長崎~新漁港~稲佐山 [九州編その3!]
2011年4月15日 金曜日 523日目
昨夜、人吉のラフティングツアーでお世話になった、ブーメラン一丁リバーガイド、じゅんと連絡が付いて今日お昼ご飯を一緒することになった。
8時に目覚めてラジオを聴きながら朝ご飯を食べていると、テントの外からおじさんの声がする。
「ここはキャンプダメですよ。すぐに片づけてください」
「どっかにダメって書いてあったかなあ?」、と聞くと、
「書いてないけどダメなんです」
「なんでダメなん?」、って聞き返したときにはすでにおじさん立ち去ってて返事なし。まあこれからじゅんと待ち合わせなんで、片づける予定やったけどね。長崎の人は親切である。さみしく一人テントで寝ているヨッシーを気遣っていろいろ話しかけてくれるんである。
ご飯食べてテント内の荷物を整理していたら、さっきから10分もたたないのにこんどは違うおじさん(声が違う)がきて、
「まだいたんですか!早く出て行ってください。条例違反で警察呼びますよ」、と高圧的。どうしてこういう人たちは端から半怒り状態でやってくるのかな。
「そんなすぐ片づくかいな。あと30分くらいかかるで」、と言うと、
「そんなにかかるんですか~」、と悲鳴に近い声を出している。だいたい折りたたみ傘をすぼめるごとくに素早くは撤収できないんである。
「いまやってるから」、と繰り返し言ってたらおじさんどっか行きなさった。以上はテントの中と外の会話なので、お互い顔は一回も見ていない。何回もヨッシーの様子を見に来てくれるなんて、長崎の人は親切やなあ。
おおかたパッキングができたところに、犬の散歩で通りかかったおじさんとお話しする。バイクショップを長年やってたけど昨年辞めてのんびりしているそうで、実は自分も被爆者なんだと教えてくれた。ヨッシーは神戸から来て沖縄と九州を回ってこれから北海道目指して行くと説明すると、財布から千円だしてジュースでも飲みなさいと言ってくださる。何回もお断りしたが無理矢理ポケットにねじ込むようにして笑顔で立ち去った。長崎の人はホントに親切なのである。
10時頃、さあ出発しようかと公園内を歩き出したら目に入った、池の設備か何かを視察に来ている。はは~ん、今日はこれがあるから早く出て行って欲しかったんやな~。わっかりやすいな~。
じゅんの指定した待ち合わせ場所は、ヨッシーが散髪した近所の新漁港ってとこやった。昨日走ったところを半分ちょっと戻らんといかんがしかたない。教えられたルートで山越えする。
まずは国道206を北に走り、長崎駅通過。
時間に余裕があるので、爆心地を見て。
さらに国道を行くとなんだか交通規制が。
パトカーも消防車もワンサカやってきている。まさかヨッシーの条例違反が発覚したか!
いや違う。ガス漏れだったと通りがかりの消防隊員が教えてくれた。
少し走ってると目に入ったぐるぐる螺旋階段のあるビル。目が回るやろ~。
国道206で井手園交差点まで行き、左折して山越えルートに入ると、すぐに鳴鼓トンネルに入る。これも長いトンネルで、山の下をぎゅーんとくぐり抜けれるのだ。じゅんに教えてもらった。途中から県道28に合流し、さらに国道202になる。ここは昨日走ったとこや。漁港手前のコンビニで止まり、じゅんに電話かけようと携帯出していたら後ろから、「まつださん?」、と話しかけられビックリ。偶然じゅんもコンビニにいたのだ。
じゅんお勧めの食堂がここ。長崎水産食堂。もちろん海の幸がおいしい。
オーダーはじゅんがいつも食べる刺身定食。
でた~、刺身ど~ん!天ぷらもついてる。
もっと寄りでどどど~ん。10種類も乗ってる。真ん中のは鯨なのだ。めちゃうま~。じゅんにごちそうになってありがたや~。そして明日、じゅんの住んでいる長与というところを自転車で案内してくれることになり、そのあとお家に泊めてくれるって。長崎の人は親切やわ~。
仕事中のじゅんとはここでいったん分かれ、ヨッシーは稲佐山に向かう。言わずと知れた、100万ドルの夜景スポットなのだ。
これもじゅんに教えてもらったルートで、国道202をまず南に走り、途中から左折して県道112を通る。
まあ基本登りですわ。
ちっさいトンネルを抜けてずんずん行くと総合運動公園にでる。その信号を右折したら、ながーいトンネルがあって城山台ってとこまで抜けられる。右に曲がってあとは稲佐山まで急斜面をぐいぐい押して上がる。この坂道はなかなか手応えあったで。
5時50分、稲佐山展望台への有料ゲート到着。しかしこれでは通れんやないか。しかたなくこの場に愛車をデポして歩いて上がる。
ここからもなかなかの登りである。昔々来たけどこんなやったろうか?展望台自体もリニューアルされたみたいやからあっちこっち変わっとるんやろう。
ロープーウェー乗り場が見えてきた。頂上はもう少し先。
電波塔の向こうに霧でかすんでいるのが展望台。
建て替わった?でも昔もこんなデザインやったと思う。
屋上からの展望は生憎の霧景色。ほぼ何も見えん。せっかく夕暮れにあわせて上がってきたのに。これでは100万ドルどころか1セントにもならん。
それでも記念に一枚とって、屋内でご褒美コーラを飲む。汗かいた後の炭酸はうまいわい。
帰り道にふと立ち寄ったところに稲佐山の本当の頂上があった。うかっと通り過ぎるとこやった。
自転車まで歩いて戻り、駐車場前の芝生エリアでテント泊。霧に包まれて眠る。
走行 42キロ 出費 424円 (とうふ、コロッケ、サバフライ、発泡酒)
昨夜、人吉のラフティングツアーでお世話になった、ブーメラン一丁リバーガイド、じゅんと連絡が付いて今日お昼ご飯を一緒することになった。
8時に目覚めてラジオを聴きながら朝ご飯を食べていると、テントの外からおじさんの声がする。
「ここはキャンプダメですよ。すぐに片づけてください」
「どっかにダメって書いてあったかなあ?」、と聞くと、
「書いてないけどダメなんです」
「なんでダメなん?」、って聞き返したときにはすでにおじさん立ち去ってて返事なし。まあこれからじゅんと待ち合わせなんで、片づける予定やったけどね。長崎の人は親切である。さみしく一人テントで寝ているヨッシーを気遣っていろいろ話しかけてくれるんである。
ご飯食べてテント内の荷物を整理していたら、さっきから10分もたたないのにこんどは違うおじさん(声が違う)がきて、
「まだいたんですか!早く出て行ってください。条例違反で警察呼びますよ」、と高圧的。どうしてこういう人たちは端から半怒り状態でやってくるのかな。
「そんなすぐ片づくかいな。あと30分くらいかかるで」、と言うと、
「そんなにかかるんですか~」、と悲鳴に近い声を出している。だいたい折りたたみ傘をすぼめるごとくに素早くは撤収できないんである。
「いまやってるから」、と繰り返し言ってたらおじさんどっか行きなさった。以上はテントの中と外の会話なので、お互い顔は一回も見ていない。何回もヨッシーの様子を見に来てくれるなんて、長崎の人は親切やなあ。
おおかたパッキングができたところに、犬の散歩で通りかかったおじさんとお話しする。バイクショップを長年やってたけど昨年辞めてのんびりしているそうで、実は自分も被爆者なんだと教えてくれた。ヨッシーは神戸から来て沖縄と九州を回ってこれから北海道目指して行くと説明すると、財布から千円だしてジュースでも飲みなさいと言ってくださる。何回もお断りしたが無理矢理ポケットにねじ込むようにして笑顔で立ち去った。長崎の人はホントに親切なのである。
10時頃、さあ出発しようかと公園内を歩き出したら目に入った、池の設備か何かを視察に来ている。はは~ん、今日はこれがあるから早く出て行って欲しかったんやな~。わっかりやすいな~。
じゅんの指定した待ち合わせ場所は、ヨッシーが散髪した近所の新漁港ってとこやった。昨日走ったところを半分ちょっと戻らんといかんがしかたない。教えられたルートで山越えする。
まずは国道206を北に走り、長崎駅通過。
時間に余裕があるので、爆心地を見て。
さらに国道を行くとなんだか交通規制が。
パトカーも消防車もワンサカやってきている。まさかヨッシーの条例違反が発覚したか!
いや違う。ガス漏れだったと通りがかりの消防隊員が教えてくれた。
少し走ってると目に入ったぐるぐる螺旋階段のあるビル。目が回るやろ~。
国道206で井手園交差点まで行き、左折して山越えルートに入ると、すぐに鳴鼓トンネルに入る。これも長いトンネルで、山の下をぎゅーんとくぐり抜けれるのだ。じゅんに教えてもらった。途中から県道28に合流し、さらに国道202になる。ここは昨日走ったとこや。漁港手前のコンビニで止まり、じゅんに電話かけようと携帯出していたら後ろから、「まつださん?」、と話しかけられビックリ。偶然じゅんもコンビニにいたのだ。
じゅんお勧めの食堂がここ。長崎水産食堂。もちろん海の幸がおいしい。
オーダーはじゅんがいつも食べる刺身定食。
でた~、刺身ど~ん!天ぷらもついてる。
もっと寄りでどどど~ん。10種類も乗ってる。真ん中のは鯨なのだ。めちゃうま~。じゅんにごちそうになってありがたや~。そして明日、じゅんの住んでいる長与というところを自転車で案内してくれることになり、そのあとお家に泊めてくれるって。長崎の人は親切やわ~。
仕事中のじゅんとはここでいったん分かれ、ヨッシーは稲佐山に向かう。言わずと知れた、100万ドルの夜景スポットなのだ。
これもじゅんに教えてもらったルートで、国道202をまず南に走り、途中から左折して県道112を通る。
まあ基本登りですわ。
ちっさいトンネルを抜けてずんずん行くと総合運動公園にでる。その信号を右折したら、ながーいトンネルがあって城山台ってとこまで抜けられる。右に曲がってあとは稲佐山まで急斜面をぐいぐい押して上がる。この坂道はなかなか手応えあったで。
5時50分、稲佐山展望台への有料ゲート到着。しかしこれでは通れんやないか。しかたなくこの場に愛車をデポして歩いて上がる。
ここからもなかなかの登りである。昔々来たけどこんなやったろうか?展望台自体もリニューアルされたみたいやからあっちこっち変わっとるんやろう。
ロープーウェー乗り場が見えてきた。頂上はもう少し先。
電波塔の向こうに霧でかすんでいるのが展望台。
建て替わった?でも昔もこんなデザインやったと思う。
屋上からの展望は生憎の霧景色。ほぼ何も見えん。せっかく夕暮れにあわせて上がってきたのに。これでは100万ドルどころか1セントにもならん。
それでも記念に一枚とって、屋内でご褒美コーラを飲む。汗かいた後の炭酸はうまいわい。
帰り道にふと立ち寄ったところに稲佐山の本当の頂上があった。うかっと通り過ぎるとこやった。
自転車まで歩いて戻り、駐車場前の芝生エリアでテント泊。霧に包まれて眠る。
走行 42キロ 出費 424円 (とうふ、コロッケ、サバフライ、発泡酒)
お疲れ様です。
凄く面白いブログですね。書き方といいますか、表現が楽しいです。
これからも読ませていただきますね。
頑張って北の大地へ!。
by Kansai-gin (2011-05-01 07:55)
kansai-jinさん
いやあ~、誉められなれてないから恐縮するばかりですなあ。ありがとうございます。日によって当たり外れがあるかもしれませんが、長い目で見てやってください。よろしくお願いします。
by 旅人ヨッシー松田843 (2011-05-01 20:32)