種一周 門倉岬~長浜 [九州編その2]
2010年9月19日 日曜日 315日目
無料休憩所のコンクリート床の上にテントを立てて寝た。実はいままで使っていたテントマットが長年の使用で薄っぺらくなり、最近コンクリの上で寝る体制の時はさずがに熟睡できんなあ、と思っていたのである。
そこで7月に免許更新のため実家に一時帰省した時、秘蔵の空気を入れてふくらまかすタイプのマットに交換してきたのだ。もうコンクリの地面でも安眠なのだ。
休憩所の脇はずぐ崖で、そこに打ち付ける波の音が一晩中うるさかった。6時に目覚めると、ちょうど朝日が昇る瞬間だった。
島最南端だけに西の東も見通せるから、夕日も朝日も見通せる。
お世話になった休憩所。
早起きしたので出発も早い。7時には走り始めた。
今日はこれから島間という港まで走る。県道75号線で、西海岸沿いを北に向かう。道は案外スムーズで平坦なため、漕いだだけズンズン進む。なんかこの感じは久しぶりたい。
坂道が多かったからねえ。
快調に進んだおかげで、島間港には8時半過ぎには到着。ここからは屋久島行きのフェリーが出ておる。しかしヨッシーはそれには乗らない。島間に来たのは、国道58号線を完走する目的のためである。
58号線は沖縄、奄美大島から種子島まで続く変わり種の国道で、海の上をピョーンと飛び越えて、同じ国道番号58号線がつながっているのだ。
ヨッシーはすでに沖縄も奄美も58号線は完走しているので、のこる種の58を走り切れば、制覇!なのである。そしてその起点が島間にある。だからフェリー乗り場の小さな待合室しかないさびしーい港までわざわざ来たのだ。
待合所の自販機でコーラを買って休憩。
それからいよいよ58号の起点を探すが、それらしい標記は見つからない。まあ国道の看板があるからここからなんだろう。
さあここからが相当に大変な上り坂であった。
10時近くなり、日差しが強くなってたまらん。日陰を見つけるたびに一息入れる。結局、南種子町の中心街である上中の交差点まで、ガッツリ8.5キロひたすら登りであった。
宇宙センターのおねいさんが、ここの交差点の信号はロケットを運搬する時用に横向きになる工夫がされていると言っていた。
これのことね。
Aコープ、ハッケーン。なんだか久々の大型スーパーである。無料の氷もあるので、やっとこさヨッシー専用の冷庫蔵が活躍できる。発泡酒買って餃子買って、お昼用の弁当も買う。
どこかいいとこないかな?と58号を西之表方面に少し走ると野球場発見。あずまやもある。ここでお昼休憩とする。
さば塩焼き弁当350円。安い。ボリュームある。
ついでにさっき買った飲み物も、プシュ~、する。のどごしウマシ。
12時回っていよいよ暑さがピークにかかってきた。なのであずまやで昼寝に幸せタイム。
今日はもうあまり走らず、適当な近場で泊まろうね、そうしようね~、心に思っていた。すぐ数キロ先に、ロケット発射を見学できる長谷の公園があるのを思い出し、今日はそこまでかなと見当をつける。
しかし走っているときに地図に載っている、「日本一の大ソテツ」を見つけてしまい、方針変更。長谷の少し先やけど、そんなに遠くないし、大ソテツのそばで一晩過ごす、なんて良いかもしれんと思ったのである。しかしこれが実は間違いの始まりであった。
坂井に着くと、公園があったのでここにそこにソテツがあるのかとうろつくが、ここでには無かった。隣の神社の境内にあることが判明。
鳥居をくぐるとすぐそこに。
大ソテツ。さっき公園で話しかけてくれたおじさんいわく、昔はもっと大きかったそうである。枝が大きくなりすぎて危ないから剪定されて小さくなったということ。
しかし、境内ではキャンプできんではないか。先に進むしかない。
そのままぐいぐい走って、中種子町に入る。朝7時から走り始めて、もう今日はかなり消耗してきた。役場近くの運動公園も見にいったが、ロケーションがいまいちである。
じゃあ海岸に出ていいところを見つけようと、長浜と呼ばれている海岸線に向かう。ビューンと下り坂を降りてしまったが、どうもビーチ際に下りる道がわかりにくい。道路と海の間はジャングルみたいになっとる。一度迷いこんだら、また戻ってくるのが大変そうだ。安全策を取り、また中種子町内にもどるが、また坂道を登り返さないといけない。トホホホ。
完全に今日はオーバーワークやなあ。5時になり日が傾いてきた。国道58まで戻り、見つけたコンビニでアイス買う。白クマ、ウマーーーーーー。甘いものが美味しい。へたっていたパワーがチョト戻った。
改めて58号を西之表方面に進むことにする。とにかく地図によればこの先で道は海岸線に出る。そこまでいけばなんかいいことがあるやろう。
中種子町内から5~6キロはほぼ下り。海岸線が見えたところで、浜のほうに下りていく脇道発見。ピンと来たのでここを降りる。
この看板があるところが目印。
行きどまりは堤防状になっていて、車を寄せられる空き地もある。釣りに来る人などがつけた道のようである。宿泊地決定!最後はいいことあるわい。
6時近くなっているので日暮れが近い。すぐさまテントを張り、それから短パンいっちょになって海に入る。うお~、気持ちええええええ。
ペットボトルの水で塩水を落とす。
それから間髪いれず発泡酒プシュウウ。
冷えてて最高!うまーー。
そして今日は見事な夕日が正面に沈んでいく。
なんか一杯写真撮ってしまう。
日没を見ながら2本目のプシュウウウ。
そのまま堤防の上で一人宴会。冷奴、さつまあげ、そして締めは水ギョウザ。
そのあと出た月もきれいに見えて、海を広々と妖しく照らしておる。テントに入り、ラジオ聴いてすぐ寝た。
走行 63キロ 出費 2084円 (紅茶、とうふ、ギョウザ、つけあげ、弁当、白クマ、発泡酒、焼酎)
無料休憩所のコンクリート床の上にテントを立てて寝た。実はいままで使っていたテントマットが長年の使用で薄っぺらくなり、最近コンクリの上で寝る体制の時はさずがに熟睡できんなあ、と思っていたのである。
そこで7月に免許更新のため実家に一時帰省した時、秘蔵の空気を入れてふくらまかすタイプのマットに交換してきたのだ。もうコンクリの地面でも安眠なのだ。
休憩所の脇はずぐ崖で、そこに打ち付ける波の音が一晩中うるさかった。6時に目覚めると、ちょうど朝日が昇る瞬間だった。
島最南端だけに西の東も見通せるから、夕日も朝日も見通せる。
お世話になった休憩所。
早起きしたので出発も早い。7時には走り始めた。
今日はこれから島間という港まで走る。県道75号線で、西海岸沿いを北に向かう。道は案外スムーズで平坦なため、漕いだだけズンズン進む。なんかこの感じは久しぶりたい。
坂道が多かったからねえ。
快調に進んだおかげで、島間港には8時半過ぎには到着。ここからは屋久島行きのフェリーが出ておる。しかしヨッシーはそれには乗らない。島間に来たのは、国道58号線を完走する目的のためである。
58号線は沖縄、奄美大島から種子島まで続く変わり種の国道で、海の上をピョーンと飛び越えて、同じ国道番号58号線がつながっているのだ。
ヨッシーはすでに沖縄も奄美も58号線は完走しているので、のこる種の58を走り切れば、制覇!なのである。そしてその起点が島間にある。だからフェリー乗り場の小さな待合室しかないさびしーい港までわざわざ来たのだ。
待合所の自販機でコーラを買って休憩。
それからいよいよ58号の起点を探すが、それらしい標記は見つからない。まあ国道の看板があるからここからなんだろう。
さあここからが相当に大変な上り坂であった。
10時近くなり、日差しが強くなってたまらん。日陰を見つけるたびに一息入れる。結局、南種子町の中心街である上中の交差点まで、ガッツリ8.5キロひたすら登りであった。
宇宙センターのおねいさんが、ここの交差点の信号はロケットを運搬する時用に横向きになる工夫がされていると言っていた。
これのことね。
Aコープ、ハッケーン。なんだか久々の大型スーパーである。無料の氷もあるので、やっとこさヨッシー専用の冷庫蔵が活躍できる。発泡酒買って餃子買って、お昼用の弁当も買う。
どこかいいとこないかな?と58号を西之表方面に少し走ると野球場発見。あずまやもある。ここでお昼休憩とする。
さば塩焼き弁当350円。安い。ボリュームある。
ついでにさっき買った飲み物も、プシュ~、する。のどごしウマシ。
12時回っていよいよ暑さがピークにかかってきた。なのであずまやで昼寝に幸せタイム。
今日はもうあまり走らず、適当な近場で泊まろうね、そうしようね~、心に思っていた。すぐ数キロ先に、ロケット発射を見学できる長谷の公園があるのを思い出し、今日はそこまでかなと見当をつける。
しかし走っているときに地図に載っている、「日本一の大ソテツ」を見つけてしまい、方針変更。長谷の少し先やけど、そんなに遠くないし、大ソテツのそばで一晩過ごす、なんて良いかもしれんと思ったのである。しかしこれが実は間違いの始まりであった。
坂井に着くと、公園があったのでここにそこにソテツがあるのかとうろつくが、ここでには無かった。隣の神社の境内にあることが判明。
鳥居をくぐるとすぐそこに。
大ソテツ。さっき公園で話しかけてくれたおじさんいわく、昔はもっと大きかったそうである。枝が大きくなりすぎて危ないから剪定されて小さくなったということ。
しかし、境内ではキャンプできんではないか。先に進むしかない。
そのままぐいぐい走って、中種子町に入る。朝7時から走り始めて、もう今日はかなり消耗してきた。役場近くの運動公園も見にいったが、ロケーションがいまいちである。
じゃあ海岸に出ていいところを見つけようと、長浜と呼ばれている海岸線に向かう。ビューンと下り坂を降りてしまったが、どうもビーチ際に下りる道がわかりにくい。道路と海の間はジャングルみたいになっとる。一度迷いこんだら、また戻ってくるのが大変そうだ。安全策を取り、また中種子町内にもどるが、また坂道を登り返さないといけない。トホホホ。
完全に今日はオーバーワークやなあ。5時になり日が傾いてきた。国道58まで戻り、見つけたコンビニでアイス買う。白クマ、ウマーーーーーー。甘いものが美味しい。へたっていたパワーがチョト戻った。
改めて58号を西之表方面に進むことにする。とにかく地図によればこの先で道は海岸線に出る。そこまでいけばなんかいいことがあるやろう。
中種子町内から5~6キロはほぼ下り。海岸線が見えたところで、浜のほうに下りていく脇道発見。ピンと来たのでここを降りる。
この看板があるところが目印。
行きどまりは堤防状になっていて、車を寄せられる空き地もある。釣りに来る人などがつけた道のようである。宿泊地決定!最後はいいことあるわい。
6時近くなっているので日暮れが近い。すぐさまテントを張り、それから短パンいっちょになって海に入る。うお~、気持ちええええええ。
ペットボトルの水で塩水を落とす。
それから間髪いれず発泡酒プシュウウ。
冷えてて最高!うまーー。
そして今日は見事な夕日が正面に沈んでいく。
なんか一杯写真撮ってしまう。
日没を見ながら2本目のプシュウウウ。
そのまま堤防の上で一人宴会。冷奴、さつまあげ、そして締めは水ギョウザ。
そのあと出た月もきれいに見えて、海を広々と妖しく照らしておる。テントに入り、ラジオ聴いてすぐ寝た。
走行 63キロ 出費 2084円 (紅茶、とうふ、ギョウザ、つけあげ、弁当、白クマ、発泡酒、焼酎)