車中泊~ランドアース本社~基山サービスエリア(福岡) [九州編その2]
2010年6月27日 日曜日 231日目
あー、暑い。シゲの車の中で目覚めた。昨日までの雨の湿気のせいか、ガラスが曇っている。窓を開けて風を入れると、向かいの川岸にこんなやつらが・・・。
鳥さんたちも大変やなあ。雨は降るわ川の水は増えるわ。
デリボーイ(車の名前ね)を運転してランドアース本社に戻る。シゲはすぐにスタッフたちと合流し、仕事モードに入っている。ヨッシーはもう一眠りせんとからだが動きそうにない。ガイドハウスのベッドで仮眠。
お昼に起きて、しばしのあいだ暮らしたガイドハウスをかる~くお掃除さていただく。今日からヒッチハイクの旅に出るからである。
実家に持って帰る不要品とか、最低限の旅グッズを取り分けて荷造りし、その他はまとめてガイドハウスに預かってもらう。もち、愛車の赤い流星号もである。
3時になって腹が減り、雨も降っていないのでここは思い切ってラーメン食いに自転車で走る。
出た!天琴(てんきん)ラーメン。去年12月に人吉に来たときにも何回か食べに来た、ヨッシーお勧めのラーメン屋さんである。
迷わず焼きニンニク入りラーメン並450円を発注。
ウマシ!しかしそこにシゲから電話。もうすぐ熊本に出発すると連絡。やばっ!食って再度チャリで飛ばして会社に戻り、10分だけ時間をもらって最後の荷造りをする。
ヨッシーがデリボーイを運転して会社を出発。人吉インターから自動車道に乗って、八代方面に向かう。ちょうど八代ジャンクションを通り過ぎたところに宮原サービスエリアがある。1時間弱で到着し、さあヒッチハイクの開始である。シゲは、「がんばんなさいよ」と言い残し、デリボーイで熊本目指してブイーンと行ってしもうた。ちょと寂しい。
まずはサービスエリアで無料のお茶を飲み、無料の高速道路地図をいただく。この地図はこのさき必ず役に立つはずである。
今回のヒッチハイクは、高速道路でのサービスエリアなので、こういう方法をとる。
駐車エリアの車を回って1台1台声をかけ、乗せてくれないか交渉する方式。実際にやるのは今回が初めただが、以前あった旅人から教えてもらった方法なのだ。ヨッシーはオッサンなので、若いときのような輝きはやや失われておる。いやほんま。失われておる。
普通は道ばたに立って、通りすぎる車に向かって親指を立てて合図するオーソドックスな方法が頭に浮かぶだろうが、おそらく輝きの薄れた上に髪の毛も薄れたヨッシーでは、見た目でハンデが大きい。そんなら自分から攻めていくしかない!という結論に達したのである。
パッと目に入った関西ナンバーの乗用車が目に入ったので、すぐに運転席から話しかけた。
「突然済みません。ヒッチハイクで旅しているんですが・・・・」、と話し始めたとたん、車内に小さな子供さんが2人も持っているのが目に入った。(いかん・・・)
運転席の奥さんから、子供がいるので~と断られるが、当たり前である。1台目敗退。でも奥さんは親切にも、「がんばってください~」、と声をかけてくださり、助手席の旦那さんも笑顔を向けてくれた。ありがたい。
次に中型のトラックが出発しようとしているのが目に入り、小走りで近づく。
運転席の男性に声をかける。
「突然済みません。ヒッチハイクで旅しているんですが、岡山方面を目指していまして、どこか途中まででもかまいませんので乗せていただけないでしょうか?」
ちょっと考えるような顔をされたが、すぐにOKが出た。乗せていただいたのは、引越センターの2トントラック。
太宰府インターまで行かれるというので、その手前の基山サービスエリアまで乗せていただくことになった。自転車旅も1日の予算1000円だが、ヒッチハイク旅でも予算1000円は変わらない。お礼などできないのであるが、せめていままでのヨッシーの旅の話しなどをさせてもらい、楽しんでいただけるように気を使う。
運転のフクキタルさんは、以前もトラックのお仕事をされていて、いまは独立して引っ越しの会社を経営されている。その屋号が、フクキタル引越センターなのだ。ヨッシーも若いときはかなり引っ越しバイトで稼がせてもらった。しかしその頃に比べ引っ越し作業がマニュアル化されたり、便利な道具が考案されたりして様変わりしているんやなあ、なんて思っておる。
引っ越しのお仕事って大変ですよね~、から始まり苦労話などをお聞きする。今は2度目3度目の引っ越しを依頼されてくるお客さんがかなりいて、それがうれしいとおっしゃる。
うんうん。丁寧な仕事をしていると、ちゃんとお客さんに伝わるのよね~。それにフクキタルさんの人柄もあると思う。
またフクキタルさんは夜は居酒屋も営業されている、2足のわらじの人であった。もう一人のスタッフと2人でやっているので、フクキタルさんが遅くなるときは一人で先に営業開始していたり、次の日引っ越しの仕事が入っていたら早めに上がらせてもらったりするそうである。
そんな話しをしていると、車は真っ黒な雲の下に入り、豪雨のまっただ中に飛び込んでしまった。すぐに道路が川みたいになり、まわりの車もスピードダウンしている。
午後7時前、基山サービスエリアに到着。お礼を言ってトラックを降りる。別れ際にペットボトルをお茶まで差し入れてくれた。
フクキタルさんのトラックを見送る。ありがとう。
雨は小降りになったが、まだ降り続いている。
休憩スペースでテレビを見て過ごす。もう今日はここで泊まって、明日あらためてヒッチハイクするつもり。サービスエリはトイレもあるしご飯も食べれるし雨宿りもできる。天国である。
うどん定食500円。そして、隣のロッテリアで半額ロッテリアシェーク105円で涼をとる。
9時にサービスエリアは終了する。外の車いすスロープに寝場所を決めて準備完了。
さあ明日はどんな出会いがあるのだろうか。
走行 0キロ 車移動 170キロ 出費 1119円 (うどん定食、シェーク、ジンジャエール、マジック、画用紙)
あー、暑い。シゲの車の中で目覚めた。昨日までの雨の湿気のせいか、ガラスが曇っている。窓を開けて風を入れると、向かいの川岸にこんなやつらが・・・。
鳥さんたちも大変やなあ。雨は降るわ川の水は増えるわ。
デリボーイ(車の名前ね)を運転してランドアース本社に戻る。シゲはすぐにスタッフたちと合流し、仕事モードに入っている。ヨッシーはもう一眠りせんとからだが動きそうにない。ガイドハウスのベッドで仮眠。
お昼に起きて、しばしのあいだ暮らしたガイドハウスをかる~くお掃除さていただく。今日からヒッチハイクの旅に出るからである。
実家に持って帰る不要品とか、最低限の旅グッズを取り分けて荷造りし、その他はまとめてガイドハウスに預かってもらう。もち、愛車の赤い流星号もである。
3時になって腹が減り、雨も降っていないのでここは思い切ってラーメン食いに自転車で走る。
出た!天琴(てんきん)ラーメン。去年12月に人吉に来たときにも何回か食べに来た、ヨッシーお勧めのラーメン屋さんである。
迷わず焼きニンニク入りラーメン並450円を発注。
ウマシ!しかしそこにシゲから電話。もうすぐ熊本に出発すると連絡。やばっ!食って再度チャリで飛ばして会社に戻り、10分だけ時間をもらって最後の荷造りをする。
ヨッシーがデリボーイを運転して会社を出発。人吉インターから自動車道に乗って、八代方面に向かう。ちょうど八代ジャンクションを通り過ぎたところに宮原サービスエリアがある。1時間弱で到着し、さあヒッチハイクの開始である。シゲは、「がんばんなさいよ」と言い残し、デリボーイで熊本目指してブイーンと行ってしもうた。ちょと寂しい。
まずはサービスエリアで無料のお茶を飲み、無料の高速道路地図をいただく。この地図はこのさき必ず役に立つはずである。
今回のヒッチハイクは、高速道路でのサービスエリアなので、こういう方法をとる。
駐車エリアの車を回って1台1台声をかけ、乗せてくれないか交渉する方式。実際にやるのは今回が初めただが、以前あった旅人から教えてもらった方法なのだ。ヨッシーはオッサンなので、若いときのような輝きはやや失われておる。いやほんま。失われておる。
普通は道ばたに立って、通りすぎる車に向かって親指を立てて合図するオーソドックスな方法が頭に浮かぶだろうが、おそらく輝きの薄れた上に髪の毛も薄れたヨッシーでは、見た目でハンデが大きい。そんなら自分から攻めていくしかない!という結論に達したのである。
パッと目に入った関西ナンバーの乗用車が目に入ったので、すぐに運転席から話しかけた。
「突然済みません。ヒッチハイクで旅しているんですが・・・・」、と話し始めたとたん、車内に小さな子供さんが2人も持っているのが目に入った。(いかん・・・)
運転席の奥さんから、子供がいるので~と断られるが、当たり前である。1台目敗退。でも奥さんは親切にも、「がんばってください~」、と声をかけてくださり、助手席の旦那さんも笑顔を向けてくれた。ありがたい。
次に中型のトラックが出発しようとしているのが目に入り、小走りで近づく。
運転席の男性に声をかける。
「突然済みません。ヒッチハイクで旅しているんですが、岡山方面を目指していまして、どこか途中まででもかまいませんので乗せていただけないでしょうか?」
ちょっと考えるような顔をされたが、すぐにOKが出た。乗せていただいたのは、引越センターの2トントラック。
太宰府インターまで行かれるというので、その手前の基山サービスエリアまで乗せていただくことになった。自転車旅も1日の予算1000円だが、ヒッチハイク旅でも予算1000円は変わらない。お礼などできないのであるが、せめていままでのヨッシーの旅の話しなどをさせてもらい、楽しんでいただけるように気を使う。
運転のフクキタルさんは、以前もトラックのお仕事をされていて、いまは独立して引っ越しの会社を経営されている。その屋号が、フクキタル引越センターなのだ。ヨッシーも若いときはかなり引っ越しバイトで稼がせてもらった。しかしその頃に比べ引っ越し作業がマニュアル化されたり、便利な道具が考案されたりして様変わりしているんやなあ、なんて思っておる。
引っ越しのお仕事って大変ですよね~、から始まり苦労話などをお聞きする。今は2度目3度目の引っ越しを依頼されてくるお客さんがかなりいて、それがうれしいとおっしゃる。
うんうん。丁寧な仕事をしていると、ちゃんとお客さんに伝わるのよね~。それにフクキタルさんの人柄もあると思う。
またフクキタルさんは夜は居酒屋も営業されている、2足のわらじの人であった。もう一人のスタッフと2人でやっているので、フクキタルさんが遅くなるときは一人で先に営業開始していたり、次の日引っ越しの仕事が入っていたら早めに上がらせてもらったりするそうである。
そんな話しをしていると、車は真っ黒な雲の下に入り、豪雨のまっただ中に飛び込んでしまった。すぐに道路が川みたいになり、まわりの車もスピードダウンしている。
午後7時前、基山サービスエリアに到着。お礼を言ってトラックを降りる。別れ際にペットボトルをお茶まで差し入れてくれた。
フクキタルさんのトラックを見送る。ありがとう。
雨は小降りになったが、まだ降り続いている。
休憩スペースでテレビを見て過ごす。もう今日はここで泊まって、明日あらためてヒッチハイクするつもり。サービスエリはトイレもあるしご飯も食べれるし雨宿りもできる。天国である。
うどん定食500円。そして、隣のロッテリアで半額ロッテリアシェーク105円で涼をとる。
9時にサービスエリアは終了する。外の車いすスロープに寝場所を決めて準備完了。
さあ明日はどんな出会いがあるのだろうか。
走行 0キロ 車移動 170キロ 出費 1119円 (うどん定食、シェーク、ジンジャエール、マジック、画用紙)