久米島 和尚の庭へ [沖縄編]
2010年4月1日 木曜日 145日目
小柳さん家の庭に引越の日である。天気は曇り気味。長らく住み着いたシンリ浜でテントを乾かしてから畳む。テント下の草が青白い。
そして三国志の最後の3巻を読み切らねばならん。パーラーでカレーを食いながら、やっと読破した。しかし達成感はあまりない。理由のひとつは、30巻目が本棚から抜けていて未読のままだから。どこかで見つけて、後追い読破せねばならん。
2時頃シンリ浜を離れ、久々荷物満載の愛車で小柳さんの家を目指す。距離はたいしたことないが、少し坂道がある。
小柳さんは前にも書いたが、建て売り住宅を売る工務店を経営していたこともあるので、大工さんみたいな仕事もできる。そしていまはお坊さんでもある。なのでこれからは和尚と呼ぼう。
うろ覚えの道をホタルドーム(シート外しのバイトをしたところ)からたどる。楽勝で行けると思っていたら、ちょっとだけ道に迷った。やはり人間磁石の勘も歳とともに鈍っておる。
和尚はお隣りのお家で倉庫を作る作業をしているので、まずは到着の挨拶をする。お隣りの家というのは、いま和尚が住んでいる家の大家さんで、ぼろぼろだったお家を和尚がリフォームして住むなら家賃はいらないといってくれた人である。
挨拶後、裏庭にテントを張らせてもらい、せんたっ機を勝手に借りて洗濯する。なかなか手洗いできないパーカーやフリースを洗うと、水が真っ黒になってしまった。オソロシや。
和尚も3時には本日の作業を終わり、お家に帰ってきた。倉庫の入口にコンクリートを打ったので、もう今日は作業できないからである。
さて、和尚のあとに温水シャワーを浴びさせてもらう。久々の温水に感動。何時以来かな?
シャワー後にビール。和尚のところにはいろんな人が出入りする。みんな来る度にビールとかコーヒー豆とか持参で来て、残ったのを置いて行くのでビールが貯まっているそうだ。それはお困りだろうから、消費に一役買わんといかん。飲みながら、パソコンで名刺を作るやりかたがわからん、というので一緒に和尚の名刺を作る。
ほんでから手づくり冬瓜汁をご馳走になる。田舎に引っ越した人はほぼ同じように言うが、野菜なんかは近所の人がくれるから買わなくても手に入るのである。冬瓜も誰かが持ってきてくれたモノである。一度に沢山作ると、何日も同じものを食べないといけなくなるのは一人暮らしのつらいところだ。よし、じゃあお代わりしてあげようね~。
テレビを見ながら、冬瓜汁とご飯を食べているところに、宮里さんという和尚のお友達がやってきた。久米島出身だが、大阪で何十年と暮らしていたから、中身はバリバリの大阪人である。
どこが大阪人かというと、関西で言うところの「いらち」な性格丸出しなのである。よーしゃべるけど人の話しはあんまり聞いていない。でもはるばる関西からやってきたヨッシーと会えたことが相当にうれしいようで、何回も「もう帰らんと久米島に住みや」、と繰り返している。
嫁さんが怖いから、と言い残し宮里さんが帰ったあと、またパソコンに向かい和尚のブログも作ってあげた。
久米島座禅堂
という日記である。
そんなこんなで12時近くなったので、寝ることにする。和尚は毎朝5時に起きて座禅してから読経する。ヨッシーは起きれるかわからん。たぶん起きれんと思う。
裏庭テントで睡眠。
走行 6キロ 出費 450円 (カレー)
2010-04-05 10:37
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