入善町~名立 難所越え!親不知子不知 [北陸~北海道の巻]
2011年7月7日 木曜日 606日目
朝起きてから例のわき水写真をラジオビタミンに投稿しておく。
曇り空。8時前に出発する。今日は自転車旅の難関の一つ、親不知(おやしらず)、子不知(こしらず)の区間を通過せねばならん。トンネルが多い上に道路が狭くて大型車の通行も多いのだ。
何年か前、日本一周していたシニアの自転車旅の人が、自宅まであと少しのところまで来ていてこの区間でトラックにひかれて亡くなったことを新聞で読んだ。そのニュースがなぜか頭にこびりついて離れなかったのである。
イヤホンでラジオを聞きながら出発。
国道8号に直接戻らず、海沿いの県道2号から60号を経由して、8号に出る。
ここらあたりから、右には山が迫り、左は海に挟まれた地形に変わってくる。
9時半。糸魚川市に入り、道の駅越後市振の関で休憩。
無人の休憩室の上に、親不知展示室があった。
昔の写真が展示されていた。年代的には昭和の中頃の白黒写真が、当時の道路工事の難しさを伝えている。いまでは多数のトンネルが新たに掘られ橋がかけられ、比較的まっすぐに通過できるようになっている。
いよいよ覚悟を決めて出発するヨッシーを、つがいのツバメが見送ってくれた。
さあ、こっからが親不知の始まり始まり。
蛍光ベストを着込み、最強の出で立ちでコレに臨む。自転車がなければまるで交通誘導の警備員のごとくである。この場所で車を止めていたおじさんは、ヒスイを探しに来たという。
ここらあたりはヒスイ海岸という名前も付いているように、昔からこの貴重な石が採れたのである。でもおじさん曰く、最近では滅多に採れないし、採るためには海に潜って探さねばならないという。
こういう半トンネル?が延々と続く。
真下は崖であり、もっと古くはあの崖下の、海と陸のわずかな隙間を歩いて渡らなければ通過できなかった。タイミングが悪ければ波にさらわれ、命を落とすことも間々あったと聞く。
もっとも長い、天険トンネルは脇に歩行者自転車用のルートがあって助かる。っつーか、これってトンネルができる前の旧道じゃね~?
岩壁に刻まれた文字の意味は、この区間の岩肌を削って安全に通れる道ができたことを喜ぶものであった。
そして反対側に通過せんとするところに休憩所的なものがあり、なにやら展示してある。
道ができる前、海岸際を命からがら抜けていた頃の様子を模型で示したもの。ところどころの自然の洞窟や岩のくぼみに逃げ込みながら、渡るタイミングを見計らって進む。
10番の、走り込みには南無大師遍照金剛と岩に刻まれ、
11番は難所を抜けられもう安全という意味で、浄土と呼ばれていた。
さてヨッシーの浄土はまだ先である。ずーっと続くトンネルを、大型車に負けないように大声で歌いながら進んで行く。トンネルだけど登り下りが結構あってキツい。
北陸自動車道は海の上を走っている。
ひとまず親不知は通過。
軽くガッツポーズ。
道の駅で休憩。
そしてここには亀のモニュメントが~。
ということは~~?
やっぱこれで記念写真でしょ~~。今までで最大の亀とのツーショット。ちなみに無許可です~。
まだ11時半やけど腹減ったから、親不知通過記念に外食だ。
500円の日替わりランチに決定。
普通のイカリングフライとコロッケ。他の人が頼んだお勧めのタラ汁定食は1500円のところ今だけ1000円になっているが、刺身やなんやかや乗って豪華やん!ややしまった感あり。
食後は子不知区間に突入。ここもトンネルが続き、親不知と変わらんくらいの危険個所。
このトンネル内は細々とした歩道があったのでそれを伝って反対側まで抜けたら~、
歩道が終わっとるがな~。ガードレールにはさまれて行き止まりやがな~。しかたなくトンネル出口のところまで戻り、大きな段差を乗り越えて車道側に降りる。たのっまっせ国交省~~。
難所を乗り越え、2時に糸魚川市内に到着。コンビニになぜかシークワーサー味のソーダ発見。100円也。
糸魚川市内は買い物だけ済ませてとっとと通過。長岡方面に進む。
弁天岩という観光名所。
橋で渡れるようになってる。どうしようかな?見ていこうかな?と迷ってるところに若い目の女子3人がやってくるのが見えた。
観光決定!
糸魚川と言えば、フォッサマグナなのである。教科書でならった。なにやったか忘れてたが、この看板で思い出す。大昔はここで日本海と太平洋がつながっていたのである。
橋を渡って階段を上がる。
小さな灯台。
祠がまつってあり、
鳥居もある。
以上観光終わり。
海岸沿いの平坦な道になったが雲行きが怪しい。雨が降りそう。
どこまで進むか迷い迷いたどり着いた道の駅うみてらす名立(なだち)。ここにはお風呂がある。
どれどれと入浴施設まで下見に歩いていったら、5時までに入館したら、ゆららパック1000円で食事付きやないか~い。普通に入浴するだけで700円やから、プラス300円でエビフライカレーとか食べられるなら安い。
玄関脇に置いた自転車まで、着替えと入浴セットを取りに行ったら、原付スクーターの旅姿若者発見。
声をかけたら今日新潟を出発したばかりというワタナベくんであった。2人でしゃべっていると、通りかかった道の駅スタッフのおっちゃんが、
「休憩室は夜中開いてるから泊まれるよ~」
と教えてくれた。サンキュウ~。宿泊決定。
ワタナベくんと一緒にゆららパックで入浴。
休憩室にはフランスベッドのマッサージ機無料体験があった。ヨッシーはマッサージ苦手なのだが、ワタナベくんが体験。気持ちよさそう。
カレー食ってから休憩室に戻り、長いすを2つあわせて睡眠準備。コンセントも使えるしサービス満点である。
ワタナベ君はこの先山口県まで行って戻ってくる予定だとか。しかし、こういう旅は初めてみたいでちょっと不安げに見える。ええなあ~、初々しくて。
走行 71キロ 出費 3202円 (たらこ、もやし、牛肉、発泡酒、焼酎、温泉、定食)
朝起きてから例のわき水写真をラジオビタミンに投稿しておく。
曇り空。8時前に出発する。今日は自転車旅の難関の一つ、親不知(おやしらず)、子不知(こしらず)の区間を通過せねばならん。トンネルが多い上に道路が狭くて大型車の通行も多いのだ。
何年か前、日本一周していたシニアの自転車旅の人が、自宅まであと少しのところまで来ていてこの区間でトラックにひかれて亡くなったことを新聞で読んだ。そのニュースがなぜか頭にこびりついて離れなかったのである。
イヤホンでラジオを聞きながら出発。
国道8号に直接戻らず、海沿いの県道2号から60号を経由して、8号に出る。
ここらあたりから、右には山が迫り、左は海に挟まれた地形に変わってくる。
9時半。糸魚川市に入り、道の駅越後市振の関で休憩。
無人の休憩室の上に、親不知展示室があった。
昔の写真が展示されていた。年代的には昭和の中頃の白黒写真が、当時の道路工事の難しさを伝えている。いまでは多数のトンネルが新たに掘られ橋がかけられ、比較的まっすぐに通過できるようになっている。
いよいよ覚悟を決めて出発するヨッシーを、つがいのツバメが見送ってくれた。
さあ、こっからが親不知の始まり始まり。
蛍光ベストを着込み、最強の出で立ちでコレに臨む。自転車がなければまるで交通誘導の警備員のごとくである。この場所で車を止めていたおじさんは、ヒスイを探しに来たという。
ここらあたりはヒスイ海岸という名前も付いているように、昔からこの貴重な石が採れたのである。でもおじさん曰く、最近では滅多に採れないし、採るためには海に潜って探さねばならないという。
こういう半トンネル?が延々と続く。
真下は崖であり、もっと古くはあの崖下の、海と陸のわずかな隙間を歩いて渡らなければ通過できなかった。タイミングが悪ければ波にさらわれ、命を落とすことも間々あったと聞く。
もっとも長い、天険トンネルは脇に歩行者自転車用のルートがあって助かる。っつーか、これってトンネルができる前の旧道じゃね~?
岩壁に刻まれた文字の意味は、この区間の岩肌を削って安全に通れる道ができたことを喜ぶものであった。
そして反対側に通過せんとするところに休憩所的なものがあり、なにやら展示してある。
道ができる前、海岸際を命からがら抜けていた頃の様子を模型で示したもの。ところどころの自然の洞窟や岩のくぼみに逃げ込みながら、渡るタイミングを見計らって進む。
10番の、走り込みには南無大師遍照金剛と岩に刻まれ、
11番は難所を抜けられもう安全という意味で、浄土と呼ばれていた。
さてヨッシーの浄土はまだ先である。ずーっと続くトンネルを、大型車に負けないように大声で歌いながら進んで行く。トンネルだけど登り下りが結構あってキツい。
北陸自動車道は海の上を走っている。
ひとまず親不知は通過。
軽くガッツポーズ。
道の駅で休憩。
そしてここには亀のモニュメントが~。
ということは~~?
やっぱこれで記念写真でしょ~~。今までで最大の亀とのツーショット。ちなみに無許可です~。
まだ11時半やけど腹減ったから、親不知通過記念に外食だ。
500円の日替わりランチに決定。
普通のイカリングフライとコロッケ。他の人が頼んだお勧めのタラ汁定食は1500円のところ今だけ1000円になっているが、刺身やなんやかや乗って豪華やん!ややしまった感あり。
食後は子不知区間に突入。ここもトンネルが続き、親不知と変わらんくらいの危険個所。
このトンネル内は細々とした歩道があったのでそれを伝って反対側まで抜けたら~、
歩道が終わっとるがな~。ガードレールにはさまれて行き止まりやがな~。しかたなくトンネル出口のところまで戻り、大きな段差を乗り越えて車道側に降りる。たのっまっせ国交省~~。
難所を乗り越え、2時に糸魚川市内に到着。コンビニになぜかシークワーサー味のソーダ発見。100円也。
糸魚川市内は買い物だけ済ませてとっとと通過。長岡方面に進む。
弁天岩という観光名所。
橋で渡れるようになってる。どうしようかな?見ていこうかな?と迷ってるところに若い目の女子3人がやってくるのが見えた。
観光決定!
糸魚川と言えば、フォッサマグナなのである。教科書でならった。なにやったか忘れてたが、この看板で思い出す。大昔はここで日本海と太平洋がつながっていたのである。
橋を渡って階段を上がる。
小さな灯台。
祠がまつってあり、
鳥居もある。
以上観光終わり。
海岸沿いの平坦な道になったが雲行きが怪しい。雨が降りそう。
どこまで進むか迷い迷いたどり着いた道の駅うみてらす名立(なだち)。ここにはお風呂がある。
どれどれと入浴施設まで下見に歩いていったら、5時までに入館したら、ゆららパック1000円で食事付きやないか~い。普通に入浴するだけで700円やから、プラス300円でエビフライカレーとか食べられるなら安い。
玄関脇に置いた自転車まで、着替えと入浴セットを取りに行ったら、原付スクーターの旅姿若者発見。
声をかけたら今日新潟を出発したばかりというワタナベくんであった。2人でしゃべっていると、通りかかった道の駅スタッフのおっちゃんが、
「休憩室は夜中開いてるから泊まれるよ~」
と教えてくれた。サンキュウ~。宿泊決定。
ワタナベくんと一緒にゆららパックで入浴。
休憩室にはフランスベッドのマッサージ機無料体験があった。ヨッシーはマッサージ苦手なのだが、ワタナベくんが体験。気持ちよさそう。
カレー食ってから休憩室に戻り、長いすを2つあわせて睡眠準備。コンセントも使えるしサービス満点である。
ワタナベ君はこの先山口県まで行って戻ってくる予定だとか。しかし、こういう旅は初めてみたいでちょっと不安げに見える。ええなあ~、初々しくて。
走行 71キロ 出費 3202円 (たらこ、もやし、牛肉、発泡酒、焼酎、温泉、定食)