喜入~長崎鼻 [九州編その2]
2010年10月1日 金曜日 327日目
芝生広場には早朝からグランドゴルフ?って言うのか?の練習におじいおばあが集まって来ておる。
ヨッシーのテントのそばに陣取ったおばちゃん達に、朝はようから熱心じゃなあ、と声をかけると、
あたしゃ家からここまで1時間かけて歩いてきたんじゃ。
とな。ほんならゴルフ練習した後また1時間歩いて帰るんか~!と驚くと、事もなげにソウジャと言い放つおばあ。オソルベシ老年パワー。
朝飯がわりにインスタントラーメンを食う。ヨッシーはとんこつ味が好きなのじゃ。なのでご贔屓はうまかっちゃんなのだが、九州だけ?限定かな?辛子高菜味とか、黒豚とんこつ焦がしねぎ風味とかが売ってある。今朝は辛子高菜味。うまぁ。
諏訪さんは昨夜で全財産が無くなったみたいで、指宿まで行って仕事を探すと言い、先に喜入を出ていかれた。ヨッシーの行く末を暗示されているようにも感じる。他人事ではないかも。
昨日同様国道226を走り、指宿を目指す。海岸沿いの道はアップダウンが少なく、ぐいぐい距離がかぜげる。
すぐに指宿市に入る。双子?の犬もワンワン吠えて歓迎してくれている。
道の駅指宿で休憩。諏訪さんいわく、この駅は芝生にはテントは張れないが、玄関前あたりのどこか一カ所だけテント立てても怒られないところがあるらしい。ドコヤロウカ。
指宿の手前に知林ヶ島という無人島があり、干潮時には歩いて渡れるようになると聞いていた。たぶんあれがそうやな。
国民休暇村のテントサイトから遊歩道を歩いて、無人島に最接近。
立て看板多いよ~。書いてあることはどれも大差ない。いまは大潮ではないので、干潮でも渡れない期間のようである。写真だけ撮って終り。
以前地球倶楽部の仕事で休暇村さんにはお世話になった。もしかして誰か知ってる職員が赴任してたりして?と思い休暇村指宿を冷やかしに入ってみたが、特に収穫は無し。
ここ、指宿には若干の思いがある。
亡くなった祖父は甲子園口商店街で長年貸し本屋を営んでいたのだが、あるとき商店会の慰安旅行で訪れたのが指宿やった。楽しい性格の人で、商店会仲間でも人気があったのだが、宴会で酔って騒いでトイレに立った。
便所は遠い、メンドクサイ、と思ったのか、そこいらのベランダから外に小用を足してやろうとして、2階から落っこちたのである。腰を打ったかして動けなくなってるところを発見され、病院に運ばれた。
これが指宿における第一の思い。そのときじいさんが泊まった旅館はいまでもあるのだろうか?と、実家の母に電話して聞いたら、もうないんちゃう?だって。
それから第二の思い。
「じいさん入院!」、の報を受けて、ヨッシーの親父が家族を代表して指宿入りし、看病のためにしばらくじいさまと滞在することになった。
その時、看病の合間に指宿の街を歩き回り、イブスキダイスキ!になったという話を、さっきの、もうないんちゃう、の電話の時に聞いたのである。
そんなこと知らんかったわい。ガンで早死にした親父のことを、ヨッシーはどれだけ知っておったろうか。何を考え、どんな生き方やったとか、ほとんどなんも知らんなあと、今更ながらにここで気づく。
指宿駅に行ってみた。
レトロ風に造られた駅舎のなか。じいさまや親父の頃はこんなだったろうか?たぶん違うなあ。でも2人は確実にここには来ていることになる。
駅前広場にある足湯。
これは当時はなかったに違いない。
ヨッシーは足湯にはいりながら白くまアイスを食べた。
湯の真ん中に立つ親子像。素っ裸である。細部もちゃんと描写してある。駅前だというのに大胆な。
駅前通り。
シャッター通り?っぽくなっとる。人通りもほとんどなく、寂れた様子に見える。
親父はここを通ったか、ここには立ち寄ったか?とか思いながら、ヨッシーも自転車でうろうろした。
もうお昼だが、野元さんオススメのカツオ定食の店はまだ先である。腹減ったが我慢して走る。
民宿もやっているくり屋さん。
せっかくだから、カツオたたき定食950円を大奮発する。
値段の割にシンプルな構成だな。味はどうかな?
あらかじめたたきにかけてあるタレが、思いのほか酢っぱい。酢が多いよ~。ヨッシーは関西人なのでそう感じるだけかもしれないが、ちょっとがっかりな感じ。
次の目的地は鰻温泉。指宿からは山のほうにある、鰻池のほとりにある温泉。ここも野元さんの紹介である。
自転車で登らねばならんが、温泉入ったあとはそのあたりで野営場所を探すつもりなので、今日の走行もあと少しである。
西郷さんも入ったお湯である。200円と安い。
熱めの温度はヨッシー好み。さらさらしたお湯で、目茶苦茶気持ちいい。ぜひ今夜はこの近所で泊まり、明日も入りたいくらいである。
入浴後、あたりをうろうろするが、よい場所が見つからない。鰻池は湖畔に砂浜みたいなところなどがほぼ無く、ここは諦めることにする。
とにかく登った山道をまっすぐ降りる。鰻池の真南方向に、長崎鼻という岬があるので、そこまで約10キロ走ってみることに。
長崎鼻は思った以上に観光地で、おみやげもの屋が立ち並び、観光バスが何台も並んで駐車しているようなところ。
自転車は通行止めではないみたいなので、そのまま岬の突端にある灯台まで遊歩道を一気に走り下りる。
おう!ええ感じやないか!もう今夜の宿泊はここに決定!夕暮れを待ってテントを張り、今日はけっこう走ったよね~と振り返りながら就寝。
走行 54キロ 出費 1790円 (とうふ、コーラ、しろくま、ジュース、温泉、たたき定食、発泡酒)
芝生広場には早朝からグランドゴルフ?って言うのか?の練習におじいおばあが集まって来ておる。
ヨッシーのテントのそばに陣取ったおばちゃん達に、朝はようから熱心じゃなあ、と声をかけると、
あたしゃ家からここまで1時間かけて歩いてきたんじゃ。
とな。ほんならゴルフ練習した後また1時間歩いて帰るんか~!と驚くと、事もなげにソウジャと言い放つおばあ。オソルベシ老年パワー。
朝飯がわりにインスタントラーメンを食う。ヨッシーはとんこつ味が好きなのじゃ。なのでご贔屓はうまかっちゃんなのだが、九州だけ?限定かな?辛子高菜味とか、黒豚とんこつ焦がしねぎ風味とかが売ってある。今朝は辛子高菜味。うまぁ。
諏訪さんは昨夜で全財産が無くなったみたいで、指宿まで行って仕事を探すと言い、先に喜入を出ていかれた。ヨッシーの行く末を暗示されているようにも感じる。他人事ではないかも。
昨日同様国道226を走り、指宿を目指す。海岸沿いの道はアップダウンが少なく、ぐいぐい距離がかぜげる。
すぐに指宿市に入る。双子?の犬もワンワン吠えて歓迎してくれている。
道の駅指宿で休憩。諏訪さんいわく、この駅は芝生にはテントは張れないが、玄関前あたりのどこか一カ所だけテント立てても怒られないところがあるらしい。ドコヤロウカ。
指宿の手前に知林ヶ島という無人島があり、干潮時には歩いて渡れるようになると聞いていた。たぶんあれがそうやな。
国民休暇村のテントサイトから遊歩道を歩いて、無人島に最接近。
立て看板多いよ~。書いてあることはどれも大差ない。いまは大潮ではないので、干潮でも渡れない期間のようである。写真だけ撮って終り。
以前地球倶楽部の仕事で休暇村さんにはお世話になった。もしかして誰か知ってる職員が赴任してたりして?と思い休暇村指宿を冷やかしに入ってみたが、特に収穫は無し。
ここ、指宿には若干の思いがある。
亡くなった祖父は甲子園口商店街で長年貸し本屋を営んでいたのだが、あるとき商店会の慰安旅行で訪れたのが指宿やった。楽しい性格の人で、商店会仲間でも人気があったのだが、宴会で酔って騒いでトイレに立った。
便所は遠い、メンドクサイ、と思ったのか、そこいらのベランダから外に小用を足してやろうとして、2階から落っこちたのである。腰を打ったかして動けなくなってるところを発見され、病院に運ばれた。
これが指宿における第一の思い。そのときじいさんが泊まった旅館はいまでもあるのだろうか?と、実家の母に電話して聞いたら、もうないんちゃう?だって。
それから第二の思い。
「じいさん入院!」、の報を受けて、ヨッシーの親父が家族を代表して指宿入りし、看病のためにしばらくじいさまと滞在することになった。
その時、看病の合間に指宿の街を歩き回り、イブスキダイスキ!になったという話を、さっきの、もうないんちゃう、の電話の時に聞いたのである。
そんなこと知らんかったわい。ガンで早死にした親父のことを、ヨッシーはどれだけ知っておったろうか。何を考え、どんな生き方やったとか、ほとんどなんも知らんなあと、今更ながらにここで気づく。
指宿駅に行ってみた。
レトロ風に造られた駅舎のなか。じいさまや親父の頃はこんなだったろうか?たぶん違うなあ。でも2人は確実にここには来ていることになる。
駅前広場にある足湯。
これは当時はなかったに違いない。
ヨッシーは足湯にはいりながら白くまアイスを食べた。
湯の真ん中に立つ親子像。素っ裸である。細部もちゃんと描写してある。駅前だというのに大胆な。
駅前通り。
シャッター通り?っぽくなっとる。人通りもほとんどなく、寂れた様子に見える。
親父はここを通ったか、ここには立ち寄ったか?とか思いながら、ヨッシーも自転車でうろうろした。
もうお昼だが、野元さんオススメのカツオ定食の店はまだ先である。腹減ったが我慢して走る。
民宿もやっているくり屋さん。
せっかくだから、カツオたたき定食950円を大奮発する。
値段の割にシンプルな構成だな。味はどうかな?
あらかじめたたきにかけてあるタレが、思いのほか酢っぱい。酢が多いよ~。ヨッシーは関西人なのでそう感じるだけかもしれないが、ちょっとがっかりな感じ。
次の目的地は鰻温泉。指宿からは山のほうにある、鰻池のほとりにある温泉。ここも野元さんの紹介である。
自転車で登らねばならんが、温泉入ったあとはそのあたりで野営場所を探すつもりなので、今日の走行もあと少しである。
西郷さんも入ったお湯である。200円と安い。
熱めの温度はヨッシー好み。さらさらしたお湯で、目茶苦茶気持ちいい。ぜひ今夜はこの近所で泊まり、明日も入りたいくらいである。
入浴後、あたりをうろうろするが、よい場所が見つからない。鰻池は湖畔に砂浜みたいなところなどがほぼ無く、ここは諦めることにする。
とにかく登った山道をまっすぐ降りる。鰻池の真南方向に、長崎鼻という岬があるので、そこまで約10キロ走ってみることに。
長崎鼻は思った以上に観光地で、おみやげもの屋が立ち並び、観光バスが何台も並んで駐車しているようなところ。
自転車は通行止めではないみたいなので、そのまま岬の突端にある灯台まで遊歩道を一気に走り下りる。
おう!ええ感じやないか!もう今夜の宿泊はここに決定!夕暮れを待ってテントを張り、今日はけっこう走ったよね~と振り返りながら就寝。
走行 54キロ 出費 1790円 (とうふ、コーラ、しろくま、ジュース、温泉、たたき定食、発泡酒)
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