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垂水~桜島 [九州編その1]

2009年12月13日 日曜日 36日目 あと2~3日後に、人生初となる沖縄上陸を控えてか、昨夜はそわそわした気分でなかなか寝付けなかった。日本中たいがいのところは行ってきたが、沖縄はまだ行き残している。初めての国に行くときのような、期待と不安が入り交じったような高揚感というものか。 7時半に目覚めて休憩所に入ると、長野君と諏訪さんはもう起きてテレビを見ていた。鹿児島港から今夜のフェリーに乗る長野君は、ヨッシーがきのう走ってきたルートを逆送して、国分から加治木と鹿児島湾を西まわりでぐるりと回って行くとのこと。距離にしたら70キロくらいか?若いってすばらかしい。 DSCF0773.jpg 長野君を見送ったあと、道の駅駐車場で画家の近ちゃんに会う。テレビも取材にきた有名人である DSCF0774.jpgDSCF0775.jpgDSCF0776.jpg 岡山出身の近藤さんは、絵を描くために日本を軽のワンボックスで走り回り、いまは桜島の風景に魅せられてここに住み着いてしまったひと。近ちゃんの絵を買いに、わざわざ遠くからやってくるひともいるとか。道の駅の事務所に、「今日は近藤さんはきてますか」、と問い合わせの電話が入ることもある。 今回は絵を買うことはできなかったが、来年春に戻ってきたときには一枚購入して見ようかと思う。この日記を見ている人で、自分も一枚ほしい、という人はヨッシーが買って送ってあげるからね。近ちゃんの絵は一枚一万円。儲けはほぼなしで材料代だけの値段である。 そうしているあいだ、達人の諏訪さんは自分からすすんで駐車場のゴミ掃除をしている。ちゃんとここを利用させてもらってる恩返しをしている。さすがである。 アキノリとの約束時間がせまり、諏訪さんと近ちゃんと別れて出発。アキノリからメールで、いまスタート地点に着きました、と来たからちょっと焦った。 快晴の青空の元、桜島に向かって自転車を進める。気持ちいい。 DSCF0777.jpg 牛根大橋をわたり、反対側の道を下り切るとスタート地点の広場についた。まだスタート前だったので間に合った~。アキノリをみつけて再会の握手。さらに芦屋のクラーク高校から来たという監督ともご挨拶。アキノリの応援に西宮から自転車で来たと自己紹介すると感動して下さった。するとそれを聞いていた桜島がドカンと一発大きな噴火!びっくり仰天。 DSCF0778.jpgDSCF0779.jpg 急遽早めにマラソンはスタートする。旗を振って応援していると、灰が空からバラバラと落ちてきた。あたりは一気に真っ白になっていく。たまらんのでヨッシーも噴煙の下から抜け出すために自転車を走らせる。アキノリたちは桜島を左回りのルートで走るが、こちらは右回りの国道224ルートを通ってフェリー乗り場を目指した。 アキノリがもらって来てくれた野球部備品のマスクが役立つ。降灰は初体験なので、意外だったのは灰が砂粒くらいあって、顔や体にバラバラ当たって痛いこと。灰っていうくらいだから、もっと粉塵みたいなものかと思っていた。 走っていると目にも入ってきそうで痛い。あたりは真っ白にきりがかかったみたいになって、車はライトをつけて走っている。こういう風景を前にテレビで見たことを思い出した。なるほどこれか~。来ている服も自転車もバッグもどんどん白くなっていく。 DSCF0781.jpg DSCF0783.jpg DSCF0784.jpg とにかく灰の降るところから抜け出したいのでひたすらペダルを漕いで、11時半ごろフェリー乗り場についた。まずは道の駅で止まり、トイレを借りてみかんを買う。そこで出会った金沢からの大学生と記念撮影。1週間の予定で、青春18切符を使い、九州一周しているらしい。金沢か、彼の実家の秋田で再会することを約束し、マラソンゴールに移動。 DSCF0786.jpg ゴール地点に行ってアキノリを待つ。その間に父母の方々と少しお話する。やっぱりマラソン応援のために西宮から自転車で来た、と言ったらビックリしてござった。 アキノリのゴールを見て、また春に再会することを約し、お母様方には、今度は一緒に試合見ましょうね~、と言い残して足湯に向かう。 しかしどこもかいこも足湯だらけである。とってもうれしいけど。 DSCF0788.jpg 海の向こうは鹿児島の町。ゆったりのんびり3時間も楽しんでしまい足がふやけた。 あしたの鹿児島港発、那覇行きフェリーを電話で予約し、近所のファミリーマートで割引のチケットを購入。16000円のところが12780円になった。あのコンビニに置いてあるチケットピアとかと繋がる端末で買うのね。 日暮までまた足湯。(無料なのでつい・・・) Aコープでもやしとおにぎりを買い、公園のあずまやでもやし入りラーメンを自炊。早めの晩御飯として、計画どうり国民宿舎に隣接したマグマの湯で入浴、300円也。長野君から聞いていたとおり、ここの脱衣所のロッカーは有料100円。お金をセーブしたい自転車野郎に、さらに追加の100円は痛い。だって結局400円の風呂に入るのと同じになるもん。 番台で貴重品預かりを請うが、規則で出来ないと断られる。ならばと、ビニール袋に財布や通帳携帯などを入れ、風呂場に持ち込んで入浴する。 白濁したお湯にたっぷり浸かり、満足。脱衣所を出て畳みの休憩所に向かう際、番台のおばちゃんに再入浴できるか聞くと、もう一度300円払ってくれと言われる。なんだかきっちりしてるなあ。 休憩所でテレビを見ながらダラダラと過ごす。午後10時閉館なので、ぎりぎりまで粘る。NHK坂の上の雲を9時半まで見ていたら、休憩所の電気を消されてしまいなんだか無言の圧力? 外に出て、道の駅桜島の玄関前にて就寝。いよいよあした、沖縄行きのフェリーに乗る。那覇についたらどうしようか?午後6じが到着時刻なので、達人諏訪さんに聞いた港の公園でキャンプするか。 走行 23キロ 出費 13788円 (フェリーチケット、カップ麺、もやし、おにぎり、温泉、発泡酒、酎ハイ)
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ゆきねえ

TITLE: お初なの?
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沖縄上陸お初なのね?意外だった。
by ゆきねえ (2009-12-15 11:40) 

ヨッシー松田

TITLE: お初
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ゆきねえ
意外やろ。だって海人じゃなくて川人やもん。
by ヨッシー松田 (2009-12-15 14:04) 

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