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屋久島~鹿児島~人吉(熊本県) [九州編その2]

2010年6月18日 金曜日 223日目

いいかげん海の水位が上がって、港が水没とかしたらどうしようとか本気で心配するほどに雨が降った。

6時前に目が覚める。通路に寝ているので、すぐさまテントを畳んでしまう。

港の朝は早い。6時過ぎごろから港湾労働の皆様が仕事にかかっておられる。

フェリー待合所も7時にはオープンした。さっそく2階の休憩所でテレビ見て過ごす。今日は12時出航の屋久島丸に乗る。それで鹿児島まで一直線だ。

雨は少しましになったが降ったりやんだりを繰り返す。番組はサッカーワールドカップの話題ばっかし。ヨッシーはあんまりサッカーに興味ないので、もっと他の話題やれよな~とか思ってしまう。

外の通路に置いていた自転車と荷物のところに戻ると、ヨッシーの大切な無電源エコ冷庫蔵が無い!えらいこっちゃ、風で飛ばされたに違いない。あっちこっち見て回るが陸上にはなさそう。エーン、はかなくも海の藻屑と消え去ったか~?

しかたない。あきらめて港そばの屋久島文化センターに暇つぶしに出かけた。

その時!

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あったー!

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冷庫蔵ハッケン!建物の反対側まで吹き飛ばされておった。単なる発泡スチロールの箱と思うなよ。こいつは佐多岬をめぐり、宮之浦岳登山からも生還した、いわば戦友に近い存在なのだ。

2度と飛ばないように自転車に縛り付け、あらためて文化センターへ。なんとかシアターとか展示室は有料なのでパス。おみやげショップとか、雑誌コーナーとか行く。

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ソトコトという雑誌をぱらぱらめくっていると、ブルース・リプトンという学者の書いた記事が目にとまった。遺伝子について研究している人で、ここに書かれていたことは心相鑑定士のヨッシーにとっても重要な意味を持っていた。

たとえば遺伝子の中に、がん細胞になるかならないかのスイッチがあり、それがオンになるかオフになるかで病気になるならないが決まるみたいな研究結果がある。しかしリプトン氏は言う。そんなに単純な仕組みではなく、遺伝子が設計図だとすると建築家にあたるのはその本人で、つまりはその人の生き方や人生観、ポジティブかネガティブかなどによって、建つ家も変わってくるというのだ。

つまりは、考え方感じ方をコントロールすることで、病気にかかりにくい身体になったり、または治ってしまったりするというのだ。

いまだはっきりと解明されていないのが双子の例。同じ遺伝子を持っているのに一人は健康で一方は癌にかかったとかは、スイッチのオンオフだけでは説明がつきにくいというのだ。

心相鑑定においては、双子の場合同じ生年月日になることから、それだけからでは鑑定が完全ではなくなる。しかし、心相の理論はもともと遺伝子理論からイマジネーションを広げてたどり着いたものでもあるので、リプトン氏の、「生き方考え方が自分を変える」ということがハマると思う。

今後さらなる研究を待ちたい。

11時に港に戻ると、ちょうど屋久島丸が鹿児島から着いたところだった。切符を買って乗船の指示を待つ。

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12時ちょうどに出航。さすがに太陽フェリーに比べて船体の大きな屋久島丸は、港を出ても安定している。早起きしたので眠くなり、がらがらの2等客室で大の字になって爆睡する。

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目覚めるともう3時。外を見ると今まさに佐多岬を通過するところだった。

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あー!あの展望台に見覚えあり。

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4時半、定刻より少し遅れて鹿児島到着。下船準備をしているとき、客室でとなりにいらした男性女性に声をかけられる。宮崎から仕事で屋久島を訪れていた、ヨシトミさん。自転車旅のことをあれこれお話しさせていただいた。宮崎は口蹄疫の影響で仕事が減って大変だそうである。

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車両甲板からなつかしの鹿児島に降り立つ。すぐさまシゲと合流。

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デリボーイという車に愛車・赤い流星号を積み込んだ。ただちに人吉に向かって出発。

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鹿児島の名物?ジャンボ餅を車内でいただく。ジャンボと言う割には普通サイズのみたらし団子で、特別な味は一切しない。

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高速道路で一気に人吉へ。ランドアース本社に6時到着。シゲは社長なので、引き継ぎ事項をスタッフと打ち合わせして、それから2人で山江温泉センターで入浴。400円也。

それから腹が減ったので、人吉市内の某所、辛麺の店で5倍のやつを食う。700円也。最高25倍なんだが、まずは順当に5倍で様子を見た。うまかった。10倍くらいまではいけそう。

本社横のガイドハウスに帰りついたのは午後10時。かなりオネムになっておるのですぐさま横になる。

走行 1キロ 出費 6118円 (屋久島丸、コーヒー、ジュース、コロッケ、弁当、辛麺、温泉)
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