種一周 熊野海水浴場~門倉岬 [九州編その2]
2010年9月18日 土曜日 314日目
7時起床。快晴。朝ご飯はラーメンに昨日の残りの若竹を入れていただく。とんこつスープ+竹=なかなか美味しい。
テント類をゆっくり片づけていると、ユーサク&キョウトマツダはサーフィンのため先に出かけて行った。
サーファーと言えば、ヨッシーが高校生の時苦い思い出がある。
夏休みに友人と一緒に、紀伊半島をぐるりとJRに乗って旅した時のこと。とある海岸でお昼になり、海の家みたいなところで友人と3人カレーを食ったのである。そのとき一つ置いて隣のテーブルに座っていたサーファーのお兄さん方が、われらがカレーを食っている間ずーーーーっとガン見でこちらを睨んでおったのだ。
たしか高一ぐらいだから、まだ中学生に近いくらいだったと思うのだが、何となく怖くて大急ぎでカレーを食って店を出た記憶がある。
あれからサーファーがトラウマなのである。どうせマリファナ吸ったりビーチでパーティしたり、車からガソリンかっぱらったりするやつらだろう、てなぐらいに思っておった。さすがに今は、おっさんになったのでそんな悪いやつらばっかしでは無いことは薄々感づいていたが。
ユーサクとキョウトマツダにその話をすると、「それ偏見や~」、と言われたが。
9時に自転車旅スタート。昨日走ったマングローブ前から千座の岩屋前などを通過して南に向かう。まずは竹崎の宇宙センターを訪れるのである。
南種子町に入る。
日本一早いんだそうな。
宇宙センター直前の岩はダイナミックに穴があいておる。その間を台風?の影響か、大波が通り抜けているのが面白い。
坂道を登ると、ここからが宇宙センターである。
時間は午前10時。それやったら11時からの無料見学ツアーに参加できるかもしれん。ここは後日ウィリー家と一緒に訪問する予定になっておるが、まずは下見ということで個人参加する。
その前に公園内の自販機でコーラを買って飲む。暑いときは炭酸ものがウマイ。そこに、コスモテックという名前の会社の車が停まる。コスモテックは、宇宙センターの維持管理などをしている会社である。下りてきた兄ちゃんもジュースを買って飲む。自然と話をする。
水とか発電所の管理の仕事であるそうで、宇宙センター内にはダムもあるし発電所もあって、いわゆるライフラインが完全に外と独立しているんだそうである。考えたらそらそうや。
停電ですからロケット打ち上げ延期で~す、とか言ってられねえもん。
11時からの見学ツアー出発。普通は入れない発射場の中とか見せてもらえるんである。JAXA(ジャクサ)のマイクロバスに乗り込んだのはヨッシーを入れて6人の見学者。説明はコンパニオン?と言うのか?、女の子が案内してくれる。
まずは本物のロケットの見学。打ち上げ中止になったロケットをそのまま保管して置いてある。触れるくらい近づけるが、触ってはいけない。
女の子にも触ってはいけない。ソラソウヤロ。
ロケットの液体水素は超低温なので、蒸発しないようにロケット周りにはこの断熱材が吹きつけられている。
これが1段目のロケットエンジン。重さ2トンあるらしいが、ジャンボジェットのエンジンは7トンあるらしいから案外軽いものなんだ。そのかわり、出力はジャンボの10倍?くらいあるらしい。
次は発射場に移動する。
案内係がバスを降りてゲートの錠前を開け、手で門扉を押してひらく。なんかアナログなんですけど。
先日まさにヨッシーが海岸に見にった打ち上げが行われた発射場なのである。
ちなみに左右の赤白の鉄塔は、避雷針の役目をしているだけで、ロケットを支えたりはしないらしい。
反対側にはロケットを組み立てる建物、組み立て棟がある。高さ80何メートルとか言ってた。扉はフスマみたいに横開きの一枚ドアで、世界最大のドア?としてギネスにも認定されているという。厚さが2mもあるので相当に重く、開けるのに30分くらいかかるらしい。
そしてHの形をした発射台に乗せられたロケットは、打ち上げ当日専用のドーリーというタイヤが50何本かついた車2台が下に潜り込んで運んでいくそうである。時速2キロしか出ないので、30分かけて射点まで移動する。移動が終わったら、ドーリーは帰っていく。
質問タイムがあったので、ヨッシーもいろいろ聞いてみた。
ヨッシー 「打ち上げの時ヘリコプターが飛んでたけど、何かを警戒してたのかな?」
コンパニオン 「いや~、それは良く分からないです」
ヨッシー 「2キロしか出なくて30分かかるということは、帰りも30分かかるわけ?」
コンパニオン 「はい、そうです」 (あたりまえか)
ちょっと変な質問に困った風になっている。うふふ。
見学の最後は、総合指令室である。
ここもカギをがちゃりとアナログに開けておる。
ガラス窓の向こうに指令室がある。テレビで映るのはここのことらしい。
時計の下にクリスマス、とあるのはクリスマス島のこと。発射されたロケットは地球の裏側まで飛んでいくので、各地の管制塔が連携して管制するのだ。
せっかくなのでおねいさんに頼んで一枚撮ってもらう。
またしても質問タイム。
ヨッシー 「秒読みは人間が読んでるの?機械の声?」
おねいさん 「人間の声です」
ヨッシー 「99、98,97とかの声が聞こえてきたけど、あれ途中で言い間違えたりとかしないんかな?」
おねいさん 「間違えないです」
ヨッシー 「もし間違えたら、あ、しもた、とか言ってしまったりせんのかな?」
おねいさん 「・・・・・・・・」
なんにしても、技術の最先端が集まっているようでいて、案外アナログなところも残っているのがロケット打ち上げ現場なそうである。
バスを降りツアーは終了したが、科学技術館を見学しなければ。
いろいろ見たが、中でも気になったのは、やっぱり誤植。
なんかえらい人とか宇宙に行った人とかが残した名言が書いてあるコーナーがあった。
この人のところ上半分が、シールを張って訂正してある。前はなんて書いてあったのか気になる~~。
昼飯の時間もかなり過ぎている。ホントは平日ならば、JAXAの職員が使う社員食堂を一般の我々も使えるのだが、残念ながら今日は土曜日でお休み。
自転車で戻って見つけた、ラーメン屋さん兼お弁当屋さんに入る。
さば塩焼き弁当480円也。店内のテーブルで食べさせてもらう。氷水がうますぎる。10回くらいお代わりした。
門倉岬に向かう途中、赤米館に寄る。
ちなみに「あかまい」ではなくて、「あかごめ」と読む。
展示はおされな感じ。
さらっと見てから次に進む。
ここからが本格的坂道の始まり。
種子島一大きい宝満(ほうまん)の池。
それから少し行くと、宇宙センター辺りまで続く海岸線が一望できた。
暑いし坂道だし、けっこうヘロヘロになってきとる。
門倉岬は予想していたより、ほったらかしの観光地であった。お店もなんにもない。トイレと無料休憩所。展望台。以上!である。
鉄砲伝来の碑がたっている。
徒歩で岬まで行ってみる。
南蛮船をモチーフにした展望台から西の方面を見る。
さらに竹崎方面を見る。
もうちょっとで夕日がきれいに見れる時間帯だなあと思っていたら、女性4人連れがやってこられた。
そのなかのおひとりにシャッターを押してもらったのをきっかけにお話しする。1人は種子島在住。3人は熊本から観光でやってきていて、ヨッシーの自転車旅のことをお話しすると、とても興味深く聞いてくれた。
無料休憩所に置いていた自転車、赤い流星号もご覧になってへえ~、とかふえ~とかおっしゃる。
みなさんお帰りになった後は、一人休憩所でご飯を炊いて食べる。今夜はここで泊まるのだ。屋根もあるしトイレも水場もある。
暗くなる前に、蛇口にホースを繋いで水浴びする。チョー気持ちいい。上半身裸のまま椅子に座って風を受けると天国だ。
日が暮れると今度は月がキレイである。ラジオ聴きながら8時に寝る。
走行 28キロ 出費 960円 (弁当、コーラ)
7時起床。快晴。朝ご飯はラーメンに昨日の残りの若竹を入れていただく。とんこつスープ+竹=なかなか美味しい。
テント類をゆっくり片づけていると、ユーサク&キョウトマツダはサーフィンのため先に出かけて行った。
サーファーと言えば、ヨッシーが高校生の時苦い思い出がある。
夏休みに友人と一緒に、紀伊半島をぐるりとJRに乗って旅した時のこと。とある海岸でお昼になり、海の家みたいなところで友人と3人カレーを食ったのである。そのとき一つ置いて隣のテーブルに座っていたサーファーのお兄さん方が、われらがカレーを食っている間ずーーーーっとガン見でこちらを睨んでおったのだ。
たしか高一ぐらいだから、まだ中学生に近いくらいだったと思うのだが、何となく怖くて大急ぎでカレーを食って店を出た記憶がある。
あれからサーファーがトラウマなのである。どうせマリファナ吸ったりビーチでパーティしたり、車からガソリンかっぱらったりするやつらだろう、てなぐらいに思っておった。さすがに今は、おっさんになったのでそんな悪いやつらばっかしでは無いことは薄々感づいていたが。
ユーサクとキョウトマツダにその話をすると、「それ偏見や~」、と言われたが。
9時に自転車旅スタート。昨日走ったマングローブ前から千座の岩屋前などを通過して南に向かう。まずは竹崎の宇宙センターを訪れるのである。
南種子町に入る。
日本一早いんだそうな。
宇宙センター直前の岩はダイナミックに穴があいておる。その間を台風?の影響か、大波が通り抜けているのが面白い。
坂道を登ると、ここからが宇宙センターである。
時間は午前10時。それやったら11時からの無料見学ツアーに参加できるかもしれん。ここは後日ウィリー家と一緒に訪問する予定になっておるが、まずは下見ということで個人参加する。
その前に公園内の自販機でコーラを買って飲む。暑いときは炭酸ものがウマイ。そこに、コスモテックという名前の会社の車が停まる。コスモテックは、宇宙センターの維持管理などをしている会社である。下りてきた兄ちゃんもジュースを買って飲む。自然と話をする。
水とか発電所の管理の仕事であるそうで、宇宙センター内にはダムもあるし発電所もあって、いわゆるライフラインが完全に外と独立しているんだそうである。考えたらそらそうや。
停電ですからロケット打ち上げ延期で~す、とか言ってられねえもん。
11時からの見学ツアー出発。普通は入れない発射場の中とか見せてもらえるんである。JAXA(ジャクサ)のマイクロバスに乗り込んだのはヨッシーを入れて6人の見学者。説明はコンパニオン?と言うのか?、女の子が案内してくれる。
まずは本物のロケットの見学。打ち上げ中止になったロケットをそのまま保管して置いてある。触れるくらい近づけるが、触ってはいけない。
女の子にも触ってはいけない。ソラソウヤロ。
ロケットの液体水素は超低温なので、蒸発しないようにロケット周りにはこの断熱材が吹きつけられている。
これが1段目のロケットエンジン。重さ2トンあるらしいが、ジャンボジェットのエンジンは7トンあるらしいから案外軽いものなんだ。そのかわり、出力はジャンボの10倍?くらいあるらしい。
次は発射場に移動する。
案内係がバスを降りてゲートの錠前を開け、手で門扉を押してひらく。なんかアナログなんですけど。
先日まさにヨッシーが海岸に見にった打ち上げが行われた発射場なのである。
ちなみに左右の赤白の鉄塔は、避雷針の役目をしているだけで、ロケットを支えたりはしないらしい。
反対側にはロケットを組み立てる建物、組み立て棟がある。高さ80何メートルとか言ってた。扉はフスマみたいに横開きの一枚ドアで、世界最大のドア?としてギネスにも認定されているという。厚さが2mもあるので相当に重く、開けるのに30分くらいかかるらしい。
そしてHの形をした発射台に乗せられたロケットは、打ち上げ当日専用のドーリーというタイヤが50何本かついた車2台が下に潜り込んで運んでいくそうである。時速2キロしか出ないので、30分かけて射点まで移動する。移動が終わったら、ドーリーは帰っていく。
質問タイムがあったので、ヨッシーもいろいろ聞いてみた。
ヨッシー 「打ち上げの時ヘリコプターが飛んでたけど、何かを警戒してたのかな?」
コンパニオン 「いや~、それは良く分からないです」
ヨッシー 「2キロしか出なくて30分かかるということは、帰りも30分かかるわけ?」
コンパニオン 「はい、そうです」 (あたりまえか)
ちょっと変な質問に困った風になっている。うふふ。
見学の最後は、総合指令室である。
ここもカギをがちゃりとアナログに開けておる。
ガラス窓の向こうに指令室がある。テレビで映るのはここのことらしい。
時計の下にクリスマス、とあるのはクリスマス島のこと。発射されたロケットは地球の裏側まで飛んでいくので、各地の管制塔が連携して管制するのだ。
せっかくなのでおねいさんに頼んで一枚撮ってもらう。
またしても質問タイム。
ヨッシー 「秒読みは人間が読んでるの?機械の声?」
おねいさん 「人間の声です」
ヨッシー 「99、98,97とかの声が聞こえてきたけど、あれ途中で言い間違えたりとかしないんかな?」
おねいさん 「間違えないです」
ヨッシー 「もし間違えたら、あ、しもた、とか言ってしまったりせんのかな?」
おねいさん 「・・・・・・・・」
なんにしても、技術の最先端が集まっているようでいて、案外アナログなところも残っているのがロケット打ち上げ現場なそうである。
バスを降りツアーは終了したが、科学技術館を見学しなければ。
いろいろ見たが、中でも気になったのは、やっぱり誤植。
なんかえらい人とか宇宙に行った人とかが残した名言が書いてあるコーナーがあった。
この人のところ上半分が、シールを張って訂正してある。前はなんて書いてあったのか気になる~~。
昼飯の時間もかなり過ぎている。ホントは平日ならば、JAXAの職員が使う社員食堂を一般の我々も使えるのだが、残念ながら今日は土曜日でお休み。
自転車で戻って見つけた、ラーメン屋さん兼お弁当屋さんに入る。
さば塩焼き弁当480円也。店内のテーブルで食べさせてもらう。氷水がうますぎる。10回くらいお代わりした。
門倉岬に向かう途中、赤米館に寄る。
ちなみに「あかまい」ではなくて、「あかごめ」と読む。
展示はおされな感じ。
さらっと見てから次に進む。
ここからが本格的坂道の始まり。
種子島一大きい宝満(ほうまん)の池。
それから少し行くと、宇宙センター辺りまで続く海岸線が一望できた。
暑いし坂道だし、けっこうヘロヘロになってきとる。
門倉岬は予想していたより、ほったらかしの観光地であった。お店もなんにもない。トイレと無料休憩所。展望台。以上!である。
鉄砲伝来の碑がたっている。
徒歩で岬まで行ってみる。
南蛮船をモチーフにした展望台から西の方面を見る。
さらに竹崎方面を見る。
もうちょっとで夕日がきれいに見れる時間帯だなあと思っていたら、女性4人連れがやってこられた。
そのなかのおひとりにシャッターを押してもらったのをきっかけにお話しする。1人は種子島在住。3人は熊本から観光でやってきていて、ヨッシーの自転車旅のことをお話しすると、とても興味深く聞いてくれた。
無料休憩所に置いていた自転車、赤い流星号もご覧になってへえ~、とかふえ~とかおっしゃる。
みなさんお帰りになった後は、一人休憩所でご飯を炊いて食べる。今夜はここで泊まるのだ。屋根もあるしトイレも水場もある。
暗くなる前に、蛇口にホースを繋いで水浴びする。チョー気持ちいい。上半身裸のまま椅子に座って風を受けると天国だ。
日が暮れると今度は月がキレイである。ラジオ聴きながら8時に寝る。
走行 28キロ 出費 960円 (弁当、コーラ)
写真展の宣伝ありがとうございました!
よっしーさんのブログ、リンクしときました。
台風シーズンですが、お気をつけて!
by ウッティー (2010-09-25 00:25)
ウッティーくん
おう!久しぶりですたい。写真展どうやった?盛況に違いない。間違いない!またどこかでからもうねえ。
by 旅人ヨッシー松田843 (2010-09-25 01:02)
ヨッシーさんのブログ、無茶おもしろいですね。
最初から読んでたら目が痛くなりました。
ヨッシーさんの話を職場の女性にしたら「ペース遅!」ってうけてました。京都にきはるのをチェックしときます。
by キョウトノマツダ (2010-09-25 09:41)
キョウマツ
さっそくコメントおおきに。最初から読んでくれたとは涙が出るくらいチョチョ切れるやないか~い。ペース遅!に逆に受けたヨッシーではある。古都京都に着くのはは100年後かな?
by 旅人ヨッシー松田843 (2010-09-25 16:40)
25日の半日シーカヤックお世話になりました。早速ブログ読ませてもらいました。めちゃくちゃ面白かったです。一番うけたのは人吉警察署での事件(?)かな(^^)
そろそろ出発ですね?
横島まで来て玉名に寄らなかったのがちょっと不満。(ーー)次、熊本入りした時は玉名にも寄ってください。501号線は私の通勤路。そこも通ったのかと思うと読んでて楽しくなりました。
それから近くに小岱山があります。たまに運動がてら登っている山です。天気がよければ有明海の先の雲仙普賢岳の眺めが素晴らしいです。登った後は玉名ラーメン食べてください。では、寒くなるので健康管理に気をつけて楽しい旅を!!
by kamachan (2010-09-27 02:50)
kamachan
25日のツアー参加ありがとう。ブログもさっそく読んでもらってありがとう。日記にも書いてたと思うけど、横島で会った右田さんと言う人に再会しに行く約束なので、必ず玉名は通るよ。
小岱山、登ってみたいと思う。その時のレポートを乞うご期待。
by 旅人ヨッシー松田843 (2010-09-27 09:07)