豊崎~那覇~久米島 たにぐちくん&パーラーのおばちゃん [沖縄編]
2010年3月19日 金曜日 132日目
6時半にばっちり目覚める。那覇市内の泊港から、8時半出港の久米島行きに乗るので、この時間なら余裕である。
トイレに行って、昨日半額で買っておいたサンドイッチを食べてると、バイク旅の若者に話し掛けられた。福岡から来た谷口君といって、もらった名刺にはバイク雑誌のアウトライダー通信員と肩書がある。
このヨッシー日記の右側に→→→
藤原かんいちくんのリンクがある。原付きバイクで日本の国道全10万キロを走る旅をやっているのだが、ヨッシーとかんいち君は20数年前に北海道の富良野キャンプ場で出会い、いまも交流のある旅仲間なのだ。かんいち君もアウトライダーに連載記事を書いていたりするので、谷口君ともその話しで盛り上がった。
そしてぜひ心相鑑定をしてほしいと言われ、時間が迫るなか頑張ってお受けした。
起きた時には余裕だったのに、結局道の駅を出発できたのは7時45分だった。しかしできるだけ長く相談に応じたかったのでそれはそれでしかたない。晴れて気温も上がり始めているので、大急ぎでペダルを漕ぐとすぐに汗が出はじめた。
泊港のとまりんに着いたのが8時23分。あと7分しかない!船を見つけて荷積みをしている係のおっちゃんに切符どこで買うの~と叫び、ついでにまだ出港したらあかんで~、とも言い残して切符売場に急ぐ。
大人片道3000円。切符売場の兄ちゃんはのんびりした感じで、「急いだほうがいいですよー」、とヨッシーに言う。時間がせまっとるのは、わかっとるわい!っていうか、船のほうに連絡して一人乗るから待っててとか言わんのかな?
船の後ろまで行って自転車を預けたら、乗せとくからそばの建物で自転車の持込運賃1050円をはらって来て!と言われる。入る建物を間違えそうになって、違う違うあっちー!と訂正され、無事に船に乗り込んだと同時にタラップがはずされた。
滑り込みセーフ。
これに乗り遅れたら午後2時の便まで待たんといかんところであった。
晴れていい天気のなか、4時間の船旅が始まった。デッキに出ると気持ちいい。離れて行く那覇の町を見たり、大きな橋の下をくぐったりしながら、次第に港を離れて行く。
堤防にこんな看板が取り付けてあった。
アジアの十字路那覇港
十字路好っきやなー!沖縄では町の中心地の交差点を十字路っていうんやけど、内地から来た人はえ?十字路なんていっぱいあるやん?と思ってしまう。
10時半に渡名喜島入港。港に入るとき海を見たら、なんだか本島と色が違うぞ!綺麗やぞ!
船の上から見る渡名喜島は素朴なたたずまいで、帰りに寄ってみるのもいいかもと思った。
4時間の船旅もあっという間におわり、久米島に12半定時に到着。車両スペースに行って自転車を降ろそうとしていたら、船員が降ろしますから待っててくださいと言われる。
なるほど、車も船員が運転して降ろしている。船の横でニッカボッカ履いたおっちゃんらも、自分らの車が降りてくるのをまっとーる。ヨッシーも待つ。船員ははたして赤い流星にまたがって走り降りてくるであろうか?とか考えながら待った。
手で押して降りてきた。受け取ってまずはフェリーターミナルの建物に入り、観光案内などをもらう。ベンチに座って、昨日ターナー母からもらったヒラヤーチの残りと半額天ぷらの残りを食って昼ご飯終了。
まずは島の南側、大田地区の目抜き通りを流す。スーパーを見つけて買い物。久米島はもしかして美人が多いのではないか?レジの女の子は2人とも美人で、一人は菊地麻衣子に似ていた。しかしみなさんは久米島までわざわざそれを確かめに来なくてもいーのである。実物を見たら、「え?どこが?」、とか言われるのはもうわかっとるのである。
郵便局でお金おろして、さらに島の西に向かい、空港そばのシンリ浜に来てみた。地図に、キャンプ可、無料、と書かれていた。パーラーシンリ浜という売店がある。おばちゃんに、どこにテント張ってもいいのか?と聞くと、役場に申請したか?と逆に聞かれた。してないと答えると、おばちゃん役場の保全課に電話してくれてヨッシーに電話代わってくれた。申請はそれですみ、そのままおばちゃんと世間話。久米島の出身やけど、15の時集団就職で大阪に行って、40年平野区で暮らしたバリバリの中身大阪人やった。メニューに大阪名物タコ焼きあるやん、とヨッシーが言うと、大阪から送ってもらった冷凍モノやねんとあっけらかんと言い返す。本音で生きてる大阪人ですわ。
適当な芝生にテントはって、まずは天気がいいので洗濯する。洗面所で手洗い。ここは水だけどシャワーもあって無料で、なかなかポテンシャルが高い。
洗濯物を干して、テントに防水スプレーかける。豊崎のスポーツデポで、2本998円だった。買うとき1本でいいやと手にしたら、店員が1本でも2本でも998円ですよ、と声をかけられた。それって2本買えってことやん?やや納得いかんまま2本買った。
カッパとテントに防水する。しかし配分がうまくいかず、テントのフライシートの、あと片側の半分で終わるのに~、のところでスプレーが空になった。こっち側には雨が当たらないように祈るしかない。
4時になってパーラーのなかに入る。ここはなんだか休憩所に売店がひっついてるようなかんじなので、注文しなくても新聞読んだりマンガ読んだりできそうである。そう!ここにはヨッシーの好きな時代モノコミックがたくさん揃っているのだ!
新聞読んでたら、隣のテーブルのおじさんに話し掛けられる。サトウきびの仕事をしているそうで、昨日で一段落ついてゆっくりしているという。久米仙のワンカップを2杯ご馳走になり、ほろ酔いでテントに戻った。家が目の前にあるみたいで便利である。
晩御飯はヨッシーが好きなキャンベルの缶詰チキンスープ。これにセロリとかキャベツとかたっぷり入れて煮込む。パンにスープをつけながら半分食べ、残りは明日の朝にする。ちょっと物足りないので、ターナー母からの差し入れ、明星沖縄そばのインスタント麺も作って晩飯終了。
そのままごろりと横になったら眠っていた。
走行 10キロ 出費 4931円 (フェリー、缶詰、パン、魚肉ソーセージ、コーラ)
豊崎 漁港巡り&ターナー母アゲイン [沖縄編]
2010年3月18日 木曜日 131日目
豊崎道の駅で7時に目覚める。昨夜買っておいた半額セロリに塩をかけてかぶりつき、朝ごはんとする。
昨日は漁港巡りが不発になってしまったので、早速与根漁港に出張る。港には8時に着いた。早速建物脇に座り込んでいるおっさん3人発見!すんませ~ん、海人ですか?と聞くと、いいや違うと連れない返事。
事情を話して宮古島までの漁船探しをしていることを告げると、それならここより糸満漁港にいったほうがいいと教えてくれた。与根は小さい船しかいないから、あっちのほうが大きい船がいるそうである。礼を言って漁港を探しに走る。
親父の指差した方向と、地図からなんとなく読んだ地形から、なんなく漁港に辿り着けた。
さっそく一隻の漁船にいるお父さんが目に入った。陸にいるおじさんと雑談風である。近寄って声をかけ、事情を話すといろいろ大事なことを教えてくれた。
まず、いまの時期は大東島方面に漁場があって、宮古の方には行っていないこと。そっちにいくのは4~5月頃になるということ。それから、船員で無いものを船に乗せているのを役人に見つかると、お裁きを受けることなどであった。
お父さんは、イカの値段が下がって油代も出ないよ、と嘆いておられた。礼を言って港をあとにした。
そうかあ~、なかなかうまくいかんなあ。もう少し時期が早ければ宮古に行く船もあったみたいだが、それって12月くらいのことで、ヨッシーが那覇に着いたばかりのころだから、どっちにしても無理だったか。
さて、マクドナルドを探して国道311を豊崎方面に走っていくと、FMタマンの前を通る。ボスから、お願いすれば出演したときのテープかMDをダビングしてもらえると聞いていたので、3階の事務所に行ってお願いしたら、快諾してくださった。生MD代として100円お支払いする。夕方また来てください、と成った。
タマンを出てもう少し走るとマックがある。コーヒー120円也。携帯を充電しながら、ネットで宮古島までの航空券を見てみる。この時期は春休み中で、けっこう高い。片道1万5~6千円する。安い時期だと7400円とかもあったが、まだ先の日程だった。う~ん、どうするかなあ?と考えているところに、ターナーお母さんからお電話。マックにいると告げると、すぐに行きますとのこと。
ほんとに家が近いみたいで、15分後くらいに到着。なんと、差し入れにそうめんチャンプルーとヒラヤチーという沖縄のチヂミみたいなやつを手づくりして持ってきてくださった!ネ申!
それからいろいろ鑑定して、お昼過ぎにお別れしたのである。ヨッシーはそのあともマックに残り、やっぱり安い航空券ないなあ~とか言いながら、再度ネット検索。
検索しながらお腹が減ったので、さっそくそうめんチャンプルー完食!ヒラヤチーも半分食ってしまう。ちょっと胸焼け警報発令しそうな感じ。あわてて食べ過ぎたかも。
さて、マックのむかいに、マンガ喫茶がある。夕方にタマンにいかんといかんので、それまでマンガ読むことにする。入店してシステムを聞くと、1品頼んだら2時間いられる方式。
コーラ500円也。高いか?安いか?普通か?
さてここには鬼平犯科帳も弐十手物語もない。でも弘兼ひろしの黄昏流星群があった。そろそろ黄昏れているヨッシーにはぴったりの内容である。
老いらくの恋、てな内容の話しが続く。
4時過ぎに持ち時間が終り、店を出てタマンでMDを受け取ってから道の駅糸満に寄る。ここも5時をすぎると弁当類が半額になる。案の定、弁当と天ぷら、あしたの朝用のサンドイッチを手に入れられた。
ここでは泊まれないので、また豊崎の道の駅に舞い戻る。目と鼻のさきなのに2つも道の駅があるのはなんでだろう?
さあ、豊崎で半額弁当を食い、日記をつけたり、寝床をこしらえているあいだに、今回宮古島は無理して行かないことを決める。そのかわりに明日久米島に行くことにしよう。
蚊帳を張った寝床はこんな感じ。サンエーで買った泡盛久米仙を飲みながら、あしたはこの酒の生まれ故郷にいるのか、との思いを強くする。
走行 25キロ 出費 2103円 (マック、マンガ喫茶、弁当、MD、久米仙)
上陸 [沖縄編]
久米島に上陸!いまフェリーで島につきました。
町中はウィルコムつながりますが、これからは電波が無いところをうろうろします。日記の更新が進まないかもしれませんが、気長に待っててください。(^o^)/
豊崎 ターナーの母&さやか嬢 [沖縄編]
2010年3月17日 水曜日 130日目
蚊帳がモノを言ってぐっすり寝られた。7時に目を覚ますと夫婦(めおと)チャリダーも起き出した。
旦那のカッシーとは昨夜けっこう話したが、嫁のすえみとは今朝初めてお話する。旦那が日本一周したいと言い出したのに引っ付いて来たかたちで、カッシーいわく嫁は嫌々ついて来てくれているらしい。今年の8月には東京まで進んでゴールする予定で、そのあとカッシーは勉強して資格とって働いて、お金ためてこんどは世界を回りたいという夢がある。
嫁は、やっぱりそれについて行くことになるんだろうなあ、と人ごとのようにつぶやいた。
それから心相鑑定を依頼され、道の駅の休憩所で2時間半におよぶ濃ゆ~いお話を展開することになった。
11時になり、夫婦は那覇市内に向かって走っていった。港にあるなんとかという大盛で有名な食堂に行くらしい。ヨッシーもそれを聞いて耳がピクンと動いたが、漁船探しに行かないといけないので我慢して二人を見送った。
ヨッシーも後片付けをして、まずは近くの与根漁港に向かう。自転車で10分ほどの距離だ。
お昼時になってしまったってのも良くなかったが、港には人がおらず話しも出来ない。そこに西原町のターナー君から電話が来た。
ヨッシーいまどこにいるの?お母さんがヨッシーを道の駅で探してるよ。
おおっ!ターナー君のお母さんといえばヨッシーの日記のファンで、いつも楽しく読んでいただいているそうやないか。先日日曜日も、ヨッシーが糸満に旅立ったことを知らず、西原の海浜公園を差し入れのラーメンを持って探し回ってくれていたそうやないか!
そして直接連絡を取り合い、漁港近くのコンビニで無事に待ち合わせて初対面した。そして差し入れのラーメンゲット!ヨッシーの好きな明星の沖縄そばと味噌ラーメンだ!やった!明星が好きなのである。ありがたい。
これから仕事にいくお母さんとは少し立ち話してお別れしたが、あした改めて心相鑑定でお会いすることになった。お母さんは糸満に住んでるので近いのだ。
ここのコンビニのマンガには紐がかけられているので読めない。しかたないのでまた与根漁港に戻って、堤防の上で昼ね。那覇空港に近いので頭の上を5分おきくらいに飛行機が横切って行く。石を投げたら届きそうなくらい低く飛ぶ時があるが、あいにくそのあたりには投げられる石が無い。
うとうと居眠るのは気持ちいいなあ。3時になったがやはり港には誰も来ない。きょうはあきらめて風呂に行くことにする。
先日豊崎の道の駅で会った大阪から来ているキャンピングカーのリタイアお父さんから、西崎公園内にあるホテルで入浴できると聞いていたのである。
スポーツロッジ糸満のフロントで600円払う。受付の久美子ちゃんは磯山さやか似である。どこがにているかというと、ポッチャリしているところが似ている。だからみんなワザワザ見に行かなくてもいいからね。
サウナもあってゆっくりできる。着ていたシャツやパンツも洗い場でゴシゴシ洗濯。体もかなりゴシゴシ洗う。湯舟で温まってからまた2回目洗う。
こんな入浴シーンを書いてもだれもうれしくないから、以降略。
5時半までたっぷり体の洗濯をした。命の洗濯は旅していることで出来ているのである。困るのは体の洗濯がなかなか出来ないことである。
豊崎の道の駅に戻ると計算通り6時少しまえになっている。6時から弁当類が半額になるのだ。カゴに欲しい弁当類を入れて、6時になるのを待つ。ここはいちいち半額シールとか張らない。弁当コーナーに、「今から半額です」という立て札が立つのだ。
本部で出会った星子さんから聞いた、大阪の名物安売り店、スーパー玉出の話しを思い出す。周辺ににお住まいの、時間はあるが収入が無く家もないかたがたが、半額になる刻限よりかなり前から弁当をカゴに入れる。そしてそれをレジの横にズラーッと並べているそうで、本人達は時刻になるまで外に行ってしまう。
そして時刻がきたら、店員はカゴのなかのモノにも順番に半額シールを張って行ってくれるそうだ。その後会計をしに持ち主達は帰ってくるという、ちょっと不思議なお買い物風景の話し。
店外の休憩場所兼ヨッシーの寝床になっているベンチでお夕食タイム。今日はタコスライスとミニちらし寿司。7時半になると道の駅のお店は終了する。その後はヨッシーの天下である。
ベンチでブログ更新とかしながら泡盛のコーラ割を飲んだり。9時半にすることがなくなり、木のベンチを二つ並べてベッドを作る。そのうえに蚊帳を張り、寝袋に入ればよい。
今夜は暴走族があたりの道路を走り回り、やや騒々しかったがそれ以外は快適な夜だった。
走行 14キロ 出費 1163円 (弁当、風呂、コーラ)
奥武島~豊崎 タマンデー [沖縄編]
2010年3月15日 月曜日 128日目
雨降り&風強し。朝方まで降ったり止んだりを繰り返し、明るくなって起きてみたらテントの隅に水溜まりが出来ていた。まあでも真ん中の寝るところまでは浸水して来なかったけど。
9時ごろまではもう一泊して雨をやり過ごすかと思っていたが、ある事件が起こって出発を決めた。
ある事件とは、
野良猫オシッコ事件である。
トイレに出たとき野良の一匹が、「なんかくれ~」、と寄ってきていたが、あいにくなんにも無いので放っておいた。用を足して戻ってきたら、テントの入口あたりに水をかけたような跡が付いていた。雨にしては一カ所だけ集中して濡れているので、これはもしや、ははーんと感づき、手で触って匂うと大当り~。
オシッコかけられた。とほほ~。猫に文句言えんしタヌキ寝入り泣き寝入り。すぐに水かけて洗濯洗剤でごしごしやった。それに西原の公園でも野良が数匹いたので、もしかして見てない間にやられていたかもしれない。どーりで最近テントがややケモノ臭い気がしていたのである。でもそれは思い過ごしで、西原ではやられていないかもしれない。たんにヨッシーがケモノ臭かっただけかもしれん。それは誰にもわからん。
とにかく事件が起こったので撤収決定。先に進むことにする。曇っているが風は強いので時間はかかるがテントなどは乾くだろう。
こいつが犯人、じゃなくて犯猫。
乾くまで時間があったので、ボスと一緒に修理した非常灯を旗竿に取り付ける。今回はやや下目につけてみた。前回はてっぺんにつけたところ、駐輪時に自転車が倒れてその勢いでライトが壊れたため、やや下につけてみた。
11時半に出発できた。国道311を平和公園めざす。平和島を目指す、なんて言ってはいけない。行き先は平和祈念公園である。
具志頭の十字路近くの売店でお昼の弁当250円で買えた。それからコーラ110円。道端で座り込み食い。
先を急ぐ。祈念公園には13時到着。いつもながら思うが、沖縄の公共施設には自転車置場が無い。勝手に資料館の前まで乗り入れて玄関脇に駐輪。まずは戦没者の名前が刻まれた石碑を見て回る。
兵庫県のところ発見。そして松田姓のところ発見。親類縁者に沖縄で戦死した人がいるとは聞いていないが、もしかしたらとも思う。
それから、イギリスとアメリカの戦没者の名前も刻まれているのは新鮮な驚きだった。しかし、本来戦わなければお互い敵同士ではなかったから、平和を祈って名を連ねているほうが自然である。
資料館は入場料300円。内部は撮影禁止のため写真は無し。貴重な当時の映像が多く展示されていて、内容は濃かった。しかし一つ気になるのは、照明が暗過ぎること。当時の新聞や雑誌記事の展示まで暗いので、読めまへん。目が疲れます!
2時間かけて見終わったらくたくたになっていた。前回12月にはひめゆりの塔など精力的にまわったため、こころが陰欝になってしまい祈念公園はパスしてしまった。でもパスして正解だった。一度に回ると重すぎる。
聖域ってとこにも自転車でまわり、見学終了。あとは糸満を目指すのみ。時間は3時を回っているのでちょっとあせって飛ばす。
4時まえに懐かしのFMタマン着。出演交渉即OK。5分ときいていたが結局10分ぐらいお話させていただいた。とくに力を入れたのは、宮古島までの船を探してる件。昨年八重山方面に行っていたフェリー会社が倒産し、路線がなくなってしまった。飛行機で行くしかないのであるが、自転車と荷物はあまりにも大きい。そこで糸満あたりの漁港で、宮古島方面に行く漁船を探そうと思っている。そういう話しをさせてもらい、情報あったら電話下さいと、電話番号もお知らせした。
ちなみに西原の三線男、ボスも月一回タマンの民謡コーナーに生で出演している。ボスのラジオネームはウチャタイさん。その名前を出したら皆さん一気に朗らかムードになった。さすがはボス。
タマンをあとにして、豊見城の道の駅豊崎へ進む。ここまではずっと国道311号一本である。
5時まえに道の駅についてのんびりしていると、チャリダーがいきなり2人も現れた。
ミノとトモだ。2人とも大阪出身で、沖縄で知り合ってきょうは一緒に行動していたとのこと。いままで自転車旅の人といえば、本部であったジュン君しかいなかったので、ヨッシー一気に興奮状態だ。その場で立ったまま1時間くらい話し込んだ。
とそこにボスから電話。いまどこですか?と聞くので、豊崎の道の駅だと答えると、いまから迎えに行くから那覇まで飲みに行こう、ということになる。なんだか毎晩じゃないか~。夜遊びは嫌いじゃ無いけど。
8時ごろボスにピックアップしてもらう。ミノとトモは留守番である。ヨッシーの自転車は放置していくが、彼等がいるから安心である。
それから糸満にまわって、FMタマンでパーソナリティをしている南さんを拾う。それから那覇までまっしぐら。車は便利だわ~。
スナックというかラウンジって感じのお店。ママはCDも出しているプロの歌手で、他のミニFM局に番組も持っていた人である。その前はタマンに出演していたというから今日はタマンデーになってしまった。
お話してカラオケ歌って、11時半に店を出た。ボスも毎晩遅くまで出動しているから、さすがに今日は「11時半になったら帰ろうね~」、と最初にシンデレラタイムを切っていたからである。
豊崎道の駅まで送っていただいてお休みを言って別れた。ミノもトモも起きている。ちょっとだけいろいろ話して、1時半に先に寝た。建物外の休憩コーナーにあるベンチにてごろ寝。12月にここで寝たときは気にならなかったが、いまは蚊が出ている。けっこう刺されてからたまらなくなり、ずっと持ち歩いていた蚊帳を出動させる。めちゃ快適。
走行 26キロ 出費 1278円 (弁当、コーラ、紅茶、資料館)
西原町~奥武島 [沖縄編]
2010年3月14日 日曜日 127日目
くもり空。7時起床。天気は良くないが、やっぱり今日西原を出発して糸満方面に向かうことに決定。早速持ち物を片付ける。結局何日ここで泊まったか指折り数えたら、10泊11日だった。テントを張っていた場所の草が周りより白っぽくなっている。
日は出ていないが、風があるのでテントやシートを乾かす。いつもの作業である。
9時半に海岸道路を走ってマリンタウンでゴミ捨て。与那原十字路近くのファミマから、九州でお世話になった諫早のあっちゃんと熊本人吉のシゲにあてて伊江島みやげのイカスミジューシーの素を送る。ジューシーとは沖縄の炊き込みご飯のこと。イカスミだから真っ黒のご飯になると思うから楽しみである。
国道331をひたすら糸満方面に進む。空気が湿っているような感じなので、暑くて汗が出る。長袖Tシャツに短パンスタイル。
明日平和祈念公園に行く予定なので、きょうは手前の奥武島(おうじま)まで約25キロだから急ぐ必要なし。久高島への高速船に乗った安座真港を11時通過。歩道のフェンスに海開きのお知らせ横断幕が!
まだ3月なんですが・・・・。
知念岬に立ち寄る。まえにも寄ったけど眺めが良かったからアゲインである。駐車場で親娘に話し掛けられた。沖縄に住み着いて4~5年になるという娘さんを、神奈川から訪ねて来られたというヨッシーとアラウンド同年輩のお父さん。楽しく5分ほどお話させていただいた。
岬から国道311にもどり、そこにあったファミマで昼ご飯。シーフードカップヌードルと鮭おにぎり1個。
裏の海の見える休憩所で食っていたら、バイクで来た若者に話し掛けられる。ソーリーというウチナンチューで、バイクで日本一周したことがある。そのとき自転車旅の友達が沢山できて楽しそうだったから、こんどは2年後を目標に自転車日本一周にチャレンジするという。今日も豊見城の豊崎道の駅に友達のチャリダー(自転車旅の人をこう呼ぶ)に会いにいくそうである。ミクシーのマイミクになる約束をして別れた。
14時、中村多聞、じゃなくて宮本亜門の別荘前でパチリ。
そこからすぐそばの、前に西原町の女神様とドライブで来た浜の茶屋に着いた。
今回はこのすぐそばの、山の茶屋に行く。同じオーナーだそうだ。
自転車を適当に停めて、雨が降りそうなのでカバーをかけておく。
階段を登って、
さらに登って、
靴を脱いで板敷きの店内に案内される。
窓際の席はカップルで埋まっているので、テーブル席につく。
山の岩肌がそのまま一方の壁になっている、ワイルドな作り。窓からは海が見渡せる。浜の茶屋もいいが、上から見下ろす海の様子もかなりいい。
コーヒー、500円也を所望する。
なんだか眠くなったので、窓から入るいい感じの風にあたりながら、じーっと座ってまどろむ。猫になった気分。
外は雨が降りはじめた。今夜の宿泊地、奥武島は目の前である。あわてず騒がずじーっとして過ごす。
2時間じーっとしてから雨がやんだので外に出た。
なんだかオーナー手づくりの庭が歩けるようなのでぶらぶらする。けっこう奥まで続いていて広いのに驚く。
展望台もある。
展望台横の小屋はホビーハウス風。
そしてがじゅまるの木が一番奥にあった。かなりデカイ。
自分撮りしようとして失敗。
やりなおし。
山の茶屋をあとにして奥武島まで10分の距離。公園のトイレ横で雨宿りしながら、売店で買った島らっきょで泡盛のむ。5時をまわってからすぐ横の駐車場にテント設営。風が強いのですぐ中に入って炊事。ご飯を炊いてキャベツをまぶし、その上に鯖の缶詰を乗せてどんぶり完成。まあ相も変わらぬメニューなんだが、節約モードなのでしかたない。
明日朝まで雨が降るとラジオが言っている。
走行 32キロ 出費 1311円 (メール便、カップ麺、おにぎり、コーラ、山の茶屋、島らっきょ、ソーセージ、ほうれん草、キャベツ)
西原町 ハンダ付けと糸満の夜 [沖縄編]
2010年3月13日 土曜日 126日目
晴れ。昨夜ボスにメールして半田ゴテを貸してほしいとお願いした。以前自転車が倒れたとき壊れてしまった夜間用の点滅ランプの修理をしたかったのである。ボスは電気関係のお仕事なので、そういものも多分持ってるだろうと踏んでいた。
9時半ごろテントのところを出発する。でがけに公園の清掃にきていたおじさんに、「ここは公園なのでキャンプ禁止だよ」、と注意される。あ~、とかう~とか返事しておいてそのまま外出。いままで通算20泊くらいしているが、注意されたのは初めてである。
禁止のところでキャンプする、というのはほんとはいけないことなんだが、ヨッシーのみならず貧乏旅しているものにとってはいちいち守っていられないことでもある。注意されるのは覚悟の上だ。そうなったときは屁理屈をこねてその場を凌ぐので、それでいいのだ。
10時にボスの家について、ガレージで修理にかかる。中の部品が折れてしまったことで、電気が通らなくなってしまった部分にコードをハンダ付けして元通りつなげる作業をする。
端からボスも手伝う気満々で、結局部品が動かないようにヨッシーが押さえて、ハンダ付けはボスがうまいことちょいちょいっとやってくれた。
そして非常灯ふっかーつ!
ボスは昼から用事があるというので、そのままお別れする。国道329に出て、まえに一度弁当を買った売店にいってみる。こないだは昼を大きく過ぎていたのでカレーしかなかったが、今日はいろいろ種類があってうれしい。
300円の弁当はないの?と聞くと、少し待ってくれたら作るというのでお願いする。5分ほどでできたので、待つというほどでもなかった。窓口のおばさんがヨッシーのことを覚えていてくれた。なんだかうれしい。
マリンタウンの公園に移動して弁当タイム。気持ち良く晴れているし公園は芝生だし。
しかしこのだだっぴろい芝生はなんのため?ボスいわく、埋立地の何割かは公園にしなければいけないことになっているそうなので、ここも目的は無いけどとにかく公園作っちゃえ~てなことでできちゃった公園かもしれない。
いや、できちゃった公園なんて言ったらあかん。授かり公園じゃ。
弁当食ったらすることがなくなった。しかたないのでスタバに行く。携帯の充電せんともう電池が無い。
さて、まえに壊れてしまった液晶画面が無事復活したヨッシーの携帯だが、もう二度と壊したくないのでダイソーでいい感じの入れ物をゲットした。
メガネケース!液晶割れの原因は、バッグのなかで無理な形におさまったまま圧迫されたことだったので、これでかなり防げる。
スタバカードの残高が80円になってしまった!今日も2杯目100円のサービスやってるので、20円現金で支払い潔くカード残高を0にする。名古屋のフラダンスのアロハ先生、カードは役に立ちました、あいがとう!
日記更新とかして夕方5時になるのを待ち、サンエーで半額弁当を買って公園まで帰る。
なんじゃ~、変化の無い一日じゃったなあ。弁当食ってラジオ聞いてたらボスから電話。いまからそっち行くね~。
ありがたいことに、夕ごはん用にお寿司とコロッケを買ってきてくれていた。もちろん有り難くいただく。2回目の夕ごはんをボスの車のなかで一緒に食べおわると、「じゃあ糸満までのみに行こうねえ」、とそのまま拉致られる。
ボスはあんまりお酒飲めない人なので、ヨッシーだけ飲めばいいさ~、と言われる。糸満のお店というのは、三線の日イベントのときに知念の民謡酒場まで一緒に行ったおばさんのやってるスナックということである。
与那原でボスがスナックに持って行って食べようと、山羊の刺身を買ってくれた。山羊肉は独特の臭みがあると聞いていたので、とうとう初体験するかと思うとワクワクする。
40分くらいで糸満の市役所前広場につく。スナックが開くのが9時半からなので、ちょっと時間調整である。ここには夜な夜な民謡大好きな輩が集まっては、路上ライブ?をやってるらしい。広場の公衆トイレからコンセントを引っ張って、エレキアンプに三線つないでじゃかじゃかやっていた。ボスもたまに飛び入り参加しに来るそうで、集まってた怪しげなおっさんたちに、「ハイサイ」、と挨拶してすぐにステージに入る。
拉致されている身としては、流れに身を任せるしかない。観客になって5曲ほど聞く。
まだかな~?と思い出したころ、いよいよスナックに出発。糸満の0番地?にある、スナックというよりは民謡酒場に入店。早速ボスはステージに上がり、民謡ショー開始。ほんとに好きだなあ。もしかしてヨッシーを誘ってくれるのは、ここに来るための口実?なのかもしれん
とも思う。
山羊の刺身は思ったよりは臭くなく、ジンギスカンの肉の臭みににている。これくらいなんてことはない。しょうが醤油でぱくぱくいただく。身に独特の歯ごたえがある。
カラオケ歌いなさいとマイクが回ってくるが、皆さんの年代とちょっとだけ違うので何を歌うか迷う。だってみんな全然知らん演歌とか歌っとるからね。三線の日の夜にいったスナック・ジュリーでも同じ状況だったわけであるが。
となりに座ったゲンさんは、三線の会場でとなりに座ったおじさんだ。兵庫県の尼崎に住んでいたことがあるそうで、それっていつ頃ですか?と聞くと1960年ごろだって。ヨッシーが生まれたころじゃんか!関西時代の話題で案外盛り上がった。当時サラリーマンが月18000円の給料だったが、ゲンさんは久保田鉄工で4万円くらい稼いでいたという。それでかなり遊んだそうだ。
12時ごろまで飲んで、車で西原まで戻る。ボスはまったく飲んでないが、眠くてしかたないようで運転が危うい。しかしヨッシーは飲んでいるので運転代われない。眠気覚ましにとなりでさっきゲンさんから聞いた武勇伝を語ってあげた。
1時ごろにようやくテントサイトに到着。まっすぐテントに潜り込んで爆睡。
走行 14キロ 出費 927円 (弁当、封筒、メガネケース、スタバ)
お知らせ~ らせ らせ らせ~(やまびこ風) [沖縄編]
3~4日前の日記あたりから写真を入れ込んでおります。
遡ってお楽しみ下され。
西原~南風原 はえばるまではえばる行く、の巻 [沖縄編]
2010年3月12日 金曜日 125日目
普段は一日1イベントに絞って行動しているが、今日はそうはいかない。まずたまった洗濯を片付けねばならん。それから確定申告の用紙を書き上げて、郵送する大仕事が待っている。それが終われば、そのあとは自由である。
そして、誰からも要請があったわけではないが、今日の日記はヨッシーズビューでお届けしたいと思う。つまりヨッシーの目で見ているような感じで風景などが伝わればいいかなと思い、やってみることにした。
まずは洗濯である。コインランドリーは贅沢なので、トイレの洗面所で手洗いする。沢山洗うと手が疲れて握力がなくなってくるなあ。せんたっ機は偉いなあ、とか考えながら手早く終了。テント横の木に紐を渡して干す。
ちなみにテントサイト(といっても公園なんだが)はこんな感じ。写真右手の防風林の向こうは海である。
海のそばにはコンクリート屋根のあずまやがある。
そしてお正月にテント張ってたのはもっと向こうの、もう一つのあずまやである。ヨッシーの指の先あたりにある。
天気がいいから近場の木にソーラーをぶら下げて充電。
さて、マリンタウンのフードコートまで自転車で一走り。
途中にタッチューがある。これは西原タッチュー。
本物のタッチューは伊江島タッチュー。
写真ではわかりにくいかもしれないが、西原タッチューのほうがかなり小さい。
マリンタウンが見えてきた。これは裏側。
表に回ると駐車場がバーンとある。スーパー、本屋、ホームセンター、ダイソー、西松屋などが入っている。
ここでまずゴミを捨てる。
それからフードコートの入口にいくと、まだオープン前だった。外の椅子で待つ。
フードコート内で、書類を広げて事務にかかる。外では万一風で飛ばされたら困るんである。
10時からとりかかり、11時過ぎに書き込み終了!1年に1回だけど、なんだかめんどくさい作業である。ヨッシーは旅に出るまえにある程度準備しておいたので、きょうはほぼ最後の清書くらいですんだけどね。
すぐに与那原郵便局に移動。とっとと送ってしまうのである。ヨッシーは毎年郵送している。わざわざ税務署まで出掛けて提出する人が多いが、並ばされて待たされて、最後は申告書をじろじろみられたりするのはつまらない。
マリンタウンの十字路を左折。
まっすぐ行くと国道311に突き当たる。
突き当たったら左折。ちょっと走ると左側に与那原郵便局。
自動ドアを入る。
まずは封筒の糊付け。ヨッシーは糊とかテープとか持ってないので、郵便局で借りるのだ。しかも無料で貸してくれるのだ。貼付けて封をして郵送完了。
さあここからもう自由時間である。なんてすっきりした気分であろうや。まずは311の歩道を走り。
与那原の十字路まで来て、
そのまま直進して国道329を那覇方面に向かう。目的地は南風原(はえばる)だ!
最初はちょっと上り坂なんだな。
ピンクの派手派手パチンコ店。
南風原町に入った。
那覇空港自動車道をくぐって、
もうちょっとだ。
左に沖縄輪業。沖縄の自転車乗りならみんな知っている。
そしてその並び、数件先に、
出た!マンガの森!
赤い流星を停めて、
自動ドアから入店。
今日のランチはオムそば定食。
しかしきょうは残念ながら、真野響子はいない。
前回の続き、弐十手物語を一直線に読む。
気がつくと午後6時半だ~。暗くなってきたので重い腰あげて外に出る。
時間的には車が渋滞している。注意しながらその間を進む。
マリンタウンのスーパー、かねひでの前に到着。
半額弁当などを物色するが、タイミング悪くなんにも残ってない。
そこで、今日で3回目になってしまう、いけだ食堂に直行。じつは隣の客が食べてたカツ丼が気になったんだよなあ。気になったシリーズパート2だ。
いけだ食堂の外は街灯もなく暗い。
でも店内は明るい。
そしてカツ丼は大盛!これで500円だから幸せ。
横から見たところ。
完食したところ。
ここのカツ丼だけなのかもしれんが、少しとろみをつけて炒めた野菜が一緒に乗っていて、本土のカツ丼とちょと違う。でも味は良し。
暗くなった海岸線の道路を走ってテント張ってある公園まで戻る。
公園入口に到着。
とまあこんな一日でした。見た目でどんなふうか解ったかな?わかんなかったかな?
洗濯物とソーラー充電を取り込んでからテントに潜る。
走行 18キロ 出費 2549円 (切手、エクスパック500、マンガの森、いけだ食堂、パン、ソーセージ、缶詰)