方面にゆく。コンビニで止まってさきほどのダメージをちゃんと確認する。ソーラーパネルはOK。ソケット類もバッテリーも無事。あれ!シガーソケットタイプのUSB変換アダプターが壊れてる!
上野駅前の100円ショップで1年半前に買ったやつ。これがないと困る。っていうか、他のどれが壊れても困るのじゃが。
携帯で近辺の100円ショップを検索するが出てこない。ということはお店が無いようである。ややピンチ。
とりもあえずも今夜のねぐら探しを主目的に、南阿蘇村を走ってみる。
南阿蘇村は阿蘇山の南側に位置し、東西に長く広がった土地、という感じ。東西方向には白川という川が平野をえぐるように流れている。その白川を挟むように、北側には国道325が、南側には県道28号が走っている。
白川が最も低い場所を流れているので、国道から県道へ南北方向に渡ろうとすると、必ず一回白川に向かって下り、橋を越えたら県道に向かって登る。逆も同じである。これがあるので、自転車ではむやみに南北に移動できないことに気がついた。
ヘトヘトになって気がついた頃に見つけたローソンに入ろうとしたら、バイク旅の若者が一人いる。声をかけると埼玉からきた石井君であった。約1ヶ月かけて、熊本まで下ってきたそうである。このあとは屋久島とか奄美大島とか行ってから埼玉に帰るそうである。
奄美はヨッシーも行ってきたところなので、良い場所をいくつか教えてあげた。30分くらい話してたかな?別れ際に記念撮影。
当初は白川の河川敷かなんかに泊まれるんじゃない?と楽観していたが、思いの外細い川で河原がにゃい。南阿蘇鉄道の無人駅を偶然発見。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
日本一長い名前の駅だそうである。
長くても短くてもヨッシーにとっては二の次で、泊まれるか泊まれないか、である。
駅舎はきれいで珍しい六角形である。トイレも駐車場のすみに水洗がある。水も出る。
バッチリではないか!みっけた!
泊まる場所が決まったから、すぐ近くにある湧水地へ行ってみる。村内には11カ所の湧水地があり、それぞれ生活の水源として長年使われてきた。もちろん今もミネラルウォーターがビャンビャン湧いているのでくみ放題飲み放題なのだ。
明神池水源。
おう!池やないか!
なんか山の方から竹筒かなんかを通ってジョボジョボ流れ出ているがごとくの図を予想していたら違った。
池の底からジャンジャン湧いとる。
漏斗とヒシャクがちゃんと備えて置いてあるがな。これで汲み取れとな?よっしゃわかった、くみ取った。ちょっとその場で飲んだらめちゃうまやないか~い。まさにミネラルウォーター。
ヨッシーの泊まる白水高原駅の次の下田駅には温泉がある。駅舎の中にあるし300円なのでニューヨークのためにチャリでひと駅走る。
駅前に自転車止めていると、温泉上がりのおばあちゃんがセニアカーに乗りながら、
「ちさい(小さい)けど良い温泉よ」
と、ニッコリ教えてくれた。
ヨッシー貸し切り。さすがおばあちゃん推薦である。めちゃくちゃ暖まる。そこいらの温泉ではこうはあったまらんやろ。もう湯の温度がじわ~~~っと体の芯に染みてくる感じである。
湯の後スーパーに寄ってから白水駅に戻る。6時前には暗くなるが、駅舎の電灯は自動で灯るのだ。
最終列車は9時50分頃だが、あまりの寒さに9時に駅の床にシートと寝袋を敷いて寝てしまった。
走行 44キロ 出費 1642円 (弁当、ラーメン、シュウマイ、ごぼ天、発泡酒、カセットボンベ、温泉)
6時に目覚める。まだ暗い。展望台の隣は牧場になっていて、牛の歩く道が階段状にうねうね斜面をのたくっている。ニュージーランドで働いてたときの牧場を思い出すなあ。
便意があったのでフェンスにつかまりながらお尻だけ牧場に突きだしてしゃがむ。
イタタタ!有刺鉄線のトゲがお尻にピンピンあたってしまった。ちょっと引っかかっただけなので、怪我はなかったが、大事な部分に刺さらなくて良かったバイ。
やっぱ寒いなあ、と腕時計の気温計を見ると5度と表示されている。
やっと日が昇ったのは8時半であった。10時前までかかってテントを乾かしてから撤収&出発。
国道を少し登ると、柳という交差点で国道325号と交差する。325号は、高千穂から阿蘇に向かうもう一つのメインルートなのだが、地図で読むと結構な登りが予想されたため、ひ弱なヨッシーは国道218→265のルートを取った。
柳からすぐに高森峠の真下をくぐる高森トンネルに出会う。ここを過ぎれば阿蘇の外輪山を越えたことになる。トンネル内は案外照明が明るく、前照灯やパイロットランプに反射たすきで万全装備のヨッシーは拍子抜けであった。
トンネルを抜けるとあとは一気に下るのみ。前方に阿蘇山の山々が見えてきた。展望所に立ち寄ってパチリ。
再度下りだしてしばらくあと、高速で下る愛車、赤い流星の後方で、
「ガシャ」
という音がした。
あ~~~、やってもうた。ソーラー充電のセットが入ったコンビニ袋がずり落ちて車道に落としてまった!
急ブレーキの後、自転車をUターンさせそのまま落とした袋の方に向かってバタバタ足を動かして走りあがる。
真後ろに車がいなかったのが幸いして、まだ袋は引かれていない。えらい勢いで走りあがるヨッシーの姿に恐れをなしてか、後からきた乗用車は袋の手前で低速になり、回避してくれた。そのあとの観光バスもそれに習う。
拾い上げたらコンビニ袋はところどころすり切れて穴が空いているが、中身に大きなダメージは認められない。セーフである。
今日は天気がいいので、休憩するときとかにこまめに充電しようと思い、すぐに取り出せるようにしていたのが仇になった。
下りきって国道325に左折し、南阿蘇村方面にゆく。コンビニで止まってさきほどのダメージをちゃんと確認する。ソーラーパネルはOK。ソケット類もバッテリーも無事。あれ!シガーソケットタイプのUSB変換アダプターが壊れてる!
上野駅前の100円ショップで1年半前に買ったやつ。これがないと困る。っていうか、他のどれが壊れても困るのじゃが。
携帯で近辺の100円ショップを検索するが出てこない。ということはお店が無いようである。ややピンチ。
とりもあえずも今夜のねぐら探しを主目的に、南阿蘇村を走ってみる。
南阿蘇村は阿蘇山の南側に位置し、東西に長く広がった土地、という感じ。東西方向には白川という川が平野をえぐるように流れている。その白川を挟むように、北側には国道325が、南側には県道28号が走っている。
白川が最も低い場所を流れているので、国道から県道へ南北方向に渡ろうとすると、必ず一回白川に向かって下り、橋を越えたら県道に向かって登る。逆も同じである。これがあるので、自転車ではむやみに南北に移動できないことに気がついた。
ヘトヘトになって気がついた頃に見つけたローソンに入ろうとしたら、バイク旅の若者が一人いる。声をかけると埼玉からきた石井君であった。約1ヶ月かけて、熊本まで下ってきたそうである。このあとは屋久島とか奄美大島とか行ってから埼玉に帰るそうである。
奄美はヨッシーも行ってきたところなので、良い場所をいくつか教えてあげた。30分くらい話してたかな?別れ際に記念撮影。
当初は白川の河川敷かなんかに泊まれるんじゃない?と楽観していたが、思いの外細い川で河原がにゃい。南阿蘇鉄道の無人駅を偶然発見。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
日本一長い名前の駅だそうである。
長くても短くてもヨッシーにとっては二の次で、泊まれるか泊まれないか、である。
駅舎はきれいで珍しい六角形である。トイレも駐車場のすみに水洗がある。水も出る。
バッチリではないか!みっけた!
泊まる場所が決まったから、すぐ近くにある湧水地へ行ってみる。村内には11カ所の湧水地があり、それぞれ生活の水源として長年使われてきた。もちろん今もミネラルウォーターがビャンビャン湧いているのでくみ放題飲み放題なのだ。
明神池水源。
おう!池やないか!
なんか山の方から竹筒かなんかを通ってジョボジョボ流れ出ているがごとくの図を予想していたら違った。
池の底からジャンジャン湧いとる。
漏斗とヒシャクがちゃんと備えて置いてあるがな。これで汲み取れとな?よっしゃわかった、くみ取った。ちょっとその場で飲んだらめちゃうまやないか~い。まさにミネラルウォーター。
ヨッシーの泊まる白水高原駅の次の下田駅には温泉がある。駅舎の中にあるし300円なのでニューヨークのためにチャリでひと駅走る。
駅前に自転車止めていると、温泉上がりのおばあちゃんがセニアカーに乗りながら、
「ちさい(小さい)けど良い温泉よ」
と、ニッコリ教えてくれた。
ヨッシー貸し切り。さすがおばあちゃん推薦である。めちゃくちゃ暖まる。そこいらの温泉ではこうはあったまらんやろ。もう湯の温度がじわ~~~っと体の芯に染みてくる感じである。
湯の後スーパーに寄ってから白水駅に戻る。6時前には暗くなるが、駅舎の電灯は自動で灯るのだ。
最終列車は9時50分頃だが、あまりの寒さに9時に駅の床にシートと寝袋を敷いて寝てしまった。
走行 44キロ 出費 1642円 (弁当、ラーメン、シュウマイ、ごぼ天、発泡酒、カセットボンベ、温泉)
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