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安浦~呉 大和ミュージアム [本州編 山陽路の巻]

2011年3月12日 土曜日 489日目

ラジオは東北大地震一色で、24時間情報を伝え続けている。テレビもそうなのだろうが、ヨッシーにはラジオしかないのでわからない。

晴れ。やや暖かい感じがする。東北も暖かならいいんだけど。

阪神大震災の日を思い出す。当時住んでいた芦屋のマンションで被災した。9階のベランダから芦屋の山手の方角を眺めると、遠くで火災が起こっているらしく、煙が二筋晴天の空に真っ直ぐ上がっているのが見えた。空気が普段より澄んで、青い空が広がっているのが印象的だった。

なんだかその時の空と、今日の朝の空がダブってイメージされた。

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1年以上使い続けてきたペットボトルに穴が開いた。とうとうその日が来たなあ。新しいのに交換せんといかん。九州沖縄と一緒に旅したペットボトル君にお礼を言って廃棄処分決定。

9時に公園を出て安浦の町までもどり、国道185で呉、広島方面に進む。

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歩道を走っているとトンネルの手前でこんなところに誘導された。坂道急すぎ。登って降りる意味あんのか?お年寄りの自転車の人とか危ないやろ国交省!あほ~。

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しかし怒ったのもつかの間、次のトンネルには、ちゃんと壁で仕切られた自転車歩行者専用通路が完備されていた。そうそう、これくらいせんといかんよ国交省。

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排気ガスとも無縁で快適なり。

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快適トンネルを抜けると呉の町。ヨッシーの大好きな安めぐみが出迎えてくれた。

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公園発見。噴水もあるし泊まれそう。

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近くに商店街もあって便利。

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JR呉駅。駅で写真を撮るのはなんでやろう?たぶんランドマーク的なシンボルとして駅前で記念撮影してるんやと思う。

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呉には海上自衛隊の基地があり、そこにはこの鉄のくじら館がある。退役した潜水艦をそのまま陸上で展示しているのである。

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しかも入場無料!タダほど嬉しい物はない~。

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展示はまず、機雷を取り除く掃海作業から始まる。

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ヨッシーは全く知らんかったが、第二次大戦のとき、アメリカは瀬戸内海を始め日本各地の重要航路に、空からたくさんの機雷を撒いたのである。その時の機雷がまだ、342個回収されていないのだそうだ。毎年3~6個は見つかっているそうだけど、そのペースやと全部処理するのにあと何年?

それから機雷の種類と、その探索&処理方法の説明がされていた。そこでヨッシーはやっとその意味を理解することになる。

ヨッシーのアウトドア仲間というか不思議な人の一人に、本条さんというおっさんがいる。この人、今で言うところのオタクに近い存在で、アウトドアのことも色々詳しいが、人があんまり興味を示さないことなども知識が豊富なんである。

20数年前、イベントか何かで本条氏と川下りに行ったとき、たまたま知り合ったカヌー仲間のお一人が海上自衛隊にお勤めと自己紹介された。そしてその夜たき火を囲んで一緒に飲んでいたら、本条さんが機雷の種類のことについてその人と熱く語っていたのを思い出したのである。

そうかあのとき熱く語っていたのは正にこの展示されている内容だったか、と今にして思う。

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これらは機雷と重りをつないでいるワイヤーを切り離すためのカッター。掃海艇の船尾部分から、こういうカッターがいくつもついたワイヤーケーブルを沈めて引っ張り、うまいこと引っかかったときに機雷のワイヤーを切断するのだ。

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そしてお待たせ、潜水艦コーナー。

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模型が並んで、時系列で潜水艦の歴史が展示されている。

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潜水艦乗りが休むベッドを再現してある。実際に横になって体験できるが、ヨッシーは毎晩狭いテントで寝ているから今更でもなくパス。

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潜望鏡体験。しかし見えるのはビデオ映像なのでなーんだであった。

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さあ!いよいよ実物の潜水艦に乗り込む。

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士官用の休憩スペース。

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魚雷搭載口。どこから積むかというと、ちょうど人間で言うところの首の付け根?のところから斜めに差し込むようにして入れるのだ。

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艦長室。案外狭いがこれでも個室があるだけ特別。

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さあ司令室である。

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パイプや計器類がウネウネと壁を這い回る。映画なんかではこういうパイプから水がプシューとか吹き出してあわててバルブを閉じる場面がよくあるが、あんなことは本当に起こるんだろうか?本条さんなら知っているかな?

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運転席?操縦席?実際座ってみたが、クッションがイマイチやったから、長時間操縦する人は大変かもしれん。

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床が透明になっているのは、司令室の真下が魚雷発射室というのを見せたいため。

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これで一回りして艦内の見学は終わり。こんなにでかいのに、見せてもらえたのはほんの一部やった気がする。

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次はその向かいにある大和ミュージアム。そう、戦艦大和はここ、呉で造船されたのである。

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入館料500円するがここはためらわずに見学決定。

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すぐに実物の10分の1(やったかな?)の模型。迫力である。

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展示はペリー来航から始まる。ようは日本の近代史をざっくり紹介していくということね。ところどころにビデオ映像コーナーがあり、3~5分、長いのは29分の物もあって全部見るのは時間がとってもかかる。

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途中疲れて休憩がてら模型を眺める。

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展示は大和造船のノウハウコーナーにやっと突入。設計に携わった人のノートとかリアルである。いろんな計算式が書いてあるがさっぱりわからん。

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大和浸水記念の湯飲み。当時大和の建造自体がトップシークレットやったから、記念の湯飲みも結局配られずに廃棄処分された。製作に関わった人がこっそりと持ち帰っていたのがこれなのだ。こっそり大好きなヨッシーでした。

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大和には冷房がついていた!

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大和の主砲、46センチ砲の取扱説明書。そういうものがあるというのが意外であったが、これも丸秘なため40センチ砲の説明書ですよ~とタイトルを偽って書かれている。

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沈んでいる大和の様子をミニチュア模型で再現している。かなりリアル。平面図ではよく分からないし、ビデオ映像では全部を一度に見れないからこの展示は良し!初めてこういうふうにバラバラになっていることを知った。

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タイタニックを撮影した会社が大和を撮った記録映像もある。

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模型コーナーには子供の頃ヨッシーがプラモデルで作った空母赤城もあった。ナツカシ。

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こういう形の潜水艦が好きやな。サブマリン707とか、横山満輝のマンガに出てきた奴。

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ここまで見て模型大和を再度眺めていたら、館内放送でもうすぐ閉館しますよ~と流れた。えっ!うっそ~。もうそんな時間なん?!3時に入館してもう6時。3時間では見切れんかった。あわててのこりの展示スペースへ。

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おう、実物大の魚雷な。

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人間魚雷の回天な。

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ゼロ戦な。

速っ。
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スーパーで半額弁当をゲットし、先刻下見した中央公園の片隅でテント泊。ラジオからは震災の情報や原発事故なども伝わってくる。

こころがざわついて寝付けなかった。

走行 32キロ 出費 2048円 (ぶどうパン、弁当、おかし、炭酸、大和ミュージアム、発泡酒、焼酎)
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