基山サービスエリア(福岡県)~みはらし温泉(広島県) [九州編その2]
2010年6月28日 月曜日 232日目
一晩中雨は降っていたようである。車や人の歩く音が気になり、なかなか寝られなかったが、3時頃静かになったところで本格的眠りに落ちる。
6時に目を覚ます。サービスエリアの営業が7時からなので、それまでに撤収しないといかん。荷物をまとめてからソファーのある休憩室に行って朝のコーヒーを飲む。
この24時間開いている休憩室の入り口にはフィギアが置かれている。入ってくる人が何かをのぞき込んでるので、なんだろうと思って見に行ったところ発見した。
食堂ですうどんに無料の天かすを大量に入れて朝ご飯とする。天かすが好きなんです。ついたくさん入れてしまうんやけど、半分くらい食べ進んだところでうどんの汁を吸った天かすが膨らんできて、大量に入れたことを後悔する。それでも無料の天かす入れ放題を目の前にすると、前回の失敗を思い出しつつも手が勝手に動いて大量投入してまう。あきまへん。一生治りまへん。
建物の外に出ると雨は上がり、ヒッチハイク日和ではないか。早速駐車場をうろうろして、トラックや乗用車に声をかけていく。10台目くらいに話しかけた、ワンボックス乗用車のご夫婦に乗せていただいた。
宮崎ナンバーだったので、どこか遠くまで行かれるのかな?と思って声をかけた。北九州で大学に通っている息子さんを訪ねて行くところであるそうだ。ヨッシーが、本来は自転車で旅しているんです、とお話しするとなんと偶然にも息子さんはサイクリング部に入って日本中あちこち走っておられるとかであった。
基山SAから約30キロ先の、古賀サービスエリアまで乗せていただく。
ここは施設が新しく、今風の造りになっておる。
無料のパソコンも設置してある。ありがたい。ここでブログに寄せられたコメントにお返事などを書かせてもらう。
駐車場で1台目に声をかけたサラリーマン風の若い男性。
仕事中なのですみません、と断られたのにもかかわらず、その後続けて駐車場をうろうろするヨッシーに冷たいお茶のペットボトルを差し入れてくださった。アリガタキシアワセ!なんて優しいんや。涙が出かかる。
15台くらい声をかけたが、なかなかうまく行かない。駐車場に自衛隊のトラックがいっぱい入ってくるが、さすがにアレはヒッチハイクできんし。
駐車場の脇で、入ってくる車を観察。まず車のナンバーを見る。それから降りてくる運転手さんをよく見る。
白い4ドアセダンから、若い男性がラフな服装で降りてきた。山口ナンバーだ。うまく行けば関門海峡を渡れるかもしれん。彼が休憩から戻ってきて、まだヨッシーが次の車がつかまえられてなかったら、声をかけることに予約する。頭の中で予約を入れるだけなので実際にはまだ何もしない。
それからも数台声をかけるがまだうまくいかない。そこに彼が帰ってきた。
荷物を持って早足で車に近づいたけど、ちょっと出遅れたせいで彼が車を走らせる寸前に間に合った。
成功!すぐに助手席に乗り込ませてもらう。広島の手前の岩国まで行くそうで、その手前の下松(くだまつ)サービスエリアまで乗せていただくことになる。やった!関門海峡を渡れる。そして山口県に突入である。
彼は26~8歳くらいで、中古車販売の営業マンだという。実家が九州で、今回は車を買ってくれそうな人に営業に行ったけれど残念ながら売れなかったそうで、傷心の復路ドライブと言うことである。今回は、まず間違いなく売れるやろうと踏んで社長に出張許可をもらっただけに、空振りは余計につらいだろう。ヨッシーもそれなりに営業を経験したから、そういう経験もたくさんした。人は買う決断を先延ばしにするもんなのである。先延ばしの理由は特になく、人間の弱い部分が本能的に働くのだそうだ。
そんなことを話しているうちに、とうとう来ました関門海峡!雨が降って景色がやや霞んでいるが、なんだか感動した。
営業マンは昨夜あんまり寝ていないようで、眠いからと途中のパーキングで仮眠をとる。
ヨッシーも眠いので助手席で仮眠をとる。
はじめてあったのに、隣同士でいびきをかいて仮眠をとる。
1時間半ほど眠り、それから下松まで20分で到着した。お礼を言って車から降りる。3時である。
昼飯がまだだったのでかき揚げ丼500円を食う。なんだか醤油辛くて微妙な味。
さて、ここでいつもいつもこのブログ日記にコメントをいただいているかづさんからメールの返信が届いた。
かづさんは広島に在住と聞いていたので、通りすがるからには仁義を通さねばと思いさっきメールしておいたのである。
日記の沖縄編で、かづさんの親友のお母さんがやっている花*花というお店を紹介していただいたのである。ヨッシーがメールで心相鑑定を差し上げたお礼と言うことで、かづさんのおごりで花*花のおでんとビールを堪能させてもらった。
その時の日記
せっかく通りすがるのだから是非お会いしたい、とお返事があり、それでは尾道インター手前の八幡パーキングでお会いしましょうとお約束する。
それはそれでいいのだが、待ち合わせた八幡PAはまだ先なので、うまく乗せてもらえるかわからない。
雨が激しくなり、駐車場をうろうろしているとずぶ濡れになりそうである。寝れてもかまわんのだが、いざ乗せてもらえることになったとき車の座席がぬれたり汚れたりすると、申し訳ないので小雨程度になるまで待機。
じーっと駐車場を見ていると、大阪ナンバーの大型トラックが入ってきた。運転手は渋い感じのおっちゃんである。なんとなく乗せてくれそうな予感がしたので、おっちゃんがご飯を食べて帰ってくるまで待ち伏せ。
20分後、車に戻ってこられたところを急襲。丁寧にお願いすると、OKが出た。予感的中じゃ。
助手席によじ登るようにして乗り込んだ。おっちゃんは九州で缶ジュースの荷を積み込み、これから埼玉まで走るそうである。すげえなあ、トラック野郎。
普通はヒッチハイクは乗せんのやけどなあ、とおっしゃるには訳がある。以前高速のパーキングでちょっとトイレに行って車に戻ると、知らん男が勝手に助手席に乗り込んでいたことがあって、それから怖くなったそうである。へえーそんな奴がおるんか。ちょっと呆れるなあ。
仕事の話しや、運転中にヒヤッとした話しなど、面白くお話しできた。八幡まで1時間半があっという間であった。
お礼を言ってトラックを降りる。ここが八幡パーキング。
待つこと10分。かづさんが迎えに来てくれた。実は初対面なのだ。想像していたとおりのチャーミングな女性であった。かづさんの小6になる娘さんもヨッシーのブログを読んでコメントまでいただいたこともある。家族全員でヨッシーの日記を楽しんでいただいております。あんがと。
できれば娘さんにもお会いしたかったが、明日学校があるし宿題もまだしてないのでお留守番である。お食事を、ということになって、お知り合いのカレー屋さんに連れて行っていただく。
ヨッシーはナスとミンチのカレー、かづさんはロコモコ風カレー。
オーナーの小松さんに自転車旅のお話しをさせていただき、記念撮影。
そして、なんとかづさんが温泉ホテルを予約してくださっていて、そこまで送っていただく。みはらし温泉。大浴場が11時までなので、急いで行かんといかん。
10時半にチェックインして、かづさんにお礼を言ってお別れする。すぐさま温泉に直行。
黒っぽいお湯だったが、案内書きを読むと本来は透明なお湯だそうだ。当局からの指導で、塩素を入れないといけなくなり、その成分に反応して黒っぽくなっているらしい。
あー、かづさんのおかげで極楽である。
部屋でテレビ見ながらビールでのどを潤す。
疲れているのだが、なんだか寝てしまうのがもったいない気もする。
1時頃までぐずぐずしてから就寝。
走行 0キロ 車移動 380キロ 出費 1330円 (じゃんぼいなり、コーヒー、うどん、かき揚げ丼)
一晩中雨は降っていたようである。車や人の歩く音が気になり、なかなか寝られなかったが、3時頃静かになったところで本格的眠りに落ちる。
6時に目を覚ます。サービスエリアの営業が7時からなので、それまでに撤収しないといかん。荷物をまとめてからソファーのある休憩室に行って朝のコーヒーを飲む。
この24時間開いている休憩室の入り口にはフィギアが置かれている。入ってくる人が何かをのぞき込んでるので、なんだろうと思って見に行ったところ発見した。
食堂ですうどんに無料の天かすを大量に入れて朝ご飯とする。天かすが好きなんです。ついたくさん入れてしまうんやけど、半分くらい食べ進んだところでうどんの汁を吸った天かすが膨らんできて、大量に入れたことを後悔する。それでも無料の天かす入れ放題を目の前にすると、前回の失敗を思い出しつつも手が勝手に動いて大量投入してまう。あきまへん。一生治りまへん。
建物の外に出ると雨は上がり、ヒッチハイク日和ではないか。早速駐車場をうろうろして、トラックや乗用車に声をかけていく。10台目くらいに話しかけた、ワンボックス乗用車のご夫婦に乗せていただいた。
宮崎ナンバーだったので、どこか遠くまで行かれるのかな?と思って声をかけた。北九州で大学に通っている息子さんを訪ねて行くところであるそうだ。ヨッシーが、本来は自転車で旅しているんです、とお話しするとなんと偶然にも息子さんはサイクリング部に入って日本中あちこち走っておられるとかであった。
基山SAから約30キロ先の、古賀サービスエリアまで乗せていただく。
ここは施設が新しく、今風の造りになっておる。
無料のパソコンも設置してある。ありがたい。ここでブログに寄せられたコメントにお返事などを書かせてもらう。
駐車場で1台目に声をかけたサラリーマン風の若い男性。
仕事中なのですみません、と断られたのにもかかわらず、その後続けて駐車場をうろうろするヨッシーに冷たいお茶のペットボトルを差し入れてくださった。アリガタキシアワセ!なんて優しいんや。涙が出かかる。
15台くらい声をかけたが、なかなかうまく行かない。駐車場に自衛隊のトラックがいっぱい入ってくるが、さすがにアレはヒッチハイクできんし。
駐車場の脇で、入ってくる車を観察。まず車のナンバーを見る。それから降りてくる運転手さんをよく見る。
白い4ドアセダンから、若い男性がラフな服装で降りてきた。山口ナンバーだ。うまく行けば関門海峡を渡れるかもしれん。彼が休憩から戻ってきて、まだヨッシーが次の車がつかまえられてなかったら、声をかけることに予約する。頭の中で予約を入れるだけなので実際にはまだ何もしない。
それからも数台声をかけるがまだうまくいかない。そこに彼が帰ってきた。
荷物を持って早足で車に近づいたけど、ちょっと出遅れたせいで彼が車を走らせる寸前に間に合った。
成功!すぐに助手席に乗り込ませてもらう。広島の手前の岩国まで行くそうで、その手前の下松(くだまつ)サービスエリアまで乗せていただくことになる。やった!関門海峡を渡れる。そして山口県に突入である。
彼は26~8歳くらいで、中古車販売の営業マンだという。実家が九州で、今回は車を買ってくれそうな人に営業に行ったけれど残念ながら売れなかったそうで、傷心の復路ドライブと言うことである。今回は、まず間違いなく売れるやろうと踏んで社長に出張許可をもらっただけに、空振りは余計につらいだろう。ヨッシーもそれなりに営業を経験したから、そういう経験もたくさんした。人は買う決断を先延ばしにするもんなのである。先延ばしの理由は特になく、人間の弱い部分が本能的に働くのだそうだ。
そんなことを話しているうちに、とうとう来ました関門海峡!雨が降って景色がやや霞んでいるが、なんだか感動した。
営業マンは昨夜あんまり寝ていないようで、眠いからと途中のパーキングで仮眠をとる。
ヨッシーも眠いので助手席で仮眠をとる。
はじめてあったのに、隣同士でいびきをかいて仮眠をとる。
1時間半ほど眠り、それから下松まで20分で到着した。お礼を言って車から降りる。3時である。
昼飯がまだだったのでかき揚げ丼500円を食う。なんだか醤油辛くて微妙な味。
さて、ここでいつもいつもこのブログ日記にコメントをいただいているかづさんからメールの返信が届いた。
かづさんは広島に在住と聞いていたので、通りすがるからには仁義を通さねばと思いさっきメールしておいたのである。
日記の沖縄編で、かづさんの親友のお母さんがやっている花*花というお店を紹介していただいたのである。ヨッシーがメールで心相鑑定を差し上げたお礼と言うことで、かづさんのおごりで花*花のおでんとビールを堪能させてもらった。
その時の日記
せっかく通りすがるのだから是非お会いしたい、とお返事があり、それでは尾道インター手前の八幡パーキングでお会いしましょうとお約束する。
それはそれでいいのだが、待ち合わせた八幡PAはまだ先なので、うまく乗せてもらえるかわからない。
雨が激しくなり、駐車場をうろうろしているとずぶ濡れになりそうである。寝れてもかまわんのだが、いざ乗せてもらえることになったとき車の座席がぬれたり汚れたりすると、申し訳ないので小雨程度になるまで待機。
じーっと駐車場を見ていると、大阪ナンバーの大型トラックが入ってきた。運転手は渋い感じのおっちゃんである。なんとなく乗せてくれそうな予感がしたので、おっちゃんがご飯を食べて帰ってくるまで待ち伏せ。
20分後、車に戻ってこられたところを急襲。丁寧にお願いすると、OKが出た。予感的中じゃ。
助手席によじ登るようにして乗り込んだ。おっちゃんは九州で缶ジュースの荷を積み込み、これから埼玉まで走るそうである。すげえなあ、トラック野郎。
普通はヒッチハイクは乗せんのやけどなあ、とおっしゃるには訳がある。以前高速のパーキングでちょっとトイレに行って車に戻ると、知らん男が勝手に助手席に乗り込んでいたことがあって、それから怖くなったそうである。へえーそんな奴がおるんか。ちょっと呆れるなあ。
仕事の話しや、運転中にヒヤッとした話しなど、面白くお話しできた。八幡まで1時間半があっという間であった。
お礼を言ってトラックを降りる。ここが八幡パーキング。
待つこと10分。かづさんが迎えに来てくれた。実は初対面なのだ。想像していたとおりのチャーミングな女性であった。かづさんの小6になる娘さんもヨッシーのブログを読んでコメントまでいただいたこともある。家族全員でヨッシーの日記を楽しんでいただいております。あんがと。
できれば娘さんにもお会いしたかったが、明日学校があるし宿題もまだしてないのでお留守番である。お食事を、ということになって、お知り合いのカレー屋さんに連れて行っていただく。
ヨッシーはナスとミンチのカレー、かづさんはロコモコ風カレー。
オーナーの小松さんに自転車旅のお話しをさせていただき、記念撮影。
そして、なんとかづさんが温泉ホテルを予約してくださっていて、そこまで送っていただく。みはらし温泉。大浴場が11時までなので、急いで行かんといかん。
10時半にチェックインして、かづさんにお礼を言ってお別れする。すぐさま温泉に直行。
黒っぽいお湯だったが、案内書きを読むと本来は透明なお湯だそうだ。当局からの指導で、塩素を入れないといけなくなり、その成分に反応して黒っぽくなっているらしい。
あー、かづさんのおかげで極楽である。
部屋でテレビ見ながらビールでのどを潤す。
疲れているのだが、なんだか寝てしまうのがもったいない気もする。
1時頃までぐずぐずしてから就寝。
走行 0キロ 車移動 380キロ 出費 1330円 (じゃんぼいなり、コーヒー、うどん、かき揚げ丼)
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