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宮城島~那覇 あまいかの夜 [沖縄編]

2010年4月10日 土曜日 154日目 今夜は那覇市内で飲み会がある。もともとは米田さんと、沖縄を離れる前にもう一回呑もうねと約束していたのを果たすためであったが、ついでにヨッシーがあちこちでお世話になった方々を集めて引き合わせることにしたのである。もちろん大屋さんも参加する。そして大屋さんはそのまま那覇に残り、次の日は国際通りでもずくの試食販売をする。 朝起きて、荷造りして自転車ごと大屋さんの軽ワンボックスに積む。 DSCF2422.jpgDSCF2423.jpg 思ったより室内が広くて、余裕で収まった。 長野くんはこのあと沖縄南部をまわるので、ここから自転車で出発するのだ。 DSCF2424.jpg 車で桃原のアイランドに行ってもずくセットを受け取る。やっぱり受け取るだけに1時間かかってしまった。漁港の競り市に寄って、大屋さんは那覇へのおみやげにするため、知り合いの仲買人に魚を落としてもらった。いくらで買ったかは知らない。 なんとこの市場で、玉栄さんと再会した。玉栄さんとは海の駅あやはしで、安井さんと出会ったときに一緒に知り合った。平安座島出身なので、大屋さんと共通の知り合いがいて、その話しで盛り上がっていた。大屋さんも宮城島の島おこしをしたい人。玉栄さんも宮城島始め、平安座や与勝~金武などが、もっと元気になって欲しいとNPOなどで活躍している人。2人が出会ってよかった。 DSCF2425.jpgDSCF2426.jpg 大屋さんのお母さんのホームに寄る。90歳になるというのに耳も良く聞こえるし頭もしゃきっとしている。足が少し不自由なだけである。 すぐ近くのパーラーミツコで昼食。こんなんありか?ってくらいレトロというかバラックムード満点の店。千切りの定食をいただく。 DSCF2429.jpgDSCF2427.jpgDSCF2428.jpg ミツコ前に店出ししている焼き芋屋さん。大屋さんのお知り合いで、宮城島の人で頑張っている。冬は焼き芋、夏はアイスクリームをやるそうだ。 DSCF2430.jpg 那覇に早く着きそうだったので、空港に寄る。先週大屋さんは那覇空港のこのスペースでももずく試食をやったらしい。1000用意して800食出たというからさすがである。 DSCF2436.jpgDSCF2437.jpg 飛行機を見る。ANAもJALもこんなに翼が短い飛行機でよく宙に浮くなあ。 待合ロビーにあった水槽に、ジャンボウツボがいた! DSCF2438.jpgDSCF2439.jpg でかい!かなりでかい! 待ち合わせの居酒屋、あまいかで米田さんと会い、魚や野菜のおみやげを渡す。自転車を車からおろして、すぐそばの米田さんの家に置かせてもらった。 大屋さんは明日のもずくの場所を見に、車で一旦去って行った。 まだ5時である。開宴は6時だが、飲みながら待とうと言うことで意見が一致し、米田さんとあまいかになだれこむ。この時間は生ビールが一杯100円なのよね~。 まずは大屋さんが帰って来て参加。 そのあと西原町でお世話になった三線の大城さん。 米田さんの友達のトミーも遅れて参加。 みなさん初対面だが、年代がほぼ同じということもあって、すぐに仲良くなってござった。 あまいかでの1次会はそこそこの時間に終了し、米田さんとヨッシーはタクシーで栄町に繰り出す。そして那覇に着いたばかりの頃に連れていってもらった同級生のスナックに行き、カラオケ歌いまくり!米田さん歌うまい! DSCF2442.jpgDSCF2445.jpg 12時過ぎて客もいなくなったので、3人で近くの焼肉屋に移動。ヨッシーは腹一杯なので沖縄そばだけ食べ、畳のうえにごろりと横になると眠りに落ちてしまった。 つぎに起こされたときには、皿のうえにあった肉はすべてママと米田さんの腹の中に消えていたのは言うまでもない。 タクシーで米田邸に帰宅。自転車を受取りそのまま近くの公園に行き、自治会の建物前にテントを張ったと同時になだれ込んで眠る。そのときすでに日付はかわり、午前2時半であった。 飲み会などのときのおもしろい話しをもっと書ければいいなとは思うんだが、いつも後になったらどんな話しをしたか覚えてないんでスマヌことである。ホントにスマヌ。 走行 0キロ 出費 2000円 (居酒屋あまいか)

宮城島 競り市場&島内観光 [沖縄編]

2010年4月9日 金曜日 153日目 夜半から雨が降り出し、朝になってもやまない。 今日は大屋さんと長野くんとヨッシーの3人で、マサカズさんの船でもずく取りに行く予定になっている。人生初もずく取り。水中に潜って、若芽を手で摘んでいくのである。大屋さんも実はもずくとりは初体験らしい。弟さんがもずく養殖しているのに、初体験であるらしい。 ラーメンの朝ごはんをヨッシーが適当に作って3人で食べ、炊飯器のごはんをおにぎりにする。なんでか知らんが料理長に任命されてから、ずっとこの調子で飯の準備をしている。 9時に近くの漁港に行くと、マサカズさんが待っていて本日は波が高いので中止だと言われる。残念~。でも寒いから中止で良かった?とか、複雑な感じ。 じゃあその代わりにと、平安座の漁港に競りを見に行く。 DSCF2395.jpgDSCF2397.jpgDSCF2398.jpg 沖縄らしく色とりどりの魚が並んでいる。今日の目玉はカジキマグロのようだ。 DSCF2401.jpgDSCF2399.jpgDSCF2404.jpg 切り分けられて競り用の台に乗せられる。 大屋さんはここで会った同級生の海人から、余った魚をもらっている。 競りのあと、浜比嘉島を観光してアマミチューという神様のお墓? DSCF2405.jpgDSCF2406.jpg それから海の駅あやはしの展示ルームを見学してからアイランドに借りていたウェットスーツを返却。そばにあった子供用の秘密基地!に入ってみる。沖縄には大人の基地は沢山あるが、子供の基地はここが初めてだ。 DSCF2407.jpg とうばる食堂でお昼ご飯。 食堂のご主人にたのんで、さっき港でもらった魚をさばいてもらう。長野くんとヨッシーも一緒にお手伝いでウロコを取ったりする。大屋さんは手伝わない。もう徹底して料理とかはしないようである。 それをお店の油でから揚げにしてもらう。これもまかせっきりである。 DSCF2408.jpg ソーキそば、イカスミ麺バージョンを食べて、家に戻った。 マサカズさんが待っていてくれて、それから一緒に裏の倉庫の片付けに入る。 マサカズさんは弟さんだが、すでに53歳である。大の大人なのに、兄貴の大屋さんに、「おい!マサ!」、と顎で使われている。なんだか可哀相。長野くんも裏の建物の隙間に入りこまされ、ホースの水で掃除している。 しかし沖縄では、相手が一つでも年上なら言うことを聞かなければならず、年下相手なら将軍のように振る舞ってもいいという不文律がある。これは特に大屋さんくらいの年代になると、余計にそうであるらしい。 でもヨッシーはそのへんを巧みにかわして、蝶のように自由にさせてもらった。(もちろん手伝ったよ!) 夕飯まで時間があるので、車に3人乗って島内観光へ。島の北側の海岸には、自給自足で暮らしているジョージというアメリカ人が住んでいるとか。 DSCF2412.jpgDSCF2413.jpgDSCF2414.jpgDSCF2415.jpgDSCF2417.jpg それから人の家のお墓に勝手に入る。かなり大きな敷地があり、崖際には展望台が個人的に作ってある。展望台の先端には三角形に張り出した部分があり、金網の下は千尋の谷底(古い表現やなあ)である。酔狂なもんをつくっとるわい。 家に帰って晩御飯の用意。昼に食堂で揚げてもらった魚のから揚げと、ごはんと、ソーセージと野菜炒め、もずく。今夜のおかずは経費0円である。島はいいなあ~。お金なくても生きて行けそう。 走行 0キロ 出費 0円

宮城島 ぬちまーすで若もずく販売 [沖縄編]

2010年4月8日 木曜日 152日目 7時半に目覚めると、マサカズさんが朝ごはんを作ってくれていた。ポーク卵にみそ汁。ごはんも炊き立てでめちゃうまかった。 DSCF2371.jpg 今日の予定は、長野くんは近辺を自転車で観光、大屋さんとヨッシーは宮城島のぬちまーすという塩工場で若もずくの試食販売をする。 まず、車で宮城島の桃原部落のアイランドフリーダムに行く。試食と販売用のもずくやPOP・試食用のカップなど7つ道具を受け取るためである。しかし従業員のきんちゃんとの連携がうまくいっていなかったようで、時間どおりに行ったのに準備できておらず、結局そこで1時間待たされた。 この若もずく販売は、今年から島興し産業としてアイランドフリーダムの川上社長が考案してスタートさせた。大屋さんは島興し株式会社の株主になっている関係で、積極的に宣伝し販売しているのである。 ここで若もずくについて一説ぶちかましておきたい。 普段スーパーで売られているもずくは、塩で長持ちするように加工されたものである。長持ちはするが本来持っているもずくの香りや歯ごたえはほぼ無いに等しい。 養殖したもずくは60cmの長さになると、でっかい掃除機みたいな機械でグィーンと吸い取って収穫する。 それに対して島興しの若もずくは、まだ20cmになっていない若いやつだけ、手で摘んで収穫するのである。そしてそれを工場に持って行き、マル秘の製法で真空パックにする。 海から台所に直行!みたいなものである。生なので比較的痛みが早い。だいたい採ってから12日間が、真空パック常温保存の賞味期限にしているそうだ。冷蔵庫に入れるともう少し持つらしい。 さて、ぬちまーすで試食販売開始である。平日なのでお客が来るかどうか。 DSCF2372.jpgDSCF2373.jpgDSCF2380.jpgDSCF2381.jpg ぬちまーす。 ぬち、は命のこと。 まーす、は塩。 だから、命の塩という名前の商品である。ヨッシーは知らなかったが、結構テレビでも取り上げられている。どっちの料理ショーとか、日曜朝の旅番組とか。 ヨッシーも見学させてもらう。(無料) DSCF2378.jpgDSCF2376.jpgDSCF2377.jpgDSCF2379.jpg 海水を汲み上げ、それを50度まで温めて、でっかい扇風機みたいな機械の前で霧状にすると、水分が飛んで塩の結晶だけが残る、世界中でここだけの製法である。 この方法だと、海水のなかに含まれるミネラルがほぼ失われる事なく塩にすることができるそうだ。 すぐにお昼になったので、大屋さんに車を借りて桃原部落のとうばる食堂に昼飯食いに行く。ここは沖縄そばの麺に、イカスミ麺のチョイスができる。 DSCF2382.jpg 三枚肉そば500円にごはんをつける。 DSCF2383.jpgDSCF2384.jpg たしかに黒い!味ももちろんウマシ!話し好きの店主と、旅や心相鑑定の数字の不思議について語らう。数字にまつわる神秘的な魅力にはまったことがあるらしい。 おみやげにサーターアンダギーまでいただて帰る。 午後からはパラパラと観光客がやってくる。玄関前で試食を進めると、ほぼ全員食べて行く。そしてかなりの確率で買っていってくれた。試食パワーおそるべし。しかし若もずくがホントに美味しいのもあるんだけどね。ヨッシーも合間を見て試食しまくる。 もずくは髪の毛を増やすらしい。 試食試食。 ぬちまーすの駐車場奥に人知れず遊歩道があり、そこを抜けると崖際の展望所に出るのだ。大屋さんに言われて見に行って、絶景に感動した。 DSCF2375.jpg そして、たまたま観光で立ち寄った、茨城県からの遠藤姉妹?母娘?を案内したら、とっても喜んでくれた。記念に写真を撮る。 DSCF2385.jpg 結局一日で25パックを売った。その日の観光客が全部で70人くらいだったそうだから、打率でいくと3割5分7厘である。良いではないか! DSCF2386.jpg アイランドにもどって報告&精算し、大屋邸にもどったのは6時半。それから昨日の残り物でごはんを作って食べて飲んでいると、2軒隣に住んでいるアメリカ人がやってきて、友達がきてバーベキューしてるから良かったら来てネ~と言いにきた。 行かねばなるまいて。 刺身とか試食の残りのもずくとか持って乗り込む。 ここに住んでるのはこの人、ジョンさんと娘のサラ。 DSCF2394.jpgDSCF2393.jpg 遊びに来てるのはジェイミーさん。 DSCF2392.jpg ジョンさんは軍隊を辞めたあと、ウェブデザインなどの仕事をしている。ジェイミーさんは、地図を作る仕事だそうだ。2人とも日本語はそこそこ行けるので会話には困らなかったが、大屋さんが変に英語混じりに話そうとしておかしな日本語になっているのがおかしかった。 「おぅー、あー、マイあそこのー、うぃーマイ彼がー」。始めにマイが着くのがご愛敬なのである。 ジョンさんのバーベキューセットが、ロボットみたいな形なのがおかしかった。ジェイミーさんいわく、でかくて頑丈なやつを持つのはアメリカ人のステータスだそうだ。 DSCF2391.jpg 2人とももずくを知っていて、喜んで食べていた。どんぶりに一杯あったのが、帰りには無くなっていた。とはいえヨッシーも長野くんも、たぶん茶碗に3杯か4杯は食ってる。 とっても楽しく過ごし、ステーキまでご馳走になってから帰宅。また今日も食いすぎてしまった。 走行 0キロ 出費 660円 (そば、水)

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