西原~南風原 はえばるまではえばる行く、の巻 [沖縄編]
2010年3月12日 金曜日 125日目
普段は一日1イベントに絞って行動しているが、今日はそうはいかない。まずたまった洗濯を片付けねばならん。それから確定申告の用紙を書き上げて、郵送する大仕事が待っている。それが終われば、そのあとは自由である。
そして、誰からも要請があったわけではないが、今日の日記はヨッシーズビューでお届けしたいと思う。つまりヨッシーの目で見ているような感じで風景などが伝わればいいかなと思い、やってみることにした。
まずは洗濯である。コインランドリーは贅沢なので、トイレの洗面所で手洗いする。沢山洗うと手が疲れて握力がなくなってくるなあ。せんたっ機は偉いなあ、とか考えながら手早く終了。テント横の木に紐を渡して干す。
ちなみにテントサイト(といっても公園なんだが)はこんな感じ。写真右手の防風林の向こうは海である。
海のそばにはコンクリート屋根のあずまやがある。
そしてお正月にテント張ってたのはもっと向こうの、もう一つのあずまやである。ヨッシーの指の先あたりにある。
天気がいいから近場の木にソーラーをぶら下げて充電。
さて、マリンタウンのフードコートまで自転車で一走り。
途中にタッチューがある。これは西原タッチュー。
本物のタッチューは伊江島タッチュー。
写真ではわかりにくいかもしれないが、西原タッチューのほうがかなり小さい。
マリンタウンが見えてきた。これは裏側。
表に回ると駐車場がバーンとある。スーパー、本屋、ホームセンター、ダイソー、西松屋などが入っている。
ここでまずゴミを捨てる。
それからフードコートの入口にいくと、まだオープン前だった。外の椅子で待つ。
フードコート内で、書類を広げて事務にかかる。外では万一風で飛ばされたら困るんである。
10時からとりかかり、11時過ぎに書き込み終了!1年に1回だけど、なんだかめんどくさい作業である。ヨッシーは旅に出るまえにある程度準備しておいたので、きょうはほぼ最後の清書くらいですんだけどね。
すぐに与那原郵便局に移動。とっとと送ってしまうのである。ヨッシーは毎年郵送している。わざわざ税務署まで出掛けて提出する人が多いが、並ばされて待たされて、最後は申告書をじろじろみられたりするのはつまらない。
マリンタウンの十字路を左折。
まっすぐ行くと国道311に突き当たる。
突き当たったら左折。ちょっと走ると左側に与那原郵便局。
自動ドアを入る。
まずは封筒の糊付け。ヨッシーは糊とかテープとか持ってないので、郵便局で借りるのだ。しかも無料で貸してくれるのだ。貼付けて封をして郵送完了。
さあここからもう自由時間である。なんてすっきりした気分であろうや。まずは311の歩道を走り。
与那原の十字路まで来て、
そのまま直進して国道329を那覇方面に向かう。目的地は南風原(はえばる)だ!
最初はちょっと上り坂なんだな。
ピンクの派手派手パチンコ店。
南風原町に入った。
那覇空港自動車道をくぐって、
もうちょっとだ。
左に沖縄輪業。沖縄の自転車乗りならみんな知っている。
そしてその並び、数件先に、
出た!マンガの森!
赤い流星を停めて、
自動ドアから入店。
今日のランチはオムそば定食。
しかしきょうは残念ながら、真野響子はいない。
前回の続き、弐十手物語を一直線に読む。
気がつくと午後6時半だ~。暗くなってきたので重い腰あげて外に出る。
時間的には車が渋滞している。注意しながらその間を進む。
マリンタウンのスーパー、かねひでの前に到着。
半額弁当などを物色するが、タイミング悪くなんにも残ってない。
そこで、今日で3回目になってしまう、いけだ食堂に直行。じつは隣の客が食べてたカツ丼が気になったんだよなあ。気になったシリーズパート2だ。
いけだ食堂の外は街灯もなく暗い。
でも店内は明るい。
そしてカツ丼は大盛!これで500円だから幸せ。
横から見たところ。
完食したところ。
ここのカツ丼だけなのかもしれんが、少しとろみをつけて炒めた野菜が一緒に乗っていて、本土のカツ丼とちょと違う。でも味は良し。
暗くなった海岸線の道路を走ってテント張ってある公園まで戻る。
公園入口に到着。
とまあこんな一日でした。見た目でどんなふうか解ったかな?わかんなかったかな?
洗濯物とソーラー充電を取り込んでからテントに潜る。
走行 18キロ 出費 2549円 (切手、エクスパック500、マンガの森、いけだ食堂、パン、ソーセージ、缶詰)
西原町~久高島~西原町 [沖縄編]
2010年3月11日 木曜日 124日目
おお~。晴れた。それに朝は冷え込んだがこれから気温は上がるらしい。では、予定通り久高島へ日帰り観光に行きましょー。
9時過ぎにテント場を出発。フェリーの時間は分からないが、なんとかなるじゃろう。
与那原の十字路から国道331号線を、平和祈念公園方面に走る。途中マックスバリューで生活応援弁当278円也を買おうと思ったら、まだ10時前で店頭には出ていなかった。しかたがないので前から気になっていた、でかいメロンパンを買う。島で食うのだ。
知念のフェリー乗り場についたのは10時過ぎで、注意書きを読むとフェリーは点検中で、いまは高速船のみ運航中だとか。じゃあ自転車は乗れないのかな?と切符売場で聞くと、大丈夫乗れますよとのお返事である。しかし貧乏旅行には高速船は過分である。なんせ往復で200円ほど高い。しかし選択肢はないので渋々自転車運賃400円と合わせて、1810円払う。
思うけど久高島はそんなに遠くない。フェリーだと所要20分、高速船なら15分である。この5分の違いのためにわざわざ高速船を走らせる必要あんのか?えっ!あんのかっ!と言いたくなる。
他の乗客をみると、学生っぽいグループが2つ。それぞれ7~8人の男女で、なんだか浮かれてうるさい。でもそれはおっさんのひがみかな?
11時発の高速船に自転車積み込み、出発。
島の港につくと、みなさんレンタル自転車借りに行きなさる。ヨッシーは一足先に観光に出発。久高島は、沖縄本島一番の聖地である。神々がまずこの島に降り立ったと言われている。
静かな家々の間を縫って細い道が迷路のように繋がっている。フェリーに乗るときにもらった簡単な地図をたよりに適当に走ったが、どれが外間殿なのか大里家なのかさっぱりわからん。だいいち聖地は観光名所ではないので、いちいち立て看板など立てていないからなのだが。
若いカップルがレンタサイクルでやってきて、ここはウドンミャーですか~?と聞いてくるが、ヨッシーもわからん。
!!!でもその一言で閃いた。この拝所の中に御殿庭とあったぞ。御殿庭=ウドンミャーではないのか!もう一回中に入って確かめる。おーそうじゃ。
自分が今どこにいるのかわかったので、次に大里家を探し当てた。大里家は、昔々、琉球時代の王が来島されたおり、この家の美人クニチャサ祝女に惚れ、長い間同棲した場所であると、案内に書いてある。
ん?聖地ちゃうやん。性地やん。とか言ってはいけない。
ヤグルガーという涌き水のあるところは、道が壊れて通行止めだったが無理矢理通る。居合わせたさっきのカップルの若者もヨッシーについてきた。そしたらとても綺麗なところで、うれしくなった。
フボーウタキは島で一番の聖地とされている拝所である。居合わせたさっきの若者なんかは、パワースポットだ!とか言っていたが、ヨッシーはそういうのはちょっと違うと思っている。われわれのような、たまたま観光で来ただけの者にとっては、信仰が無いからパワーも感じられないと思うのだが。パワーが欲しいなんてのは人間の浅ましさで、御利益を求めてお守りを買うのと何も変わらない。
東の端っこ、カベール岬。岬ハンターの面目躍如だ。ここで件のメロンパンを食す。名前を、「スーパーブラックメロン」。しかも右上のところに、男のメロン、と書いてある。男で良かった~。女だったらちょっと遠慮しながらたべんといかんからね。
でかい!黒い!
味はまあまあだな。とにかく腹は満ちる。
それからでかい樹があったり。
戦争の忘れ形見が思いもかけない用途につかわれていたり。
かなりゆっくり回っても、次の高速船まで1時間ある。
2周目突入。
こんどは他に観光客がいないので、静かに見て回れた。マイ自転車持込みの特権。みんなは時間までに返却してしまっているのでね。
高速船で知念までもどり、帰り道の国道に出ようとして、先日三線の日の夜に連れて来られた民謡酒場発見!あ、ここか~、って感じ。前は暗くてさっぱりわからなかったが、フェリー乗り場とは目と鼻の先であった。
あとはひたすら国道331を走る。そこにあった、びっくりおもちゃ箱。探偵ナイトスクープも取材にきたらしい。しかし有料っぽいのでヨッシーはパス。
さて、西原に帰り着き、マリンタウンのフードコートで日記更新の準備。そこにはるばる東京から電話が!
昨年までヨッシーが東京に暮らしていたとき、おんぼろバイクの修理で何回もお世話になったバイクショップのオーナーからであった。ヨッシーのブログを読んでいてくれている。そして依頼されて電話で心相鑑定。
中略
懐かしい声を聞けてうれC。たよりにしていただけてうれC。オロナミンC。いや冗談ぽく言ってるばやいではない。
このところこんな感じの依頼が増えていて、有り難いかぎりである。出来るかぎりお役に立ちたいと思っている。そういう意味のトリプルCであった。
そして5時を回ったので、いそいそカネヒデに行って半額弁当をゲットしてテントに戻る。今日も2個買ってひとつは朝ごはん用じゃ。
走行49キロ 出費 2702円 (フェリー代、パン、コーラ、弁当)