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久米島 仕事&夜遊び [沖縄編]

2010年3月28日 日曜日 141日目 久しぶりの仕事で気がはやるのか、6時半に目が覚めてしまう。作業用の服など無いので、自転車走行するときのを着るしかない。歯を磨いていると早くも7時半に社長がやってきた。会社はすぐそばだから、軽トラの後ろに自転車でついてきてくれと言われ、そのようにする。 会社で小柳さんとも合流。小柳さんも自転車なので、一緒に野球場まで移動する。 すぐに社長、長男、奥さんも軽トラやユニック付きトラックで合流する。作業は野球場の隣にある、ブルペン周りのシートを取り外す仕事である。つまりは東北楽天がキャンプの時使用していた場所であるが、目隠しと風よけで取り付けられていたものを、どういう巡り会わせか阪神タイガースファンのヨッシーが取り外すことになったということである。 いたしかたない。敵に塩を贈るつもりで仕事にかかる。リーグが違えど、日本シリーズになれば敵ともなろう。武将たるもの少しの水の漏れも無いよう気を配らねばならんからな。(意味の解らん人は、ここはさらっと読んでね) 5人が手分けしてかかり、鉄パイプの骨組みに紐でがんじがらめに取り付けてあるのを、根気よくほどいてはずしてゆく。天気が良く、暑い。10時頃一服してコーラを飲んだが、かなりうまかった。 12時にお昼にする。奥さんが買ってきてくれた弁当を食い、冷たい麦茶を飲む。労働すると飯も茶もうまい。 小柳さんはこのシートの取り付けを2回も手伝っているそうで、手際がいい。久米島に住み着いて1年ちょっとたつそうだが、サトウキビの仕事や大工仕事の手伝い、そしてこの鉄工所の仕事をやりながら生活しているそうである。 4時までに終わるかな?と思っていたが、昼飯のあと1時に仕事再開したら思いの外はかどって2時半に作業終了してしまった。早く終わっても日当は同じ。なかなかよい仕事でござった。奥さんから5500円入りの封筒を受け取る。 DSCF2271.jpg 早く終わったので、小柳さんのお家を訪ねることにする。廃屋同然の家を無料で借り、自分でリフォームして住んでいるというので見てみたかったのである。 一緒に自転車で五枝の松の近くにあるお家に走る。なんだか部活が早く終わって、友人のお家に寄って帰るような感じで面白い。 DSCF2272.jpgDSCF2273.jpgDSCF2274.jpg 野球場から10分で到着。裏庭のテーブルで一緒にビールを飲んで、リフォームのことなど話しする。家が住めるようになるまで、小柳さんは庭にテントを張って暮らしていたそうで、そのときハブも一匹出て捕まえたと言っていた。おっそろしー! 屋根もくずれていたそうで、屋内も床がぼろぼろだったそうだから、使えたのは柱と壁だけかもしれない。トイレは横に小屋を作って水洗にしたから50万円かかった。全体で材料費150万円というから、家賃は無料でも何年か以上住まないと元は取れない。 なんでそんなにリフォームとか自分でできるかというと、小柳さんは以前北海道で工務店の社長をしていたことがあるらしい。いいときはかなり儲けたと言っていた。 そしてその後流れ流れて久米島に着き、いまヨッシーがキャンプしているシンリ浜に2ヶ月もキャンプしていたそうだ。そして思うところあって、それから京都のお寺に修業に行ってお坊さんになったそうである。いまは久米島で、たまにお葬式を頼まれることもあるそうで、かなりなんでも屋さんである。 小柳さんはヨッシーよりもかなり変わっているが、思うところは同じものを感じる。 DSCF2276.jpg そこにハーレーダビッドソンに乗ったお友達の藤井さんが来られた。藤井さんも北海道からの移住組で、こちらに来てから小柳さんに出会ったそうである。 藤井さんは、娘さんが久米島の虜(とりこ)になり、島の人と結婚してこちらに住むようになったので、自分達夫婦もリタイアとともに移住したそうである。 ハーレーと赤い流星を並べて撮ってみた。 DSCF2277.jpg それぞれ別々にこの地にやってきて、この日この時間この家で3人が集まっている不思議に思いが及ぶ。 4時頃にお家を辞し、一旦シンリ浜に一人もどる。今夜の飲み会のため、社長が8時過ぎに迎えに来てくれる。シャワーで汗を流し、パーラーで三国志読んで待つ。 8時に社長合流。一緒に軽トラにのって小柳さんの家まで迎えに行く。そこからタクシーに乗って儀間にある、社長オススメのスナックまで移動。 いよいよ久米島で夜遊びである。暗いなか、タクシーに乗って走るだけでもイケナイことをしてるみたいで少しドキウキする。 スナック幸。 DSCF2278.jpgDSCF2279.jpg それから数時間、泡盛の水割りを飲み、刺身をつまみ、カラオケを歌う。 12時に宴はお開きになり、またタクシーでシンリ浜のテントまで送ってもらった。 なかなかに面白い一日であった。 走行 14キロ 出費 3750円 (弁当、発泡酒、スナック)

久米島 観光プランAの日 [沖縄編]

2010年3月27日 土曜日 140日目 起床したときには少し雲が出ていたが、1時間ほどしたら青い空が見えはじめた。よしよし。観光Aプラン実行である。 モタモタしていて出発は11時になる。まだ通ってない道を走りたいから、シンリ浜からまず空港まで県道245を通り、89号を少し走ってからまた245に入る。 具志川に向けて進むと灯台が目に入った。 DSCF2228.jpgDSCF2229.jpg 久米島灯台。ということは久米島にはこの灯台一つしかないということか?案外少ない気もする。 245から242に合流し、宇江城(うえぐすく)方面に進む。島一周道路を時計周りに走っている形で、ここは時計の12時あたりの位置になる。 タチジャミ公園に自転車を置いて、徒歩でタチジャミを目指す。看板に400m先とある。そこそこ遠いので気合い必要。 DSCF2230.jpg 階段を下りるとなんとか宮という岩山があった。立て看板には、畳石を横から見た形と書いてあるが、意味がわからん。 DSCF2231.jpgDSCF2232.jpg 遠くにタチジャミが見える。 DSCF2233.jpg 海岸沿いの遊歩道を歩くと、途中に滝があった。しかし水が濁っていたので、農業用水かなにかが混じっている模様。 DSCF2234.jpg 徐々に近づくタチジャミ。タチジャミは立神と書く。岩が屏風のように立ち上がっている景勝地。 DSCF2235.jpg 大きさがわからんだろうから手に乗せてみる。 DSCF2236.jpg ちょっと歩いては手に乗せる。 DSCF2237.jpg だんだん手に乗り切らなくなってきた。 DSCF2238.jpg タチジャミの真下で、屏風を横から見たアングルで写真撮った。見事にひらべったい。 DSCF2239.jpg タチジャミ下で記念撮影。こういう大きさなのである。 DSCF2242.jpg さて、遊歩道で自転車まで戻り、つぎは比屋定バンタに進む。タチジャミ公園から県道242に戻る途中、見上げると今日の観光目的地の一つ、宇江城が見える。 DSCF2243.jpg 県道242を東に進むと、すぐに泡盛の久米仙工場発見。いつもお世話になっておりやす。 DSCF2244.jpg シンリ浜を出たのが11時だったので、もう腹が減ってきた。時間はもう1時である。久米仙あたりに食堂かなにかあるかな?と思っていたが、期待は思い切り裏切られる。 比屋定(ひやじょう)バンタまですきっ腹で上りを漕ぐ。幸いバンタの展望台には売店が併設されていた。助かった。 ハンバーガーと赤いきつねで昼飯。370円也。 DSCF2245.jpgDSCF2245.jpg 手づくりハンバーガー。中のハンバーグは、缶詰ポークハムを焼いたモノだった。でも味はなかなか良かった。 展望台に上がり、眺めを楽しむ。200mの断崖絶壁である。 DSCF2246.jpgDSCF2247.jpg 屋上展望台には本島や久米島、渡名喜島、ケラマ諸島の位置が書かれた石版が埋め込まれている。なるほどこれで位置関係がわかった。 DSCF2248.jpg 景色の右のほうにははての浜が見える。 DSCF2249.jpg さあ、本日のメインディッシュ、宇江城城跡に行こう。バンタが標高200mとすると、城跡の標高は309mなので、あと109m上ればいいだけだ。 DSCF2251.jpg 県道にあった案内看板を右折して、ゆるゆる上り続ける。ところどころ急傾斜の道が現れる。油断ならんなあ。国道県道市道などは一定の規格があり、道の勾配の上限が決まっているが、村道や農道など昔から使われてきたようなローカルなところは規格外れの急勾配が平気で出てくる。 しかし今日の赤い流星には、キャンプ用具などの荷物が載っていないので身軽である。 宇江城についた。 DSCF2252.jpgDSCF2254.jpgDSCF2255.jpg 山のてっぺんなので見晴らしが380度効く。 パノラマ写真みたいに撮ってみる。黄砂が去るまで待って良かった。 DSCF2256.jpgDSCF2257.jpgDSCF2258.jpgDSCF2259.jpgDSCF2260.jpgDSCF2261.jpgDSCF2262.jpgDSCF2263.jpgDSCF2264.jpgDSCF2265.jpg DSCF2267.jpg 双眼鏡ではての浜を見たら、船が着いていてビーチパラソルやらなんやらが砂浜に並んでいるのがかろうじて見えた。 30分ほど頂上で過ごし、バンタまで一度戻って缶コーラでのどを湿らせる。うまい! 県道242は比屋定バンタから先は下りで、ちゅらフクギのある真樹まであっという間に走り降りた。宇根から県道89に合流、兼城フェリー港まで一気に走ってしまう。 スーパー玉寄で発泡酒買って自分の労をねぎらう。 みなさんに報告があります。菊地麻衣子か松野明美かで物議を醸しておりましたが、このたび、 菊地麻衣子風松野明美 であることが確定致しました。関係各位にはご心配をおかけ致しました。 スーパーは弁当類など売切れであった。主婦の店にも何もない。晩御飯どうしよう、などと考えながら店を出たら、自転車につけている人生相談の幟をみて、若い男の子が相談したいと声をかけてきた。シンリ浜でキャンプしてるからまたおいで、と言っておいて、午後4時にシンリ浜帰着。水シャワーしてさっぱりする。 いやあ~、やっぱり体動かすと一日の充実感がちがうわあ。あたりまえやけど。発泡酒がうまい。 三国志を読んでいると、さっきの男の子がやってきた。6キロほどある道程を歩いてきたというのでびっくり。さっそく1時間ほど相談し、彼は帰って行った。 さあ三国志だ。隣の席で三線をひいて歌ってたおじさんが話しかけてくれた。鉄工所の社長で、あした仕事があるけど手伝うかね?ということになり、断る理由もないのでお世話になることになる。朝8時から4時までで6000円。お昼の弁当代500円引いても5500円残るではないか。なんと5.5日分の生活費じゃないか! それから発泡酒を2本ご馳走になりながら、いろんな話しをする。明日仕事は5人でやること。野球場に張ってあるテントを外して畳む簡単な仕事であること。そして一緒に仕事する小柳さんは、先日シンリ浜でヨッシーとお話した新潟から自転車でやってきて島に住み着いたあの人であることもわかった。 それから、久米島で夜遊ぶとしたらどのあたりに繁華街があるんですかね?と、聞くと、 お!じゃあ明日仕事のあと行こうね~。と相成った。断る理由無し。3000円出してくれたらあとは社長が面倒見てくれると言うので、さらに断る理由無し。小柳さんも誘おうね~。 結局9時半までお話して、パーラーを出る。明日の朝は社長が迎えに来てくれる。 なんにも食ってなかったのを思い出し、テントで残っていた米を炊く。なんにもないので、にんじんを刻んで米に放り込み、余っているインスタント味噌ラーメンのスープを入れて炊き込みご飯風にする。また風(ふう)である。ああ我が風人生かな。 11時に寝る。 走行 40キロ 出費 1834円 (ハンバーガー、カップ麺、コーラ、にんじん、じゃがいも、発泡酒)

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