シドッチ~海中温泉~栗生 [沖縄編]
2010年6月7日 月曜日 212日目
夜もけっこう雨が降ったし風も吹いたが、左右の林のおかげで大きな浸水も風の影響も無かった。場所を選んだヨッシー偉い!俺、すごいぞ。
さて今日は20数キロ先の栗生(くりお)という集落までなので、あわてる必要なんにもなし。
ゆっくりテントを乾かし、すぐに海中温泉アゲイン。もうここが気に入っちゃったのである。午前中のここは客が少ない。やっぱり今日も無人であった。しかしお湯は気持ちいいし景色はワイルドだし、このうえ混浴までできちゃったら世間様に申し訳ないからこれでいいのだ。
11時までゆっくり入ってからまた県道を走る。
12時には目的地の栗生に着いてしまった。砂浜には海亀のタマゴが、日にち入りで埋め替えられていた。なるほど、ニワトリのタマゴもパックに日にちが入って売られている。同じことか?
栗生川を橋で渡り、川沿いに上流に上がるとシャクナゲ園がある。トイレ脇に愛車を置いて、徒歩で遊歩道を歩く。川の水がとても綺麗だ。
イギリス?のモニュメントがあった。なんか知らんがシャクナゲを通じて交流があったそうである。
30分くらいで切り上げ、トイレまで戻ってベンチでラーメンを自炊。ここいらは食堂もなにもあらへんので、こうするしかない。
その後町までもどり、Sマートというミニスーパーを見つけて発泡酒を買う。レジにいた美人のおねいさんに、冷やす氷もらえるかな?と聞くと二つ返事で分けてくれた。
今夜泊まる場所を物色しにうろうろする。
ガリバー旅行村とかいうキャンプ場があるが、有料なのでパスする。その先の岬のほうにあずまやがあるのを発見して、そーっと様子を見に行った。
ここも亀が産卵に来るみたいで、あずまやには亀観察小屋と書いてあった。まだ1時をまわったくらいなので、暗くなるまで時間はたっぷりある。ベンチに腰掛けブログの原稿書きを始めたら、軽自動車にのったおじさんが犬連れでやってきた。
ランニングシャツ姿だが、消防団の帽子をかぶっていたので、
「僕も地元では10年以上消防団入ってます」
と言うと、
「わしゃ30年やっとる。いまは分団長じゃ」
と返ってきた。
それから屋久島の天候のこと、道路事情のことやおじさんが若いころは神戸で働いていたことなど話しが広がり、仲良しムードになってきた。
そしてなんとそこに偶然、宮之浦アゲインで一緒に酒を飲んだモッチョムさんが車に乗って現れた。そしてこのおっちゃんも、モッチョムさんの知り合いだったのである。人と人はこうやって繋がっておるのだなあ。
おっちゃんはそのあと、じゃあ仕事があるからとサッサと帰ってしまった。
静かになったと思ったら、こんどはご近所の主婦連中が犬連れでやってきて、あずまやでおしゃべり始めた。犬は走り回るわおばちゃんらはよう喋るわで騒々しい。しまいにはヨッシーのサンダルを犬がくわえて持って行ってしまった。これはさすがにおばちゃんが取り返してくれたが・・・。
ヨッシーの心相鑑定のぼり旗をみて、一人が見てほしいと言ってきた。ご自分のとご主人のを鑑定させていただく。
おばちゃんらは犬の散歩にきてたのかと思ってたら、この周辺の草刈りを頼まれて来ていたようで、鎌を持ってそのへんの草をシャシャシャーっと撫で回していた。えー?!ほとんどの時間喋ってたがな。ほんで仕事はあたりを撫で回して終わりかいな?オソルベシ。
でも帰り際、このあずまやよりあっちのほうが広くて大きくて、朝まで誰もこないから静かだよと教えてくれた。おおきに。
夕暮れ近づき、あずまやで自炊。テントも張って寝る準備万端整う。空が赤い。海岸に出てみると夕日が落ちてゆくタイミングであった。
空も雲も赤い。
それを見ながらスルメを噛むヨッシーも赤い。
岩場にじっと佇み、夕日を眺める人がいた。
みじろぎもしないで、じーっと夕日をみている。木の枝を杖がわりにして。誰なんやろう?
走行 23キロ 出費 350円 (コーラ、発泡酒)
2010-06-11 20:41
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コメント(2)
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木の枝を杖代わりにしているところを見ると、美女でないのは確かですね…。
by プカプカ (2010-06-13 17:25)
TITLE: Re: プカプカさん
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プカプカさん
確かに。おっさんでした・・・・。
> 木の枝を杖代わりにしているところを見ると、美女でないのは確かですね…。
by 旅人 ヨッシー松田 (2010-06-19 12:45)