大泊~でんしろうの森 [沖縄編]
2010年5月17日 月曜日 191日目
5時半起床。晴れ。大泊キャンプ場をあとにして、反時計まわりで大隅半島をまわる。佐多岬まで行ったからこんどは東海岸を北上するルートになるんだが、地図を見ると海岸寄りの道はかなり山有り谷有りカーブ有りの模様。あっさりあきらめ、半島中央を真っすぐ縦断する県道68号線を進む。
大泊から古里という集落まではほぼ海岸沿い。そこから山に入って行く。じわじわ登ったあと、県道564に交わる直前で急な下り坂になり、谷底に落とされたような景観に変わる。
左右に岩肌荒々しい崖が迫る。564はこの谷に沿って半島をほぼ横断しているようである。しかも風が強い。びゅんびゅん風が吹いて行く。もしかしたらここは風の谷?
空を見上げるがナウシカの凧は飛んでいない。飛んでたら追い掛けるのに。
そのまま564を左に進み、ほとんど西海岸側に近いところで県道74を右折、北に向かう。すごい遠回りしてまった。本意やないが、県道68の入口が見つからんかったのだ。
じたばた登ったり降りたりしているうちに、距離ははかどらん割に時間は経つ。昼になったが見つけたのは小さな商店で、パンぐらいしかないよ、と店のおばちゃんに言われた。
ソーセージパンとコーラで空腹をごまかす。
本土最南豚?ほんどさいなんトン!の幟発見。このあたりは確かに本土最南端に近いのであるが、そんなこと言ってたらなんでも最南~になるではないか!
本土最南温泉、とか本土最南牛、とか最南ガソリンスタンド、とか。いまはこのヨッシーでさえ、本土最南端ヨッシーではないか!
そういえば、佐多の町で立ち寄ったAコープには、本土最南端のAコープです、と書いてあった。まあ怒ってもしゃーない。
それからちょっと行くと、おう!風車じゃ!
やっぱりここは風の谷やったぜよ。黄色い花がキレイね。
その後も、どこまで登るんじゃ?ちゅうくらい坂道が続く。
しかし上れば必ず下がる。盛者必衰の理のごとし。県道68がバイパス道と別れるところあたりから、約10キロ先の田代という町までゆるゆるの下りが延々続いた。30分くらい、漕がないでも自転車が進む!これはかなり気持ちいい。
途中神社の鳥居に、狛犬ならぬ仁王の石像があるのを見つけた。
国道448と合流するところが田代。交差点の小さなスーパーで頼むと冷やす氷をもらえたので、ここで発泡酒とか仕入れておく。
時間は2時。どこまで行けるか?と思いながら448を東へ、内之浦方面に走る。さすがに国道だけあって、道は広く斜度もゆるいのでペダルを漕いで登って行ける。それでもお尻が痛くなると降りて自転車を押す。
やっと新田峠のトンネルに着き、それをくぐると下り坂。それも申し訳程度の下りで、また登りになる。
時間はそろそろ3時。こりゃあ今日は山の中で泊まらんといかんなあ、と思い始めたところで、カーブの先の山の陰に、あずまやのようなものが見えた。
でんしろうの森休憩所発見。水洗トイレと大きなあずまやがあり、これなら泊まれる。ありがたや。すぐに冷蔵庫から発泡酒プシュー。
水道の水は「飲めません」、と書いてあるが冷たくて気持ちいい。沢の水を引いているようである。頭と顔と首を洗うとさっぱりした。
携帯圏外。ラジオ入らず。これでは明日の天気もわからん。
トイレを借りに来た郵便屋さんに、これから先の道のことを詳しく教わった。
キャベツしか野菜が無いので、キャベツカレーを作って食べる。うまくない。やっぱりじゃがいもが入らんとカレーらしくならんなあ。
走行 48キロ 出費 1208円 (カレー粉、パン、コーラ、発泡酒)
2010-05-23 12:29
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