スコトン岬~香深 ダブルヘッダーどやっ [北陸~北海道の巻]
2011年8月4日 木曜日 634日目
放射冷却で寒かった。4時半に目覚める。
ちょうど朝日が顔を出す。考えたら昨日の日没後、人が寝ている間にぐるっと地球を一周し、また朝日となって現れるのである。大した奴だ太陽は。
今日はわけあってダブルヘッダーなのだ。午前中はこのスコトン岬を起点とする4時間のトレッキングコースを歩き、午後からは礼文岳登山をする。
なんでこんなにスケジュール詰め詰めなのかというと、他にすることがないんであるこの島は。つまりトレッキングで1日、登山で1日費やすにはもったいないんだな。それに昨夜の満天の星空が今日の晴天を約束してくれたが、明日以降はどうなるかわからん。ほなら両方行ったれ~、っちゅうこと。
考えに考えて、まずはキャンプ撤収して4時間コースの終点側バス停まで赤い流星で走る。バス停横にデポして始発のバスを待つ。それでまたスコトン岬まで戻ってトレッキングするのだ。
バスを待っていると、久種湖方面からぷらぷら歩いてくる若者発見。一緒にバスを待ちながら話したら、彼も自転車旅の社会人で、久種湖畔キャンプ場に泊まっていたそうである。
ヨッシーは運転手に頼んでトレッキングコースの入り口で下ろしてもらう。チャリダーはまだスコトン未踏達だからと終点まで乗っていった。
たまたま一緒になった団体は、たぶん桃岩荘の宿泊者。だってさっき自転車でマイクロバスとすれ違ったもの。
スコトンあたりもそうやけど、あたりに高い木はなく草原みたいになっている。だから遠くまで見通しが利いて気持ちいいのだ。
4時間と8時間のコースがあるが別の道ではなく、8時間コースの途中で抜ければ4時間コースとなる。
海岸線まで下りて、
また上がっていく。
や!あんなとこにお墓がある。
海の見えるええとこやけど、冬は雪の下になるんちゃうやろか?お正月はお参りしてもらえんな。
草原を一列で進む。
振り返るとスコトン岬のほうが見えるが、岬自体は隠れて見えない。
ゴロタ岬で桃岩グループに追いつく。女の子が、私たちそろそろ出発するけどよかったらシャッター押したげましょうか?とヨッシーに言ってくれた。
「あんたなかなか気が利くなあ~」
利尻山がきれいに見える。
これを下っていくのだ。
花の季節は終わったとバイトくんは言ったが、そこそこ残ってる。
また地面まで下りて土の道を歩く。車もここまでは入ってこれる。
せっかく歩くんやから波打ち際を通ってやろう。
砂に足を取られるが、海の際の黒く濡れた砂のところは歩きやすい。砂浜をわたり、公衆トイレのところで一服しているとチャリダーくんが追いついてきた。ここからは何となく話しながら一緒に歩く。
また丘を越えて下りると、そこは4時間コースの終点。澄海岬(すかいみさき)。だれがこの名前を付けたのか。座布団1枚、である。
8時間コースを行くチャリダーくんと別れ、ヨッシーは車道をバス停に向かって歩く。昔はここまでバスが来ていたそうだが、いまは島の東側まで歩いて横断しなければならない。
ひたすらアスファルトの道が続く。まったくつまらん。
最北の自衛隊があった。これが最北端?最北限?
40分かかってバス停到着。途中ヒッチハイクも試みるが、どれも素通り。まだこれから礼文岳なんだけどすでに足はお疲れモードになっておる。
さあがんばれ。登山口まで流星号を飛ばす。中くらいの峠も押して越える。利尻富士がよく見える。この分なら礼文岳からもよく見えるだろう。
登山口の売店でパンを買って昼ご飯代わり。12時20分登山開始。
木の間の小道が続く。登った人に聞いたら、道はほぼ木が茂っているので影になって暑くないと言っていた。今日は暑いので助かる。
あと70分。
この行程マップのどのへんやろうか?
あと1キロ。70分と書いたり1キロと書いたり統一性がないな。
あれが頂上か?それともにせ頂上か?
よしよしよく見える。
やっぱりあれが頂上やろ?じゃあにせ頂上はどこ?
お!あれがそうか?
登頂!2時10分。
利尻山も笑っている~。風が強い。
この時間から登ってくる人もおらんから、ヨッシーの一人おやまの大将だ。
それでは恒例の、頂上380度の景色をどうぞっ。
かなりの動体視力が必要かも。ゆっくり見たい人は下のリンクからどうぞ。
30分滞在後下山。やっぱりここがにせ頂上か。
にせと呼ばれているが悪意のあるにせとは違う感じ。なんぼなんでもアッチが本物やとわかるやろ。
4時下山。ダブルヘッダー達成に、一人満足。
今夜は香深のフェリー乗り場で過ごし、明日は朝から桃岩に上がる。もうひとがんばり流星号を駆って香深へ。
へとへとなので晩ご飯は食堂ですますことに。建物外のベンチで休んでいる色黒の旅人っぽい若者と目が合う。あんた色黒いな~~、という感じで話が始まる。
彼もチャリダーで、このところは毎年礼文で昆布採りのバイトをしているんだそうだ。7月の頃は毎日昆布漁に出て、持ち帰ったのを天日で干す作業であり体力的にもきついが、いまはその昆布を切って製品にする作業なので楽なんだとか。
食べたかったのはこれ、ホッケのチャンチャン焼き定食。炭火で焼いてくれる。生のホッケでないとこれはできないんで、北海道ならではの食べ方である。
焼けたのをほぐしてご飯に乗せてくれる。
最後は皮もカリカリに焼いて残すとこなし。
汗でどろどろなので今日は温泉いいでしょう~。
600円。思い出したら今日は利尻島の花火の日。たぶんここからも見えるはず。
休憩室の窓から、ちっさくやけどちゃんと花火が見えた。ビールも奮発してご機嫌である。
閉館ギリギリまで粘って外に出ると、雨が細々降っている。フェリーターミナルまで避難。あてにしていた屋根下の一番ええとこは、若者等が集って飲み会開催中。話の内容では、季節バイトに来ている同士が集まっている模様。
12時前に宴会が終わり、やっと屋根下のいいとこに移転できた。
走行 27キロ 出費 3406円 (パン、コーラ、お菓子、バス賃、ビール、温泉、チャンチャン焼き)
放射冷却で寒かった。4時半に目覚める。
ちょうど朝日が顔を出す。考えたら昨日の日没後、人が寝ている間にぐるっと地球を一周し、また朝日となって現れるのである。大した奴だ太陽は。
今日はわけあってダブルヘッダーなのだ。午前中はこのスコトン岬を起点とする4時間のトレッキングコースを歩き、午後からは礼文岳登山をする。
なんでこんなにスケジュール詰め詰めなのかというと、他にすることがないんであるこの島は。つまりトレッキングで1日、登山で1日費やすにはもったいないんだな。それに昨夜の満天の星空が今日の晴天を約束してくれたが、明日以降はどうなるかわからん。ほなら両方行ったれ~、っちゅうこと。
考えに考えて、まずはキャンプ撤収して4時間コースの終点側バス停まで赤い流星で走る。バス停横にデポして始発のバスを待つ。それでまたスコトン岬まで戻ってトレッキングするのだ。
バスを待っていると、久種湖方面からぷらぷら歩いてくる若者発見。一緒にバスを待ちながら話したら、彼も自転車旅の社会人で、久種湖畔キャンプ場に泊まっていたそうである。
ヨッシーは運転手に頼んでトレッキングコースの入り口で下ろしてもらう。チャリダーはまだスコトン未踏達だからと終点まで乗っていった。
たまたま一緒になった団体は、たぶん桃岩荘の宿泊者。だってさっき自転車でマイクロバスとすれ違ったもの。
スコトンあたりもそうやけど、あたりに高い木はなく草原みたいになっている。だから遠くまで見通しが利いて気持ちいいのだ。
4時間と8時間のコースがあるが別の道ではなく、8時間コースの途中で抜ければ4時間コースとなる。
海岸線まで下りて、
また上がっていく。
や!あんなとこにお墓がある。
海の見えるええとこやけど、冬は雪の下になるんちゃうやろか?お正月はお参りしてもらえんな。
草原を一列で進む。
振り返るとスコトン岬のほうが見えるが、岬自体は隠れて見えない。
ゴロタ岬で桃岩グループに追いつく。女の子が、私たちそろそろ出発するけどよかったらシャッター押したげましょうか?とヨッシーに言ってくれた。
「あんたなかなか気が利くなあ~」
利尻山がきれいに見える。
これを下っていくのだ。
花の季節は終わったとバイトくんは言ったが、そこそこ残ってる。
また地面まで下りて土の道を歩く。車もここまでは入ってこれる。
せっかく歩くんやから波打ち際を通ってやろう。
砂に足を取られるが、海の際の黒く濡れた砂のところは歩きやすい。砂浜をわたり、公衆トイレのところで一服しているとチャリダーくんが追いついてきた。ここからは何となく話しながら一緒に歩く。
また丘を越えて下りると、そこは4時間コースの終点。澄海岬(すかいみさき)。だれがこの名前を付けたのか。座布団1枚、である。
8時間コースを行くチャリダーくんと別れ、ヨッシーは車道をバス停に向かって歩く。昔はここまでバスが来ていたそうだが、いまは島の東側まで歩いて横断しなければならない。
ひたすらアスファルトの道が続く。まったくつまらん。
最北の自衛隊があった。これが最北端?最北限?
40分かかってバス停到着。途中ヒッチハイクも試みるが、どれも素通り。まだこれから礼文岳なんだけどすでに足はお疲れモードになっておる。
さあがんばれ。登山口まで流星号を飛ばす。中くらいの峠も押して越える。利尻富士がよく見える。この分なら礼文岳からもよく見えるだろう。
登山口の売店でパンを買って昼ご飯代わり。12時20分登山開始。
木の間の小道が続く。登った人に聞いたら、道はほぼ木が茂っているので影になって暑くないと言っていた。今日は暑いので助かる。
あと70分。
この行程マップのどのへんやろうか?
あと1キロ。70分と書いたり1キロと書いたり統一性がないな。
あれが頂上か?それともにせ頂上か?
よしよしよく見える。
やっぱりあれが頂上やろ?じゃあにせ頂上はどこ?
お!あれがそうか?
登頂!2時10分。
利尻山も笑っている~。風が強い。
この時間から登ってくる人もおらんから、ヨッシーの一人おやまの大将だ。
それでは恒例の、頂上380度の景色をどうぞっ。
かなりの動体視力が必要かも。ゆっくり見たい人は下のリンクからどうぞ。
30分滞在後下山。やっぱりここがにせ頂上か。
にせと呼ばれているが悪意のあるにせとは違う感じ。なんぼなんでもアッチが本物やとわかるやろ。
4時下山。ダブルヘッダー達成に、一人満足。
今夜は香深のフェリー乗り場で過ごし、明日は朝から桃岩に上がる。もうひとがんばり流星号を駆って香深へ。
へとへとなので晩ご飯は食堂ですますことに。建物外のベンチで休んでいる色黒の旅人っぽい若者と目が合う。あんた色黒いな~~、という感じで話が始まる。
彼もチャリダーで、このところは毎年礼文で昆布採りのバイトをしているんだそうだ。7月の頃は毎日昆布漁に出て、持ち帰ったのを天日で干す作業であり体力的にもきついが、いまはその昆布を切って製品にする作業なので楽なんだとか。
食べたかったのはこれ、ホッケのチャンチャン焼き定食。炭火で焼いてくれる。生のホッケでないとこれはできないんで、北海道ならではの食べ方である。
焼けたのをほぐしてご飯に乗せてくれる。
最後は皮もカリカリに焼いて残すとこなし。
汗でどろどろなので今日は温泉いいでしょう~。
600円。思い出したら今日は利尻島の花火の日。たぶんここからも見えるはず。
休憩室の窓から、ちっさくやけどちゃんと花火が見えた。ビールも奮発してご機嫌である。
閉館ギリギリまで粘って外に出ると、雨が細々降っている。フェリーターミナルまで避難。あてにしていた屋根下の一番ええとこは、若者等が集って飲み会開催中。話の内容では、季節バイトに来ている同士が集まっている模様。
12時前に宴会が終わり、やっと屋根下のいいとこに移転できた。
走行 27キロ 出費 3406円 (パン、コーラ、お菓子、バス賃、ビール、温泉、チャンチャン焼き)
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